アニマルウェルフェア

  • 動物実験なし!おすすめのクルエルティフリーコスメ9選

    近年、動物を保護する観点からクルエルティフリーのコスメが注目されています。こちらの記事では、ネットや実店舗で購入できる、おすすめのクルエルティフリーコスメブランドをご紹介します! 時代の流れによって注目、クルエルティフリーコスメ 私たちが普段何気なく使っているコスメ。実は、私たちが安心して使えるよう、開発から製造までのいくつかの工程において、ウサギやラットなどの動物を使った実験が行われている場合があります。 そんな中、近年注目を浴びているのがクルエルティフリーコスメです。 クルエルティフリー(cruelty free)とは、直訳すると「残虐性がない」という意味で、開発から製造まで動物実験が行われていない製品を指します。 関連記事:クルエルティフリーとは?取り組みや認証マークについてご紹介 今回は、クルエルティフリーコスメブランドをピックアップ。コスメを買い替える際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。 おすすめのクルエルティフリーコスメブランド9選 デパ地下やドラッグストアだけでなく、ネットでも購入できるクルエルティフリーコスメを集めました。クルエルティフリーでも品質や使用感に定評のあるものばかりです。動物に配慮しながら、美容を楽しみましょう! LUSH(ラッシュ) LUSHは、スキンケアアイテムやバスボムなどで有名なイギリスのブランドです。ユーモアあふれるネーミングと、思わず誰かにプレゼントしたくなるデザインが特徴的。LUSHでは、厳選した原材料でプロダクトを製造するだけでなく、創業以来、動物実験をせずにプロダクトづくりに努めています。多くの方に動物実験の現状を知ってもらうよう、公式ホームページ内に化粧品のための動物実験反対というページを立ち上げています。 THE BODY SHOP(ザ・ボディショップ) この投稿をInstagramで見る ザボディショップ(@thebodyshopjp)がシェアした投稿 THE BODY SHOPは、国内にも実店舗を多いイギリスのコスメブランド。ボディケアからメイクアップまで、種類や色が豊富に揃っているので、お気に入りが見つかるはず。THE BODY SHOでは長年、動物実験せずに商品を開発・製造。2018年には、「化粧品の動物実験反対キャンペーン」として830万筆の署名を集め、国連に提出しました。こちらのページには、動物実験に反対する詳細の情報を掲載しています。 Aēsop(イソップ) この投稿をInstagramで見る Aesop(@aesopskincare)がシェアした投稿 オーストラリアのコスメブランドAēsopは、スキンケアから香水まで、パーソナルケアやライフスタイルにかかわる多くのプロダクトを扱っています。製造のフェーズで動物実験を一切行わないだけでなく、成分に関しても、蜜蝋や蜂蜜などの動物由来成分を使用していません。公式ホームページ内のイソップは動物実験を行っていますか?に詳細が掲載されています。 On The Wild Side(オン・ザ・ワイルド・サイド) この投稿をInstagramで見る [日本公式]On The Wild Side(@onthewildside_japan)がシェアした投稿 On The Wild Sideは、フランスのコスメブランド。2021年に日本でも販売がスタートしました。非常にシンプルでありながら、肌本来の機能を取り戻すスキンケアラインを展開しています。プロダクトは、フランスの野生の植物から取れた天然由来成分を100%使用。自社で制定した厳しい基準をクリアしたオーガニックの原料のみを使用しています。 WELEDA(ヴェレダ) この投稿をInstagramで見る ヴェレダ・ジャパン(@weleda_japan)がシェアした投稿 ナチュラルコスメを使う人の中では定番のオーガニックブランドWELEDA。スキンケア、ボディケアアイテムなら何でも揃っています。中でもマッサージに使えるホワイトバーチオイルや妊婦・あかちゃん用のアイテムが人気です。自然の原料のみを使い、サステナブルな製品を生み出し続けるWELEDAも動物実験を行っていないクルエルティフリーコスメのひとつです。 