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  • フードマイレージとは?買い物するときに注目したいポイントを解説

    皆さんは食材を買う際にどのような点チェックしますか。持続可能な食の未来を考えるとき、まず確認しておきたいのが、食材の原産地です。本記事では、買い物をするときに取り入れたいアイデア、「フードマイレージ」について解説します。 フードマイレージとは 出典:unsplash.com フードマイレージとは、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標のことです。地産地消を進めて環境負荷を減らそうとイギリスで広がった「フードマイルズ運動」を参考に、20年前に日本の農林水産省農林水産政策研究所が提唱しました。 フードマイレージの計算方法 出典:pexels.com フードマイレージの計算式は簡単で、以下の方法で算出できます。 フードマイレージ=「食料の輸送量(t)」×「輸送距離(km)」 ※単位はt・km(トン・キロメートル) フードマイレージは、数値が大きければ大きいほど、購入者と生産地が離れていることを表します。食品が私たちの食卓に並ぶまでには、輸送のプロセスを経ていて、移動や品質保持のため、石油などのエネルギーが使われ、CO2が排出されているのです。つまり生産地と食卓の距離が長ければ長いほど、環境に負荷をかけているということになります。 フードマイレージが小さい食材のメリット フードマイレージが小さい食材のメリットは、運送コストがほとんどかからず、地球環境に与える負荷が少ない点です。生産地から食卓までの輸送距離が短いと、CO2の排出を最小限に抑えることができます。同じ食材を選ぶのであれば、地元や近くの生産地で収穫された食材の方が、環境に優しいのです。また、国内で生産されたものを選ぶことは食料自給率の向上にも繋がり、これは持続可能な食の在り方に欠かせません。 日本のフードマイレージ 農林水産省が公開した「令和3年度食料需給表」の資料によると、近年の日本の食料自給率は4割に満たない数値が続いており、欧米と比べても明らかに低いということがわかります。 出典:農林水産省大臣官房政策課 食料安全保障室 令和3年度食料需給表(pdf) また、農林水産省では、主要国のフードマイレージに関するデータも公開しています。 グラフを見てもわかるとおり、食料自給率が低い日本は食料を海外に依存しているということもあり、フードマイレージの数値が極めて高いという結果となっています。 出典:「フード・マイレージ」について - 農林水産省(pdf) この2つのデータやグラフから見てもわかるとおり、私たちが普段食べている食材の多くは輸入に頼っており、食卓に並ぶまでには大きな環境負荷がかかっていることが見て取れるでしょう。 フードマイレージのデメリット 出典:pexels.com 食材が生産地から食卓に並ぶまでの環境負荷などがわかるフードマイレージですが、留意しなければならない点もあります。まず、フードマイレージの指標は、食品の輸送に限定されているという点です。例えば生産段階でどのくらいCO2が排出されているかなどは考慮されていません。そのため、単純に海外で作られたものの方が国産に比べて環境負荷が高いとは言い切れないのです。どのくらい環境に負荷がかかっているのかは、生産から総合的に見なければなりません。また、輸送手段によってCO2の排出量は異なるという点も留意したいところです。トラックよりも船の方がCO2排出量は格段に少ないですが、これはフードマイレージには反映されていません。 以上のように、簡単に算出できるフードマイレージだけでは総合的な環境負荷は判断しきれません。しかし簡単だからこそイメージがしやすく、私たち消費者が買い物をする上でアクションに結び付けやすいのではないでしょうか。フードマイレージも含め、食材がどのように作られて、どのように私たちの元にやってきたのか、生産や輸送の背景を知ることが大切なのです。 フードマイレージの小さいものを選ぶには 出典:unsplash.com フードマイレージが小さいものを選ぶポイントは以下のとおりです。 ・生産地をチェックする ・住んでいる地域の特産品をリサーチする ・食材を選ぶときは外国産ではなく、なるべく国産を選ぶ 他にも近くで開催されているファーマーズマーケットなどに足を運んでみるのもおすすめです。直接生産者から地元野菜を購入できるメリットがあり、生産の背景を知ることができます。 関連記事:【都内近郊18選】生産者に会えるファーマーズマーケットに行こう 私たちが普段触れている食料になかには、コーヒーやアボカドなど国内で生産していない食料があり、すべての食料を環境負荷の少ないものに切り替えることは難しいのが現状です。 しかし、一人ひとりが地元や国内で手に入る食料を知り、フードマイレージを小さくしようとする意識の積み重ねで、環境への影響が変わってきます。食料の選び方のひとつにフードマイレージを取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 実はこんなにたくさん!地産地消のメリットとは

    物価の高騰が続く今。こんな時にこそ見直したいのが地元で採れる生産物です。地産地消はよく聞く言葉ですが、私たちにとっても環境にとっても嬉しいメリットがたくさんあります。今回は地産地消のメリットについてご紹介します。 地産地消とは 出典:pexels.com 「地産地消」とは、「地域生産、地域消費」の略称です。地元で栽培し、収穫(生産加工)された農作物や畜産物、海産物を地元で消費するという意味です。都道府県内で採れたもの、市町村で採れたものなど使われ方はケースによって異なりますが、基本的には「近場で採れたもの」のことです。地産地消の一例としては、畑のそばにある野菜の無人販売や、道の駅、地元スーパーの地元野菜コーナーなどが挙げられます。 地産地消のメリットとは? 出典:pexels.com 地産地消がメリットとしては、主に次の4つが挙げられます。 1.生産者との距離が近い 2000年代に入り、国内で食品業界において度重なる事件事故(食品偽装事件など)が発生しました。このような社会背景も相まって、私たち消費者は自分たち口に入る食品の「安心・安全性」に関心が向けられるようになりました。供給する側(=生産者)は、消費者が安心して食べてもらえるよう「生産者の情報の見える化」に注力するようになったのです。野菜ならば、パッケージに地元の生産者の顔を載せて販売するなどの工夫がなされるようになりました。 最近では、学校給食でも地元野菜を積極的に取り入れており、子どもたちが、地産地消によって自分の住んでいる地域を知るきっかけにもなっています。 2.新鮮な食料を購入できる 地元で生産・収穫されたものは、海外や遠くの地域のものと比べて、生産者から私たち消費者に届くまでの時間が短いケースがほとんどです。朝採りなど、収穫したての新鮮な野菜などが手に入りやすいのです。しかも、地産地消のなかには卸業者を介さないルートを確立している場合もあるので、この場合、中間マージンが発生せず、品質の良い食品をお手ごろな価格で調達できます。 3.環境負荷が低い 海外で生産された食品は、飛行機や船で輸送され、それに伴って多くのCO2が排出されます。それに比べて地元野菜や地元で加工された食品は、輸送にかかる環境負荷が低くなります。また、食品を輸入するということは、海外の生産地の水や資源を間接的に消費しているということです。輸入した食品を自国で生産した場合の水の使用量を計算できるバーチャルウォーターを見ても、輸入した食品の環境負荷の高さを知ることができます。 https://rootus.net/article/1320 4.安定的に供給が見込める 今は食料を安定して輸入できていても、社会情勢や異常気象の影響で輸入がストップしてしまうというリスクは常にあります。農作物は気候によっても左右されますが、国内で生産されたものに関しては、価格・量などある程度安定して手に入れることができます。国内や地元地域で、住民をまかなえる十分な食料を生産しているということはとても大切なことです。 日本でできた食料をどのくらい食べている? 出典:pexels.com 地産地消が広まるということは、国内の食料自給率も上がるということです。それでは現在日本の食料自給率はどうなっているのでしょうか。食料自給率を農林水産省が発表した食品自給率についてのグラフは次のとおりです。 出典:日本の食料自給率:農林水産省 昭和40年には86%あった食料自給率も令和3年には63%まで下がってきており、価格の安い外国からの輸入に頼っているのがわかります。しかし、第一産業(※農業、漁業)従事者の高齢化、後継者減少などの問題があり、日本の食糧自給率の大幅な改善は見込めない状況です。このような困難な状況のなか、どのようにして自給率を上げていくか、大きな課題になっています。 地産地消のためにできる買物のアイデア 出典:pexels.com 私たちのライフスタイルに地産地消を取り入れるには、どのような方法があるでしょうか。取り入れやすい買い物のアイデアをご紹介していきます。 SNSやインターネットで地元の情報をチェックする 生産者や販売者のなかには、多くの方に自分の事業を知ってもらうようSNSなどを通じてアピールしている場合も。インターネットやSNSで地元の農家などを探してみましょう。旬で新鮮なものや、珍しい野菜、地元で栽培されているのを知らなかったようなものまで見つかることも。 ファーマーズマーケットで買い物をする 生産者に直接会うことのできるマーケット。地元の農家さんと話をしながらするお買い物はスーパーとは一味違った楽しみがあります。生産者の顔が見えるのは安心にも繋がりますよね。家から近いマーケットやマルシェを探してみてはいかがでしょうか。 https://rootus.net/article/1312 産直サービスで近場の農家を見つける 生産者から直接農産物や肉、魚などを購入できるサイトが増えてきています。サイトではこだわりの詰まった生産物や、季節の野菜・果物に出会うことができます。全国各地からお取り寄せできますが、より自宅から近い生産者さんを見つけておくと、送料も安くすむのでおすすめです。 無人販売などの不揃い品を工夫する 無人販売は農家が多い地域など、場所によってあるところとないところがありますが、実は新鮮な野菜を低価格で購入できる穴場。朝どれの野菜が手に入ります。なかには規格外品や不揃い品などが混在している場合がありますが、そのような野菜は調理を工夫すれば、スーパーの野菜を変わらず美味しく頂けます。 地産地消で環境にも人にも優しい食卓を 出典:unsplash.com 今回は地産地消のメリットと私たちができるアクションについてみてきました。地産地消は、新鮮な食品を安く食べられることに加えて、CO2削減など環境負荷の軽減にもつながります。食材を買い物する際には、住んでいる地域の地産地消の取り組みをチェックし、日々の生活に取り入れられる地産地消のアクションを考えてみましょう。

  • アイデア満載!海外の食品ロス対策が面白い

    日本では、令和元年に「食品ロス削減推進法」が制定され、食品ロスに関する認識が広まりつつあります。食品ロスは日本に限らず他国も抱えている大きな問題で、国や都市、企業や団体が主体となり、食品廃棄に対して、様々な施策が行われています。 今回は、行政や民間に関わらず、世界で行われている食品ロス削減の取り組みをご紹介します。 世界の食品ロスの現状は? 今、世界の食料廃棄量は年間13億トン近くにのぼり、生産された食料の約1/3は廃棄されているのが現状です。食品ロスは、まだ食べられるものを無駄にしているだけでなく、焼却処分の段階でCO2を排出するなど、環境にも負荷をかけています。 企業やレストランがうまく食材を使いきるよう努力することや、消費者一人ひとりが食べ物を無駄にしないという意識を持つことが大切になっています。 https://rootus.net/article/1015 先進国から新興国まで。世界の食品ロス対策 コンビニなどでの手前取りが広がり、食品ロス削減のためのショッピングサイト等が増えてきている日本ですが、海外ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。ヨーロッパからアジアまで5つの国を見ていきます。 デンマーク 出典:unsplash.com サステナブル意識が高い国として知られるデンマークですが、少し前では食品ロスが多く、問題になっていました。 デンマークではある女性の活躍により、食品ロスが劇的に減少しています。セリーナ・ユールさんは、食品が大量に捨てられていくデンマークの現状をどうにかしたいと2008年に「Stop madspild(食品ロスを止めよう!)」と銘打ってSNSなどで活動を開始。活動は政府や王室をも動かし、5年間でデンマークの食品ロスを25%も削減することに成功したのです。 デンマークでは、wefood(ウィーフード)という世界で初めての「食品ロス専門食品スーパー」も登場しています。賞味期限が過ぎている、ラベルが間違っている、パッケージが破損しているなどの理由で、通常のスーパーマーケットでは販売できなくなった商品を取り扱うスーパーです。 さらにToo Good To Goというアプリが誕生。今では、国境を越え、ヨーロッパをはじめとした国々に広がっています。アプリでは、飲食店で残ってしまったものを安く引き取ることができます。中身は受け取ってからのお楽しみ、というワクワク感もあるサービスです。 アメリカ 出典:pexels.com 以前よりアメリカでは、持ち帰り用のバッグ、通称「ドギーバッグ」が人々に定着しています。これは、レストランなどで食べきれなかった食事を袋に詰めて持って帰るという文化。どのレストランでも必ずと言っていいほどドギーバックが用意されており、余ってしまった食事を気軽に持ち帰ることができます。 アメリカ政府としては、農務省と環境保護庁が食品ロスを2030 年までに50%削減するという目標を発表。「US Food Loss and Waste 2030 Champions」というプロジェクトで民間企業と一緒に食品ロス削減に取り組んでいます。賛同する企業にはアマゾンやスターバックスコーヒーなど大企業も名を連ねています。 オーストラリア 出典:pexels.com 国が2030年までに食品ロスを半減させるという目標を公言しているオーストラリア。2004年に設立されたOzHarvestは、企業から寄付してもらった余剰食品を食べ物に困っている人に届ける活動や、学生向けに健康的な食事や廃棄を出さない料理などを学べるプログラムを実施するなど、様々な方面から食品ロスにアプローチしています。OzHarvestが運営するマーケットでは、余剰食品を販売。販売と言っても価格が決まっているわけではなく、購入者が価格を決めることができるので、どんな人でも購入しやすくなっています。 タイ 出典:pixabay.com 食品ロスに対する取り組みは、先進国だけでなく新興国でも始まっています。 国民一人あたりの年間食品廃棄量は約254㎏とヨーロッパの国と比べて食品ロスが多く、食品ロスに対する法整備やサプライチェーンもまだ整備されていないタイですが、その中でも食品廃棄物を削減の意識は少しずつ広まりつつあります。 面白い取り組みとしては、ナーケー郡、ナコーンパノム県で始まった、行政主導の「ミミズコンポスト」があります。ミミズによる生ごみ処理ができるコンポストを家庭に設置し、生ごみをオーガニックの堆肥にする取り組みです。生ごみを焼却するのではなく、土に戻すことができるコンポストは、そもそも余分な生ゴミを出さない行動にも繋がります。 他にも、廃棄になりそうな食品をアプリで購入できるサービスが始まるなど、食品ロス削減の意識が広まりつつあるタイ。今後も新たなムーブメントが生まれてくるのではないかと思われます。 インド 出典:unsplash.com もうひとつ新興国の例を見てみましょう。 インドは、世界でも最大の食糧生産国ですが、一方で収穫された農作物の約30%が廃棄されているとされています。そんな中でも、国民の関心を集めたひとつのアイデアがあります。インド南部にあるタッタダバタレストランでは、店先に「nanma maram(=善意の木)」という冷蔵庫を設置。冷蔵庫の中には、まだ食べられるのに廃棄になってしまうはずだった食事が入れられています。以前から食品ロスに心を痛めていたオーナーが、廃棄になってしまう食事を、ホームレスなど食べ物にありつけない人に提供しようと始めた活動です。冷蔵庫は誰でも開けることができ、24時間自由に食べ物を持ち出すことができます。 このアイデアの反響は大きく、今では設置したレストランに加えて、近隣のレストランからも食事が届けられるそうです。                                                                世界規模で始まる食品ロス削減の動き 食品ロスは、資源を浪費しているだけではなく、ゴミとして燃やすときのCO2排出など自然環境にとっても大きなダメージとなります。また、十分な食糧にありつけない人がいる中で、食糧を無駄にせず、よりたくさんの人にいきわたらせることが大切です。 国によって現状は違っても、「食糧を無駄にせず、食べるものに困っている人にも食糧を平等に行きわたらせる」というという認識は、世界でどんどん広がっています。 わたしたちも、学べることは他国から学びながら、今日からできることを改めて確認していきたいですね。

