プラントベース

  • 動物実験なし!おすすめのクルエルティフリーコスメ9選

    近年、動物を保護する観点からクルエルティフリーのコスメが注目されています。こちらの記事では、ネットや実店舗で購入できる、おすすめのクルエルティフリーコスメブランドをご紹介します! 時代の流れによって注目、クルエルティフリーコスメ 私たちが普段何気なく使っているコスメ。実は、私たちが安心して使えるよう、開発から製造までのいくつかの工程において、ウサギやラットなどの動物を使った実験が行われている場合があります。 そんな中、近年注目を浴びているのがクルエルティフリーコスメです。 クルエルティフリー(cruelty free)とは、直訳すると「残虐性がない」という意味で、開発から製造まで動物実験が行われていない製品を指します。 https://rootus.net/article/1159 今回は、クルエルティフリーコスメブランドをピックアップ。コスメを買い替える際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。 おすすめのクルエルティフリーコスメブランド9選 デパ地下やドラッグストアだけでなく、ネットでも購入できるクルエルティフリーコスメを集めました。クルエルティフリーでも品質や使用感に定評のあるものばかりです。動物に配慮しながら、美容を楽しみましょう! LUSH(ラッシュ) LUSHは、スキンケアアイテムやバスボムなどで有名なイギリスのブランドです。ユーモアあふれるネーミングと、思わず誰かにプレゼントしたくなるデザインが特徴的。LUSHでは、厳選した原材料でプロダクトを製造するだけでなく、創業以来、動物実験をせずにプロダクトづくりに努めています。多くの方に動物実験の現状を知ってもらうよう、公式ホームページ内に化粧品のための動物実験反対というページを立ち上げています。 THE BODY SHOP(ザ・ボディショップ) この投稿をInstagramで見る ザボディショップ(@thebodyshopjp)がシェアした投稿 THE BODY SHOPは、国内にも実店舗を多いイギリスのコスメブランド。ボディケアからメイクアップまで、種類や色が豊富に揃っているので、お気に入りが見つかるはず。THE BODY SHOでは長年、動物実験せずに商品を開発・製造。2018年には、「化粧品の動物実験反対キャンペーン」として830万筆の署名を集め、国連に提出しました。こちらのページには、動物実験に反対する詳細の情報を掲載しています。 Aēsop(イソップ) この投稿をInstagramで見る Aesop(@aesopskincare)がシェアした投稿 オーストラリアのコスメブランドAēsopは、スキンケアから香水まで、パーソナルケアやライフスタイルにかかわる多くのプロダクトを扱っています。製造のフェーズで動物実験を一切行わないだけでなく、成分に関しても、蜜蝋や蜂蜜などの動物由来成分を使用していません。公式ホームページ内のイソップは動物実験を行っていますか?に詳細が掲載されています。 On The Wild Side(オン・ザ・ワイルド・サイド) この投稿をInstagramで見る [日本公式]On The Wild Side(@onthewildside_japan)がシェアした投稿 On The Wild Sideは、フランスのコスメブランド。2021年に日本でも販売がスタートしました。非常にシンプルでありながら、肌本来の機能を取り戻すスキンケアラインを展開しています。プロダクトは、フランスの野生の植物から取れた天然由来成分を100%使用。自社で制定した厳しい基準をクリアしたオーガニックの原料のみを使用しています。 WELEDA(ヴェレダ) この投稿をInstagramで見る ヴェレダ・ジャパン(@weleda_japan)がシェアした投稿 ナチュラルコスメを使う人の中では定番のオーガニックブランドWELEDA。スキンケア、ボディケアアイテムなら何でも揃っています。中でもマッサージに使えるホワイトバーチオイルや妊婦・あかちゃん用のアイテムが人気です。自然の原料のみを使い、サステナブルな製品を生み出し続けるWELEDAも動物実験を行っていないクルエルティフリーコスメのひとつです。 BEIGIC(ベージック) この投稿をInstagramで見る BEIGIC ベージック日本公式(@beigic_jp)がシェアした投稿 BEIGICは、韓国発のコスメブランド。特にルーセントオイルとコーヒーの香りがするフェイススクラブが人気です。全てのプロダクトにおいて、ぺルー産のコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイルを使用。合成香料や合成着色料、シリコン、パラベン、サルフェートなどは使っていません。日本国内ではECサイトやQoo10、一部のロフトなどの実店舗でも購入可能です。 DEAR DAHLIA(ディアダリア) この投稿をInstagramで見る ディアダリア Dear Dahlia(@deardahlia_japan)がシェアした投稿 DEAR DAHLIAは、ファンデーションなどのベースメイクから、口紅などのポイントメイクにいたるまで、豊富なラインナップのメイクアップアイテムを取り揃える韓国のコスメブランドです。各プロダクトには、動物由来成分を入れず、天然由来成分を余すところなく使っています。直営店や@cosme storeの他にも、百貨店のECサイトやQoo10などネットでも取り扱うショップが多くあります。 NEMOHAMO(ネモハモ) この投稿をInstagramで見る NEMOHAMO(@nemohamo)がシェアした投稿 自然由来成分のみを使い、製造工程において一切排水や排煙を出さないサステナブルブランド。NEMOHAMOの名前のとおり、植物をまるごと使用した製品は、素肌に潤いと元気を与えてくれます。動物福祉に配慮した原料の使用を徹底し、動物実験も行っていません。 ICOR(イコ) この投稿をInstagramで見る ICOR(@icorbeauty)がシェアした投稿 北海道産の原料をふんだんに使ったスキンケアコスメに定評があるICOR。心、身体だけでなく自然環境も健やかであることを目指し、サステナブルな製品づくりをしています。もちろん動物実験もしていません。人気のオイルインミストトナーやバランシングセラムは、使用が良いだけでなく、香りにも癒されます。 次に買い替えるときはクルエルティフリーコスメにしませんか? 出典:pexels.com 今回は、お手軽に購入できるクルエルティフリーコスメブランド9つをご紹介しました。どのブランドもECサイトや実店舗で取り扱っているものです。次にコスメを買い替える際には、是非参考にしてみてくださいね。