BEIGIC(ベージック) この投稿をInstagramで見る BEIGIC ベージック日本公式(@beigic_jp)がシェアした投稿 BEIGICは、韓国発のコスメブランド。特にルーセントオイルとコーヒーの香りがするフェイススクラブが人気です。全てのプロダクトにおいて、ぺルー産のコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイルを使用。合成香料や合成着色料、シリコン、パラベン、サルフェートなどは使っていません。日本国内ではECサイトやQoo10、一部のロフトなどの実店舗でも購入可能です。 DEAR DAHLIA(ディアダリア) この投稿をInstagramで見る ディアダリア Dear Dahlia(@deardahlia_japan)がシェアした投稿 DEAR DAHLIAは、ファンデーションなどのベースメイクから、口紅などのポイントメイクにいたるまで、豊富なラインナップのメイクアップアイテムを取り揃える韓国のコスメブランドです。各プロダクトには、動物由来成分を入れず、天然由来成分を余すところなく使っています。直営店や@cosme storeの他にも、百貨店のECサイトやQoo10などネットでも取り扱うショップが多くあります。 NEMOHAMO(ネモハモ) この投稿をInstagramで見る NEMOHAMO(@nemohamo)がシェアした投稿 自然由来成分のみを使い、製造工程において一切排水や排煙を出さないサステナブルブランド。NEMOHAMOの名前のとおり、植物をまるごと使用した製品は、素肌に潤いと元気を与えてくれます。動物福祉に配慮した原料の使用を徹底し、動物実験も行っていません。 ICOR(イコ) この投稿をInstagramで見る ICOR(@icorbeauty)がシェアした投稿 北海道産の原料をふんだんに使ったスキンケアコスメに定評があるICOR。心、身体だけでなく自然環境も健やかであることを目指し、サステナブルな製品づくりをしています。もちろん動物実験もしていません。人気のオイルインミストトナーやバランシングセラムは、使用が良いだけでなく、香りにも癒されます。 次に買い替えるときはクルエルティフリーコスメにしませんか? 出典:pexels.com 今回は、お手軽に購入できるクルエルティフリーコスメブランド9つをご紹介しました。どのブランドもECサイトや実店舗で取り扱っているものです。次にコスメを買い替える際には、是非参考にしてみてくださいね。

  • 発祥の地EUからアニマルウェルフェアの今をレポート【現地レポート】

    イギリスで誕生したアニマルウェルフェア アニマルウェルフェアの概念が生まれたのは、18世紀のイギリスと言われています。 動物虐待防止法が制定されたのは19世紀初頭。1960年代には、畜産業における動物への虐待についての議論が活発化し、イギリス政府は「家畜に、立つ、寝る、向きを変える、身繕いする、手足を伸ばす自由を」という家畜の「5つの自由」を打ち出しました。これはその後アニマルウェルフェアの基本原則となり、この理念はヨーロッパで急速に浸透していったのです。これは、キリスト教の倫理観の下、動物愛護精神が根底にあったことが大きいとされています。 https://rootus.net/article/694 https://rootus.net/article/694 EUにおける鶏卵の飼育方法 現在EUでは、鶏卵は次のような飼育方法の表記が義務付けられています。 0(オーガニック):有機農業と有機飼料で育てられた鶏の卵。日中は放し飼いで、1羽あたり4㎡以上のスペースが確保されている。アニマルウェルフェアの実現度が最も高い。 1(放し飼い):日中、屋外で放し飼いにされて育てられた鶏の卵。オーガニックの鶏卵と同じく、1羽あたり4m2以上のスペースが利用可能。 2(平飼い):おがくずが敷かれた室内で育てられた鶏の卵。 1100cm2で1羽の鶏が飼育されている。 3(ケージ飼い):750cm2で1羽を飼育するというエンリッチドケージを採用。止まり木の設置なども義務付けられている。 