【2024年版】自然環境を守るために制定された記念日&取り組み期間

カレンダーを眺めると、平日祝祭日関係なく、実に多くの「○○の日」「○○記念日」「○○月間」といったものを目にしたことがあるでしょう。自然や動物、環境保護、今日の社会背景を踏襲するものなど、内容もさまざまです。

その中で今回は、自然環境にひもづいた日や期間に関する情報を紹介します。

INDEX

自然環境を守るために制定された日と期間とは?

出典:unsplash.com

自然環境を守るために制定された日とは、自然環境の保護と感謝、環境意識を幅広く周知することを目的としています。

認知度が高い例であれば、毎年5月4日「みどりの日」(※2006年までは4月29日)、8月11日「山の日」(※2016年から設置)があります。内閣府の公式ホームページによると以下の内容が掲載されています。

みどりの日 5月4日

自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ

山の日 8月11日

山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する

出典:https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

他にも1日単位ではなく、1週間や1カ月など「○○週間」「○○月間」といった一定期間を設けているものもあります。
この2つ以外にも、国内外にはたくさんの自然を守る日や週間などがあるので、次の項で詳しく紹介しましょう。

【2024年版】自然環境を守るために制定された日&期間

ここでは2024年の制定日を表にしてまとめています。関連リンクもいれていますので、併せてご覧ください。

スクロールできます
日付名称概要関連組織関連リンク
1月30日世界自然遺産・知床の日・流氷の影響を受けた海と陸の生態系の豊かなつながりをもつ世界自然遺産、知床の価値について考える北海道知床世界自然遺産トップページ – 環境生活部自然環境局
2月  省エネ月間・季節的に過度に暖房に頼らない使い方を考え、日々の生活の中で、各自が省エネルギーを実践する資源エネルギー庁省エネルギー月間|政府広報オンライン
23日富士山の日・静岡県が制定した日
・県民が世界遺産富士山について学び、富士山憲章にのっとり培った学びを次の世代に伝える
静岡県「富士山の日」制定趣旨、条例|静岡県公式ホームページ
3月5日珊瑚の日・いのち豊かな海の象徴であるサンゴ礁の保全を目的としている
・数字の「3(さん)」「5(ご)」が由来
WWF【★さかなクンの動画あり】3月5日は「サンゴの日」
22日世界水の日・世界で起きている水問題の意識を高め、水資源の重要性を啓発国連World Water Day | United Nations
4月4月15日~5月14日みどりの月間・自然に親しみ、その理解と関心を深める環境省みどりの月間|ecojin’s EYE|ecojin(エコジン):環境省
22日アースデイ・1970年に誕生した世界最大のグローバルな環境行動の日
・毎年、世界中で関連イベントが催されている
EARTHDAY.ORGアースデイについて|アースデイ東京 ポータルサイト
5月4日みどりの日・自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育むことが目的内閣府
環境省
各「国民の祝日」について – 内閣府
30日ごみゼロの日・1970年代に愛知県豊橋市で始まった日であり、やがて官民一体の活動として全国に浸透
・ゴミを削減し、リサイクルを促す
環境省環境省_エコジン 2019年4・5月号 VOLUME.70|ごみゼロの日
5月30日~6月5日ごみ減量・リサイクル推進週間・ごみゼロの日にちなんで、3Rの推進運動や不法投棄監視パトロールなどを全国各地で実施環境省環境省_エコジン 2019年4・5月号 VOLUME.70|ごみゼロの日
5月30日~6月5日全国ごみ不法投棄監視ウィーク・5月30日のごみゼロの日から6月5日の世界環境デーの期間が対象
・不法投棄に関して、監視活動や啓発活動を一斉に実施
環境省令和元年度全国ごみ不法投棄監視ウィーク等における取組について|報道発表資料|環境省
5月30日~6月8日前後春の海ごみゼロウィーク・海洋ごみ問題の周知啓発とともに、海洋ごみの流出を少しでも防ぐことが目的
・一斉清掃活動が各地で行われる
環境省
日本財団
環境省・日本財団 海洋ごみ対策共同事業 全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク 2023(春・秋)」の開催について|報道発表資料|環境省
6月環境月間・1991年から毎年6月を環境月間とし、環境保全にまつわる活動やイベントが各所で実施される1カ月となる環境省令和5年度「環境の日」及び「環境月間」の取組について|報道発表資料|環境省
1日かりゆしウェアの日・沖縄の夏のシンボルかりゆしウェアの魅力を日本全国や世界へ広める
・軽くて涼しい素材が、夏場のエアコン使用を抑えることにも繋がる
沖縄県かりゆしウェア デビューしてみませんか|沖縄県
5日世界環境デー・1972年に国連総会が制定
・政府や組織、コミュニティ団体によって、環境問題のさらなる意識向上につながる活動や行事が実施される
国連6月5日は、世界環境デー|国連広報センター
7月    海の月間・全国各地で海や船にまつわるイベントが実施される
7日クールアース・デー・家庭や職場において、地球環境の大切さを日本国民全体で再確認し、低炭素社会への歩みを実感するとともに、それぞれができる地球温暖化対策の取組を推進する環境省クールアース・デー|環境省
第3月曜日海の日・7月20日の海の日が、2003年から7月第3月曜に変更し、三連休として運用
・海の恩恵に感謝し、海に囲まれた日本のさらなる繁栄を願うことが目的