  • 環境に優しいおいしさ。東京でプラントベースを楽しめるレストラン&カフェを紹介

    お肉などの畜産物に代わり、環境負荷の少ない食品として関心を集めるプラントベースをご存知でしょうか。プラントベースとは、植物由来の原料を使用した食品のこと。代表的な例を挙げると、大豆ミートなどの代替肉やアーモンドミルクなどの植物性ミルクが挙げられます。 健康意識の高まりからだけではなく、環境のことを考えて、欧米諸国や日本ではプラントベースに注目が集まっています。以前からベジタリアンなどの一部の人には食べられていましたが、ここ数年で急激に認知され、市場が年々大きくなっています。また味やクオリティもどんどん進化を見せるプラントベース。 この記事では、東京でプラントベースを楽しめるレストランやカフェをご紹介します。 プラントベースが注目される理由 出典:pexels.com プラントベースにはいくつか注目される理由があります。なかには健康増進のために取り入れている人もいますが、関心を集める大きな理由は環境への配慮から。 今世界では、増え続ける人口に肉などのタンパク質の生産が追いつかなくなってきています。このまま人口にあわせて肉を増産していけば、水不足や水質汚染に繋がり、地球温暖化にも拍車をかけると言われています。また、飼料となる穀物の増産も、農地を確保するために森林伐採を行う必要が出てくるなど、環境に大きな負荷をかけることに。 そこでお肉や動物性の食品にかわって、タンパク質の供給源として代替肉などのプラントベースが選ばれているのです。 関連記事:新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場 東京都内でプラントベースが食べられるレストラン ここ数年で、東京都内にもプラントベースが楽しめるお店がどんどん増えています。プラントベースと言っても味気ないものばかりではなく、ファストフードのように手軽なものややスイーツがいただけるところ、お酒が飲めるところなど、普通のレストランと同じように、しっかりと満足感を味わえます。時間帯や一緒に訪れる人に合わせて、プラントベースのレストランを選んでみては。 ベジタリアンブッチャー(池袋) ヨーロッパ各国にも代替肉を卸すオランダの大手代替肉メーカーが手掛ける、プラントミートのお店。メニューは全品プラントベースで、前菜からサラダ、メイン、パスタ、デザートなどを楽しめるコースも提供。量り売りでプラントベースミートの購入も可能です。また、フードロス削減のためにお持ち帰りを推奨したり、余った食材を提供するフードシェアリングなど新しいアイディアを導入する、最先端のサステナブルレストラン。 https://www.thevegetarian-butcher-jap.com/store/ この投稿をInstagramで見る The Vegetarian Butcher🇯🇵(@thevegetarianbutcher_jp)がシェアした投稿 PLANT BASED TOKYO(代々木) 環境負荷の低い大豆のおいしさを最大限に引き出した料理が楽しめるカフェ。最新技術によって作られた大豆ミートやチーズのような豆乳クリームなど、驚きの大豆料理が楽しめます。メニューは肉・魚介類・卵・乳製品等の動物性食材は一切不使用。主菜と副菜がセットになったプレートは野菜たっぷりで見た目にも鮮やか。テイクアウトのメニューもあり。 https://www.plantbasedtokyo.jp/ この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 2foods(八重洲、銀座、渋谷、六本木、麻布、人形町) 「ヘルシーなジャンクフード」が楽しめるプラントベースレストラン。メニューは、ドーナツから丼もの、麺類、カレー、サラダと実に豊富。プラントベースエッグを使用したオムライスは、定番メニューのひとつ。コールドプレスジュースやコーヒーなどドリンク類も充実し、子ども向けのメニューがあるのも特徴です。メニューは動物性の原料を使っていないのはもちろん、白砂糖や合成着色料なども不使用。グルテンフリーのものもあり、どんな人でも使いやすいカフェ。 https://2foods.jp/ この投稿をInstagramで見る 2foods(@2foods.official)がシェアした投稿 CITYSHOP(渋谷、東京駅) 野菜をふんだんに使ったメニューがいただけるCITYSHOP。メインを選べるデリプレートのほか、サラダやスイーツも充実しています。ソイミートパティを使ったヴィーガンバーガーなどミートフリーのメニューもあります。プラントベースに特化したカフェではないので、お肉やお魚を使ったメニューもあり、その日の気分で選べるのが嬉しいポイントです。 https://cityshop.flavorworks.co.jp/ この投稿をInstagramで見る cityshop_food(@cityshop_food)がシェアした投稿 AIN SOPH.(銀座、池袋、新宿) 肉、魚、乳製品、卵など動物性食材を一切使っていない料理が楽しめるカフェ、AIN SOPH.(アインソフ)。野菜本来の味が楽しめ、お肉が入っていないことを忘れてしまうくらい、満足感の高いお料理がいただけます。乳製品や卵不使用のヴィーガンスイーツもクオリティが高く、中には植物性チーズを使ったメニューも。