  • おいしくて、やさしい!フェアトレードチョコレート4選

    最近、「フェアトレード」ということばを見かけることが増えてきました。大企業もフェアトレードの食材扱うようになってきたので、スーパーでもフェアトレードの商品を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。 私たちの身近なスイーツのひとつであるチョコレートも、原料となるカカオの生産者の生活を支えようと取り組む商品があります。 この記事では、おすすめのフェアトレードのチョコレートをご紹介していきます。 フェアトレードとは 出典:unsplash.com フェアトレードとは、日本語に直訳すると「公正取引」です。弱い立場になりがちな生産者の生活の向上を図り、貧困の差をなくすことを目的に、商品を適正な値段で継続的に売買することを指します。 フェアトレードは、主に中南米や東南アジア、アフリカといった貧困層の割合が高い国々が対象になっています。これらの地域には、農園や工場で一日中働いても、十分な賃金が支払われず不安定な生活を送る人たちがいます。このような人たちに対して、働き方に相応しい賃金を提供しようとフェアトレードの動きが高まってきているのです。 フェアトレードの対象の主な商品としては、コーヒーや衣類、そしてチョコレートなどが挙げられます。 https://rootus.net/article/1363 フェアトレードのチョコレートを選ぶポイント 出典:pexels.com フェアトレードチョコレートとは、適正な労働環境において栽培・生産された原料のカカオを使ったチョコレートのことです。フェアトレードのチョコレートを選ぶポイントは、パッケージに国際フェアトレード認証ラベル(※画像を参照)が印刷されている商品を選ぶことです。 出典:認証ラベルについて|フェアトレードとは?|fairtrade japan|公式サイト こちらのラベルは、次の基準を満たす商品につけられています。 国際フェアトレード認証ラベルは、その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「国際フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルです。またこのラベルは、農場から認証製品として出荷されるまで完全に追跡可能であり(物理的トレーサビリティの適用)、さらにコーヒーやバナナなど認証原料100%からなる製品に表示されます。fairtrade japan公式サイト 認証ラベルについて|フェアトレードとは? フェアトレードチョコレートブランド4選 近年、日本でもフェアトレードチョコレートが買えるようになってきました。そのなかでもおすすめのブランドをピックアップしました。 Divine イギリスのDivine社は、イギリス発100%フェアトレードのチョコのブランドとして知られています。株式の44%をカカオ農民が所有し、会社の利益は農民グループの意見によって公正に分配されるというユニークなシステムを採用。生産者自身が経営に加わることで、現地では充実した地域社会が築かれ、人々が貧困から抜け出し、それが質の良いカカオを育てることへとつながっています。 ダークカカオ70%、ジンジャーとオレンジのチョコレートは、大人の味わい。ワインのマリアージュとしてもおすすめです。 リンク GREEN&BLACKS イギリスで初めてフェアトレードマークを取得したチョコレートです。倫理的、かつ持続可能な方法で調達されるカカオを使用しています。土壌から有機にこだわっているオーガニックチョコレートは、栄養豊富で風味豊か。 海塩やナッツなどの複数のフレーバーから選べ、カカオの配合率にもこだわっています。 リンク チョコ屋 チョコレート専門メーカーが手がけた、安心安全にフォーカスしたチョコレートです。ハイカカオ70%でノンシュガーのチョコレートは、砂糖を使っていないのが信じられないほど、リッチで満足感のある味わい。 小分けになっているので、食べる量をコントロールできるところもおすすめのポイントです。 リンク Galley ベルギー王室御用達のブランドにも選ばれているチョコレートブランド。環境に優しく、厳選された素材のみを使用しています。フェアトレードであるのはもちろん、自然環境を守るカカオ作りと、現地の人々の労働環境・医療・教育・食料などをサポートする「ココア・ホライズン財団」プログラムにも参加しています。 バニラやヘーゼルナッツなどチョコレートと相性の良いフレーバーが人気で、プレゼントや贈答品などにもぴったりのパッケージです。 リンク 種類豊富なフェアトレードチョコレート!お気に入りを見つけてみては? 出典:unsplash.com 今回は、フェアトレードチョコレートのおすすめブランドをご紹介しました。ご紹介したもの以外にも、最近ではイオン系列のスーパーなどでフェアトレードのラベルが印字されたチョコレートが陳列されています。 国内でも人気が高まってきているフェアトレードチョコレート。テイストなど商品ラインナップが豊富なので選ぶのも楽しいですよ! ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

  • 気軽に食品ロス削減に貢献。お得で楽しいショッピングサイト10選

    食の大量廃棄が社会問題となっており、最近は食品ロスをなくそうという取り組みが社会全体で始まっています。私たちが食品ロス対策としてできることは、食べ残しを生む食べ方と買い方をしないことですが、それに加えてショッピングサイトの有効利用は、気軽に食品ロス削減ができるおすすめの手段の一つです。 本記事では、食品ロスの削減を目指して立ち上がったショッピングサイトをご紹介します。 食品ロスとは 出典:unsplash.com 食品ロスとは、本来食べられるのに廃棄処分されてしまう食品のことです。資源を無駄にしているだけではなく、廃棄する食品の量が増えれば増えるほど、ゴミの量が増え、そのゴミを処分するのにCO2の排出量が増えるのが問題になっています。 一般的に、食品の対象となるものは、食事の食べ残しや賞味期限が迫っている食品類です。 https://rootus.net/article/1015 近年、食品ロスは、メディアでも取り上げられており、イオングループなどの企業でも食品ロス削減の取り組みが行われるようになりました。セブンイレブンでは、棚の手前に賞味期限が近いものを陳列し、それらから優先して買ってもらうよう対応。このような流れによって、私たちの生活でも食品ロスが浸透しています。                                                       食品ロスを削減するのにはネットショッピングがおすすめ 出典:pixabay.com 私たちが、食品ロスを削減するために身近なアクションをご紹介します。 ・食べ残しをしないこと(自分の許容量を知ること) ・食品を買いすぎないこと ・賞味期限が迫っている食品を優先的に買うこと この3つ以外にも、ネットショッピングを活用することも食品ロス削減につなげられます。次の章で詳しく紹介していきましょう。                       食品ロス削減に貢献できるサイト 食品ロスのリスクがある食品を有効活用する方法の一つとして、ネットショッピングがあります。食品ロス削減に関するサイトは、続々と登場しているなかで、今回はおすすめのサイトを紹介します。 Kuradashi 出典:https://kuradashi.jp/ Kuradashi(クラダシ)は、賞味期限間近や季節限定、パッケージリニューアル、パッケージの小さな傷などの理由から、廃棄処分になりそうな食品や日用品を特別価格で販売するサービスです。売上金の一部は環境保護などの社会貢献団体に寄付されるので、お得に買い物を楽しみながら、食品ロスの削減と社会貢献がかないます。 公式サイト Kuradashi みためとあじはちがう店 出典:https://mitaaji.com/ みためとあじはちがう店(みせ)は、日本随一の青果市場、東京の「大田市場」発の規格外野菜・果物専門店。規格外の野菜や果物は、市場の規格サイズに適合しない、傷がついているなどの理由で流通ができないものですが、味に関しては市場で販売されるものと変わりありません。HPや公式のインスタグラムでは、様々な野菜を使ったレシピも公開しています。 公式サイト みためとあじはちがう店 junijuni 出典:https://www.junijuni.jp/ junijuni(ジュニジュニ)は、東京ガスが協賛するECサイトです。食品を中心に期限間近の商品や、訳あり処分対象の商品をメーカーから買い取り、お手頃な価格帯で販売をしています。大手食品メーカーの商品も多いので、いつも食べているものがお得に購入できるかも知れません。また、ペット用品などもあり、商品の種類が幅広いのもポイントです。 公式サイト junijuni もったいない市場 出典:https://mottainai.shop/ もったいない市場は、賞味期限切れや在庫が過剰になってしまった食品や日用品を中心に取り扱うサイト。賞味期限が切れてしまってもまだまだ美味しく食べられる食品を社員が試食した上で、販売しています。冷凍食品や、サイズが大きい業務用、保存のきく非常用のアイテムもラインナップされています。 公式サイト もったいない市場 PIARY 出典:https://www.piary.jp/gift/food_loss/ PIARY(ピアリー)は、もとは引き出物や内祝いギフトなど、結婚式にまつわるアイテムを取り扱うサイトです。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、結婚式の延長やキャンセルが多数発生。それにより生じた、大量の引き出物や食品のロスをなくすための通販も行っています。上質な商品がお手頃価格で手に入るのが特徴です。 公式サイト 引き出物フードロス・食品ロス【通販】| PIARY TABETE 出典:https://tabete.me/ サイトではないですが、アプリを使い、食品ロスをかかえるお店を検索できるサービス。欲しいものが見つかったら、直接お店に「フードレスキュー」しに行く仕組みです。人気のお店や近所のお店の商品がお得に手に入るかもしれません。 公式サイト TABETE ロスゼロ 出典:https://www.losszero.jp/ スイーツなど食品ロスの危機にある食品を取り扱うサイト。2か月に1回、内容はお任せで食品が届くサブスクのサービスも展開しており、福袋感覚で楽しめます。また、他にも東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の農家を支援するため、規格外のいちごを使ったチョコレートも開発。様々な方面から食品ロスの問題にアプローチしています。 公式サイト ロスゼロ rebake 出典:https://rebake.me/losspan 全国のパン屋さんからパンがお取り寄せできるサイト。その中に「ロスパン」というサービスがあり、天候などの理由から売れ残ってしまったパンの詰め合わせをお得な価格で購入できます。人気のパン屋さんの詰め合わせや、どこのパン屋さんから届くかわからない「rebake特急おたのしみ便」などラインナップも豊富。欲しい商品を見つけたら、購入できるようになるまで待つ制度です。 公式サイト rebake ロスヘル 出典:https://losshelp.jp/ 傷がある、大きさが不ぞろい、大きすぎる、小さすぎるなどの理由からスーパマーケットには並ばない規格外の野菜をお手頃に購入できるサイトです。大切に育てられ、味も他の野菜と変わらず美味しい野菜なので、安心して購入できます。定期便のみで、S~Lのサイズ展開があり、配送頻度や希望発送曜日も選ぶことが可能。初めての方にはお試しパックもあります。 公式サイト ロスヘル 豊洲市場ドットコム 出典:https://www.tsukijiichiba.com/user/collection/264 産地や市場直送の野菜や果物、お肉や海の幸が購入できる豊洲市場ドットコムから、コロナでイベントが中止になるなどして行き場を失った食品を販売するプロジェクトが立ち上がりました。豊洲市場というだけあって、ブランド牛や、高級フルーツなど品質の高い商品が出品されることも。1日1回更新されるので、たまに覗いてみると掘り出し物に出会えるかもしれません。 公式サイト フードロス削減 食品ロス 通販|豊洲市場ドットコム ネットショップを活用して、お得に食品ロスを減らしませんか 出典:unsplash.com 今回は、食品ロス削減に取り組むおすすめのサイトをご紹介しました。これらのサイトは、ショップによってコンセプトやアイテムの種類が違い、個性豊かです。ご自身の好みやライフスタイルに合った「推し」のサイトを見つけて、お得に買い物をしながら食品ロス削減に貢献しませんか。