スーパーなどで売られている卵には一つ一つに、このいずれかの番号と生産国、地域などが印字されています。EUでは、非常に狭く身動きのとれないバタリーケージは2012年に廃止されました。ちなみに日本では現在でも9割ほどの鶏卵はこのバタリーケージで飼育されています。 オーストリアやルクセンブルクでは、ケージ自体の使用を禁止。また、ドイツでは2020年にケージで飼育された産卵鶏は6%未満になっており、2025年までに廃止される予定です。 EUにおける豚の飼育方法 豚の飼育においては、妊娠期以外の「妊娠ストール」の使用が2013年より禁止されています。妊娠ストールとは、一頭ずつ入れられる檻のこと。立つか座るかスペースしかなく、方向転換ができないほど小さい檻で、EUでは2013年から使用が禁止されました。イギリスやスウェーデン、ノルウェーでは、妊娠期であってもストールを使用しておらず、他のEUの国々でも全ての時期を通してのストール廃止を求める声があがっています。 大手スーパーマーケットの卵売り場へ 実際にお店の卵売り場を見てみましょう。訪れたのはイタリアの大手スーパーマーケット、Esselunga(エッセルンガ)。BIO専門や高級セレクトショップというわけではなく、市民が日常使いするスーパーマーケットです。 こちらが卵売り場。ケージ飼い表記の卵はひとつも売られていませんでした。 オーガニックの種類も多く取り揃えています。オーガニックの卵の価格は、一番安い平飼いの卵と比べて2倍程度に抑えられているので、比較的手に取りやすいのも特徴です。 アグリツーリズムという新しい学び方 ミラノ中心地から車を20分ほど走らせると広がる、牧草地や田んぼのどかな風景。「カッシーナ」と呼ばれる農家では、消費者がそこで飼育されている家畜と触れ合いながら肉類や乳製品を購入でき、レストランが併設されているところも。また、暮らすように滞在できる農家もあります。このような新しい観光のかたち、アグリツーリズムが今、都市部に住む人たちからの注目を集めています。 口に入れるものが、どんな場所で誰によりどのように飼育され作られているのか。それが可視化されている安心感は、他のどんな価値にも代えがたいもの。新鮮さとおいしさも折り紙付きです。スーパーマーケットで売られている卵やお肉だけでなく、アグリツーリズムの人気の高まりからも、市民のアニマルウェルフェアへの関心の高さが伺えます。 アニマルウェルフェアのこれから。Farm to Tableの実現に向けて 欧州委員会は2020年に発表した「農場から食卓へ戦略」で、ラベル表示の統一化について検討を開始。2023年までにアニマルウェルフェアに関する規制を改正して、消費者に向けた基準をより明確にしていく方針です。 ケージ飼育に関する規制は、採卵鶏の他に肉用鶏、雌豚、子牛も対象に。市民の間でアニマルウェルフェアへの意識が高まり、署名活動などが活発化した結果、2027年までに段階的にケージ飼いを禁止していくことが決定しています。 また欧州委員会の検討チーム内では、家畜の移送・食肉処理までを含めた生産全般の情報がQRコードなどにより得られる仕組みを、生鮮食品や加工品などを対象に義務化する動きもあります。 動物にとっても消費者にとっても意義のあるこういった潮流を生んだのは、紛れもなくEU市民の声と力。市民は今後も購買行動や署名活動などを通じて、政府に訴え動かし評価する、必要不可欠な役割を担い続けていくことでしょう。

  • 動物の権利も尊重する。アニマルウェルフェアとは

    毎日のように食卓に並ぶお肉や卵、牛乳。みなさんは普段どのように食材を選んでいますか。今、「アニマルウェルフェア」という考え方が世界で広がりを見せています。私たちがいただくお肉や卵はどのように飼育され生産されているのか。動物が生きている間、過剰な苦痛を伴っていないか。 美味しさで選ぶだけではなく、そのような生産の背景を知ることも消費者の大きな役割になってきています。 アニマルウェルフェアとは? 出典:pexels.com アニマルウェルフェア(Animal Welfare)とは、家畜が生まれてから死を迎えるまで、ストレスが最小限に抑えられ、健康的で行動欲求が満たされた状態の飼育方法を目指す畜産のことです。