生産者や環境に配慮。全国の美味しいものが集まる代官山の“Tide&Taste”

代官山駅からすぐのフォレストゲート代官山にある「Tide&Taste」。リニューアルしたばかりの店舗には、全国から選び抜かれたこだわりの食品や雑貨が並びます。

セレクト商品のほか、所属シェフのアイデアが詰まっているオリジナルの食品は、環境への配慮もなされているなど、思わず手に取ってみたくなるものばかり。

今回は、食を起点に豊かなライフスタイルを提案する、食を中心としたセレクトマーケット「Tide&Taste」を紹介します。

 グロサリーショップから「セレクトマーケット」へ新装

代官山駅すぐの「日本食品総合研究所」の施設内にあり、グロサリーショップとして人気だった「食品庫」がこの春にリニューアル。新しくオープンしたのが、食品だけでなく、雑貨も取り扱うセレクトショップの「Tide&Taste」です。

クリエイティブディレクターの西さんは、「リニューアルするにあたり、食品庫の運営の中で見えてきたことを踏まえて、改めてコンセプトを立て直した」といいます。料理のジャンルに問わず全国各地から厳選された商品が並び、ここだけの出会いにワクワクできる「セレクトマーケット」として、豊かな暮らしを求める人々のニーズを満たしています。

美味しさと、時代に合ったものづくりが共存したフードセレクション

おすすめの隠し味がこだわりのスープは4種類

店舗中央のスペースにずらりと並んでいるのは、お店のプライベートブランドの商品です。どれも日本食品総合研究所に所属している中華、フレンチ、日本食を専門とするシェフらがプロデュースした個性が光るオリジナルレシピ。

レストランを運営していることから、お客さんの声をすぐに開発チームに反映できることも、大きな強みになっています。

瓶詰めやシール貼りまでを同施設で完結できるというのもオリジナル商品の特徴。本来輸送などで出るCO2を最小限に抑えることができ、環境への負荷を最小限に抑えたものづくりが実現しています。

今おすすめしたいのは、リニューアルのタイミングで販売が始まったスープシリーズとのこと。

ミネストローネやクラムチャウダーなど日常に馴染む定番メニューでありながら、オーツミルクが使われていたり、昆布だしやアールグレーが隠し味に入っていたり。さらに、フードロスとなる野菜の端材を活用するなど、シェフのアイデアがふんだんに盛り込まれています。

商品から広がる「人の想い」

リピーターの多いオリジナル商品「よだれどりの山椒辣油だれ」蒸し鶏や餃子はもちろん夏は冷奴にも!

全国の食品をセレクトしていますが、“同じ想いを持った人同士は自然と繋がっている”という考えから、繋がりのある生産者から他の生産者を紹介してもらうことも多いそう。

商品を通じて、生産者の想いがお店を訪れるお客さんに伝わっていくことを目指しているそうです。

そうやって関わる人々のことを考えた商品が、日常を豊かにしていくのかもしれません。

「食」と「暮らし」をシームレスに提案するギャラリー

食品だけにとどまらず、器や書籍、アパレル商品などもセレクトしています。

取材時、新しくできた店舗奥のギャラリースペースでは、作家さんの器などが展示されていました。今後も1ヶ月ごとにジャンル問わず様々な展示が開催されるそうです。食品だけでなくアートや作品に触れる場を提供することで、「食」の延長にある「暮らし」そのものをシームレスに提案しています。

生産者と繋がれるイベントも開催

今後はさらにオリジナル商品を充実させていくとのこと。生産者の想いを受け取る機会がさらに広がっていくのが今から楽しみです!

店内では不要な紙袋を回収してくれるboxも設置

さらに、セレクトされた食器やシェフが選んだキッチンツールの販売も開始しているそう。日常を丸ごとコーディネートできるTide&Tasteをぜひ訪れてみては?

Tide&Taste
住所:東京都渋谷区代官山町20-23 Forestgate Daikanyama 1F
営業時間:日〜木11:00〜18:00/金〜土11:00〜19:00
定休日:水曜日
公式サイト:https://tide-taste.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/tide.taste/

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この記事を書いた人

特殊ペインター・写真家・ソーシャルベンチャーの仕事を経て現在スナックママとしてソーシャルグッドな場づくりをしているお酒好き。一人一人が自分を表現して生きられる豊かな社会を作るのが夢。特に関心があるのはジェンダーと気候変動。