どんなものに出会える?“東京蚤の市”って実際どんなところ?

蚤の市(のみのいち)とは、古着やアンティークの雑貨などが集まる、いわばフリーマーケットのこと。ヨーロッパの都市では、週末に開かれることが多く、特に19世紀からフランス・パリで続く蚤の市は世界的に有名です。

また、持続可能な社会が求められ、物を大切にしていこうという風潮の中、再注目されている催しでもあります。

今回は、2023年6月に国営昭和記念公園で開かれた第19回東京蚤の市に潜入。
広大な土地で開かれる国内でも有数の蚤の市は、実際にどんな雰囲気なのか、どんなものが売られているのかレポートします。

定期的に開催しているので、行こうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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まるでテーマパークのような会場

午前11時半前、入口のゲートをくぐり抜けて右奥のテントにてチケット交換を行い、散策をスタート。チケットは前売りと当日販売があります。
前売りチケットを入手していたことで、人手が多い中でもスムーズに入場することができました。

訪問した日は天気にも恵まれ、蚤の市にぴったりの日曜日。エリアによっては人が多く、移動するだけでやっとといった所もありました。

会場は大きく8つのエリアに分類されており、音楽ライブを行うステージなどイベントスペースも点在。ヨーロッパの蚤の市よりもイベント要素が強く、まるでテーマパークのようです。

出典: 会場マップ | 第19回東京蚤の市 (tokyonominoichi.com)

お昼ご飯を食べようと待っている間、同じ売店の行列に並んでいた女性は、前日も来たのだけれどすべての出店をじっくりと見ることができなかったので、今日は二日目の参加とのこと。
広大で出店数もかなり多いため、確かに、一日ですべてを見るのは難しいかも知れません。

食器から、アクセサリーまでアンティークアイテムが充実

古道具を扱う複数エリアでよく目に入ったのが、アンティークのグラスやヨーロッパ製のティーセットをはじめとする食器類です。食器としてはもちろん、花瓶や小物入れとしても使えそうなものもありました。

価格帯は1,000円以下のものから中には1万円以上するものまで様々。一点モノの器やコップは、食器好きにはたまらないですね。

工夫次第で何にでも使えそうなガラス類
日本ではあまり見かけないようなデザインも
たくさんの食器の中から運命の出会いがあるかも…?

個性豊かなアクセサリーや雑貨も豊富

乙女心をくすぐるようなアンティークのアクセサリーにも出会いました。個性があって、ファッションのポイントになってくれそうなアイテムが並びます。

子どもだけでなく、つい大人も欲しくなるようなぬいぐるみも発見。状態が良いので、プレゼントにも良いかも。

こちらのお店は、レースや、布類が売られていました。ハンドメイド好きな筆者は、何に使おうかな?」と想像するだけでワクワクします!

廃材を一輪挿しにリメイクした商品も人気を集めていました。1点ものの一輪挿しはそれぞれ個性があり、みなさんひとつひとつ吟味しています。

蚤の市定番の紙モノや絵本、家具類も

多くのエリアで紙を取り扱うお店を多く見かけました。

この植物の絵は、百年前ほど前の物もあるそう

本を取り扱うお店では、絵本が圧倒的に多く、ノスタルジックな海外の絵本に大人も子どもも見入っていました。インテリアとしても良さそうです。

もちろん家具もあります。大きなものであっても配送受付ブースが設置されているため、持ち帰りの心配をする必要もありません。

家の中に一つあるだけで部屋の雰囲気をおしゃれにしてくれそうなコート掛けや、アンティークの椅子に目がないという方も多いのではないでしょうか。

壁に取り付けるタイプのコート掛けと子物置き
大型家具も配送できて安心

インテリアの中でも、特に注目を集めていたものは…?

一度進路を進むと、後ろには戻ることが難しいほどの場所もありました。
その中でも、人だかりができる場所を発見し、近づいてみると……

正体は、シート一面に並べられた木彫りの熊でした。
木彫りの熊は、店主自ら国内各地から収集したものだそうです。
「一律2,500円」という価格がお値打ちなのかどうかについては馴染みのない品のため判断が難しい!

おそらく見る方が見れば正しい価値が分かるのでしょう。直観でお気に入りを見つけるのも楽しそうです。ちなみに隣のシートにはお面タイプの熊もありました。

同じお店には、ひとつひとつ手に取って見たくなるような魅惑的な古道具の世界が広がります。

昭和レトロなおもちゃも充実しており、子どもたちの興味をひいていました。

中身がわからないからワクワク!「物々交換の本棚」

今回初めて蚤の市に参加するにあたり、事前に公式HPをチェックしていると、「物々交換の本棚」のページを発見。参加者は、表紙が見えないようにラッピングし、本を受け取る人へのメッセージ添えた本を1冊持ち寄り、会場に置かれた本1冊を持ち帰ることができる企画です。

ぜひ参加してみよう!ということで、筆者も読み終えたおすすめの本を用意しました。

持ち帰ったのは、「青春、なのだろうか、たぶん、そうだろう。」と添えられた一冊。中から出てきた本は高野悦子さん著、「二十歳の原点」で、学生運動に傾倒した二十歳の女子大生のエピソードが綴られている内容でした。

自分ではセレクトしない本と出会うことができて、資源も無駄にしない「物々交換の本棚」。
東京蚤の市に参加する際は、本を持参して循環の輪に加わってみるのをおすすめします!

【番外編】筆者のお買い物記録

今回の蚤の市で、筆者が我が家にお迎えすることした、リアルな購入品を紹介します。

まずは紫色のガラス小皿。それからレトロなひまわりが描かれたグラスです。
お店の方いわく、60年代頃の品だそう。確かに祖父母の自宅にあった食器をどことなく思わせます。新しい出会いであるはずなのに、なつかしく温かい気持ちにさせてくれるのも、蚤の市の特徴かもしれません。

蚤の市は、ときめきと出会える場所だった!

ありとあらゆる雑貨が一つの会場に集結した、東京蚤の市。普段の生活にはない出会いに、常にワクワクが止まりませんでした。

量産される既製品を何も考えることなく使い捨ててしまうことも多い現代。
そんな中、ここでしか出会うことのできない一期一会の出会いに期待しながら、古いモノを大切にする気持ちが湧いてくるのが、蚤の市の最大の魅力ではないでしょうか。

大きなシャボン玉を作って遊ぶことができるコーナーなど、子ども向けのアクティビティが用意されており、お買い物だけでなく、家族みんなで楽しむアクティビティも満載の東京蚤の市。
定期的に開催しているので、ぜひ訪れてみては?

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