  • コーヒー好きさん必見。フェアトレードコーヒー5つと選び方

    近年、普段の買い物で「支援」「貢献」できる商品のラインナップが増えています。フェアトレードコーヒーもそのなかのひとつです。こちらの記事では、主にフェアトレードの概要とフェアトレードコーヒーのおすすめブランドをご紹介します。 フェアトレードとは 出典:pexels.com フェアトレード(Fair Trade)とは、直訳すると公正および公平な取引のことです。途上国の弱い立場におかれている生産者と、先進国の強い立場にある消費者が「対等(=フェア)」な立場で取引する貿易のことを指します。生産者の適正な賃金の支払いなどを通して、生産者の生活の質の向上を図り、貧困の格差をなくすことがゴールです。 ちなみに私たちの身近なところでフェアトレードの対象になっている主な商品は、コーヒー・紅茶・チョコレート・衣類・バナナなどがあります。 https://rootus.net/article/1543 フェアトレードコーヒーとは 出典:pexels.com フェアトレードのコーヒーには、国際フェアトレード基準というものがあります。この国際フェアトレード基準では、コーヒー生産者の生活を守り、コーヒーの栽培によって環境に必要以上の負荷をかけないために、主に以下の2つが定められています。 <フェアトレード最低価格保証> 国際市場価格がどんなに下落しても、輸入業者は「フェアトレード最低価格」以上を生産者組合に保証しなければいけません。(例えば、アラビカコーヒーのフェアトレード最低価格は1ポンド(約454g)140USセント、有機認証のコーヒーだとさらに30USセント上乗せ保証)fairtrade japan公式サイト なぜフェアトレード?|フェアトレードとは? <プレミアム(奨励金)保証> 最低価格保証のほか、1ポンドあたり20USセントのプレミアム(奨励金)が輸入業者から生産者組合に保証され、それによって生産者組合は、自ら民主的に使途を決定して、生産技術の向上や機材の購入、または地域の小学校や病院の建設といった社会発展を実現させることが可能になります。例えばレギュラーコーヒー200g製品の場合、プレミアム金額は約11USセント(約12円)。fairtrade japan公式サイト なぜフェアトレード?|フェアトレードとは? フェアトレードのコーヒーを選ぶ理由 食後や仕事のブレイクタイムにコーヒーを飲んでいる人もいることでしょう。多くの人たちに親しまれているコーヒーですが、実はその裏では、いくつかの解決すべき問題が生じています。こちらの章では、なぜフェアトレードのコーヒーを選ぶべきなのか理由を見ていきましょう。 コーヒー豆の不安定な買い取り価格 あまり知られていませんが、コーヒー豆は、買い取り価格が変動します。国際市場で取引されますが、高騰や暴落を繰り返し、その時によって価格が激しく変わるのです。小規模農園のコーヒー生産者は、中間業者に委託していることがほとんどなので、買い取り価格によっては十分な利益を得らないということが起こります。 生産者の労働問題 赤道を挟んだ北緯25度、南緯25度の一帯は、コーヒーの生産に適した地域で「コーヒーベルト」と呼ばれています。エチオピアやコロンビア、ブラジルなど有名な生産地もそのコーヒーベルトに入りますが、このコーヒーベルトに入る国は発展途上の国々がほとんど。コーヒーの価格変動の話とも繋がってきますが、彼らは日中休む時間を惜しんでコーヒーの栽培や生産に勤しみ、なかには、子どもが学校行かず家族の生活のために働いているというケースも。しかも毎日長時間働いても賃金が安いというのが現状です。 フェアトレードコーヒーの選び方 出典:unsplash.com フェアトレードのコーヒーを買う場合、どのような基準または視点で選ぶのかよくわからないという方もいることでしょう。 基本的に、コーヒーをはじめ、フェアトレードの商品にはフェアトレード認証ラベルが付与されています。パッケージに印字されている認証ラベルを確認することが最も簡単な見つけ方です。 しかしその認証ラベルを持っていなくても、公正な取引で買い付けされているコーヒーも数多くあります。 フェアトレードに似た言葉に「ダイレクトトレード」というものがありますが、これは購入する側が農家に直接赴き、自らの目で栽培や生産などを確認し、価格を交渉するというものです。意味は異なりますが、ダイレクトトレードも生産者の立場を尊重する公正な取引であると言えます。 フェアトレードのコーヒーもダイレクトトレードのコーヒーも、一度購入前に以下のポイントをチェックすることで、より深くそのコーヒーについて知ることができます。 ・どこの国のどんな人が生産に携わっているのか ・生産者がどのような環境下に置かれているのか フェアトレードに取り組んでいる企業や組織であれば、これらのポイントをホームページなどで開示しているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。 フェアトレードコーヒーおすすめブランド5つ 近年のSDGsに則った社会的な取り組みによって、フェアトレードコーヒーは私たちの身近なお店やオンラインショップでも取り扱いが増えてきました。おすすめのコーヒーを5ブランドご紹介します。 People Tree この投稿をInstagramで見る Rumiko Oda(@rumiko_odtk822)がシェアした投稿 People Tree(ピープルツリー)は、フェアトレードに注力しているショップです。店舗では食品や衣類などいくつかのカテゴリーで商品を展開しています。フェアトレードコーヒーは、ペルー・ラオス・タンザニアで丁寧に栽培されるコーヒーを提供しています。コーヒー本来の豊かな香りと苦み、深い味わいが特徴です。 ピープルツリー公式HP フェアトレードコーヒー TOKYO COFFEE この投稿をInstagramで見る 東京コーヒー | Tokyo Coffee(@tokyocoffeejp)がシェアした投稿 TOKYO COFFEEでは、東ティモールのコーヒー農家を支援する目的が込められたオーガニックのコーヒーをラインナップ。東ティモールでは国民の1/4がコーヒー生産に携わっていると言われ、そのほとんどが栽培から精製を行う小規模農家だそうです。ブラックベリー・ライム・ナツメグ・バニラの芳醇なハーモニーが特徴です。 TOKYO COFFEE 公式HP East Timor Organic Coffee Fair Select この投稿をInstagramで見る わかちあいプロジェクト(@wakachiai_project)がシェアした投稿 Fair Selectは、フェアトレードの商品に特化したオンラインショップです。ショップで取り扱っているコーヒーは、ドリップ式やホールビーンなどいくつかの種類があります。価格もお手頃なので、自宅用にもぴったりです。コーヒー豆は、コーヒー農家の収入向上と持続可能な栽培を目指すコロンビアの生産者と、スマトラ島北部の伝統的な製法を受け継ぐインドネシアの生産者のもの。公式サイトには現地で働く方の動画をアップしているので、購入前にチェックしてみるのもおすすめです。 Fair Select 公式HP ドリップコーヒー/フェアトレードオリジナルブレンド 24 ORGANIC DAYS この投稿をInstagramで見る omochabako 株式会社おもちゃ箱公式アカウント(@omochabako.official)がシェアした投稿 24 ORGANIC DAYSのオーガニックインスタントコーヒーは、ホンデュラスとペルー、2国の契約農家で、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたオーガニックのアラビカ豆を100%使用。フルーティーな酸味とやわらかい苦みによって豊かな香りに仕上がっています。24 ORGANIC DAYSでは、コーヒーのほかにもフェアトレードのお菓子も取り扱っています。 24 ORGANIC DAYS【公式通販】オーガニック インスタントコーヒー FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE この投稿をInstagramで見る シサム工房|FAIR TRADE +design(@sisam_fairtrade_official)がシェアした投稿 FAIR TRADE LIFE STOREで取り扱っているSISAM COFFEEは、フィリピンの山間にあるコーディリエラ地方で生産されているコーヒーです。焙煎は京都のスペシャルティコーヒー専門の中山焙煎所で行っています 。ギフト用や個包装のドリップタイプ、業務用などの複数のラインナップがあるので、大切な人への贈り物にもおすすめです。 FAIR TRADE LIFE STORE SISAM COFFEE フェアトレードコーヒーで飲む人も生産者も豊かに 出典:unsplash.com フェアトレードコーヒーを買って飲むということは、生産している人々の生活にも目を向けるということです。普段からコーヒーを選ぶときに、「どのような国で、どのような人が、どのような思いでコーヒーに携わっているか」ということにも着目すると、新しい発見ができるかもしれません。それは、生産者とっても優しいコーヒーが増えていくことに繋がっていくことでしょう。

  • 家庭から減らそう。食品ロスの現状と私たちにできること

    近年大きく取り上げられている食品ロスの問題。毎日たくさんの食べ物が無駄になっているなかで、私たちがすぐにできることとは?食材を選ぶときにできることから、レストランの選び方まで、今日から始められるアクションをご紹介します。 深刻な食品ロス問題の現状 出典:pexels.com 食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。海外でも問題にはなっていますが、日本でもその問題は深刻。農林水産省の報告によると、令和元年度の食品ロスの量は570万トンにのぼり、国民一人当たりの量に換算すると、一人当たり1日にお茶碗1杯分の食べ物が廃棄されていると言われています。 フードロスは、大切な食糧資源を無駄にしているだけでなく、ごみとして燃やす際に出るCO2の排出量も増やすことに繋がってしまうのが、大きな問題です。 フードロスと食品ロスの違い フードロスと食品ロスは同じような言葉ですが、厳密には違いがあります。フードロスは、収穫・生産された後、流通の過程で私たち消費者に届く前に捨てられてしまう食品のこと。一方食品ロスは、フードロスに加えて、消費者の手に届いてから捨てられてしまうものを含まれています。意味が異なるフードロスと食品ロスですが、日本では同じような使われ方をしているケースがほとんどです。また、規格外野菜などについては、食品ロスの統計には含まれていませんが、廃棄になることも珍しくないため「隠れ食品ロス」と呼ばれることもあります。 家庭で、レストラン選びで食品ロスを少しでも少なく 出典:pexels.com 食品ロスは、大きく事業系食品ロスと家庭系食品ロスに分けられます。令和元年度、事業系食品ロス量は309万トン、家庭系食品ロス量は261万トンでした。お買い物から調理、食事に至るまで家庭で私たちにできることはたくさんあります。また、外食時は近年増えてきている食品ロスの問題に取り組むレストランを利用することも食品ロスの削減につながります。 食品・食材を購入するときにできること 出典:pexels.com 1.手前取り 最近コンビニなどでも少しずつ見かけるようになった、消費期限や賞味期限が近い食品から購入していく手前取り。食品ロスは消費者である私たちの過度な鮮度志向も影響していると言われています。期限内に食べきれるのであれば、積極的に手前取りを行っていくことが大切です。 2.ロスになりそうな食品を販売するサービスを利用する 食品ロスが出そうなレストランなどの事業者と消費者をつなぐサービスが登場しています。食品ロスの危機にある食品をネット注文できるサイトや、お店に自分で引き取りに行くサービスまで、種類は様々。わかりやすいシステムで、お手頃な価格で購入できるのも嬉しいポイントです。 https://rootus.net/article/1464 調理するときにできること 出典:pexels.com 1.野菜等の正しい保存法を知る 野菜はその野菜に合った方法で保存するだけで、断然長持ちします。根菜類は常温保存、葉野菜は冷蔵保存など、種類によって適切な温度があります。また、冷蔵庫の野菜室の中で立てて保存した方が良い、などそれぞれポイントがあります。適切な方法を選べば、鮮度を保ったままより長く野菜を使えて、ロスが少なくなります。https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/preservation/ 2.「消費期限」と「賞味期限」をきちんと理解する 手前取りとも共通していますが、過度な鮮度志向は食品ロスに繋がります。消費期限は安全に食べられる期限であるのに対し、賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限です。賞味期限の場合、期限を過ぎたからと言って安全ではなくなる、とは限らないのです。 3.フードロスゼロのレシピをチェック 余りがちな食材や、捨ててしまいがちな野菜の部位。そんな材料を使ったレシピが多く公開されています。食材の栄養をまるごといただけるレシピで、お料理のレパートリーも豊かになります。https://cookpad.com/kitchen/10421939https://www.kagome.co.jp/vegeday/eat/202101/10955/ レストラン選びでできること 出典:pexels.com 家庭で出る食品ロスよりも多いのが事業者から出る食品ロスです。外食するときにレストランを選ぶときも少し工夫すれば、食品ロス削減に貢献できます。お店と消費者とが一緒になって、社会全体で食品ロスを減らしていくことが大切です。レストランの食品ロス削減に貢献できるサービスや、食品ロスを出さない工夫をしているレストランがわかる渋谷区の取り組みをご紹介します。 Tabetta 日時や場所、ジャンルを選択すると最適なレストランを選び予約してくれるサイト。急なキャンセルなどが出たお店や食品のロスなどで困っているレストランを通常よりも30%以上安く利用できる。https://tabetta.jp/ シブラン三ツ星レストラン 渋谷区が、食品ロスの削減、地域環境の美化、ごみの削減に取り組む飲食店を「シブラン三ツ星レストラン」として認証している。食品ロスに関しては、食材の無駄が出ない仕入れの実施や食べ残しが出ないよう、ハーフサイズの提供をしているかなどの認証条件がある。https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/gomi/recycle/shiburan_meibo.html 食品ロス削減のために簡単にできることからはじめよう 出典:pexels.com 資源を無駄にして、廃棄が出ることで環境にも負担をかける食品ロスの問題。食べられるのに捨てられてしまう食品を少しでも減らすために、手前取りや野菜の保存方法を見直すなど、今日からできる簡単なことはたくさんあります。また、食品ロス削減に貢献しながら、お得に食材を購入できるサービスなども充実。どれも簡単なので、できるところからはじめてみませんか。