店舗によって違うメニューがあるので、それぞれの店舗に訪れる楽しみがあります。 https://www.ain-soph.jp/ この投稿をInstagramで見る AIN SOPH. (アインソフ) 公式|ヴィーガン(@ainsoph_jp)がシェアした投稿 菜道(自由が丘) 「美食同源」をモットーにした、フルヴィーガンの和食がいただけるレストラン。肉、魚、牛乳、砂糖、化学調味料などは使っていないのに、質素な精進料理のようなものではなく、麺類や丼もの、居酒屋メニューなどのジャンクなお料理がいただけます。ヴィーガンのお酒も揃えているので、ヘルシーに飲みたいときに。ランチからカフェタイム、ディナータイムまで時間帯問わず、プラントベースの食事とスイーツが楽しめます。 https://saido.tokyo/ この投稿をInstagramで見る 菜道(@saido_tokyo)がシェアした投稿 Ballon TOKYO(中目黒) サステナブルなファストフードを掲げるファラフェルスタンド。ファラフェルとは、中東で食べられているコロッケのような料理で、ひよこ豆をすりつぶしたものを揚げたもの。こちらではファラフェルと野菜をピタパンにサンドしたファラフェルサンドをいただけます。他にも卵、乳製品、砂糖を使わず100%植物性の原料で作られたソフトクリームもおすすめ。しっかりとした食べ応えは、サンドイッチもソフトクリームも植物性の原料しか使われていないことが信じられないほど。気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。 https://www.ballontokyo.com/ この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 Terra Burger & Bowl(代官山) 今話題のブッダボウルが食べられるお店。野菜を中心にフルーツやきのこ、穀物やナッツなどをバランスよく盛り付けたブッダボウルは、色鮮やかで、とてもヘルシー。しっかり野菜が摂れて満足感の高い一皿です。ヴィーガンバーガーもお店の人気メニュー。肉厚で肉汁さえも感じられるパティは、もちろん100%プラントベース。バンズはグルテンフリーのものに変更可能です。 https://www.terrabb.com/ この投稿をInstagramで見る Terra Burger & Bowl(@terraburgerandbowl)がシェアした投稿 最先端プラントベースレストランを外食の選択肢に 出典:pexels.com 東京都内には、プラントベースのカフェやレストランが次々とオープンしています。最先端の技術で進化し続けているプラントベースフードは、今までのプラントベースの常識を覆すかもしれません。おいしいのにヘルシーで、環境負荷も低い。レストランを選ぶ際は、健康と持続可能な食のために、プラントベースのレストランを選んでみてはいかがでしょうか。

  • 新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場

    今、代替肉などの食品がベジタリアンなど一部の人にとどまらず、大きな広まりを見せています。動物性の原料をなるべく減らし、その代わりに植物性の原料へとシフトしていくことには様々なメリットがあります。健康の向上だけでなく、環境問題や食糧危機の解決方法になるとされている「プラントベース」とはどういうものか、私たちや地球環境にとってどんなメリットがあるのかをご紹介します。 プラントベースとは? 出典:pexels.com プラントベースとは、プラント(=植物)がベース(=基本)になっているという意味で、動物由来の原料を完全に使用しない、または極力使用しない食事のことです。ベジタリアンやビーガンと呼ばれる菜食主義の食事と違い、すべての食事で動物性の食品を摂らないというわけではありません。また、動物愛護の観点からベジタリアンやビーガンになる人も多い中、プラントベースは環境保護などを目的にしているため、それらとは区別されています。 代表的なプラントベースフード 植物性の原料が使われるプラントベースの食品のことは、「プラントベースフード」と呼ばれています。私たちが身近に購入できたり、レストランで選べるプラントベースフードにはどんなものがあるのでしょうか。代表的な例をご紹介します。 代替肉 出典:pexels.com 大豆ミートやフェイクミート、プラントベースミートとも呼ばれる代替肉は、プラントベースフードの代表的な食品です。大豆やエンドウ豆を使用し、お肉そっくりの味や食感に作られた代替肉は、ここ数年で市場が急拡大し、クオリティがどんどん上がってきています。スーパーに並ぶのは、ブロック状になっているものやミンチ状になっているもの、さらには、ハムやハンバーグ、ソーセージ、肉団子、からあげ、ナゲット、メンチカツ、サラダチキンタイプなど調理されている加工品の種類も豊富です。 プラントベースミルク 出典:pexels.com 牛乳にかわる代替ミルクとして人気が高まっているのが、豆類やナッツなどを原料にしたプラントベースミルク。豆乳をはじめ、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルクなどが有名ですが、カシューナッツミルク、ピーナッツミルク、ライスミルク、ヘンプミルク、マカダミアミルク、くるみミルクなど、種類が豊富です。料理に使えるものや、お砂糖などで飲みやすく加工されているものもあります。 ※ミルクによっては環境に高い負荷をかけているものがあります。生産方法を確認することが大切です。 植物性チーズ 生乳が原料のチーズですが、豆乳や豆腐などの大豆やココナッツオイルを原料に、チーズに似せて作られたチーズ風食品が出てきています。大きなブロックになっているものや、シュレッドタイプ、スライスになっているものもあり、料理によって使い分けがしやすくなっています。味だけでなく、見かけも生乳から作られたチーズとそん色ありません。 植物性ヨーグルト チーズと同じく生乳が使われるヨーグルト。