世界最先端の食が知れる、食べれる!新虎エリアの注目カフェ「サステナブルフードミュージアム」

新橋駅から歩いてすぐの烏森通りに「ミュージアム」という名のついたカフェがあります。一見普通のカフェに見えるここは、持続可能な社会のために、今注目の最先端のテクノロジーを使って新食材に出会える場所。

サステナブルな未来の食を先取りできるカフェ「サステナブルフードミュージアム」を紹介します!

サステナブルフードとは?

サステナブルフード(Sustainable Food)とは、生産から流通、消費までの全ての過程において、環境・社会・経済の持続可能性に配慮した食品のことを言います。

単に体に良い、オーガニックというだけではなく、食の安全や地球環境、労働環境など、次世代へ向けて総合的に持続可能である食の在り方が重要とされているのです。

たとえば環境面では、水資源や土壌を守る栽培方法で生産する、植物性食品を使用し温室効果ガスの排出が少ない方法で生産をする、などがあります。その他にも児童労働や搾取のないフェアトレード食材や、農業や漁業などの生産者が安定した収入を得られる仕組みなど、経済や公正性に配慮された食材などもサステナブルフードです。

厳選100企業の食材が集結!

サステナブルフードミュージアムでは「生物多様性の保全・資源の保全・栄養改善・未病・公正な労働環境、取引・食の多様性」の6つの社会課題にフォーカス。

日本・アジアを中心に100社の最先端のサステナブルフードとそれに関するサービスを紹介しています。

国内外の企業が手掛けるサステナブルフードが壁面に展示されている

細胞農業技術を活用し、味や食感、栄養価にこだわった植物由来のシーフード代替品を開発するマレーシアの企業や、大手飲食チェーンの牛丼に使われるタマネギを加工する時に出る「端っこ」や「芯」を自社開発の新技術を用いて乾燥させた調味料を作る日本のベンチャー企業など、フードテックとサステナビリティを掛け合わせた未来のための食を知ることができます。

野菜加工工場で年間約250トンも捨てられていた玉ねぎの端材をアップサイクルして作られた「タマネギぐるりこ」

月替わりで、最新のサステナブル食材がカフェメニューに登場!

バニラのライスアイスを添えた豆腐ワッフルプレートとフェアトレードコーヒーのカプチーノ

店内のカフェスペースでは、展示されている中から毎月食材をピックアップし、メニューとして提供。

実際に最先端のサステナブルフードを体験することができます。

この日はカフェで、植物分子農業スタートアップのKinishが開発した、牛乳タンパク質を生成するイネを原料とした「ライスアイスクリーム」と「豆腐ワッフル」のプレート、そしてフェアトレードのコーヒーをいただきました。お米から作られたとは思えない濃厚な味わいのアイスクリームに驚き!ワッフルはもちっとした食感を楽しめました。

テックとサステナブルで未来の食を生み出す新虎エリアから目が離せない!

店内の個室エリアは展示企業がミーティングを行うイノベーションの場としても活用。

また、サステナブルな食の可能性を追求するために、Sustainable Food NIGHTをはじめとした試食・交流イベントを毎月開催しています。

さらに、店舗の近くには「サステナブルフードラボ」というコワーキングスペース兼シェアレストランがあり、日本をはじめアジアのスタートアップ企業のためのメニュー開発やpopupの場としても活用されています。

街ぐるみで未来の食にイノベーションを起こす新虎エリアから、新たな東京のサステナブルフードのムーブメントが起きる予感。

人や地球にやさしい新しい食文化の未来を覗きに訪れてみては?

Sustainable Food Museum

住所:東京都港区西新橋1丁目17-8 須田ビル1F
営業時間:平日(月〜金)10:00~17:00/ランチ11:30~
電話:0080-1479-7886
公式HP:https://sustainablefoodasia.com/museum/
インスタグラム:https://www.instagram.com/sustainable.food.museum/
イベント情報はこちらをご確認ください
https://sustainablefoodnight.peatix.com

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この記事を書いた人

特殊ペインター・写真家・ソーシャルベンチャーの仕事を経て現在スナックママとしてソーシャルグッドな場づくりをしているお酒好き。一人一人が自分を表現して生きられる豊かな社会を作るのが夢。特に関心があるのはジェンダーと気候変動。