日本語では「動物福祉」とも訳されます。 世界の動物衛生の向上を目的とする国際獣疫事務局(OIE)は、「アニマルウェルフェアとは、動物の生活とその死に関わる環境と関連する動物の身体的・心的状態」と定義しています。 アニマルウェルフェアにおける「5つの自由」 出典:pexels.com アニマルウェルフェアの考え方は以下の「5つの自由」が指標になっています。 ①飢え、渇き、及び栄養不良からの自由②恐怖及び苦悩からの自由③物理的及び熱の不快からの自由④苦痛、傷害及び疾病からの自由⑤通常の行動様式を発現する自由 具体的には、 十分に良質な飼料や水を与えられているか丁寧に取り扱われているか清潔かつその動物にとって適切な環境下で飼育されているか健康管理はされているか動物が正常な行動をするために十分なスペースが用意されているか などが挙げられます。 家畜の動物も同じ地球に生きる大切な命。動物にとってなるべく負担のかからない環境で大切に飼育しようというのがアニマルウェルフェアの基本的な考え方です。 近年この考え方は、家畜にとどまらず、ペットや実験に使われる動物に対しても広まってきています。 アニマルウェルフェアの始まりと欧州の現在 アニマルウェルフェアは、1964年、近代畜産に疑問を呈したルース・ハリソンが「アニマル・マシーン」という本を発表したことに始まります。本の発表を受けて、イギリスでは専門委員会が発足。調査の元、近代畜産には虐待の可能性があると指摘されました。「5つの自由」という考えはそこから始まり、今日のアニマルウェルフェアの礎となっています。 現在、欧州ではアニマルウェルフェアの考えの元、様々な動きが見られます。 鶏においては、狭小のケージである「バタリーケージ」が禁止され、鶏卵ひとつひとつに飼育方法などの記載が義務付けられています。 豚においては、身動きの取れない「ストール」による飼育が禁止。 2018年には、バタリーケージ等に限らずすべてのケージの廃止を求める署名運動が行われ、それを受けて、2021年には欧州委員会がケージ禁止の立法案を提出することを約束しました。 飼育方法が印字された卵(イタリア) 思うように進まない日本国内のアニマルウェルフェア 一方日本では、農林水産省を中心に「アニマルウェルフェアの考え方に対応した飼養管理指針」などが作成され、普及活動をはじめています。 ただ、まだEUのような規制はありません。 国内で生産される90%以上の卵は、バタリーケージで飼育された鶏のものとされています。 また、豚は群れを作って生活する動物ですが、立つか座るかしかできないほどの狭いストールで一頭ずつ仕切られて、一生のほとんどの時間を過ごすというのが現状です。諸外国でこのストールが規制される中で、日本では使用率が90%にものぼります。 ケージやストールは動物に多大なストレスをかけるのはもちろんのこと、けがや運動不足のリスクにさらされることになります。 出典:Sangamithra Iyer and Wan Park, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commonsバタリーケージ 出典:春桜咲く, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons妊娠ストール 最近ではオリンピックの会場や選手村の食材調達においても、アニマルウェルフェアの考え方が重要視されており、ロンドン大会やリオ大会では放し飼いや平飼いの卵が最低条件となりました。しかし、東京オリンピックでは、その実現が叶わず、バタリーケージの卵が容認されたことが物議を醸しだしました。 お肉や卵の表示を確認してみることからはじめよう 出典:unsplash.com まだまだ日本では発展途上のアニマルウェルフェアですが、まずは、このアニマルウェルフェアという考え方があるということを知ること。そしてお肉や卵、牛乳を買うときに飼育方法などの記載があれば確認してみることが大切です。もちろんアニマルウェルフェアの考え方を取り入れている生産者もたくさんいるので、そのような商品を探すのも良いでしょう。 大切な命をいただいているという意識を持ち、生産の背景を知り、その上で購入するということが大切なのではないでしょうか。