  • 環境に優しいおいしさ。東京でプラントベースを楽しめるレストラン&カフェを紹介

    お肉などの畜産物に代わり、環境負荷の少ない食品として関心を集めるプラントベースをご存知でしょうか。プラントベースとは、植物由来の原料を使用した食品のこと。代表的な例を挙げると、大豆ミートなどの代替肉やアーモンドミルクなどの植物性ミルクが挙げられます。 健康意識の高まりからだけではなく、環境のことを考えて、欧米諸国や日本ではプラントベースに注目が集まっています。以前からベジタリアンなどの一部の人には食べられていましたが、ここ数年で急激に認知され、市場が年々大きくなっています。また味やクオリティもどんどん進化を見せるプラントベース。 この記事では、東京でプラントベースを楽しめるレストランやカフェをご紹介します。 プラントベースが注目される理由 出典:pexels.com プラントベースにはいくつか注目される理由があります。なかには健康増進のために取り入れている人もいますが、関心を集める大きな理由は環境への配慮から。 今世界では、増え続ける人口に肉などのタンパク質の生産が追いつかなくなってきています。このまま人口にあわせて肉を増産していけば、水不足や水質汚染に繋がり、地球温暖化にも拍車をかけると言われています。また、飼料となる穀物の増産も、農地を確保するために森林伐採を行う必要が出てくるなど、環境に大きな負荷をかけることに。 そこでお肉や動物性の食品にかわって、タンパク質の供給源として代替肉などのプラントベースが選ばれているのです。 関連記事:新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場 東京都内でプラントベースが食べられるレストラン ここ数年で、東京都内にもプラントベースが楽しめるお店がどんどん増えています。プラントベースと言っても味気ないものばかりではなく、ファストフードのように手軽なものややスイーツがいただけるところ、お酒が飲めるところなど、普通のレストランと同じように、しっかりと満足感を味わえます。時間帯や一緒に訪れる人に合わせて、プラントベースのレストランを選んでみては。 ベジタリアンブッチャー(池袋) ヨーロッパ各国にも代替肉を卸すオランダの大手代替肉メーカーが手掛ける、プラントミートのお店。メニューは全品プラントベースで、前菜からサラダ、メイン、パスタ、デザートなどを楽しめるコースも提供。量り売りでプラントベースミートの購入も可能です。また、フードロス削減のためにお持ち帰りを推奨したり、余った食材を提供するフードシェアリングなど新しいアイディアを導入する、最先端のサステナブルレストラン。 https://www.thevegetarian-butcher-jap.com/store/ この投稿をInstagramで見る The Vegetarian Butcher🇯🇵(@thevegetarianbutcher_jp)がシェアした投稿 PLANT BASED TOKYO(代々木) 環境負荷の低い大豆のおいしさを最大限に引き出した料理が楽しめるカフェ。最新技術によって作られた大豆ミートやチーズのような豆乳クリームなど、驚きの大豆料理が楽しめます。メニューは肉・魚介類・卵・乳製品等の動物性食材は一切不使用。主菜と副菜がセットになったプレートは野菜たっぷりで見た目にも鮮やか。テイクアウトのメニューもあり。 https://www.plantbasedtokyo.jp/ この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 2foods(八重洲、銀座、渋谷、六本木、麻布、人形町) 「ヘルシーなジャンクフード」が楽しめるプラントベースレストラン。メニューは、ドーナツから丼もの、麺類、カレー、サラダと実に豊富。プラントベースエッグを使用したオムライスは、定番メニューのひとつ。コールドプレスジュースやコーヒーなどドリンク類も充実し、子ども向けのメニューがあるのも特徴です。メニューは動物性の原料を使っていないのはもちろん、白砂糖や合成着色料なども不使用。グルテンフリーのものもあり、どんな人でも使いやすいカフェ。 https://2foods.jp/ この投稿をInstagramで見る 2foods(@2foods.official)がシェアした投稿 CITYSHOP(渋谷、東京駅) 野菜をふんだんに使ったメニューがいただけるCITYSHOP。メインを選べるデリプレートのほか、サラダやスイーツも充実しています。ソイミートパティを使ったヴィーガンバーガーなどミートフリーのメニューもあります。プラントベースに特化したカフェではないので、お肉やお魚を使ったメニューもあり、その日の気分で選べるのが嬉しいポイントです。 https://cityshop.flavorworks.co.jp/ この投稿をInstagramで見る cityshop_food(@cityshop_food)がシェアした投稿 AIN SOPH.(銀座、池袋、新宿) 肉、魚、乳製品、卵など動物性食材を一切使っていない料理が楽しめるカフェ、AIN SOPH.(アインソフ)。野菜本来の味が楽しめ、お肉が入っていないことを忘れてしまうくらい、満足感の高いお料理がいただけます。乳製品や卵不使用のヴィーガンスイーツもクオリティが高く、中には植物性チーズを使ったメニューも。店舗によって違うメニューがあるので、それぞれの店舗に訪れる楽しみがあります。 https://www.ain-soph.jp/ この投稿をInstagramで見る AIN SOPH. (アインソフ) 公式|ヴィーガン(@ainsoph_jp)がシェアした投稿 菜道(自由が丘) 「美食同源」をモットーにした、フルヴィーガンの和食がいただけるレストラン。肉、魚、牛乳、砂糖、化学調味料などは使っていないのに、質素な精進料理のようなものではなく、麺類や丼もの、居酒屋メニューなどのジャンクなお料理がいただけます。ヴィーガンのお酒も揃えているので、ヘルシーに飲みたいときに。ランチからカフェタイム、ディナータイムまで時間帯問わず、プラントベースの食事とスイーツが楽しめます。 https://saido.tokyo/ この投稿をInstagramで見る 菜道(@saido_tokyo)がシェアした投稿 Ballon TOKYO(中目黒) サステナブルなファストフードを掲げるファラフェルスタンド。ファラフェルとは、中東で食べられているコロッケのような料理で、ひよこ豆をすりつぶしたものを揚げたもの。こちらではファラフェルと野菜をピタパンにサンドしたファラフェルサンドをいただけます。他にも卵、乳製品、砂糖を使わず100%植物性の原料で作られたソフトクリームもおすすめ。しっかりとした食べ応えは、サンドイッチもソフトクリームも植物性の原料しか使われていないことが信じられないほど。気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。 https://www.ballontokyo.com/ この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 Terra Burger & Bowl(代官山) 今話題のブッダボウルが食べられるお店。野菜を中心にフルーツやきのこ、穀物やナッツなどをバランスよく盛り付けたブッダボウルは、色鮮やかで、とてもヘルシー。しっかり野菜が摂れて満足感の高い一皿です。ヴィーガンバーガーもお店の人気メニュー。肉厚で肉汁さえも感じられるパティは、もちろん100%プラントベース。バンズはグルテンフリーのものに変更可能です。 https://www.terrabb.com/ この投稿をInstagramで見る Terra Burger & Bowl(@terraburgerandbowl)がシェアした投稿 最先端プラントベースレストランを外食の選択肢に 出典:pexels.com 東京都内には、プラントベースのカフェやレストランが次々とオープンしています。最先端の技術で進化し続けているプラントベースフードは、今までのプラントベースの常識を覆すかもしれません。おいしいのにヘルシーで、環境負荷も低い。レストランを選ぶ際は、健康と持続可能な食のために、プラントベースのレストランを選んでみてはいかがでしょうか。

  • 新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場

    今、代替肉などの食品がベジタリアンなど一部の人にとどまらず、大きな広まりを見せています。動物性の原料をなるべく減らし、その代わりに植物性の原料へとシフトしていくことには様々なメリットがあります。健康の向上だけでなく、環境問題や食糧危機の解決方法になるとされている「プラントベース」とはどういうものか、私たちや地球環境にとってどんなメリットがあるのかをご紹介します。 プラントベースとは? 出典:pexels.com プラントベースとは、プラント(=植物)がベース(=基本)になっているという意味で、動物由来の原料を完全に使用しない、または極力使用しない食事のことです。ベジタリアンやビーガンと呼ばれる菜食主義の食事と違い、すべての食事で動物性の食品を摂らないというわけではありません。また、動物愛護の観点からベジタリアンやビーガンになる人も多い中、プラントベースは環境保護などを目的にしているため、それらとは区別されています。 代表的なプラントベースフード 植物性の原料が使われるプラントベースの食品のことは、「プラントベースフード」と呼ばれています。私たちが身近に購入できたり、レストランで選べるプラントベースフードにはどんなものがあるのでしょうか。代表的な例をご紹介します。 代替肉 出典:pexels.com 大豆ミートやフェイクミート、プラントベースミートとも呼ばれる代替肉は、プラントベースフードの代表的な食品です。大豆やエンドウ豆を使用し、お肉そっくりの味や食感に作られた代替肉は、ここ数年で市場が急拡大し、クオリティがどんどん上がってきています。スーパーに並ぶのは、ブロック状になっているものやミンチ状になっているもの、さらには、ハムやハンバーグ、ソーセージ、肉団子、からあげ、ナゲット、メンチカツ、サラダチキンタイプなど調理されている加工品の種類も豊富です。 プラントベースミルク 出典:pexels.com 牛乳にかわる代替ミルクとして人気が高まっているのが、豆類やナッツなどを原料にしたプラントベースミルク。豆乳をはじめ、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルクなどが有名ですが、カシューナッツミルク、ピーナッツミルク、ライスミルク、ヘンプミルク、マカダミアミルク、くるみミルクなど、種類が豊富です。料理に使えるものや、お砂糖などで飲みやすく加工されているものもあります。 ※ミルクによっては環境に高い負荷をかけているものがあります。生産方法を確認することが大切です。 植物性チーズ 生乳が原料のチーズですが、豆乳や豆腐などの大豆やココナッツオイルを原料に、チーズに似せて作られたチーズ風食品が出てきています。大きなブロックになっているものや、シュレッドタイプ、スライスになっているものもあり、料理によって使い分けがしやすくなっています。味だけでなく、見かけも生乳から作られたチーズとそん色ありません。 植物性ヨーグルト チーズと同じく生乳が使われるヨーグルト。このヨーグルトも植物性の原料が使われ、植物性のヨーグルトとして種類を増やしています。大豆やアーモンドミルク、ココナッツなどから作られており、生乳からできるヨーグルトの様に、とろっとした食感が楽しめます。さらには飲むタイプも発売されています。 植物性バター 植物性のチーズとヨーグルトにくわえ、植物性のバターも登場しています。ココナッツオイルなどが使われており、マーガリンよりも濃厚で硬さなども本来のバターに寄せて作られています。そのため、パンに塗るだけでなく、料理やお菓子作りにも適しています。 外食産業や食品メーカーが注目するプラントベース 出典:pexels.com 2020年度、植物性の食材を使った代替食品の市場はおよそ246億円。2010年度の48億円と比べると、10年間で約5倍以上の拡大を見せています。消費者の関心が年々高まっており、外食産業や食品メーカーが注目している食品であることが伺えます。 大手企業も参入を始めており、モスバーガー、ロッテリアなどのハンバーガーチェーンやファミリーレストランではソイミートなどが使われたプラントベースのメニューが提供されています。 伊藤ハムやセブンプレミアム、トップバリュなどでは、代替肉を使用した加工品が充実。ハンバーグやハムなどたくさんの種類が開発されています。 また、スターバックスなど大手のコーヒーショップでは、牛乳の代わりとして、ソイミルクやアーモンドミルク、オーツミルクに変更することができます。 https://rootus.net/article/863 https://rootus.net/article/863 海外のプラントベース事情 プラントベースは海外でも消費者の支持を集めています。「フレキシタリアン」とは、菜食主義のビーガンやベジタリアンに対して、準菜食主義者のこと。環境への配慮や、アニマルウェルフェアの観点から、このフレキシタリアンが欧米では増加しています。 https://rootus.net/article/694 https://rootus.net/article/694 アメリカでは、2021年のプラントベースの市場は70億ドルにのぼり、前年からの1年で27%も増加。味や品質もどんどん進化し、企業同士の競争も激しくなっています。[1] また、EUでは欧州委員会が進める「Farm to Fork(農場から食卓まで)」戦略で植物性の食事への移行を支持しており、アメリカ同様、プラントベースの市場は拡大しています。 世界全体で見ると、2019年に食肉産業における代替肉食品は1%でしたが、2029年には10%にまで増えると予測されています。[2] あと数年で訪れる「タンパク質危機」 レストランだけでなく、スーパーでも様々な種類が買えるようになってきているプラントベースフード。プラントベースが注目されるのには、いくつか理由があります。 急増の一途をたどる世界の人口。鶏や豚、牛など、今の畜産によるタンパク質だけでは、その人口を支えることができず、早ければ2025~2030年に需要と供給のバランスが崩れると言われています。タンパク質の需要と供給が逆転する現象は、「タンパク質危機」と呼ばれ、今のタンパク質の量では人口をまかないきれなくなるのです。それまでに十分な量のタンパク質を確保することが大きな課題になっています。 牛肉1kgに対して11kgもの穀物が必要に 出典:unsplash.com しかし、タンパク質危機回避のために、単純に畜産物の量を増やしていけばいいかというと、そうではありません。増産のためにはより多くの水と土地を使用します。 さらに、飼料となる穀物も増産する必要があります。お肉1kgを生産するのに必要な飼料をとうもろこしで換算すると、牛肉は11kg、豚肉では6kg、鶏肉では4kgと言われています。穀物を育てるのに大量の水と広い土地が必要になり、それは水不足や森林伐採の問題にも繋がっていくのです。[3] また、同量のタンパク質を摂るとき、大豆1に対して、牛に与える大豆などの飼料はその32倍必要になると言われています。お肉をプラントベースフードに置き換えることは、世界が直面するタンパク質危機に向けた一つの解決策と言えるでしょう。 畜産がもたらす環境への負荷 出典:pexels.com 土地や水を多く使用するという問題の他にも、畜産がもたらす環境への負荷は非常に大きいとされています。 CO2の約25倍の温室効果があるとされるメタンガス。牛のげっぷはそのメタンガスを多く含んでいます。CO2に換算すると、家畜のげっぷは全世界で発生している温室効果ガスの4%にも上るほど大きな割合を占めており、地球温暖化の理由のひとつになっていると言われています。[4] また排せつ物が増えることも問題の一つです。家畜の排せつ物は河川や地下水へ流れ込むことで水質汚染を招くとされています。 持続可能な食のために選びたいプラントベース 出典:pexels.com 健康のためや動物愛護のためだけでなく、環境のためにも選びたいプラントベースフード。日本は昔から大豆になじみが深く、調理方法もたくさんあるので、植物性の食品を選ぶのにも困りません。そして今さらに多くのプラントベースフードが登場しています。完全に置き換えることは難しくても、一部お肉に置き換えて利用していくことが持続可能な食に繋がっていくのではないでしょうか。 【参考】[1] Good Food Institute https://gfi.org/marketresearch/[2] ジェトロHP https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/806084bfd0d121f7.html[3] 農林水産省HP https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html[4] 農研機構HP https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nilgs/144910.html

