最近、「フェアトレード」ということばを見かけることが増えてきました。大企業もフェアトレードの食材扱うようになってきたので、スーパーでもフェアトレードの商品を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
私たちの身近なスイーツのひとつであるチョコレートも、原料となるカカオの生産者の生活を支えようと取り組む商品があります。
この記事では、おすすめのフェアトレードのチョコレートをご紹介していきます。
フェアトレードとは
フェアトレードとは、日本語に直訳すると「公正取引」です。弱い立場になりがちな生産者の生活の向上を図り、貧困の差をなくすことを目的に、商品を適正な値段で継続的に売買することを指します。
フェアトレードは、主に中南米や東南アジア、アフリカといった貧困層の割合が高い国々が対象になっています。これらの地域には、農園や工場で一日中働いても、十分な賃金が支払われず不安定な生活を送る人たちがいます。このような人たちに対して、働き方に相応しい賃金を提供しようとフェアトレードの動きが高まってきているのです。
フェアトレードの対象の主な商品としては、コーヒーや衣類、そしてチョコレートなどが挙げられます。
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フェアトレードのチョコレートを選ぶポイント
フェアトレードチョコレートとは、適正な労働環境において栽培・生産された原料のカカオを使ったチョコレートのことです。フェアトレードのチョコレートを選ぶポイントは、パッケージに国際フェアトレード認証ラベル(※画像を参照)が印刷されている商品を選ぶことです。
こちらのラベルは、次の基準を満たす商品につけられています。
国際フェアトレード認証ラベルは、その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「国際フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルです。またこのラベルは、農場から認証製品として出荷されるまで完全に追跡可能であり(物理的トレーサビリティの適用)、さらにコーヒーやバナナなど認証原料100%からなる製品に表示されます。
fairtrade japan公式サイト 認証ラベルについて|フェアトレードとは?
フェアトレードチョコレートブランド4選
近年、日本でもフェアトレードチョコレートが買えるようになってきました。そのなかでもおすすめのブランドをピックアップしました。
Divine
イギリスのDivine社は、イギリス発100%フェアトレードのチョコのブランドとして知られています。
株式の44%をカカオ農民が所有し、会社の利益は農民グループの意見によって公正に分配されるというユニークなシステムを採用。生産者自身が経営に加わることで、現地では充実した地域社会が築かれ、人々が貧困から抜け出し、それが質の良いカカオを育てることへとつながっています。
ダークカカオ70%、ジンジャーとオレンジのチョコレートは、大人の味わい。ワインのマリアージュとしてもおすすめです。
GREEN&BLACKS
イギリスで初めてフェアトレードマークを取得したチョコレートです。
倫理的、かつ持続可能な方法で調達されるカカオを使用しています。土壌から有機にこだわっているオーガニックチョコレートは、栄養豊富で風味豊か。
海塩やナッツなどの複数のフレーバーから選べ、カカオの配合率にもこだわっています。
チョコ屋
チョコレート専門メーカーが手がけた、安心安全にフォーカスしたチョコレートです。
ハイカカオ70%でノンシュガーのチョコレートは、砂糖を使っていないのが信じられないほど、リッチで満足感のある味わい。
小分けになっているので、食べる量をコントロールできるところもおすすめのポイントです。
Galley
ベルギー王室御用達のブランドにも選ばれているチョコレートブランド。環境に優しく、厳選された素材のみを使用しています。
フェアトレードであるのはもちろん、自然環境を守るカカオ作りと、現地の人々の労働環境・医療・教育・食料などをサポートする「ココア・ホライズン財団」プログラムにも参加しています。
バニラやヘーゼルナッツなどチョコレートと相性の良いフレーバーが人気で、プレゼントや贈答品などにもぴったりのパッケージです。
種類豊富なフェアトレードチョコレート!お気に入りを見つけてみては?
今回は、フェアトレードチョコレートのおすすめブランドをご紹介しました。ご紹介したもの以外にも、最近ではイオン系列のスーパーなどでフェアトレードのラベルが印字されたチョコレートが陳列されています。
国内でも人気が高まってきているフェアトレードチョコレート。テイストなど商品ラインナップが豊富なので選ぶのも楽しいですよ! ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。