ここ数年人気が高まってきているマーケットやマルシェ。
買い物をする場としてだけではなく、生産者と直接会話ができるのが魅力のマーケットは、人々が交流を楽しむ「サードプレイス」として人々の生活を豊かにしています。
今回訪れたのは、おしゃれなショップが多く集まり、住みたい街として知られる東京都世田谷区の二子玉川。
駅から直結の商業施設「二子玉川ライズ」で毎月開催されているマーケットが充実していると聞き、行ってきました。
ふたこ座マーケットとは
ふたこ座マーケットは、平日に開催される日本でも最大級のストリートマーケット。作り手の顔が見える野菜や、ハンドメイドクラフトまで毎回60店舗以上が出展します。
マーケットの会場となっている駅直結の「二子玉川ライズ ガレリア」は、風が通り抜ける広々とした屋外の広場。
アクセスが非常に便利で、屋根があるので少しの雨程度なら気にせず楽しむことができそうです。
近隣には複数ショッピングモールもあるので、お買い物がてらマーケットに立ち寄るのもいいですし、平日開催なので仕事終わりに覗いてみるのもいいですね。
農家さんをはじめ、多岐にわたるジャンルの出店
訪れたのは9月初旬。日差しはまだまだ暑いですが、通り抜ける心地よい秋風を感じる季節です。
今回は70店舗近くが軒を連ねており、会場は賑わいを見せています。駅近ということもあり、常に人通りはありました。
マーケットではずらりとお店が並びます。ジャンルは農産物をはじめとした食品がいちばん多い印象。焼き菓子やはちみつ、オリーブオイルなどの食品も充実しています。
栄養学生団体「N」は廃棄予定のカボチャを使用したパウンドケーキを販売していました。
フェアトレード商品を扱うアパレルブランドの「Smile Asia」の店先は東南アジアらしいエスニックテイストのカラフルな衣服が並びます。
食品はもちろん、植木や雑貨、ハンドメイドアクセサリーなど、新しいものと出会うことができ、見て回るだけでも十分楽しめます。
実際にお買い物をしてみました
マーケットをじっくり見てまわっていると、変わった野菜が置いてあるお店があり足を止めました。
こだわりの減農薬栽培野菜・果物をセレクトしているという、野美屋(やおや)さんです。
普段は見かけない珍しい野菜が並んでおり、他のお客さんも立ち止まって見ていました。
今回買ってみたのはオクラ。ワインレッドの見た目の珍しさに惹かれて手に取りました。
もしもスーパーで見かけたとしても、「どうやって調理すれば良いのだろう?」、「味は普通のオクラと何か違いがあるのかな?」と思い、手に取りにくい野菜です。
そこで店主さんに色々聞いてみると、「味は普通のオクラと同じですよ!茹でると緑色になることと、表面の毛が少ないことが特徴だよ」ととてもフランクに教えて頂きました。
早速その夜茹でてみると、みるみるうちにきれいな緑色に変身!
食べてみると、「こんなオクラもあるんだ!」と感動するほど、舌触りが良く美味でした。
なじみのない品であっても、出店者と直接コミュニケーションを取りながら購入することができる点はマーケットならではの魅力だと思いました。
マーケットへ行ってみよう!
会場を見てまわっていると、出店者同士が「あなたのお店、とてもステキね!あとで手が空いたタイミングでお買い物しに行きますね。」などと声を掛け合っている場面に出会いました。
また、出店者とお客さんが楽しそうに会話している様子を見て、単なる物の売り買いではなく、コミュニケーションが生まれるのがマーケットの魅力であることを再確認。
昔ながらのご近所付き合いや商店街のような雰囲気は、温かい気持ちを思い出させてくれるものでした。
生産者と出会えるマーケットへ、あなたも足を運んでみてはいかがでしょうか。
【開催情報】
開催場所: 二子玉川ライズ ガリレア
開催日程: 毎月平日に定期開催
開催時間:11:00〜19:00
アクセス:二子玉川駅より徒歩