  • 動物実験なし!おすすめのクルエルティフリーコスメ9選

    近年、動物を保護する観点からクルエルティフリーのコスメが注目されています。こちらの記事では、ネットや実店舗で購入できる、おすすめのクルエルティフリーコスメブランドをご紹介します! 時代の流れによって注目、クルエルティフリーコスメ 私たちが普段何気なく使っているコスメ。実は、私たちが安心して使えるよう、開発から製造までのいくつかの工程において、ウサギやラットなどの動物を使った実験が行われている場合があります。 そんな中、近年注目を浴びているのがクルエルティフリーコスメです。 クルエルティフリー(cruelty free)とは、直訳すると「残虐性がない」という意味で、開発から製造まで動物実験が行われていない製品を指します。 関連記事:クルエルティフリーとは?取り組みや認証マークについてご紹介 今回は、クルエルティフリーコスメブランドをピックアップ。コスメを買い替える際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。 おすすめのクルエルティフリーコスメブランド9選 デパ地下やドラッグストアだけでなく、ネットでも購入できるクルエルティフリーコスメを集めました。クルエルティフリーでも品質や使用感に定評のあるものばかりです。動物に配慮しながら、美容を楽しみましょう! LUSH(ラッシュ) LUSHは、スキンケアアイテムやバスボムなどで有名なイギリスのブランドです。ユーモアあふれるネーミングと、思わず誰かにプレゼントしたくなるデザインが特徴的。LUSHでは、厳選した原材料でプロダクトを製造するだけでなく、創業以来、動物実験をせずにプロダクトづくりに努めています。多くの方に動物実験の現状を知ってもらうよう、公式ホームページ内に化粧品のための動物実験反対というページを立ち上げています。 THE BODY SHOP(ザ・ボディショップ) この投稿をInstagramで見る ザボディショップ(@thebodyshopjp)がシェアした投稿 THE BODY SHOPは、国内にも実店舗を多いイギリスのコスメブランド。ボディケアからメイクアップまで、種類や色が豊富に揃っているので、お気に入りが見つかるはず。THE BODY SHOでは長年、動物実験せずに商品を開発・製造。2018年には、「化粧品の動物実験反対キャンペーン」として830万筆の署名を集め、国連に提出しました。こちらのページには、動物実験に反対する詳細の情報を掲載しています。 Aēsop(イソップ) この投稿をInstagramで見る Aesop(@aesopskincare)がシェアした投稿 オーストラリアのコスメブランドAēsopは、スキンケアから香水まで、パーソナルケアやライフスタイルにかかわる多くのプロダクトを扱っています。製造のフェーズで動物実験を一切行わないだけでなく、成分に関しても、蜜蝋や蜂蜜などの動物由来成分を使用していません。公式ホームページ内のイソップは動物実験を行っていますか?に詳細が掲載されています。 On The Wild Side(オン・ザ・ワイルド・サイド) この投稿をInstagramで見る [日本公式]On The Wild Side(@onthewildside_japan)がシェアした投稿 On The Wild Sideは、フランスのコスメブランド。2021年に日本でも販売がスタートしました。非常にシンプルでありながら、肌本来の機能を取り戻すスキンケアラインを展開しています。プロダクトは、フランスの野生の植物から取れた天然由来成分を100%使用。自社で制定した厳しい基準をクリアしたオーガニックの原料のみを使用しています。 WELEDA(ヴェレダ) この投稿をInstagramで見る ヴェレダ・ジャパン(@weleda_japan)がシェアした投稿 ナチュラルコスメを使う人の中では定番のオーガニックブランドWELEDA。スキンケア、ボディケアアイテムなら何でも揃っています。中でもマッサージに使えるホワイトバーチオイルや妊婦・あかちゃん用のアイテムが人気です。自然の原料のみを使い、サステナブルな製品を生み出し続けるWELEDAも動物実験を行っていないクルエルティフリーコスメのひとつです。 