  • フードマイレージとは?買い物するときに注目したいポイントを解説

    皆さんは食材を買う際にどのような点チェックしますか。持続可能な食の未来を考えるとき、まず確認しておきたいのが、食材の原産地です。本記事では、買い物をするときに取り入れたいアイデア、「フードマイレージ」について解説します。 フードマイレージとは 出典:unsplash.com フードマイレージとは、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標のことです。地産地消を進めて環境負荷を減らそうとイギリスで広がった「フードマイルズ運動」を参考に、20年前に日本の農林水産省農林水産政策研究所が提唱しました。 フードマイレージの計算方法 出典:pexels.com フードマイレージの計算式は簡単で、以下の方法で算出できます。 フードマイレージ=「食料の輸送量(t)」×「輸送距離(km)」 ※単位はt・km(トン・キロメートル) フードマイレージは、数値が大きければ大きいほど、購入者と生産地が離れていることを表します。食品が私たちの食卓に並ぶまでには、輸送のプロセスを経ていて、移動や品質保持のため、石油などのエネルギーが使われ、CO2が排出されているのです。つまり生産地と食卓の距離が長ければ長いほど、環境に負荷をかけているということになります。 フードマイレージが小さい食材のメリット フードマイレージが小さい食材のメリットは、運送コストがほとんどかからず、地球環境に与える負荷が少ない点です。生産地から食卓までの輸送距離が短いと、CO2の排出を最小限に抑えることができます。同じ食材を選ぶのであれば、地元や近くの生産地で収穫された食材の方が、環境に優しいのです。また、国内で生産されたものを選ぶことは食料自給率の向上にも繋がり、これは持続可能な食の在り方に欠かせません。 日本のフードマイレージ 農林水産省が公開した「令和3年度食料需給表」の資料によると、近年の日本の食料自給率は4割に満たない数値が続いており、欧米と比べても明らかに低いということがわかります。 出典:農林水産省大臣官房政策課 食料安全保障室 令和3年度食料需給表(pdf) また、農林水産省では、主要国のフードマイレージに関するデータも公開しています。 グラフを見てもわかるとおり、食料自給率が低い日本は食料を海外に依存しているということもあり、フードマイレージの数値が極めて高いという結果となっています。 出典:「フード・マイレージ」について - 農林水産省(pdf) この2つのデータやグラフから見てもわかるとおり、私たちが普段食べている食材の多くは輸入に頼っており、食卓に並ぶまでには大きな環境負荷がかかっていることが見て取れるでしょう。 フードマイレージのデメリット 出典:pexels.com 食材が生産地から食卓に並ぶまでの環境負荷などがわかるフードマイレージですが、留意しなければならない点もあります。まず、フードマイレージの指標は、食品の輸送に限定されているという点です。例えば生産段階でどのくらいCO2が排出されているかなどは考慮されていません。そのため、単純に海外で作られたものの方が国産に比べて環境負荷が高いとは言い切れないのです。どのくらい環境に負荷がかかっているのかは、生産から総合的に見なければなりません。また、輸送手段によってCO2の排出量は異なるという点も留意したいところです。トラックよりも船の方がCO2排出量は格段に少ないですが、これはフードマイレージには反映されていません。 以上のように、簡単に算出できるフードマイレージだけでは総合的な環境負荷は判断しきれません。しかし簡単だからこそイメージがしやすく、私たち消費者が買い物をする上でアクションに結び付けやすいのではないでしょうか。フードマイレージも含め、食材がどのように作られて、どのように私たちの元にやってきたのか、生産や輸送の背景を知ることが大切なのです。 フードマイレージの小さいものを選ぶには 出典:unsplash.com フードマイレージが小さいものを選ぶポイントは以下のとおりです。 ・生産地をチェックする ・住んでいる地域の特産品をリサーチする ・食材を選ぶときは外国産ではなく、なるべく国産を選ぶ 他にも近くで開催されているファーマーズマーケットなどに足を運んでみるのもおすすめです。直接生産者から地元野菜を購入できるメリットがあり、生産の背景を知ることができます。 関連記事:【都内近郊18選】生産者に会えるファーマーズマーケットに行こう 私たちが普段触れている食料になかには、コーヒーやアボカドなど国内で生産していない食料があり、すべての食料を環境負荷の少ないものに切り替えることは難しいのが現状です。 しかし、一人ひとりが地元や国内で手に入る食料を知り、フードマイレージを小さくしようとする意識の積み重ねで、環境への影響が変わってきます。食料の選び方のひとつにフードマイレージを取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 実はこんなにたくさん!地産地消のメリットとは

    物価の高騰が続く今。こんな時にこそ見直したいのが地元で採れる生産物です。地産地消はよく聞く言葉ですが、私たちにとっても環境にとっても嬉しいメリットがたくさんあります。今回は地産地消のメリットについてご紹介します。 地産地消とは 出典:pexels.com 「地産地消」とは、「地域生産、地域消費」の略称です。地元で栽培し、収穫(生産加工)された農作物や畜産物、海産物を地元で消費するという意味です。都道府県内で採れたもの、市町村で採れたものなど使われ方はケースによって異なりますが、基本的には「近場で採れたもの」のことです。地産地消の一例としては、畑のそばにある野菜の無人販売や、道の駅、地元スーパーの地元野菜コーナーなどが挙げられます。 地産地消のメリットとは? 出典:pexels.com 地産地消がメリットとしては、主に次の4つが挙げられます。 1.生産者との距離が近い 2000年代に入り、国内で食品業界において度重なる事件事故(食品偽装事件など)が発生しました。このような社会背景も相まって、私たち消費者は自分たち口に入る食品の「安心・安全性」に関心が向けられるようになりました。供給する側(=生産者)は、消費者が安心して食べてもらえるよう「生産者の情報の見える化」に注力するようになったのです。野菜ならば、パッケージに地元の生産者の顔を載せて販売するなどの工夫がなされるようになりました。 最近では、学校給食でも地元野菜を積極的に取り入れており、子どもたちが、地産地消によって自分の住んでいる地域を知るきっかけにもなっています。 2.新鮮な食料を購入できる 地元で生産・収穫されたものは、海外や遠くの地域のものと比べて、生産者から私たち消費者に届くまでの時間が短いケースがほとんどです。朝採りなど、収穫したての新鮮な野菜などが手に入りやすいのです。しかも、地産地消のなかには卸業者を介さないルートを確立している場合もあるので、この場合、中間マージンが発生せず、品質の良い食品をお手ごろな価格で調達できます。 3.環境負荷が低い 海外で生産された食品は、飛行機や船で輸送され、それに伴って多くのCO2が排出されます。それに比べて地元野菜や地元で加工された食品は、輸送にかかる環境負荷が低くなります。また、食品を輸入するということは、海外の生産地の水や資源を間接的に消費しているということです。輸入した食品を自国で生産した場合の水の使用量を計算できるバーチャルウォーターを見ても、輸入した食品の環境負荷の高さを知ることができます。 https://rootus.net/article/1320 4.安定的に供給が見込める 今は食料を安定して輸入できていても、社会情勢や異常気象の影響で輸入がストップしてしまうというリスクは常にあります。農作物は気候によっても左右されますが、国内で生産されたものに関しては、価格・量などある程度安定して手に入れることができます。国内や地元地域で、住民をまかなえる十分な食料を生産しているということはとても大切なことです。 日本でできた食料をどのくらい食べている? 出典:pexels.com 地産地消が広まるということは、国内の食料自給率も上がるということです。それでは現在日本の食料自給率はどうなっているのでしょうか。食料自給率を農林水産省が発表した食品自給率についてのグラフは次のとおりです。 出典:日本の食料自給率:農林水産省 昭和40年には86%あった食料自給率も令和3年には63%まで下がってきており、価格の安い外国からの輸入に頼っているのがわかります。しかし、第一産業(※農業、漁業)従事者の高齢化、後継者減少などの問題があり、日本の食糧自給率の大幅な改善は見込めない状況です。このような困難な状況のなか、どのようにして自給率を上げていくか、大きな課題になっています。 地産地消のためにできる買物のアイデア 出典:pexels.com 私たちのライフスタイルに地産地消を取り入れるには、どのような方法があるでしょうか。取り入れやすい買い物のアイデアをご紹介していきます。 SNSやインターネットで地元の情報をチェックする 生産者や販売者のなかには、多くの方に自分の事業を知ってもらうようSNSなどを通じてアピールしている場合も。インターネットやSNSで地元の農家などを探してみましょう。旬で新鮮なものや、珍しい野菜、地元で栽培されているのを知らなかったようなものまで見つかることも。 ファーマーズマーケットで買い物をする 生産者に直接会うことのできるマーケット。地元の農家さんと話をしながらするお買い物はスーパーとは一味違った楽しみがあります。生産者の顔が見えるのは安心にも繋がりますよね。家から近いマーケットやマルシェを探してみてはいかがでしょうか。 https://rootus.net/article/1312 産直サービスで近場の農家を見つける 生産者から直接農産物や肉、魚などを購入できるサイトが増えてきています。サイトではこだわりの詰まった生産物や、季節の野菜・果物に出会うことができます。全国各地からお取り寄せできますが、より自宅から近い生産者さんを見つけておくと、送料も安くすむのでおすすめです。 無人販売などの不揃い品を工夫する 無人販売は農家が多い地域など、場所によってあるところとないところがありますが、実は新鮮な野菜を低価格で購入できる穴場。朝どれの野菜が手に入ります。なかには規格外品や不揃い品などが混在している場合がありますが、そのような野菜は調理を工夫すれば、スーパーの野菜を変わらず美味しく頂けます。 地産地消で環境にも人にも優しい食卓を 出典:unsplash.com 今回は地産地消のメリットと私たちができるアクションについてみてきました。地産地消は、新鮮な食品を安く食べられることに加えて、CO2削減など環境負荷の軽減にもつながります。食材を買い物する際には、住んでいる地域の地産地消の取り組みをチェックし、日々の生活に取り入れられる地産地消のアクションを考えてみましょう。

  • アイデア満載!海外の食品ロス対策が面白い

    日本では、令和元年に「食品ロス削減推進法」が制定され、食品ロスに関する認識が広まりつつあります。食品ロスは日本に限らず他国も抱えている大きな問題で、国や都市、企業や団体が主体となり、食品廃棄に対して、様々な施策が行われています。 今回は、行政や民間に関わらず、世界で行われている食品ロス削減の取り組みをご紹介します。 世界の食品ロスの現状は? 今、世界の食料廃棄量は年間13億トン近くにのぼり、生産された食料の約1/3は廃棄されているのが現状です。食品ロスは、まだ食べられるものを無駄にしているだけでなく、焼却処分の段階でCO2を排出するなど、環境にも負荷をかけています。 企業やレストランがうまく食材を使いきるよう努力することや、消費者一人ひとりが食べ物を無駄にしないという意識を持つことが大切になっています。 https://rootus.net/article/1015 先進国から新興国まで。世界の食品ロス対策 コンビニなどでの手前取りが広がり、食品ロス削減のためのショッピングサイト等が増えてきている日本ですが、海外ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。ヨーロッパからアジアまで5つの国を見ていきます。 デンマーク 出典:unsplash.com サステナブル意識が高い国として知られるデンマークですが、少し前では食品ロスが多く、問題になっていました。 デンマークではある女性の活躍により、食品ロスが劇的に減少しています。セリーナ・ユールさんは、食品が大量に捨てられていくデンマークの現状をどうにかしたいと2008年に「Stop madspild(食品ロスを止めよう!)」と銘打ってSNSなどで活動を開始。活動は政府や王室をも動かし、5年間でデンマークの食品ロスを25%も削減することに成功したのです。 デンマークでは、wefood(ウィーフード)という世界で初めての「食品ロス専門食品スーパー」も登場しています。賞味期限が過ぎている、ラベルが間違っている、パッケージが破損しているなどの理由で、通常のスーパーマーケットでは販売できなくなった商品を取り扱うスーパーです。 さらにToo Good To Goというアプリが誕生。今では、国境を越え、ヨーロッパをはじめとした国々に広がっています。アプリでは、飲食店で残ってしまったものを安く引き取ることができます。中身は受け取ってからのお楽しみ、というワクワク感もあるサービスです。 アメリカ 出典:pexels.com 以前よりアメリカでは、持ち帰り用のバッグ、通称「ドギーバッグ」が人々に定着しています。これは、レストランなどで食べきれなかった食事を袋に詰めて持って帰るという文化。どのレストランでも必ずと言っていいほどドギーバックが用意されており、余ってしまった食事を気軽に持ち帰ることができます。 アメリカ政府としては、農務省と環境保護庁が食品ロスを2030 年までに50%削減するという目標を発表。「US Food Loss and Waste 2030 Champions」というプロジェクトで民間企業と一緒に食品ロス削減に取り組んでいます。賛同する企業にはアマゾンやスターバックスコーヒーなど大企業も名を連ねています。 オーストラリア 出典:pexels.com 国が2030年までに食品ロスを半減させるという目標を公言しているオーストラリア。2004年に設立されたOzHarvestは、企業から寄付してもらった余剰食品を食べ物に困っている人に届ける活動や、学生向けに健康的な食事や廃棄を出さない料理などを学べるプログラムを実施するなど、様々な方面から食品ロスにアプローチしています。OzHarvestが運営するマーケットでは、余剰食品を販売。販売と言っても価格が決まっているわけではなく、購入者が価格を決めることができるので、どんな人でも購入しやすくなっています。 タイ 出典:pixabay.com 食品ロスに対する取り組みは、先進国だけでなく新興国でも始まっています。 国民一人あたりの年間食品廃棄量は約254㎏とヨーロッパの国と比べて食品ロスが多く、食品ロスに対する法整備やサプライチェーンもまだ整備されていないタイですが、その中でも食品廃棄物を削減の意識は少しずつ広まりつつあります。 面白い取り組みとしては、ナーケー郡、ナコーンパノム県で始まった、行政主導の「ミミズコンポスト」があります。ミミズによる生ごみ処理ができるコンポストを家庭に設置し、生ごみをオーガニックの堆肥にする取り組みです。生ごみを焼却するのではなく、土に戻すことができるコンポストは、そもそも余分な生ゴミを出さない行動にも繋がります。 他にも、廃棄になりそうな食品をアプリで購入できるサービスが始まるなど、食品ロス削減の意識が広まりつつあるタイ。今後も新たなムーブメントが生まれてくるのではないかと思われます。 インド 出典:unsplash.com もうひとつ新興国の例を見てみましょう。 インドは、世界でも最大の食糧生産国ですが、一方で収穫された農作物の約30%が廃棄されているとされています。そんな中でも、国民の関心を集めたひとつのアイデアがあります。インド南部にあるタッタダバタレストランでは、店先に「nanma maram(=善意の木)」という冷蔵庫を設置。冷蔵庫の中には、まだ食べられるのに廃棄になってしまうはずだった食事が入れられています。以前から食品ロスに心を痛めていたオーナーが、廃棄になってしまう食事を、ホームレスなど食べ物にありつけない人に提供しようと始めた活動です。冷蔵庫は誰でも開けることができ、24時間自由に食べ物を持ち出すことができます。 このアイデアの反響は大きく、今では設置したレストランに加えて、近隣のレストランからも食事が届けられるそうです。                                                                世界規模で始まる食品ロス削減の動き 食品ロスは、資源を浪費しているだけではなく、ゴミとして燃やすときのCO2排出など自然環境にとっても大きなダメージとなります。また、十分な食糧にありつけない人がいる中で、食糧を無駄にせず、よりたくさんの人にいきわたらせることが大切です。 国によって現状は違っても、「食糧を無駄にせず、食べるものに困っている人にも食糧を平等に行きわたらせる」というという認識は、世界でどんどん広がっています。 わたしたちも、学べることは他国から学びながら、今日からできることを改めて確認していきたいですね。

