サステナブルな暮らしのヒント。入門におすすめの書籍を厳選

当ページのリンクには広告が含まれています。

“サステナブルな暮らし”と聞くとハードルが高く感じてしまう方も多いのではないでしょうか。実はサステナブルに暮らすことは、自分にとっても心地よく、日常で簡単に始められるアクションもたくさんあります。

本記事では、サステナブルな暮らしのヒントになる書籍を6つ厳選しました。サステナブルとは何か学びたいと思っている方や、サステナブルな暮らしに興味や関心のある方は、ぜひ参考にしてみては。

INDEX

サステナブルな暮らしって?

出典:unsplash.com

サステナブルとは「sustain(持続する)」と「able(可能な)」を組み合わせた言葉で、「持続可能な」という意味があります。人間の活動による地球環境への負荷を可能な限り減らし、今後もすべての生き物が豊かな地球でともに生きていけることを目指して、サステナブルというワードが使われるようになりました。

社会を見ると、環境に負荷のかからないクリーンエネルギーや環境に優しい素材で作られた容器の開発などが行われていますが、私たち個人にもサステナブルな地球のためにできることはたくさんあります。

身近なアクションを挙げると、食材を全て使い切ることで食品ロスを出さないなど、私たち一人ひとりが実践できることはたくさんあるのです。

サステナブルな暮らしのヒントになる書籍

ここからはサステナブルな暮らしのヒントになる書籍を6つ紹介します。どのような生活を目指したいのか考えながら、自身に合った一冊を探してみて。

『SDGsな生活のヒント:あなたの物の使い方が地球を救う』 タラ・シャイン(著)・武井摩利 (訳)/創元社

『SDGsな生活のヒント』は環境科学者であるタラ・シャイン氏の著書。キッチンや掃除・洗濯、ベッドルーム、職場や学校といった場面ごとに100以上の品物を取り上げて、どう使えば環境に優しいかを教えてくれるガイドです。

例えばキッチンのカテゴリーにはティーバッグの環境負荷や、環境負荷の低い紅茶を選ぶ方法、プラスチックフリーのティーバッグについてなど、丁寧に書かれています。

また職場や学校のカテゴリーには、ペンやコンピューター、プリンターなどの環境負荷や、一人ひとりができることについて書かれています。

難しい言葉を使わずに、日々の暮らしの中で実践できることが具体的に書かれているので、初心者でも安心して読むことができます。サステナブルな暮らしをするためのヒントを得るための、最初の1冊としておすすめです。

『ゼロ・ウェイスト・ホーム~ごみを出さないシンプルな暮らし~』 ベア・ジョンソン(著)・服部雄一郎 (訳)/アノニマ・スタジオ

『ゼロ・ウェイスト・ホーム〜ごみを出さないシンプルな暮らし〜』はゼロ・ウェイスト、つまり無駄や浪費をなくしてごみを出さない暮らしについて学べる書籍です。基本の5か条であるリフューズ(不要なものは断る)、リデュース(必要なものを減らす)、リユース(買ったものは繰り返し使う)、リサイクル、ロット(残りはすべて堆肥化)のルールやゼロ・ウェイストの暮らしのメリットについて解説しています。

日々の生活をシンプルに暮らすためのヒントが、場所ごとに書かれているのもポイント。台所と日々の買い物の見出しでは、買い物リストや、お店選びの基準、買い物セットリストなどについて解説されています。ごみを増やさない暮らしを目指す中で、参考になることが見つかるはずです。

『これってホントにエコなの?』 ジョージーナ・ウィルソン=パウエル(著)・吉田綾(監訳)・吉原かれん(訳)/東京書籍

『これってホントにエコなの?』は日常に溢れるエコの情報が、本当に環境に優しいのかを改めて考える1冊です。「食器を洗うときは手洗いと食器洗浄機のどちらがいい?」「環境に優しい化粧品を選ぶには?」など日々の生活の中で生じる小さな疑問について、丁寧に解説しています。本書を読めばちょっとした選択をする場面でも、環境に配慮して選べるようになるでしょう。

よりサステナブルな行動を取りたくても、世の中には情報が溢れ過ぎていてどれが正しいのか分からなくなっているかもしれません。改めてどの方法がよりよいのかを、考え直すことができる書籍です。

『暮らしは楽しくエシカルに。』 梨田莉利子(著)/時事通信社

『暮らしは楽しくエシカルに。』はエシカルライフ歴10年以上でエシカルライフ研究家である梨田莉利子氏の著書。実際に梨田氏が実践してきたエシカルアクションのアイデアが紹介された1冊です。

日々の暮らしの中で実践できるエシカルなアクションを紹介している他、「エシカルライフのすすめ」と題して、スーパーで実践できるエシカルライフや楽しく続けるためのコツなどを紹介しています。

また、梨田氏がエシカルな暮らしを取り入れるきっかけとなった幼い頃に読んだ物語に関するエピソードも。

本書を読めば、1つずつのアクションが自身の生活を豊かにしてくれるでしょう。

『一汁一菜でよいという提案』 土井善晴(著)/グラフィック社

『一汁一菜でよいという提案』は、料理研究家である土井善晴氏が書いた書籍。料理をするのが大変だと感じている方へ向けて、自分を守る選択をするために「一汁一菜でよいという提案」をしています。日々台所に立ち、栄養価があるシンプルな食事をいただくこと。それは人が生きる上で必要であり、無理なく長く続けていける料理のあり方だと述べられています。

土井善晴氏はご飯と具だくさんの味噌汁さえあれば、栄養が十分に含まれていると提案しています。加えて無理な調味料は入れずに、季節のものを味わったり日本の食文化を楽しんだり。何気なくいただいている食事について、改めて考えさせられる書籍となっています。

ミニマムに暮らすことの心地良さを教えてくれる1冊。

『手持ちの服でなんとかなります』 杉山律子(著)/サンマーク出版

『手持ちの服でなんとかなります』はパーソナルスタイリストの杉山律子氏が著者の1冊。スタイリストだけが知っている着こなしのコツを知れるので、本書を読めばクローゼットの中に着る服がないと悲しい気持ちになることはありません。季節が変わるごとにたくさん買い足さなくても、おしゃれを楽しむことができるでしょう。

本書ではシャツの腕まくりやトップスのタックイン、デニムのロールアップ、カーディガンの使い方など細かいディティールにこだわった着こなしが紹介されています。同じ服なのにお洒落度がワンランク上がるので、今持っている服ですぐにでも試したくなるはず。服は増やしたくないけど、おしゃれは好きという方におすすめの書籍です。

本からサステナブルを学んで、生活に取り入れてみよう

サステナブルで無駄のない暮らしに憧れはあるものの、実践に結びつかなかった方がいるかもしれません。しかし、ご紹介した書籍を見ていただければ、難しいことから始めなくとも、自宅の台所やクローゼット、職場や学校から起こせる簡単なアクションがたくさんあることに気づいていただけるでしょう。

どれも簡単で、自分自身の生活も豊かにしてくれるものばかり。ぜひ本記事を参考に本からサステナブルな暮らしを学び、日々の生活に取り入れてみては。

Follow us!

この記事を書いた人

吃音症を持つフリーライター。生きづらい特性があっても自分らしく働けると身をもって証明する。沖縄旅行が生きがい。特に石垣島の自然や文化に感銘を受け年3回程訪れている。

INDEX