動物性の材料を使わないことから、サステナブルな選択肢として注目を集める「ビーガン」や「プラントベース」。
実際にビーガンやプラントベースの食べ物と言われると、味が薄く物足りなそう…と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、今や、植物性の材料だけで作られたビーガンスイーツは、一般のスイーツと何のそん色もありません。手土産やプレゼントにできそうなデザイン性の高いスイーツも続々と登場しています。
今回は、動物性の材料を使用しない食品や雑貨が一挙に集結する、ビーガングルメ祭りに潜入!今回は、その中でも本当に美味しかったビーガンスイーツを5つご紹介します。
ビーガン祭りとは?
東京・名古屋・京都で定期的に開催されているビーガン祭りは、サステナブルなライフスタイルに共感する人たちから根強い支持を集める日本最大級のビーガン・プラントベースフードフェスです。
今回訪れた「東京ビーガングルメ祭り2023 夏」は、2023年7月に東京都浅草にて開催。最新のビーガンフードやビーガンスイーツ約70店舗が軒を連ねました。
会場で見つけたスイーツ5選
会場入りしたのはお昼過ぎ。既に人気店や人気商品については売り切れが続出! ある出店者によると、オープン時間に合わせてお目当ての商品をゲットしている来場者も多数いるとのことでした。
それでは、実際に食べて美味しかったビーガンスイーツをチェックしていきましょう!
HIKARI SHOKUDOのダブルベリーマフィン
栃木県那須塩原市のヴィ―ガンレストラン「HIKARI SHOKUDO」からはマーブル模様のダブルべリーマフィンをピックアップ。
古代から栽培され、栄養豊富で小麦アレルギーが発症されにくいとされる有機スペルト小麦や有機ひよこ豆粉をベースに、バターや牛乳は使わず作られているダブルベリーマフィン。甘すぎない生地が、たっぷり入っていているベリーの風味を引き出していてパクパク食べられてしまいます!
そのまま頂いても十分美味しいのですが、寒いところでは固まる性質を持つココナッツオイルが使用されているため電子レンジやオーブンで少し温めるとさらにおいしさがアップします!
HIKARI SHOKUDOのキャラメルナッツタルト
HIKARI SHOKUDOからもう一品選出!お店のおすすめ商品のひとつであるキャラメルナッツタルトは、香ばしいキャラメル風味に、たっぷり乗せられたナッツの相性がぴったりで、バター不使用とは思えない満足感!
上層部分は甘さをしっかりと感じることができますが、下の生地はひよこ豆などを使用したあっさりした味わい。甘すぎるスイーツが苦手な方にも自信を持っておすすめしたいです!
1/2cafeのクッキー&ベリーショートケーキ(期間限定)
地方の人気 VEGAN SWEETS ブランドを集めた「ヴィーガンスイーツセレクトショップ」からは、岐阜県のビーガンカフェ、1/2cafeのクッキー&ベリーショートケーキをセレクト。
トッピングされたクッキーのサクサク感、スポンジとベリーコンポートの層が相性バツグン。食感と組み合わせが楽しいケーキです。
材料には豆乳ホイップや米油を使用するなど、プラントベースかつヘルシーでありながら男性でも満足できるボリューム感に驚かされました!
Atelier TiDANEFAの柳久保小麦のカヌレ
マクロビオティックをベースとし、ヴィ―ガンやグルテンフリースイーツの製造販売やお菓子教室を展開するAtelier TiDANEFAからは、柳久保小麦のカヌレを。
柳久保小麦とは、東京都東久留米市の在来種である小麦の品種のこと。
腸内環境に悪影響を及ぼし、さまざまなアレルギーを引き起こす一因とされるグルテンを多く含む現代の小麦と比べると、品種改良されていない柳久保小麦などの在来種はヘルシーで栄養価が高いとされています。
食べてみると、きび砂糖の香ばしい風味が口いっぱいに広がります。もっちりとした生地で、食べ応えもバツグン!
通常のカヌレとは材料が全く異なるのに、味も見た目もカヌレそのもの。手土産にもぴったりです!
Vegan cafe lillaのカシス&ブルーベリージェラート
自然豊かな兵庫県淡路島からやってきたビーガンカフェ、Vegan cafe lillaには、ビーガンなジェラートがずらり。5種類のフレーバーからチョイスしたのはカシス&ブルーベリーです。
カシスとブルーベリーが香り高く、フルーツ自体の甘みや芳醇さをしっかりと閉じ込めた贅沢な一品。卵、動物性乳製品、白砂糖不使用のビーガンジェラートとは思えない濃厚さがあります。
メープルシロップ、アーモンドミルクなどの原料がフルーツの素材の良さを引き立てています。
これからのビーガンスイーツは、美味しい&可愛いが当たり前!
今回のイベント開催会場は、観光客に人気のある浅草と言う土地柄もあってか、欧米系やイスラム圏から来日中と来場者も多かった印象です。
ビーガンと聞くと、日本では宗教上や健康上の理由から制限のある人が食べるもの、と考えている人もまだまだ多いですが、実際はどんな人も美味しく楽しむことができる食文化。 なかでもビーガンスイーツは、クオリティが高く、栄養価が高くヘルシーなものも多いので、ギルトフリーに楽しめます。
見た目にも可愛く、進化が止まらないビーガンスイーツの世界をぜひ覗いてみては?