このヨーグルトも植物性の原料が使われ、植物性のヨーグルトとして種類を増やしています。大豆やアーモンドミルク、ココナッツなどから作られており、生乳からできるヨーグルトの様に、とろっとした食感が楽しめます。さらには飲むタイプも発売されています。 植物性バター 植物性のチーズとヨーグルトにくわえ、植物性のバターも登場しています。ココナッツオイルなどが使われており、マーガリンよりも濃厚で硬さなども本来のバターに寄せて作られています。そのため、パンに塗るだけでなく、料理やお菓子作りにも適しています。 外食産業や食品メーカーが注目するプラントベース 出典:pexels.com 2020年度、植物性の食材を使った代替食品の市場はおよそ246億円。2010年度の48億円と比べると、10年間で約5倍以上の拡大を見せています。消費者の関心が年々高まっており、外食産業や食品メーカーが注目している食品であることが伺えます。 大手企業も参入を始めており、モスバーガー、ロッテリアなどのハンバーガーチェーンやファミリーレストランではソイミートなどが使われたプラントベースのメニューが提供されています。 伊藤ハムやセブンプレミアム、トップバリュなどでは、代替肉を使用した加工品が充実。ハンバーグやハムなどたくさんの種類が開発されています。 また、スターバックスなど大手のコーヒーショップでは、牛乳の代わりとして、ソイミルクやアーモンドミルク、オーツミルクに変更することができます。 https://rootus.net/article/863 https://rootus.net/article/863 海外のプラントベース事情 プラントベースは海外でも消費者の支持を集めています。「フレキシタリアン」とは、菜食主義のビーガンやベジタリアンに対して、準菜食主義者のこと。環境への配慮や、アニマルウェルフェアの観点から、このフレキシタリアンが欧米では増加しています。 https://rootus.net/article/694 https://rootus.net/article/694 アメリカでは、2021年のプラントベースの市場は70億ドルにのぼり、前年からの1年で27%も増加。味や品質もどんどん進化し、企業同士の競争も激しくなっています。[1] また、EUでは欧州委員会が進める「Farm to Fork(農場から食卓まで)」戦略で植物性の食事への移行を支持しており、アメリカ同様、プラントベースの市場は拡大しています。 世界全体で見ると、2019年に食肉産業における代替肉食品は1%でしたが、2029年には10%にまで増えると予測されています。[2] あと数年で訪れる「タンパク質危機」 レストランだけでなく、スーパーでも様々な種類が買えるようになってきているプラントベースフード。プラントベースが注目されるのには、いくつか理由があります。 急増の一途をたどる世界の人口。鶏や豚、牛など、今の畜産によるタンパク質だけでは、その人口を支えることができず、早ければ2025~2030年に需要と供給のバランスが崩れると言われています。タンパク質の需要と供給が逆転する現象は、「タンパク質危機」と呼ばれ、今のタンパク質の量では人口をまかないきれなくなるのです。それまでに十分な量のタンパク質を確保することが大きな課題になっています。 牛肉1kgに対して11kgもの穀物が必要に 出典:unsplash.com しかし、タンパク質危機回避のために、単純に畜産物の量を増やしていけばいいかというと、そうではありません。増産のためにはより多くの水と土地を使用します。 さらに、飼料となる穀物も増産する必要があります。お肉1kgを生産するのに必要な飼料をとうもろこしで換算すると、牛肉は11kg、豚肉では6kg、鶏肉では4kgと言われています。穀物を育てるのに大量の水と広い土地が必要になり、それは水不足や森林伐採の問題にも繋がっていくのです。[3] また、同量のタンパク質を摂るとき、大豆1に対して、牛に与える大豆などの飼料はその32倍必要になると言われています。お肉をプラントベースフードに置き換えることは、世界が直面するタンパク質危機に向けた一つの解決策と言えるでしょう。 畜産がもたらす環境への負荷 出典:pexels.com 土地や水を多く使用するという問題の他にも、畜産がもたらす環境への負荷は非常に大きいとされています。 CO2の約25倍の温室効果があるとされるメタンガス。牛のげっぷはそのメタンガスを多く含んでいます。CO2に換算すると、家畜のげっぷは全世界で発生している温室効果ガスの4%にも上るほど大きな割合を占めており、地球温暖化の理由のひとつになっていると言われています。[4] また排せつ物が増えることも問題の一つです。家畜の排せつ物は河川や地下水へ流れ込むことで水質汚染を招くとされています。 持続可能な食のために選びたいプラントベース 出典:pexels.com 健康のためや動物愛護のためだけでなく、環境のためにも選びたいプラントベースフード。日本は昔から大豆になじみが深く、調理方法もたくさんあるので、植物性の食品を選ぶのにも困りません。そして今さらに多くのプラントベースフードが登場しています。完全に置き換えることは難しくても、一部お肉に置き換えて利用していくことが持続可能な食に繋がっていくのではないでしょうか。 【参考】[1] Good Food Institute https://gfi.org/marketresearch/[2] ジェトロHP https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/806084bfd0d121f7.html[3] 農林水産省HP https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html[4] 農研機構HP https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nilgs/144910.html

  • 動物実験なし!おすすめのクルエルティフリーコスメ9選