8月1日~7日水の日週間・水の大切さにまつわる啓蒙活動の実施を各所で行う期間水の週間実行委員会水の日・水の週間
1日水の日・2014年に制定された水循環基本法において「水の日」に制定
・水を使う量が1年で最も多い8月に水循環の重要性を理解してもらうのが目的
水の週間実行委員会水の日・水の週間|独立行政法人水資源機構内 水の週間実行委員会事務局
1日夏の省エネ総点検の日・エアコンを中心としたエネルギー消費が増大する夏季の省エネルギー普及の一環として設けられた日資源エネルギー庁一般財団法人省エネルギーセンター|3.産業部門と業務部門の省エネルギー推進事業
12日山の日・2015年に国民の祝日として制定
・「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを意義としている
林野庁「山の日」:山や森林・山村に親しむ ~感じよう、山の恵み、森の恵み~|林野庁
9月9月25日を含む9月末の1週間Global Goals
Week
・国連でSDGsが採択された日にあたる9月25日を「GLOBAL GOALS DAY」とし、この日を含む毎年9月末の約1週間、SDGsの推進と達成に向けて取り組む国連Global Goals Week
12日宇宙の日・宇宙飛行士の毛利衛氏が日本人として初めて宇宙に飛び立った日が1992年9月12日だったことから制定
・宇宙と地球環境を考えることを主旨としている
文部科学省
JAXA宇宙科学研究所
「宇宙の日」とはどういう日ですか? | ファン!ファン!JAXA!
10月3R推進月間・3R(リデュース・リユース・リサイクル)の認知度アップと協力を目的とした、普及活動を実施経済産業省
リサイクル関連8省庁
リデュース・リユース・リサイクル(3R)の推進|国税庁
世界食料デー月間・10月16日の世界食料デー(※後述参照)に向けて、世界で起きている飢餓や食料問題を考え、解決に向けて行動する月間国連「世界食料デー」月間 みんなで食べる幸せを|ハンガー・フリー・ワールド
食品ロス削減月間・2019年10月1日に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」第9条基づいた、自分たちでできる食品ロス削減に取り組む月間
・日本の大切な文化である「もったいない」という心を重んじることがコンセプト ※後述の10月30日「食品ロス削減の日」と付随
消費者庁
農林水産省
環境省
めざせ!食品ロス・ゼロ|[消費者庁]食品ロス削減月間
都市緑化月間・地域住民の緑化意識を高めることが目的
・都市の緑化や都市公園などの整備にまつわる活動を実施
国土交通省https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000463.html
16日世界食料デー・飢餓や食料問題を考え、世界で起きている問題解決に向けてアクションを起こすきっかけとしている
・世界食料デー月間と付随
国連「世界食料デー」月間 みんなで食べる幸せを|ハンガー・フリー・ワールド
20日リサイクルの日・1990年に日本リサイクルネットワーク会議が制定したといわれている
・「ひとまわり(10)、ふたまわり(20)」の語呂合せによって、毎年10月20日をリサイクルの日としている
消費者庁ごみ・リサイクルの記念日 – 循環・廃棄物の豆知識|資源循環・廃棄物研究センター
30日食品ロス削減の日・2019年10月1日に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」第9条基づき、10月の「食品ロス削減月間」と一緒に制定
・消費期限切れや食べ残し、過剰購入による食品ロスの削減に向けた取り組みをする
消費者庁めざせ!食品ロス・ゼロ|[消費者庁]食品ロス削減月間
11月第4金曜日グリーンフライデー・11月第4金曜日に行われるブラックフライデーと対極にあたる、地球環境に優しい持続可能な購入と消費を啓発する目的の取り組み
・日本では一般社団法人シェアリングエコノミー協会が、サステナブルな消費を推進する企業と協働で取り組んでいる
シェアサービス16社がロゴをグリーンにチェンジ!グリーンフライデーに合わせ、“シェアでサステナブルな消費の選択肢” を業界協働で推進(随時更新) | 一般社団法人シェアリングエコノミー協会
12月    大気汚染防止推進月間・エアコンの使い方やエコドライブなどの提案といった大気環境を守り続ける大切さを守る取り組み環境省環境省_澄んだ空で満天の星を見よう~12月は大気汚染防止推進月間です。~
地球温暖化防止月間・1998年12月から「地球温暖化防止月間」と定める ・全国で地球温暖化防止まつわる普及活動を実施環境省「地球温暖化防止月間」について | 報道発表資料 | 環境省
1日冬の省エネ総点検の日・冬季の省エネを考えた暖房器具とはじめとする電化製品の使い方を見直す資源エネルギー庁一般財団法人省エネルギーセンター|3.産業部門と業務部門の省エネルギー推進事業

自然環境を守る日と期間に自分でできることを考えてみよう

出典:unsplash.com

紹介した通り、日本には自然環境にまつわる日や期間が複数設けられています。官公庁が主体で啓蒙活動を促していますが、各地域でも付随した取り組みがされているので、区報や市報といったフリーペーパーや、各自治体のホームページで情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。

自然環境を守ることを目的とした活動やイベントを通して、日々の生活で自分たちができることを考えてみませんか。

Follow us!

この記事を書いた人

元専業主婦の編集ライター兼校正者。子育てや教育、美容、ライフスタイルを中心とした複数のジャンルで記事企画や執筆、インタビューに携わり、キャリアを重ねる。近年は、持続可能な社会環境づくりに関心を抱く。成人した娘と息子を持つ母。

INDEX