  • おいしくて、やさしい!フェアトレードチョコレート4選

    最近、「フェアトレード」ということばを見かけることが増えてきました。大企業もフェアトレードの食材扱うようになってきたので、スーパーでもフェアトレードの商品を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。 私たちの身近なスイーツのひとつであるチョコレートも、原料となるカカオの生産者の生活を支えようと取り組む商品があります。 この記事では、おすすめのフェアトレードのチョコレートをご紹介していきます。 フェアトレードとは 出典:unsplash.com フェアトレードとは、日本語に直訳すると「公正取引」です。弱い立場になりがちな生産者の生活の向上を図り、貧困の差をなくすことを目的に、商品を適正な値段で継続的に売買することを指します。 フェアトレードは、主に中南米や東南アジア、アフリカといった貧困層の割合が高い国々が対象になっています。これらの地域には、農園や工場で一日中働いても、十分な賃金が支払われず不安定な生活を送る人たちがいます。このような人たちに対して、働き方に相応しい賃金を提供しようとフェアトレードの動きが高まってきているのです。 フェアトレードの対象の主な商品としては、コーヒーや衣類、そしてチョコレートなどが挙げられます。 https://rootus.net/article/1363 フェアトレードのチョコレートを選ぶポイント 出典:pexels.com フェアトレードチョコレートとは、適正な労働環境において栽培・生産された原料のカカオを使ったチョコレートのことです。フェアトレードのチョコレートを選ぶポイントは、パッケージに国際フェアトレード認証ラベル(※画像を参照)が印刷されている商品を選ぶことです。 出典:認証ラベルについて|フェアトレードとは?|fairtrade japan|公式サイト こちらのラベルは、次の基準を満たす商品につけられています。 国際フェアトレード認証ラベルは、その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「国際フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルです。またこのラベルは、農場から認証製品として出荷されるまで完全に追跡可能であり(物理的トレーサビリティの適用)、さらにコーヒーやバナナなど認証原料100%からなる製品に表示されます。fairtrade japan公式サイト 認証ラベルについて|フェアトレードとは? フェアトレードチョコレートブランド4選 近年、日本でもフェアトレードチョコレートが買えるようになってきました。そのなかでもおすすめのブランドをピックアップしました。 Divine イギリスのDivine社は、イギリス発100%フェアトレードのチョコのブランドとして知られています。株式の44%をカカオ農民が所有し、会社の利益は農民グループの意見によって公正に分配されるというユニークなシステムを採用。生産者自身が経営に加わることで、現地では充実した地域社会が築かれ、人々が貧困から抜け出し、それが質の良いカカオを育てることへとつながっています。 ダークカカオ70%、ジンジャーとオレンジのチョコレートは、大人の味わい。ワインのマリアージュとしてもおすすめです。 リンク GREEN&BLACKS イギリスで初めてフェアトレードマークを取得したチョコレートです。倫理的、かつ持続可能な方法で調達されるカカオを使用しています。土壌から有機にこだわっているオーガニックチョコレートは、栄養豊富で風味豊か。 海塩やナッツなどの複数のフレーバーから選べ、カカオの配合率にもこだわっています。 リンク チョコ屋 チョコレート専門メーカーが手がけた、安心安全にフォーカスしたチョコレートです。ハイカカオ70%でノンシュガーのチョコレートは、砂糖を使っていないのが信じられないほど、リッチで満足感のある味わい。 小分けになっているので、食べる量をコントロールできるところもおすすめのポイントです。 リンク Galley ベルギー王室御用達のブランドにも選ばれているチョコレートブランド。環境に優しく、厳選された素材のみを使用しています。フェアトレードであるのはもちろん、自然環境を守るカカオ作りと、現地の人々の労働環境・医療・教育・食料などをサポートする「ココア・ホライズン財団」プログラムにも参加しています。 バニラやヘーゼルナッツなどチョコレートと相性の良いフレーバーが人気で、プレゼントや贈答品などにもぴったりのパッケージです。 リンク 種類豊富なフェアトレードチョコレート!お気に入りを見つけてみては? 出典:unsplash.com 今回は、フェアトレードチョコレートのおすすめブランドをご紹介しました。ご紹介したもの以外にも、最近ではイオン系列のスーパーなどでフェアトレードのラベルが印字されたチョコレートが陳列されています。 国内でも人気が高まってきているフェアトレードチョコレート。テイストなど商品ラインナップが豊富なので選ぶのも楽しいですよ! ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

  • 気軽に食品ロス削減に貢献。お得で楽しいショッピングサイト10選

    食の大量廃棄が社会問題となっており、最近は食品ロスをなくそうという取り組みが社会全体で始まっています。私たちが食品ロス対策としてできることは、食べ残しを生む食べ方と買い方をしないことですが、それに加えてショッピングサイトの有効利用は、気軽に食品ロス削減ができるおすすめの手段の一つです。 本記事では、食品ロスの削減を目指して立ち上がったショッピングサイトをご紹介します。 食品ロスとは 出典:unsplash.com 食品ロスとは、本来食べられるのに廃棄処分されてしまう食品のことです。資源を無駄にしているだけではなく、廃棄する食品の量が増えれば増えるほど、ゴミの量が増え、そのゴミを処分するのにCO2の排出量が増えるのが問題になっています。 一般的に、食品の対象となるものは、食事の食べ残しや賞味期限が迫っている食品類です。 https://rootus.net/article/1015 近年、食品ロスは、メディアでも取り上げられており、イオングループなどの企業でも食品ロス削減の取り組みが行われるようになりました。セブンイレブンでは、棚の手前に賞味期限が近いものを陳列し、それらから優先して買ってもらうよう対応。このような流れによって、私たちの生活でも食品ロスが浸透しています。                                                       食品ロスを削減するのにはネットショッピングがおすすめ 出典:pixabay.com 私たちが、食品ロスを削減するために身近なアクションをご紹介します。 ・食べ残しをしないこと(自分の許容量を知ること) ・食品を買いすぎないこと ・賞味期限が迫っている食品を優先的に買うこと この3つ以外にも、ネットショッピングを活用することも食品ロス削減につなげられます。次の章で詳しく紹介していきましょう。                       食品ロス削減に貢献できるサイト 食品ロスのリスクがある食品を有効活用する方法の一つとして、ネットショッピングがあります。食品ロス削減に関するサイトは、続々と登場しているなかで、今回はおすすめのサイトを紹介します。 Kuradashi 出典:https://kuradashi.jp/ Kuradashi(クラダシ)は、賞味期限間近や季節限定、パッケージリニューアル、パッケージの小さな傷などの理由から、廃棄処分になりそうな食品や日用品を特別価格で販売するサービスです。売上金の一部は環境保護などの社会貢献団体に寄付されるので、お得に買い物を楽しみながら、食品ロスの削減と社会貢献がかないます。 公式サイト Kuradashi みためとあじはちがう店 出典:https://mitaaji.com/ みためとあじはちがう店(みせ)は、日本随一の青果市場、東京の「大田市場」発の規格外野菜・果物専門店。規格外の野菜や果物は、市場の規格サイズに適合しない、傷がついているなどの理由で流通ができないものですが、味に関しては市場で販売されるものと変わりありません。HPや公式のインスタグラムでは、様々な野菜を使ったレシピも公開しています。 公式サイト みためとあじはちがう店 junijuni 出典:https://www.junijuni.jp/ junijuni(ジュニジュニ)は、東京ガスが協賛するECサイトです。食品を中心に期限間近の商品や、訳あり処分対象の商品をメーカーから買い取り、お手頃な価格帯で販売をしています。大手食品メーカーの商品も多いので、いつも食べているものがお得に購入できるかも知れません。また、ペット用品などもあり、商品の種類が幅広いのもポイントです。 公式サイト junijuni もったいない市場 出典:https://mottainai.shop/ もったいない市場は、賞味期限切れや在庫が過剰になってしまった食品や日用品を中心に取り扱うサイト。賞味期限が切れてしまってもまだまだ美味しく食べられる食品を社員が試食した上で、販売しています。冷凍食品や、サイズが大きい業務用、保存のきく非常用のアイテムもラインナップされています。 公式サイト もったいない市場 PIARY 出典:https://www.piary.jp/gift/food_loss/ PIARY(ピアリー)は、もとは引き出物や内祝いギフトなど、結婚式にまつわるアイテムを取り扱うサイトです。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、結婚式の延長やキャンセルが多数発生。それにより生じた、大量の引き出物や食品のロスをなくすための通販も行っています。上質な商品がお手頃価格で手に入るのが特徴です。 公式サイト 引き出物フードロス・食品ロス【通販】| PIARY TABETE 出典:https://tabete.me/ サイトではないですが、アプリを使い、食品ロスをかかえるお店を検索できるサービス。欲しいものが見つかったら、直接お店に「フードレスキュー」しに行く仕組みです。人気のお店や近所のお店の商品がお得に手に入るかもしれません。 公式サイト TABETE ロスゼロ 出典:https://www.losszero.jp/ スイーツなど食品ロスの危機にある食品を取り扱うサイト。2か月に1回、内容はお任せで食品が届くサブスクのサービスも展開しており、福袋感覚で楽しめます。また、他にも東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の農家を支援するため、規格外のいちごを使ったチョコレートも開発。様々な方面から食品ロスの問題にアプローチしています。 公式サイト ロスゼロ rebake 出典:https://rebake.me/losspan 全国のパン屋さんからパンがお取り寄せできるサイト。その中に「ロスパン」というサービスがあり、天候などの理由から売れ残ってしまったパンの詰め合わせをお得な価格で購入できます。人気のパン屋さんの詰め合わせや、どこのパン屋さんから届くかわからない「rebake特急おたのしみ便」などラインナップも豊富。欲しい商品を見つけたら、購入できるようになるまで待つ制度です。 公式サイト rebake ロスヘル 出典:https://losshelp.jp/ 傷がある、大きさが不ぞろい、大きすぎる、小さすぎるなどの理由からスーパマーケットには並ばない規格外の野菜をお手頃に購入できるサイトです。大切に育てられ、味も他の野菜と変わらず美味しい野菜なので、安心して購入できます。定期便のみで、S~Lのサイズ展開があり、配送頻度や希望発送曜日も選ぶことが可能。初めての方にはお試しパックもあります。 公式サイト ロスヘル 豊洲市場ドットコム 出典:https://www.tsukijiichiba.com/user/collection/264 産地や市場直送の野菜や果物、お肉や海の幸が購入できる豊洲市場ドットコムから、コロナでイベントが中止になるなどして行き場を失った食品を販売するプロジェクトが立ち上がりました。豊洲市場というだけあって、ブランド牛や、高級フルーツなど品質の高い商品が出品されることも。1日1回更新されるので、たまに覗いてみると掘り出し物に出会えるかもしれません。 公式サイト フードロス削減 食品ロス 通販|豊洲市場ドットコム ネットショップを活用して、お得に食品ロスを減らしませんか 出典:unsplash.com 今回は、食品ロス削減に取り組むおすすめのサイトをご紹介しました。これらのサイトは、ショップによってコンセプトやアイテムの種類が違い、個性豊かです。ご自身の好みやライフスタイルに合った「推し」のサイトを見つけて、お得に買い物をしながら食品ロス削減に貢献しませんか。