    近年、動物を保護する観点からクルエルティフリーのコスメが注目されています。こちらの記事では、ネットや実店舗で購入できる、おすすめのクルエルティフリーコスメブランドをご紹介します! 時代の流れによって注目、クルエルティフリーコスメ 私たちが普段何気なく使っているコスメ。実は、私たちが安心して使えるよう、開発から製造までのいくつかの工程において、ウサギやラットなどの動物を使った実験が行われている場合があります。 そんな中、近年注目を浴びているのがクルエルティフリーコスメです。 クルエルティフリー(cruelty free)とは、直訳すると「残虐性がない」という意味で、開発から製造まで動物実験が行われていない製品を指します。 https://rootus.net/article/1159 今回は、クルエルティフリーコスメブランドをピックアップ。コスメを買い替える際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。 おすすめのクルエルティフリーコスメブランド9選 デパ地下やドラッグストアだけでなく、ネットでも購入できるクルエルティフリーコスメを集めました。クルエルティフリーでも品質や使用感に定評のあるものばかりです。動物に配慮しながら、美容を楽しみましょう! LUSH(ラッシュ) LUSHは、スキンケアアイテムやバスボムなどで有名なイギリスのブランドです。ユーモアあふれるネーミングと、思わず誰かにプレゼントしたくなるデザインが特徴的。LUSHでは、厳選した原材料でプロダクトを製造するだけでなく、創業以来、動物実験をせずにプロダクトづくりに努めています。多くの方に動物実験の現状を知ってもらうよう、公式ホームページ内に化粧品のための動物実験反対というページを立ち上げています。 THE BODY SHOP(ザ・ボディショップ) この投稿をInstagramで見る ザボディショップ(@thebodyshopjp)がシェアした投稿 THE BODY SHOPは、国内にも実店舗を多いイギリスのコスメブランド。ボディケアからメイクアップまで、種類や色が豊富に揃っているので、お気に入りが見つかるはず。THE BODY SHOでは長年、動物実験せずに商品を開発・製造。2018年には、「化粧品の動物実験反対キャンペーン」として830万筆の署名を集め、国連に提出しました。こちらのページには、動物実験に反対する詳細の情報を掲載しています。 Aēsop(イソップ) この投稿をInstagramで見る Aesop(@aesopskincare)がシェアした投稿 オーストラリアのコスメブランドAēsopは、スキンケアから香水まで、パーソナルケアやライフスタイルにかかわる多くのプロダクトを扱っています。製造のフェーズで動物実験を一切行わないだけでなく、成分に関しても、蜜蝋や蜂蜜などの動物由来成分を使用していません。公式ホームページ内のイソップは動物実験を行っていますか?に詳細が掲載されています。 On The Wild Side(オン・ザ・ワイルド・サイド) この投稿をInstagramで見る [日本公式]On The Wild Side(@onthewildside_japan)がシェアした投稿 On The Wild Sideは、フランスのコスメブランド。2021年に日本でも販売がスタートしました。非常にシンプルでありながら、肌本来の機能を取り戻すスキンケアラインを展開しています。プロダクトは、フランスの野生の植物から取れた天然由来成分を100%使用。自社で制定した厳しい基準をクリアしたオーガニックの原料のみを使用しています。 WELEDA(ヴェレダ) この投稿をInstagramで見る ヴェレダ・ジャパン(@weleda_japan)がシェアした投稿 ナチュラルコスメを使う人の中では定番のオーガニックブランドWELEDA。スキンケア、ボディケアアイテムなら何でも揃っています。中でもマッサージに使えるホワイトバーチオイルや妊婦・あかちゃん用のアイテムが人気です。自然の原料のみを使い、サステナブルな製品を生み出し続けるWELEDAも動物実験を行っていないクルエルティフリーコスメのひとつです。 BEIGIC(ベージック) この投稿をInstagramで見る BEIGIC ベージック日本公式(@beigic_jp)がシェアした投稿 BEIGICは、韓国発のコスメブランド。特にルーセントオイルとコーヒーの香りがするフェイススクラブが人気です。全てのプロダクトにおいて、ぺルー産のコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイルを使用。合成香料や合成着色料、シリコン、パラベン、サルフェートなどは使っていません。日本国内ではECサイトやQoo10、一部のロフトなどの実店舗でも購入可能です。 DEAR DAHLIA(ディアダリア) この投稿をInstagramで見る ディアダリア Dear Dahlia(@deardahlia_japan)がシェアした投稿 DEAR DAHLIAは、ファンデーションなどのベースメイクから、口紅などのポイントメイクにいたるまで、豊富なラインナップのメイクアップアイテムを取り揃える韓国のコスメブランドです。各プロダクトには、動物由来成分を入れず、天然由来成分を余すところなく使っています。直営店や@cosme storeの他にも、百貨店のECサイトやQoo10などネットでも取り扱うショップが多くあります。 NEMOHAMO(ネモハモ) この投稿をInstagramで見る NEMOHAMO(@nemohamo)がシェアした投稿 自然由来成分のみを使い、製造工程において一切排水や排煙を出さないサステナブルブランド。NEMOHAMOの名前のとおり、植物をまるごと使用した製品は、素肌に潤いと元気を与えてくれます。動物福祉に配慮した原料の使用を徹底し、動物実験も行っていません。 ICOR(イコ) この投稿をInstagramで見る ICOR(@icorbeauty)がシェアした投稿 北海道産の原料をふんだんに使ったスキンケアコスメに定評があるICOR。心、身体だけでなく自然環境も健やかであることを目指し、サステナブルな製品づくりをしています。もちろん動物実験もしていません。人気のオイルインミストトナーやバランシングセラムは、使用が良いだけでなく、香りにも癒されます。 次に買い替えるときはクルエルティフリーコスメにしませんか? 出典:pexels.com 今回は、お手軽に購入できるクルエルティフリーコスメブランド9つをご紹介しました。どのブランドもECサイトや実店舗で取り扱っているものです。次にコスメを買い替える際には、是非参考にしてみてくださいね。