BEIGIC(ベージック) この投稿をInstagramで見る BEIGIC ベージック日本公式(@beigic_jp)がシェアした投稿 BEIGICは、韓国発のコスメブランド。特にルーセントオイルとコーヒーの香りがするフェイススクラブが人気です。全てのプロダクトにおいて、ぺルー産のコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイルを使用。合成香料や合成着色料、シリコン、パラベン、サルフェートなどは使っていません。日本国内ではECサイトやQoo10、一部のロフトなどの実店舗でも購入可能です。 DEAR DAHLIA(ディアダリア) この投稿をInstagramで見る ディアダリア Dear Dahlia(@deardahlia_japan)がシェアした投稿 DEAR DAHLIAは、ファンデーションなどのベースメイクから、口紅などのポイントメイクにいたるまで、豊富なラインナップのメイクアップアイテムを取り揃える韓国のコスメブランドです。各プロダクトには、動物由来成分を入れず、天然由来成分を余すところなく使っています。直営店や@cosme storeの他にも、百貨店のECサイトやQoo10などネットでも取り扱うショップが多くあります。 NEMOHAMO(ネモハモ) この投稿をInstagramで見る NEMOHAMO(@nemohamo)がシェアした投稿 自然由来成分のみを使い、製造工程において一切排水や排煙を出さないサステナブルブランド。NEMOHAMOの名前のとおり、植物をまるごと使用した製品は、素肌に潤いと元気を与えてくれます。動物福祉に配慮した原料の使用を徹底し、動物実験も行っていません。 ICOR(イコ) この投稿をInstagramで見る ICOR(@icorbeauty)がシェアした投稿 北海道産の原料をふんだんに使ったスキンケアコスメに定評があるICOR。心、身体だけでなく自然環境も健やかであることを目指し、サステナブルな製品づくりをしています。もちろん動物実験もしていません。人気のオイルインミストトナーやバランシングセラムは、使用が良いだけでなく、香りにも癒されます。 次に買い替えるときはクルエルティフリーコスメにしませんか? 出典:pexels.com 今回は、お手軽に購入できるクルエルティフリーコスメブランド9つをご紹介しました。どのブランドもECサイトや実店舗で取り扱っているものです。次にコスメを買い替える際には、是非参考にしてみてくださいね。

  • 発祥の地EUからアニマルウェルフェアの今をレポート【現地レポート】

    イギリスで誕生したアニマルウェルフェア アニマルウェルフェアの概念が生まれたのは、18世紀のイギリスと言われています。 動物虐待防止法が制定されたのは19世紀初頭。1960年代には、畜産業における動物への虐待についての議論が活発化し、イギリス政府は「家畜に、立つ、寝る、向きを変える、身繕いする、手足を伸ばす自由を」という家畜の「5つの自由」を打ち出しました。これはその後アニマルウェルフェアの基本原則となり、この理念はヨーロッパで急速に浸透していったのです。これは、キリスト教の倫理観の下、動物愛護精神が根底にあったことが大きいとされています。 https://rootus.net/article/694 https://rootus.net/article/694 EUにおける鶏卵の飼育方法 現在EUでは、鶏卵は次のような飼育方法の表記が義務付けられています。 0(オーガニック):有機農業と有機飼料で育てられた鶏の卵。日中は放し飼いで、1羽あたり4㎡以上のスペースが確保されている。アニマルウェルフェアの実現度が最も高い。 1(放し飼い):日中、屋外で放し飼いにされて育てられた鶏の卵。オーガニックの鶏卵と同じく、1羽あたり4m2以上のスペースが利用可能。 2(平飼い):おがくずが敷かれた室内で育てられた鶏の卵。 1100cm2で1羽の鶏が飼育されている。 3(ケージ飼い):750cm2で1羽を飼育するというエンリッチドケージを採用。止まり木の設置なども義務付けられている。 