  • コーヒー好きさん必見。フェアトレードコーヒー5つと選び方

    近年、普段の買い物で「支援」「貢献」できる商品のラインナップが増えています。フェアトレードコーヒーもそのなかのひとつです。こちらの記事では、主にフェアトレードの概要とフェアトレードコーヒーのおすすめブランドをご紹介します。 フェアトレードとは 出典:pexels.com フェアトレード(Fair Trade)とは、直訳すると公正および公平な取引のことです。途上国の弱い立場におかれている生産者と、先進国の強い立場にある消費者が「対等(=フェア)」な立場で取引する貿易のことを指します。生産者の適正な賃金の支払いなどを通して、生産者の生活の質の向上を図り、貧困の格差をなくすことがゴールです。 ちなみに私たちの身近なところでフェアトレードの対象になっている主な商品は、コーヒー・紅茶・チョコレート・衣類・バナナなどがあります。 https://rootus.net/article/1543 フェアトレードコーヒーとは 出典:pexels.com フェアトレードのコーヒーには、国際フェアトレード基準というものがあります。この国際フェアトレード基準では、コーヒー生産者の生活を守り、コーヒーの栽培によって環境に必要以上の負荷をかけないために、主に以下の2つが定められています。 <フェアトレード最低価格保証> 国際市場価格がどんなに下落しても、輸入業者は「フェアトレード最低価格」以上を生産者組合に保証しなければいけません。(例えば、アラビカコーヒーのフェアトレード最低価格は1ポンド(約454g)140USセント、有機認証のコーヒーだとさらに30USセント上乗せ保証)fairtrade japan公式サイト なぜフェアトレード?|フェアトレードとは? <プレミアム(奨励金)保証> 最低価格保証のほか、1ポンドあたり20USセントのプレミアム(奨励金)が輸入業者から生産者組合に保証され、それによって生産者組合は、自ら民主的に使途を決定して、生産技術の向上や機材の購入、または地域の小学校や病院の建設といった社会発展を実現させることが可能になります。例えばレギュラーコーヒー200g製品の場合、プレミアム金額は約11USセント(約12円)。fairtrade japan公式サイト なぜフェアトレード?|フェアトレードとは? フェアトレードのコーヒーを選ぶ理由 食後や仕事のブレイクタイムにコーヒーを飲んでいる人もいることでしょう。多くの人たちに親しまれているコーヒーですが、実はその裏では、いくつかの解決すべき問題が生じています。こちらの章では、なぜフェアトレードのコーヒーを選ぶべきなのか理由を見ていきましょう。 コーヒー豆の不安定な買い取り価格 あまり知られていませんが、コーヒー豆は、買い取り価格が変動します。国際市場で取引されますが、高騰や暴落を繰り返し、その時によって価格が激しく変わるのです。小規模農園のコーヒー生産者は、中間業者に委託していることがほとんどなので、買い取り価格によっては十分な利益を得らないということが起こります。 生産者の労働問題 赤道を挟んだ北緯25度、南緯25度の一帯は、コーヒーの生産に適した地域で「コーヒーベルト」と呼ばれています。エチオピアやコロンビア、ブラジルなど有名な生産地もそのコーヒーベルトに入りますが、このコーヒーベルトに入る国は発展途上の国々がほとんど。コーヒーの価格変動の話とも繋がってきますが、彼らは日中休む時間を惜しんでコーヒーの栽培や生産に勤しみ、なかには、子どもが学校行かず家族の生活のために働いているというケースも。しかも毎日長時間働いても賃金が安いというのが現状です。 フェアトレードコーヒーの選び方 出典:unsplash.com フェアトレードのコーヒーを買う場合、どのような基準または視点で選ぶのかよくわからないという方もいることでしょう。 基本的に、コーヒーをはじめ、フェアトレードの商品にはフェアトレード認証ラベルが付与されています。パッケージに印字されている認証ラベルを確認することが最も簡単な見つけ方です。 しかしその認証ラベルを持っていなくても、公正な取引で買い付けされているコーヒーも数多くあります。 フェアトレードに似た言葉に「ダイレクトトレード」というものがありますが、これは購入する側が農家に直接赴き、自らの目で栽培や生産などを確認し、価格を交渉するというものです。意味は異なりますが、ダイレクトトレードも生産者の立場を尊重する公正な取引であると言えます。 フェアトレードのコーヒーもダイレクトトレードのコーヒーも、一度購入前に以下のポイントをチェックすることで、より深くそのコーヒーについて知ることができます。 ・どこの国のどんな人が生産に携わっているのか ・生産者がどのような環境下に置かれているのか フェアトレードに取り組んでいる企業や組織であれば、これらのポイントをホームページなどで開示しているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。 フェアトレードコーヒーおすすめブランド5つ 近年のSDGsに則った社会的な取り組みによって、フェアトレードコーヒーは私たちの身近なお店やオンラインショップでも取り扱いが増えてきました。おすすめのコーヒーを5ブランドご紹介します。 People Tree この投稿をInstagramで見る Rumiko Oda(@rumiko_odtk822)がシェアした投稿 People Tree(ピープルツリー)は、フェアトレードに注力しているショップです。店舗では食品や衣類などいくつかのカテゴリーで商品を展開しています。フェアトレードコーヒーは、ペルー・ラオス・タンザニアで丁寧に栽培されるコーヒーを提供しています。コーヒー本来の豊かな香りと苦み、深い味わいが特徴です。 ピープルツリー公式HP フェアトレードコーヒー TOKYO COFFEE この投稿をInstagramで見る 東京コーヒー | Tokyo Coffee(@tokyocoffeejp)がシェアした投稿 TOKYO COFFEEでは、東ティモールのコーヒー農家を支援する目的が込められたオーガニックのコーヒーをラインナップ。東ティモールでは国民の1/4がコーヒー生産に携わっていると言われ、そのほとんどが栽培から精製を行う小規模農家だそうです。ブラックベリー・ライム・ナツメグ・バニラの芳醇なハーモニーが特徴です。 TOKYO COFFEE 公式HP East Timor Organic Coffee Fair Select この投稿をInstagramで見る わかちあいプロジェクト(@wakachiai_project)がシェアした投稿 Fair Selectは、フェアトレードの商品に特化したオンラインショップです。ショップで取り扱っているコーヒーは、ドリップ式やホールビーンなどいくつかの種類があります。価格もお手頃なので、自宅用にもぴったりです。コーヒー豆は、コーヒー農家の収入向上と持続可能な栽培を目指すコロンビアの生産者と、スマトラ島北部の伝統的な製法を受け継ぐインドネシアの生産者のもの。公式サイトには現地で働く方の動画をアップしているので、購入前にチェックしてみるのもおすすめです。 Fair Select 公式HP ドリップコーヒー/フェアトレードオリジナルブレンド 24 ORGANIC DAYS この投稿をInstagramで見る omochabako 株式会社おもちゃ箱公式アカウント(@omochabako.official)がシェアした投稿 24 ORGANIC DAYSのオーガニックインスタントコーヒーは、ホンデュラスとペルー、2国の契約農家で、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたオーガニックのアラビカ豆を100%使用。フルーティーな酸味とやわらかい苦みによって豊かな香りに仕上がっています。24 ORGANIC DAYSでは、コーヒーのほかにもフェアトレードのお菓子も取り扱っています。 24 ORGANIC DAYS【公式通販】オーガニック インスタントコーヒー FAIR TRADE LIFE STORE by sisam FAIR TRADE この投稿をInstagramで見る シサム工房|FAIR TRADE +design(@sisam_fairtrade_official)がシェアした投稿 FAIR TRADE LIFE STOREで取り扱っているSISAM COFFEEは、フィリピンの山間にあるコーディリエラ地方で生産されているコーヒーです。焙煎は京都のスペシャルティコーヒー専門の中山焙煎所で行っています 。ギフト用や個包装のドリップタイプ、業務用などの複数のラインナップがあるので、大切な人への贈り物にもおすすめです。 FAIR TRADE LIFE STORE SISAM COFFEE フェアトレードコーヒーで飲む人も生産者も豊かに 出典:unsplash.com フェアトレードコーヒーを買って飲むということは、生産している人々の生活にも目を向けるということです。普段からコーヒーを選ぶときに、「どのような国で、どのような人が、どのような思いでコーヒーに携わっているか」ということにも着目すると、新しい発見ができるかもしれません。それは、生産者とっても優しいコーヒーが増えていくことに繋がっていくことでしょう。

  • 家庭から減らそう。食品ロスの現状と私たちにできること

    近年大きく取り上げられている食品ロスの問題。毎日たくさんの食べ物が無駄になっているなかで、私たちがすぐにできることとは?食材を選ぶときにできることから、レストランの選び方まで、今日から始められるアクションをご紹介します。 深刻な食品ロス問題の現状 出典:pexels.com 食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。海外でも問題にはなっていますが、日本でもその問題は深刻。農林水産省の報告によると、令和元年度の食品ロスの量は570万トンにのぼり、国民一人当たりの量に換算すると、一人当たり1日にお茶碗1杯分の食べ物が廃棄されていると言われています。 フードロスは、大切な食糧資源を無駄にしているだけでなく、ごみとして燃やす際に出るCO2の排出量も増やすことに繋がってしまうのが、大きな問題です。 フードロスと食品ロスの違い フードロスと食品ロスは同じような言葉ですが、厳密には違いがあります。フードロスは、収穫・生産された後、流通の過程で私たち消費者に届く前に捨てられてしまう食品のこと。一方食品ロスは、フードロスに加えて、消費者の手に届いてから捨てられてしまうものを含まれています。意味が異なるフードロスと食品ロスですが、日本では同じような使われ方をしているケースがほとんどです。また、規格外野菜などについては、食品ロスの統計には含まれていませんが、廃棄になることも珍しくないため「隠れ食品ロス」と呼ばれることもあります。 家庭で、レストラン選びで食品ロスを少しでも少なく 出典:pexels.com 食品ロスは、大きく事業系食品ロスと家庭系食品ロスに分けられます。令和元年度、事業系食品ロス量は309万トン、家庭系食品ロス量は261万トンでした。お買い物から調理、食事に至るまで家庭で私たちにできることはたくさんあります。また、外食時は近年増えてきている食品ロスの問題に取り組むレストランを利用することも食品ロスの削減につながります。 食品・食材を購入するときにできること 出典:pexels.com 1.手前取り 最近コンビニなどでも少しずつ見かけるようになった、消費期限や賞味期限が近い食品から購入していく手前取り。食品ロスは消費者である私たちの過度な鮮度志向も影響していると言われています。期限内に食べきれるのであれば、積極的に手前取りを行っていくことが大切です。 2.ロスになりそうな食品を販売するサービスを利用する 食品ロスが出そうなレストランなどの事業者と消費者をつなぐサービスが登場しています。食品ロスの危機にある食品をネット注文できるサイトや、お店に自分で引き取りに行くサービスまで、種類は様々。わかりやすいシステムで、お手頃な価格で購入できるのも嬉しいポイントです。 https://rootus.net/article/1464 調理するときにできること 出典:pexels.com 1.野菜等の正しい保存法を知る 野菜はその野菜に合った方法で保存するだけで、断然長持ちします。根菜類は常温保存、葉野菜は冷蔵保存など、種類によって適切な温度があります。また、冷蔵庫の野菜室の中で立てて保存した方が良い、などそれぞれポイントがあります。適切な方法を選べば、鮮度を保ったままより長く野菜を使えて、ロスが少なくなります。https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/preservation/ 2.「消費期限」と「賞味期限」をきちんと理解する 手前取りとも共通していますが、過度な鮮度志向は食品ロスに繋がります。消費期限は安全に食べられる期限であるのに対し、賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限です。賞味期限の場合、期限を過ぎたからと言って安全ではなくなる、とは限らないのです。 3.フードロスゼロのレシピをチェック 余りがちな食材や、捨ててしまいがちな野菜の部位。そんな材料を使ったレシピが多く公開されています。食材の栄養をまるごといただけるレシピで、お料理のレパートリーも豊かになります。https://cookpad.com/kitchen/10421939https://www.kagome.co.jp/vegeday/eat/202101/10955/ レストラン選びでできること 出典:pexels.com 家庭で出る食品ロスよりも多いのが事業者から出る食品ロスです。外食するときにレストランを選ぶときも少し工夫すれば、食品ロス削減に貢献できます。お店と消費者とが一緒になって、社会全体で食品ロスを減らしていくことが大切です。レストランの食品ロス削減に貢献できるサービスや、食品ロスを出さない工夫をしているレストランがわかる渋谷区の取り組みをご紹介します。 Tabetta 日時や場所、ジャンルを選択すると最適なレストランを選び予約してくれるサイト。急なキャンセルなどが出たお店や食品のロスなどで困っているレストランを通常よりも30%以上安く利用できる。https://tabetta.jp/ シブラン三ツ星レストラン 渋谷区が、食品ロスの削減、地域環境の美化、ごみの削減に取り組む飲食店を「シブラン三ツ星レストラン」として認証している。食品ロスに関しては、食材の無駄が出ない仕入れの実施や食べ残しが出ないよう、ハーフサイズの提供をしているかなどの認証条件がある。https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/gomi/recycle/shiburan_meibo.html 食品ロス削減のために簡単にできることからはじめよう 出典:pexels.com 資源を無駄にして、廃棄が出ることで環境にも負担をかける食品ロスの問題。食べられるのに捨てられてしまう食品を少しでも減らすために、手前取りや野菜の保存方法を見直すなど、今日からできる簡単なことはたくさんあります。また、食品ロス削減に貢献しながら、お得に食材を購入できるサービスなども充実。どれも簡単なので、できるところからはじめてみませんか。