  • 環境に優しいおいしさ。東京でプラントベースを楽しめるレストラン&カフェを紹介

    お肉などの畜産物に代わり、環境負荷の少ない食品として関心を集めるプラントベースをご存知でしょうか。プラントベースとは、植物由来の原料を使用した食品のこと。代表的な例を挙げると、大豆ミートなどの代替肉やアーモンドミルクなどの植物性ミルクが挙げられます。 健康意識の高まりからだけではなく、環境のことを考えて、欧米諸国や日本ではプラントベースに注目が集まっています。以前からベジタリアンなどの一部の人には食べられていましたが、ここ数年で急激に認知され、市場が年々大きくなっています。また味やクオリティもどんどん進化を見せるプラントベース。 この記事では、東京でプラントベースを楽しめるレストランやカフェをご紹介します。 プラントベースが注目される理由 出典:pexels.com プラントベースにはいくつか注目される理由があります。なかには健康増進のために取り入れている人もいますが、関心を集める大きな理由は環境への配慮から。 今世界では、増え続ける人口に肉などのタンパク質の生産が追いつかなくなってきています。このまま人口にあわせて肉を増産していけば、水不足や水質汚染に繋がり、地球温暖化にも拍車をかけると言われています。また、飼料となる穀物の増産も、農地を確保するために森林伐採を行う必要が出てくるなど、環境に大きな負荷をかけることに。 そこでお肉や動物性の食品にかわって、タンパク質の供給源として代替肉などのプラントベースが選ばれているのです。 関連記事:新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場 東京都内でプラントベースが食べられるレストラン ここ数年で、東京都内にもプラントベースが楽しめるお店がどんどん増えています。プラントベースと言っても味気ないものばかりではなく、ファストフードのように手軽なものややスイーツがいただけるところ、お酒が飲めるところなど、普通のレストランと同じように、しっかりと満足感を味わえます。時間帯や一緒に訪れる人に合わせて、プラントベースのレストランを選んでみては。 ベジタリアンブッチャー(池袋) ヨーロッパ各国にも代替肉を卸すオランダの大手代替肉メーカーが手掛ける、プラントミートのお店。メニューは全品プラントベースで、前菜からサラダ、メイン、パスタ、デザートなどを楽しめるコースも提供。量り売りでプラントベースミートの購入も可能です。また、フードロス削減のためにお持ち帰りを推奨したり、余った食材を提供するフードシェアリングなど新しいアイディアを導入する、最先端のサステナブルレストラン。 https://www.thevegetarian-butcher-jap.com/store/ この投稿をInstagramで見る The Vegetarian Butcher🇯🇵(@thevegetarianbutcher_jp)がシェアした投稿 PLANT BASED TOKYO(代々木) 環境負荷の低い大豆のおいしさを最大限に引き出した料理が楽しめるカフェ。最新技術によって作られた大豆ミートやチーズのような豆乳クリームなど、驚きの大豆料理が楽しめます。メニューは肉・魚介類・卵・乳製品等の動物性食材は一切不使用。主菜と副菜がセットになったプレートは野菜たっぷりで見た目にも鮮やか。テイクアウトのメニューもあり。 https://www.plantbasedtokyo.jp/ この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る プラントベースド東京(@plantbased.tokyo)がシェアした投稿 2foods(八重洲、銀座、渋谷、六本木、麻布、人形町) 「ヘルシーなジャンクフード」が楽しめるプラントベースレストラン。メニューは、ドーナツから丼もの、麺類、カレー、サラダと実に豊富。プラントベースエッグを使用したオムライスは、定番メニューのひとつ。コールドプレスジュースやコーヒーなどドリンク類も充実し、子ども向けのメニューがあるのも特徴です。メニューは動物性の原料を使っていないのはもちろん、白砂糖や合成着色料なども不使用。グルテンフリーのものもあり、どんな人でも使いやすいカフェ。 https://2foods.jp/ この投稿をInstagramで見る 2foods(@2foods.official)がシェアした投稿 CITYSHOP(渋谷、東京駅) 野菜をふんだんに使ったメニューがいただけるCITYSHOP。メインを選べるデリプレートのほか、サラダやスイーツも充実しています。ソイミートパティを使ったヴィーガンバーガーなどミートフリーのメニューもあります。プラントベースに特化したカフェではないので、お肉やお魚を使ったメニューもあり、その日の気分で選べるのが嬉しいポイントです。 https://cityshop.flavorworks.co.jp/ この投稿をInstagramで見る cityshop_food(@cityshop_food)がシェアした投稿 AIN SOPH.(銀座、池袋、新宿) 肉、魚、乳製品、卵など動物性食材を一切使っていない料理が楽しめるカフェ、AIN SOPH.(アインソフ)。野菜本来の味が楽しめ、お肉が入っていないことを忘れてしまうくらい、満足感の高いお料理がいただけます。乳製品や卵不使用のヴィーガンスイーツもクオリティが高く、中には植物性チーズを使ったメニューも。