スーパーなどで売られている卵には一つ一つに、このいずれかの番号と生産国、地域などが印字されています。EUでは、非常に狭く身動きのとれないバタリーケージは2012年に廃止されました。ちなみに日本では現在でも9割ほどの鶏卵はこのバタリーケージで飼育されています。 オーストリアやルクセンブルクでは、ケージ自体の使用を禁止。また、ドイツでは2020年にケージで飼育された産卵鶏は6%未満になっており、2025年までに廃止される予定です。 EUにおける豚の飼育方法 豚の飼育においては、妊娠期以外の「妊娠ストール」の使用が2013年より禁止されています。妊娠ストールとは、一頭ずつ入れられる檻のこと。立つか座るかスペースしかなく、方向転換ができないほど小さい檻で、EUでは2013年から使用が禁止されました。イギリスやスウェーデン、ノルウェーでは、妊娠期であってもストールを使用しておらず、他のEUの国々でも全ての時期を通してのストール廃止を求める声があがっています。 大手スーパーマーケットの卵売り場へ 実際にお店の卵売り場を見てみましょう。訪れたのはイタリアの大手スーパーマーケット、Esselunga(エッセルンガ)。BIO専門や高級セレクトショップというわけではなく、市民が日常使いするスーパーマーケットです。 こちらが卵売り場。ケージ飼い表記の卵はひとつも売られていませんでした。 オーガニックの種類も多く取り揃えています。オーガニックの卵の価格は、一番安い平飼いの卵と比べて2倍程度に抑えられているので、比較的手に取りやすいのも特徴です。 アグリツーリズムという新しい学び方 ミラノ中心地から車を20分ほど走らせると広がる、牧草地や田んぼのどかな風景。「カッシーナ」と呼ばれる農家では、消費者がそこで飼育されている家畜と触れ合いながら肉類や乳製品を購入でき、レストランが併設されているところも。また、暮らすように滞在できる農家もあります。このような新しい観光のかたち、アグリツーリズムが今、都市部に住む人たちからの注目を集めています。 口に入れるものが、どんな場所で誰によりどのように飼育され作られているのか。それが可視化されている安心感は、他のどんな価値にも代えがたいもの。新鮮さとおいしさも折り紙付きです。スーパーマーケットで売られている卵やお肉だけでなく、アグリツーリズムの人気の高まりからも、市民のアニマルウェルフェアへの関心の高さが伺えます。 アニマルウェルフェアのこれから。Farm to Tableの実現に向けて 欧州委員会は2020年に発表した「農場から食卓へ戦略」で、ラベル表示の統一化について検討を開始。2023年までにアニマルウェルフェアに関する規制を改正して、消費者に向けた基準をより明確にしていく方針です。 ケージ飼育に関する規制は、採卵鶏の他に肉用鶏、雌豚、子牛も対象に。市民の間でアニマルウェルフェアへの意識が高まり、署名活動などが活発化した結果、2027年までに段階的にケージ飼いを禁止していくことが決定しています。 また欧州委員会の検討チーム内では、家畜の移送・食肉処理までを含めた生産全般の情報がQRコードなどにより得られる仕組みを、生鮮食品や加工品などを対象に義務化する動きもあります。 動物にとっても消費者にとっても意義のあるこういった潮流を生んだのは、紛れもなくEU市民の声と力。市民は今後も購買行動や署名活動などを通じて、政府に訴え動かし評価する、必要不可欠な役割を担い続けていくことでしょう。

  • 動物の権利も尊重する。アニマルウェルフェアとは

    毎日のように食卓に並ぶお肉や卵、牛乳。みなさんは普段どのように食材を選んでいますか。今、「アニマルウェルフェア」という考え方が世界で広がりを見せています。私たちがいただくお肉や卵はどのように飼育され生産されているのか。動物が生きている間、過剰な苦痛を伴っていないか。 美味しさで選ぶだけではなく、そのような生産の背景を知ることも消費者の大きな役割になってきています。 アニマルウェルフェアとは? 出典:pexels.com アニマルウェルフェア(Animal Welfare)とは、家畜が生まれてから死を迎えるまで、ストレスが最小限に抑えられ、健康的で行動欲求が満たされた状態の飼育方法を目指す畜産のことです。日本語では「動物福祉」とも訳されます。 