  • 環境に優しいおいしさ。東京でプラントベースを楽しめるレストラン&カフェを紹介

    お肉などの畜産物に代わり、環境負荷の少ない食品として関心を集めるプラントベースをご存知でしょうか。プラントベースとは、植物由来の原料を使用した食品のこと。代表的な例を挙げると、大豆ミートなどの代替肉やアーモンドミルクなどの植物性ミルクが挙げられます。 健康意識の高まりからだけではなく、環境のことを考えて、欧米諸国や日本ではプラントベースに注目が集まっています。以前からベジタリアンなどの一部の人には食べられていましたが、ここ数年で急激に認知され、市場が年々大きくなっています。また味やクオリティもどんどん進化を見せるプラントベース。 この記事では、東京でプラントベースを楽しめるレストランやカフェをご紹介します。 プラントベースが注目される理由 出典:pexels.com プラントベースにはいくつか注目される理由があります。なかには健康増進のために取り入れている人もいますが、関心を集める大きな理由は環境への配慮から。 今世界では、増え続ける人口に肉などのタンパク質の生産が追いつかなくなってきています。このまま人口にあわせて肉を増産していけば、水不足や水質汚染に繋がり、地球温暖化にも拍車をかけると言われています。また、飼料となる穀物の増産も、農地を確保するために森林伐採を行う必要が出てくるなど、環境に大きな負荷をかけることに。 そこでお肉や動物性の食品にかわって、タンパク質の供給源として代替肉などのプラントベースが選ばれているのです。 関連記事:新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場 東京都内でプラントベースが食べられるレストラン ここ数年で、東京都内にもプラントベースが楽しめるお店がどんどん増えています。プラントベースと言っても味気ないものばかりではなく、ファストフードのように手軽なものややスイーツがいただけるところ、お酒が飲めるところなど、普通のレストランと同じように、しっかりと満足感を味わえます。時間帯や一緒に訪れる人に合わせて、プラントベースのレストランを選んでみては。 ベジタリアンブッチャー(池袋) ヨーロッパ各国にも代替肉を卸すオランダの大手代替肉メーカーが手掛ける、プラントミートのお店。メニューは全品プラントベースで、前菜からサラダ、メイン、パスタ、デザートなどを楽しめるコースも提供。量り売りでプラントベースミートの購入も可能です。また、フードロス削減のためにお持ち帰りを推奨したり、余った食材を提供するフードシェアリングなど新しいアイディアを導入する、最先端のサステナブルレストラン。 https://www.thevegetarian-butcher-jap.com/store/ この投稿をInstagramで見る The Vegetarian Butcher🇯🇵(@thevegetarianbutcher_jp)がシェアした投稿 PLANT BASED TOKYO(代々木) 環境負荷の低い大豆のおいしさを最大限に引き出した料理が楽しめるカフェ。最新技術によって作られた大豆ミートやチーズのような豆乳クリームなど、驚きの大豆料理が楽しめます。メニューは肉・魚介類・卵・乳製品等の動物性食材は一切不使用。主菜と副菜がセットになったプレートは野菜たっぷりで見た目にも鮮やか。テイクアウトのメニューもあり。 https://www.plantbasedtokyo.jp/ この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 2foods(八重洲、銀座、渋谷、六本木、麻布、人形町) 「ヘルシーなジャンクフード」が楽しめるプラントベースレストラン。メニューは、ドーナツから丼もの、麺類、カレー、サラダと実に豊富。プラントベースエッグを使用したオムライスは、定番メニューのひとつ。コールドプレスジュースやコーヒーなどドリンク類も充実し、子ども向けのメニューがあるのも特徴です。メニューは動物性の原料を使っていないのはもちろん、白砂糖や合成着色料なども不使用。グルテンフリーのものもあり、どんな人でも使いやすいカフェ。 https://2foods.jp/ この投稿をInstagramで見る 2foods(@2foods.official)がシェアした投稿 CITYSHOP(渋谷、東京駅) 野菜をふんだんに使ったメニューがいただけるCITYSHOP。メインを選べるデリプレートのほか、サラダやスイーツも充実しています。ソイミートパティを使ったヴィーガンバーガーなどミートフリーのメニューもあります。プラントベースに特化したカフェではないので、お肉やお魚を使ったメニューもあり、その日の気分で選べるのが嬉しいポイントです。 https://cityshop.flavorworks.co.jp/ この投稿をInstagramで見る cityshop_food(@cityshop_food)がシェアした投稿 AIN SOPH.(銀座、池袋、新宿) 肉、魚、乳製品、卵など動物性食材を一切使っていない料理が楽しめるカフェ、AIN SOPH.(アインソフ)。野菜本来の味が楽しめ、お肉が入っていないことを忘れてしまうくらい、満足感の高いお料理がいただけます。乳製品や卵不使用のヴィーガンスイーツもクオリティが高く、中には植物性チーズを使ったメニューも。店舗によって違うメニューがあるので、それぞれの店舗に訪れる楽しみがあります。 https://www.ain-soph.jp/ この投稿をInstagramで見る AIN SOPH. (アインソフ) 公式|ヴィーガン(@ainsoph_jp)がシェアした投稿 菜道(自由が丘) 「美食同源」をモットーにした、フルヴィーガンの和食がいただけるレストラン。肉、魚、牛乳、砂糖、化学調味料などは使っていないのに、質素な精進料理のようなものではなく、麺類や丼もの、居酒屋メニューなどのジャンクなお料理がいただけます。ヴィーガンのお酒も揃えているので、ヘルシーに飲みたいときに。ランチからカフェタイム、ディナータイムまで時間帯問わず、プラントベースの食事とスイーツが楽しめます。 https://saido.tokyo/ この投稿をInstagramで見る 菜道(@saido_tokyo)がシェアした投稿 Ballon TOKYO(中目黒) サステナブルなファストフードを掲げるファラフェルスタンド。ファラフェルとは、中東で食べられているコロッケのような料理で、ひよこ豆をすりつぶしたものを揚げたもの。こちらではファラフェルと野菜をピタパンにサンドしたファラフェルサンドをいただけます。他にも卵、乳製品、砂糖を使わず100%植物性の原料で作られたソフトクリームもおすすめ。しっかりとした食べ応えは、サンドイッチもソフトクリームも植物性の原料しか使われていないことが信じられないほど。気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。 https://www.ballontokyo.com/ この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 Terra Burger & Bowl(代官山) 今話題のブッダボウルが食べられるお店。野菜を中心にフルーツやきのこ、穀物やナッツなどをバランスよく盛り付けたブッダボウルは、色鮮やかで、とてもヘルシー。しっかり野菜が摂れて満足感の高い一皿です。ヴィーガンバーガーもお店の人気メニュー。肉厚で肉汁さえも感じられるパティは、もちろん100%プラントベース。バンズはグルテンフリーのものに変更可能です。 https://www.terrabb.com/ この投稿をInstagramで見る Terra Burger & Bowl(@terraburgerandbowl)がシェアした投稿 最先端プラントベースレストランを外食の選択肢に 出典:pexels.com 東京都内には、プラントベースのカフェやレストランが次々とオープンしています。最先端の技術で進化し続けているプラントベースフードは、今までのプラントベースの常識を覆すかもしれません。おいしいのにヘルシーで、環境負荷も低い。レストランを選ぶ際は、健康と持続可能な食のために、プラントベースのレストランを選んでみてはいかがでしょうか。

  • 新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場

    今、代替肉などの食品がベジタリアンなど一部の人にとどまらず、大きな広まりを見せています。動物性の原料をなるべく減らし、その代わりに植物性の原料へとシフトしていくことには様々なメリットがあります。健康の向上だけでなく、環境問題や食糧危機の解決方法になるとされている「プラントベース」とはどういうものか、私たちや地球環境にとってどんなメリットがあるのかをご紹介します。 プラントベースとは? 出典:pexels.com プラントベースとは、プラント(=植物)がベース(=基本)になっているという意味で、動物由来の原料を完全に使用しない、または極力使用しない食事のことです。ベジタリアンやビーガンと呼ばれる菜食主義の食事と違い、すべての食事で動物性の食品を摂らないというわけではありません。また、動物愛護の観点からベジタリアンやビーガンになる人も多い中、プラントベースは環境保護などを目的にしているため、それらとは区別されています。 代表的なプラントベースフード 植物性の原料が使われるプラントベースの食品のことは、「プラントベースフード」と呼ばれています。私たちが身近に購入できたり、レストランで選べるプラントベースフードにはどんなものがあるのでしょうか。代表的な例をご紹介します。 代替肉 出典:pexels.com 大豆ミートやフェイクミート、プラントベースミートとも呼ばれる代替肉は、プラントベースフードの代表的な食品です。大豆やエンドウ豆を使用し、お肉そっくりの味や食感に作られた代替肉は、ここ数年で市場が急拡大し、クオリティがどんどん上がってきています。スーパーに並ぶのは、ブロック状になっているものやミンチ状になっているもの、さらには、ハムやハンバーグ、ソーセージ、肉団子、からあげ、ナゲット、メンチカツ、サラダチキンタイプなど調理されている加工品の種類も豊富です。 プラントベースミルク 出典:pexels.com 牛乳にかわる代替ミルクとして人気が高まっているのが、豆類やナッツなどを原料にしたプラントベースミルク。豆乳をはじめ、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルクなどが有名ですが、カシューナッツミルク、ピーナッツミルク、ライスミルク、ヘンプミルク、マカダミアミルク、くるみミルクなど、種類が豊富です。料理に使えるものや、お砂糖などで飲みやすく加工されているものもあります。 ※ミルクによっては環境に高い負荷をかけているものがあります。生産方法を確認することが大切です。 植物性チーズ 生乳が原料のチーズですが、豆乳や豆腐などの大豆やココナッツオイルを原料に、チーズに似せて作られたチーズ風食品が出てきています。大きなブロックになっているものや、シュレッドタイプ、スライスになっているものもあり、料理によって使い分けがしやすくなっています。味だけでなく、見かけも生乳から作られたチーズとそん色ありません。 植物性ヨーグルト チーズと同じく生乳が使われるヨーグルト。このヨーグルトも植物性の原料が使われ、植物性のヨーグルトとして種類を増やしています。大豆やアーモンドミルク、ココナッツなどから作られており、生乳からできるヨーグルトの様に、とろっとした食感が楽しめます。さらには飲むタイプも発売されています。 植物性バター 植物性のチーズとヨーグルトにくわえ、植物性のバターも登場しています。ココナッツオイルなどが使われており、マーガリンよりも濃厚で硬さなども本来のバターに寄せて作られています。そのため、パンに塗るだけでなく、料理やお菓子作りにも適しています。 外食産業や食品メーカーが注目するプラントベース 出典:pexels.com 2020年度、植物性の食材を使った代替食品の市場はおよそ246億円。2010年度の48億円と比べると、10年間で約5倍以上の拡大を見せています。消費者の関心が年々高まっており、外食産業や食品メーカーが注目している食品であることが伺えます。 大手企業も参入を始めており、モスバーガー、ロッテリアなどのハンバーガーチェーンやファミリーレストランではソイミートなどが使われたプラントベースのメニューが提供されています。 伊藤ハムやセブンプレミアム、トップバリュなどでは、代替肉を使用した加工品が充実。ハンバーグやハムなどたくさんの種類が開発されています。 また、スターバックスなど大手のコーヒーショップでは、牛乳の代わりとして、ソイミルクやアーモンドミルク、オーツミルクに変更することができます。 https://rootus.net/article/863 https://rootus.net/article/863 海外のプラントベース事情 プラントベースは海外でも消費者の支持を集めています。「フレキシタリアン」とは、菜食主義のビーガンやベジタリアンに対して、準菜食主義者のこと。環境への配慮や、アニマルウェルフェアの観点から、このフレキシタリアンが欧米では増加しています。 https://rootus.net/article/694 https://rootus.net/article/694 アメリカでは、2021年のプラントベースの市場は70億ドルにのぼり、前年からの1年で27%も増加。味や品質もどんどん進化し、企業同士の競争も激しくなっています。[1] また、EUでは欧州委員会が進める「Farm to Fork(農場から食卓まで)」戦略で植物性の食事への移行を支持しており、アメリカ同様、プラントベースの市場は拡大しています。 世界全体で見ると、2019年に食肉産業における代替肉食品は1%でしたが、2029年には10%にまで増えると予測されています。[2] あと数年で訪れる「タンパク質危機」 レストランだけでなく、スーパーでも様々な種類が買えるようになってきているプラントベースフード。プラントベースが注目されるのには、いくつか理由があります。 急増の一途をたどる世界の人口。鶏や豚、牛など、今の畜産によるタンパク質だけでは、その人口を支えることができず、早ければ2025~2030年に需要と供給のバランスが崩れると言われています。タンパク質の需要と供給が逆転する現象は、「タンパク質危機」と呼ばれ、今のタンパク質の量では人口をまかないきれなくなるのです。それまでに十分な量のタンパク質を確保することが大きな課題になっています。 牛肉1kgに対して11kgもの穀物が必要に 出典:unsplash.com しかし、タンパク質危機回避のために、単純に畜産物の量を増やしていけばいいかというと、そうではありません。増産のためにはより多くの水と土地を使用します。 さらに、飼料となる穀物も増産する必要があります。お肉1kgを生産するのに必要な飼料をとうもろこしで換算すると、牛肉は11kg、豚肉では6kg、鶏肉では4kgと言われています。穀物を育てるのに大量の水と広い土地が必要になり、それは水不足や森林伐採の問題にも繋がっていくのです。[3] また、同量のタンパク質を摂るとき、大豆1に対して、牛に与える大豆などの飼料はその32倍必要になると言われています。お肉をプラントベースフードに置き換えることは、世界が直面するタンパク質危機に向けた一つの解決策と言えるでしょう。 畜産がもたらす環境への負荷 出典:pexels.com 土地や水を多く使用するという問題の他にも、畜産がもたらす環境への負荷は非常に大きいとされています。 CO2の約25倍の温室効果があるとされるメタンガス。牛のげっぷはそのメタンガスを多く含んでいます。CO2に換算すると、家畜のげっぷは全世界で発生している温室効果ガスの4%にも上るほど大きな割合を占めており、地球温暖化の理由のひとつになっていると言われています。[4] また排せつ物が増えることも問題の一つです。家畜の排せつ物は河川や地下水へ流れ込むことで水質汚染を招くとされています。 持続可能な食のために選びたいプラントベース 出典:pexels.com 健康のためや動物愛護のためだけでなく、環境のためにも選びたいプラントベースフード。日本は昔から大豆になじみが深く、調理方法もたくさんあるので、植物性の食品を選ぶのにも困りません。そして今さらに多くのプラントベースフードが登場しています。完全に置き換えることは難しくても、一部お肉に置き換えて利用していくことが持続可能な食に繋がっていくのではないでしょうか。 【参考】[1] Good Food Institute https://gfi.org/marketresearch/[2] ジェトロHP https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/806084bfd0d121f7.html[3] 農林水産省HP https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html[4] 農研機構HP https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nilgs/144910.html