店舗によって違うメニューがあるので、それぞれの店舗に訪れる楽しみがあります。 https://www.ain-soph.jp/ この投稿をInstagramで見る AIN SOPH. (アインソフ) 公式|ヴィーガン(@ainsoph_jp)がシェアした投稿 菜道(自由が丘) 「美食同源」をモットーにした、フルヴィーガンの和食がいただけるレストラン。肉、魚、牛乳、砂糖、化学調味料などは使っていないのに、質素な精進料理のようなものではなく、麺類や丼もの、居酒屋メニューなどのジャンクなお料理がいただけます。ヴィーガンのお酒も揃えているので、ヘルシーに飲みたいときに。ランチからカフェタイム、ディナータイムまで時間帯問わず、プラントベースの食事とスイーツが楽しめます。 https://saido.tokyo/ この投稿をInstagramで見る 菜道(@saido_tokyo)がシェアした投稿 Ballon TOKYO(中目黒) サステナブルなファストフードを掲げるファラフェルスタンド。ファラフェルとは、中東で食べられているコロッケのような料理で、ひよこ豆をすりつぶしたものを揚げたもの。こちらではファラフェルと野菜をピタパンにサンドしたファラフェルサンドをいただけます。他にも卵、乳製品、砂糖を使わず100%植物性の原料で作られたソフトクリームもおすすめ。しっかりとした食べ応えは、サンドイッチもソフトクリームも植物性の原料しか使われていないことが信じられないほど。気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。 https://www.ballontokyo.com/ この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Ballon / バロン(@ballontokyo)がシェアした投稿 Terra Burger & Bowl(代官山) 今話題のブッダボウルが食べられるお店。野菜を中心にフルーツやきのこ、穀物やナッツなどをバランスよく盛り付けたブッダボウルは、色鮮やかで、とてもヘルシー。しっかり野菜が摂れて満足感の高い一皿です。ヴィーガンバーガーもお店の人気メニュー。肉厚で肉汁さえも感じられるパティは、もちろん100%プラントベース。バンズはグルテンフリーのものに変更可能です。 https://www.terrabb.com/ この投稿をInstagramで見る Terra Burger & Bowl(@terraburgerandbowl)がシェアした投稿 最先端プラントベースレストランを外食の選択肢に 出典:pexels.com 東京都内には、プラントベースのカフェやレストランが次々とオープンしています。最先端の技術で進化し続けているプラントベースフードは、今までのプラントベースの常識を覆すかもしれません。おいしいのにヘルシーで、環境負荷も低い。レストランを選ぶ際は、健康と持続可能な食のために、プラントベースのレストランを選んでみてはいかがでしょうか。

  • 新たな食の選択肢、プラントベースとは?進化した代替肉や植物性ミルクが続々登場

    今、代替肉などの食品がベジタリアンなど一部の人にとどまらず、大きな広まりを見せています。動物性の原料をなるべく減らし、その代わりに植物性の原料へとシフトしていくことには様々なメリットがあります。健康の向上だけでなく、環境問題や食糧危機の解決方法になるとされている「プラントベース」とはどういうものか、私たちや地球環境にとってどんなメリットがあるのかをご紹介します。 プラントベースとは? 出典:pexels.com プラントベースとは、プラント(=植物)がベース(=基本)になっているという意味で、動物由来の原料を完全に使用しない、または極力使用しない食事のことです。ベジタリアンやビーガンと呼ばれる菜食主義の食事と違い、すべての食事で動物性の食品を摂らないというわけではありません。また、動物愛護の観点からベジタリアンやビーガンになる人も多い中、プラントベースは環境保護などを目的にしているため、それらとは区別されています。 代表的なプラントベースフード 植物性の原料が使われるプラントベースの食品のことは、「プラントベースフード」と呼ばれています。私たちが身近に購入できたり、レストランで選べるプラントベースフードにはどんなものがあるのでしょうか。代表的な例をご紹介します。 代替肉 出典:pexels.com 大豆ミートやフェイクミート、プラントベースミートとも呼ばれる代替肉は、プラントベースフードの代表的な食品です。大豆やエンドウ豆を使用し、お肉そっくりの味や食感に作られた代替肉は、ここ数年で市場が急拡大し、クオリティがどんどん上がってきています。スーパーに並ぶのは、ブロック状になっているものやミンチ状になっているもの、さらには、ハムやハンバーグ、ソーセージ、肉団子、からあげ、ナゲット、メンチカツ、サラダチキンタイプなど調理されている加工品の種類も豊富です。 プラントベースミルク 出典:pexels.com 牛乳にかわる代替ミルクとして人気が高まっているのが、豆類やナッツなどを原料にしたプラントベースミルク。豆乳をはじめ、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルクなどが有名ですが、カシューナッツミルク、ピーナッツミルク、ライスミルク、ヘンプミルク、マカダミアミルク、くるみミルクなど、種類が豊富です。料理に使えるものや、お砂糖などで飲みやすく加工されているものもあります。 ※ミルクによっては環境に高い負荷をかけているものがあります。生産方法を確認することが大切です。 植物性チーズ 生乳が原料のチーズですが、豆乳や豆腐などの大豆やココナッツオイルを原料に、チーズに似せて作られたチーズ風食品が出てきています。大きなブロックになっているものや、シュレッドタイプ、スライスになっているものもあり、料理によって使い分けがしやすくなっています。味だけでなく、見かけも生乳から作られたチーズとそん色ありません。 