世界の動物衛生の向上を目的とする国際獣疫事務局(OIE)は、「アニマルウェルフェアとは、動物の生活とその死に関わる環境と関連する動物の身体的・心的状態」と定義しています。 アニマルウェルフェアにおける「5つの自由」 出典:pexels.com アニマルウェルフェアの考え方は以下の「5つの自由」が指標になっています。 ①飢え、渇き、及び栄養不良からの自由②恐怖及び苦悩からの自由③物理的及び熱の不快からの自由④苦痛、傷害及び疾病からの自由⑤通常の行動様式を発現する自由 具体的には、 十分に良質な飼料や水を与えられているか丁寧に取り扱われているか清潔かつその動物にとって適切な環境下で飼育されているか健康管理はされているか動物が正常な行動をするために十分なスペースが用意されているか などが挙げられます。 家畜の動物も同じ地球に生きる大切な命。動物にとってなるべく負担のかからない環境で大切に飼育しようというのがアニマルウェルフェアの基本的な考え方です。 近年この考え方は、家畜にとどまらず、ペットや実験に使われる動物に対しても広まってきています。 アニマルウェルフェアの始まりと欧州の現在 アニマルウェルフェアは、1964年、近代畜産に疑問を呈したルース・ハリソンが「アニマル・マシーン」という本を発表したことに始まります。本の発表を受けて、イギリスでは専門委員会が発足。調査の元、近代畜産には虐待の可能性があると指摘されました。「5つの自由」という考えはそこから始まり、今日のアニマルウェルフェアの礎となっています。 現在、欧州ではアニマルウェルフェアの考えの元、様々な動きが見られます。 鶏においては、狭小のケージである「バタリーケージ」が禁止され、鶏卵ひとつひとつに飼育方法などの記載が義務付けられています。 豚においては、身動きの取れない「ストール」による飼育が禁止。 2018年には、バタリーケージ等に限らずすべてのケージの廃止を求める署名運動が行われ、それを受けて、2021年には欧州委員会がケージ禁止の立法案を提出することを約束しました。 飼育方法が印字された卵(イタリア) 思うように進まない日本国内のアニマルウェルフェア 一方日本では、農林水産省を中心に「アニマルウェルフェアの考え方に対応した飼養管理指針」などが作成され、普及活動をはじめています。 ただ、まだEUのような規制はありません。 国内で生産される90%以上の卵は、バタリーケージで飼育された鶏のものとされています。 また、豚は群れを作って生活する動物ですが、立つか座るかしかできないほどの狭いストールで一頭ずつ仕切られて、一生のほとんどの時間を過ごすというのが現状です。諸外国でこのストールが規制される中で、日本では使用率が90%にものぼります。 ケージやストールは動物に多大なストレスをかけるのはもちろんのこと、けがや運動不足のリスクにさらされることになります。 出典:Sangamithra Iyer and Wan Park, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commonsバタリーケージ 出典:春桜咲く, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons妊娠ストール 最近ではオリンピックの会場や選手村の食材調達においても、アニマルウェルフェアの考え方が重要視されており、ロンドン大会やリオ大会では放し飼いや平飼いの卵が最低条件となりました。しかし、東京オリンピックでは、その実現が叶わず、バタリーケージの卵が容認されたことが物議を醸しだしました。 お肉や卵の表示を確認してみることからはじめよう 出典:unsplash.com まだまだ日本では発展途上のアニマルウェルフェアですが、まずは、このアニマルウェルフェアという考え方があるということを知ること。そしてお肉や卵、牛乳を買うときに飼育方法などの記載があれば確認してみることが大切です。もちろんアニマルウェルフェアの考え方を取り入れている生産者もたくさんいるので、そのような商品を探すのも良いでしょう。 大切な命をいただいているという意識を持ち、生産の背景を知り、その上で購入するということが大切なのではないでしょうか。