災害への備えは、日々の暮らしを支える安心材料の一つです。ただその備えは、いざという時に役立つだけでなく、普段の生活にも馴染みやすく、環境に配慮されたものであってほしいものです。
そこで今回は、環境や自分に優しいサステナブルな防災リストをご紹介。家族・ペット・近隣との繋がりという観点からの「備え」についても紹介します。
今大切な「防災」とは?

日本は災害大国とされ、地震や台風、大雨が頻発します。そのため、緊急時に慌てずに対応できる備えが重要です。
「防災対策」というと、特別な物を揃えなければならず費用がかかるというイメージを持っている方が多いかもしれませんが、サステナブルな防災グッズは多種多様で、気軽に揃えられる物もたくさんあります。
例えば、繰り返し使える物や災害時以外にも活用できる物を選ぶことで、食品ロスや物の廃棄を減らせます。他にも家庭にある物を防災バッグに詰めておくだけでも、立派な備えになります。
食品や日用品の備蓄に関しては、農林水産省が「ローリングストック(循環型備蓄)」を推奨しています。ローリングストックとは、普段から使っている食品や日用品を少し多めに買い、使った分を買い足すことで、常に一定量を備蓄すること。普段使っている物なので、賞味期限切れを防ぎ常に新しい物を備蓄でき、特別な非常食や専用の備蓄品に抵抗がある方でも気軽に始められます。
サステナブルな防災リスト
ここからは、サステナブルな防災アイテムをカテゴリ別に紹介します。
食品編
ロカボナッツミニパック|Amazon
「ロカボナッツミニパック」は、Amazonプライベートブランドのクルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツが入った食塩・砂糖無添加のミックスナッツです。シンプルで小分けの商品のため、小腹が空いた時や料理にも便利。
ナッツは美容や健康に良いとされているので、体型や健康を意識する方にもおすすめです。
オーガニック小麦粉のもっちりパンオーガニックレーズン|ノースカラーズ
オーガニック小麦を使用した、“もっちり”とした食感とほんのりした甘味が楽しめるロングライフパンです。賞味期限は、製造日より180日。保存料、着色料、化学調味料などの添加物不使用で、植物由来の原料だけでなのでヴィーガンにも嬉しい。
飲料編
SAWYER ソーヤー ミニ SP128|Sawyer
アウトドアや災害時に川や雨水も飲料水にすることができる、携帯用のコンパクトな浄水器。使い捨てペットボトルを減らすことができ、注目されています。
エネルギー・明かり編
LEDソーラーランタン|Mesqool
キャンプにピッタリのお洒落なランタン。スマートフォンの充電が可能なので、災害時にとても役に立ちます。
充電方法はUSB・手回し・ソーラーの3種類あり、使用する場面によって選択可能。デザイン性と機能性を備えたランタンといえるでしょう。
防災ラジオ|Mesqool
Mesqoolの「防災ラジオ」は、ラジオ機能に加え、懐中電灯やスマートフォンの充電にも対応。さらに、ボタンを押すと大きな音が鳴る「SOSアラート機能」が搭載されており、緊急時に周囲へ助けを求められます。
充電方法は、USB・手回し・ソーラー・乾電池・ACアダプターの5種類。一家に一台置いておきたい優れモノです。
衛生・ケア用品編
歯磨きタブレット(レモンフレーバー)|無印良品
噛むだけで口内に泡が広がるタブレットタイプのオーラルケア用品。歯垢を取り除いたり、口臭の原因となる細菌を除去したりする効果があります。気軽に口内のケアができ、災害時だけでなく普段の外出時のケアにもピッタリです。
コンパクトで持ち運びやすく、無添加で環境に優しい素材が使用されているのもポイントです。
エッセンシャルオイル|FLORA LABO
国産の柑橘類から抽出された無添加の精油。ゆず、レモン、河内晩柑、甘夏の4種類から選べます。日頃からお気に入りの香りを持ち歩いていると、気持ちが落ち着かない時にリラックスできます。
また柑橘系精油には抗菌作用も期待できるため、災害時の衛生対策としても活用できます。
土に還る 生分解性 ウェットティッシュ 20枚入り|アドティッシュ
プラスチックフリーのレーヨンのみを使用した、土に還る生分解性ウェットティッシュ。肌触りや厚みは他のウェットティッシュと変わらないので使いやすく、アルコールフリーで子どもやペットにも安心して使うことができます。
雑貨編
リサイクル ウール ブランケット|MANDUKA(マンドゥカ)
ヨガ用品を展開するブランドから出ている、柔らかく肌触りの良いリサイクルウールブランケット。152×208cmと大判サイズで、冷えから体を守ってくれます。
家族・ペット・近隣との繋がりも「備え」

災害対策は、物品を揃えることだけではありません。
家族と日頃から話しておくことも、重要な備えの一つ。安否確認の方法や連絡手段、避難場所の確認などを事前に決めておきましょう。
さらに、住宅の耐震性の確認や家具の配置・固定を見直すことも大切です。
家族で少し時間を取って、話し合う機会を設けてみてください。
災害時には、近隣住民との繋がりも重要です。助け合いや声掛けが、命を守る行動に繋がることもあります。
まずは気軽に挨拶を交わす関係を築くことから始めてみてはいかがでしょう。機会があれば、地域の防災訓練やイベントへの参加を検討してみてください。
また、ペットへの備えも必要です。
ペットのご飯やおやつは、防災バックに入れておきましょう。さらに、キャリーバックに入ることに慣れさせておくことも重要です。
気軽にできることから始めましょう

防災への備えが億劫だと感じる方こそ、日常的に使える物を選ぶことがポイントになります。
ローリングストックを実践したり、おいしく無駄なく食べられる非常食を選んでみたり。自分が気軽にできることから始めてみてはいかがでしょうか。