植物性ヨーグルト チーズと同じく生乳が使われるヨーグルト。このヨーグルトも植物性の原料が使われ、植物性のヨーグルトとして種類を増やしています。大豆やアーモンドミルク、ココナッツなどから作られており、生乳からできるヨーグルトの様に、とろっとした食感が楽しめます。さらには飲むタイプも発売されています。 植物性バター 植物性のチーズとヨーグルトにくわえ、植物性のバターも登場しています。ココナッツオイルなどが使われており、マーガリンよりも濃厚で硬さなども本来のバターに寄せて作られています。そのため、パンに塗るだけでなく、料理やお菓子作りにも適しています。 外食産業や食品メーカーが注目するプラントベース 出典:pexels.com 2020年度、植物性の食材を使った代替食品の市場はおよそ246億円。2010年度の48億円と比べると、10年間で約5倍以上の拡大を見せています。消費者の関心が年々高まっており、外食産業や食品メーカーが注目している食品であることが伺えます。 大手企業も参入を始めており、モスバーガー、ロッテリアなどのハンバーガーチェーンやファミリーレストランではソイミートなどが使われたプラントベースのメニューが提供されています。 伊藤ハムやセブンプレミアム、トップバリュなどでは、代替肉を使用した加工品が充実。ハンバーグやハムなどたくさんの種類が開発されています。 また、スターバックスなど大手のコーヒーショップでは、牛乳の代わりとして、ソイミルクやアーモンドミルク、オーツミルクに変更することができます。 https://rootus.net/article/863 https://rootus.net/article/863 海外のプラントベース事情 プラントベースは海外でも消費者の支持を集めています。「フレキシタリアン」とは、菜食主義のビーガンやベジタリアンに対して、準菜食主義者のこと。環境への配慮や、アニマルウェルフェアの観点から、このフレキシタリアンが欧米では増加しています。 https://rootus.net/article/694 https://rootus.net/article/694 アメリカでは、2021年のプラントベースの市場は70億ドルにのぼり、前年からの1年で27%も増加。味や品質もどんどん進化し、企業同士の競争も激しくなっています。[1] また、EUでは欧州委員会が進める「Farm to Fork(農場から食卓まで)」戦略で植物性の食事への移行を支持しており、アメリカ同様、プラントベースの市場は拡大しています。 世界全体で見ると、2019年に食肉産業における代替肉食品は1%でしたが、2029年には10%にまで増えると予測されています。[2] あと数年で訪れる「タンパク質危機」 レストランだけでなく、スーパーでも様々な種類が買えるようになってきているプラントベースフード。プラントベースが注目されるのには、いくつか理由があります。 急増の一途をたどる世界の人口。鶏や豚、牛など、今の畜産によるタンパク質だけでは、その人口を支えることができず、早ければ2025~2030年に需要と供給のバランスが崩れると言われています。タンパク質の需要と供給が逆転する現象は、「タンパク質危機」と呼ばれ、今のタンパク質の量では人口をまかないきれなくなるのです。それまでに十分な量のタンパク質を確保することが大きな課題になっています。 牛肉1kgに対して11kgもの穀物が必要に 出典:unsplash.com しかし、タンパク質危機回避のために、単純に畜産物の量を増やしていけばいいかというと、そうではありません。増産のためにはより多くの水と土地を使用します。 さらに、飼料となる穀物も増産する必要があります。お肉1kgを生産するのに必要な飼料をとうもろこしで換算すると、牛肉は11kg、豚肉では6kg、鶏肉では4kgと言われています。穀物を育てるのに大量の水と広い土地が必要になり、それは水不足や森林伐採の問題にも繋がっていくのです。[3] また、同量のタンパク質を摂るとき、大豆1に対して、牛に与える大豆などの飼料はその32倍必要になると言われています。お肉をプラントベースフードに置き換えることは、世界が直面するタンパク質危機に向けた一つの解決策と言えるでしょう。 畜産がもたらす環境への負荷 出典:pexels.com 土地や水を多く使用するという問題の他にも、畜産がもたらす環境への負荷は非常に大きいとされています。 CO2の約25倍の温室効果があるとされるメタンガス。牛のげっぷはそのメタンガスを多く含んでいます。CO2に換算すると、家畜のげっぷは全世界で発生している温室効果ガスの4%にも上るほど大きな割合を占めており、地球温暖化の理由のひとつになっていると言われています。[4] また排せつ物が増えることも問題の一つです。家畜の排せつ物は河川や地下水へ流れ込むことで水質汚染を招くとされています。 持続可能な食のために選びたいプラントベース 出典:pexels.com 健康のためや動物愛護のためだけでなく、環境のためにも選びたいプラントベースフード。日本は昔から大豆になじみが深く、調理方法もたくさんあるので、植物性の食品を選ぶのにも困りません。そして今さらに多くのプラントベースフードが登場しています。完全に置き換えることは難しくても、一部お肉に置き換えて利用していくことが持続可能な食に繋がっていくのではないでしょうか。 【参考】[1] Good Food Institute https://gfi.org/marketresearch/[2] ジェトロHP https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/806084bfd0d121f7.html[3] 農林水産省HP https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html[4] 農研機構HP https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nilgs/144910.html