固形石鹸のメリットとは? 肌にも環境にも優しい理由とおすすめ石鹸3選

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近年、ナチュラル志向やエコ意識の高まりから「固形石鹸」が再び注目を集めています。

昔ながらの洗浄アイテムですが、実は液体ソープとは違った魅力がたくさんあります。

中でも、プラスチック容器を使用しない点や長持ちする点は、持続可能な社会の実現を目指すSDGsの観点からも高く評価されています。

今回は、固形石鹸の魅力を深掘りし、おすすめの商品をご紹介します。

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固形石鹸とは

出典:unsplash.com

固形石鹸は、植物性や動物性の油脂にアルカリ剤(たとえば苛性ソーダなど)を混ぜて加熱し、化学反応を起こすことで作られます。

少し強めのアルカリ剤を使うことで、油脂が石鹸に変わる仕組みです。

水分が少ないため、しっかりとした形を保てるのが特徴で、昔ながらの釜焚き製法のほか、成分が劣化しにくいコールドプロセス製法なども登場しています。最近ではオーガニック成分を使用した製品も人気を集めています。

また、液体ソープと異なり容器を必要としないためごみが少なく、最後まで無駄なく使い切ることができることから、環境にも優しいとされています。

洗顔、手洗い、ボディケアなど、用途に合わせたさまざまな種類があり、シンプルで使いやすい点も魅力の一つです。

固形石鹸のメリット

出典:unsplash.com

固形石鹸には、さまざまなメリットがあります。
ここでは、その魅力をいくつかご紹介します。

1. 洗浄力が高い

固形石鹸は、皮脂や汚れをしっかり落とす高い洗浄力を持っているため、汗をかきやすい季節や運動後の使用にもぴったり。

毛穴の汚れをすっきり落とせるので、肌のざらつきやベタつきが気になる方にも好まれています。

2. 肌に優しい

市販の液体ソープに含まれていることが多い合成界面活性剤は、敏感肌の方には刺激になることがあります。

固形石鹸は天然由来の成分だけで作られた製品も多く、肌への負担が少ないのが魅力。肌トラブルが気になる方や、小さな子どもにも使いやすい、優しい処方の石鹸が数多く販売されています。

3. すすぎ残しが少ない

固形石鹸は泡切れが良く、すすぎが短時間で済むため、肌に成分が残りにくいという利点があります。洗い残しによる肌トラブルを防ぎ、敏感肌の方でも安心して使えます。

さらに、すすぎの時間が短縮でき、節水に繋がるというメリットもあります。

4. 環境に配慮

固形石鹸の多くは自然由来の原材料を使っているため、生分解性が高く、水質汚染のリスクが低い点も評価されています。

また、ボトルやポンプが不要なため、プラスチックごみの削減にも繋がるなど、環境への負荷を減らしたいと考える方にとっても選びやすいアイテムです。

5. 長持ちしやすい

固形石鹸は水分量が少なく濃縮されているため、液体ソープに比べて長く使えるのが特徴。

使用方法によっては1〜2カ月以上もつこともあり、コスパの良さを重視する方にもおすすめです。

6. 持ち運びに便利

コンパクトで軽く、飛行機の機内持ち込み制限(液体制限)の対象にならないため、出張や旅行、キャンプなどアウトドアにも最適。

液体が漏れる心配がないのも安心なポイントで、ミニサイズの石鹸を携帯用にする方も増えています。

固形石鹸のデメリット

一方で、固形石鹸にはいくつか注意したいデメリットもあります。
ここからは、使用前に知っておきたいポイントをご紹介します。

1. 泡立ちにくい

無添加やオーガニック系の固形石鹸は、合成の発泡剤を含まないものが多く、泡立てるのに手間がかかることも。

泡立てネットの使用やしっかり水分を含ませるなどの工夫が必要です。

2. 溶けやすい

使用後に水に触れたままにすると、石鹸がドロドロに溶けて崩れやすくなります。そのため、水はけの良い石鹸置きが必要です。

特に浴室は湿気が多く水がかかりやすいため、通気性の良い場所での保管も心がけましょう。

3. 洗いすぎに注意

固形石鹸は洗浄力が高いため、皮脂や汚れをしっかり落とす反面、乾燥肌や敏感肌の方には刺激が強く感じられることもあります。

特に冬場や肌がデリケートな時期には、洗いすぎによるつっぱり感や乾燥に注意が必要です。

4. 衛生面に気をつける

固形石鹸は使用後に表面が濡れた状態になるため、他の人と共用すると雑菌が繁殖しやすくなることがあります。

家庭内でもなるべく個別に使用するか、使用後はしっかり洗い流して乾かすようにすると衛生的です。

5. 成分がシンプル

無添加や自然派の固形石鹸は、肌への優しさを重視する反面、香りや保湿成分が控えめなものが多く、使い心地に物足りなさを感じる方もいます。

しっとり感や香りを重視したい場合は、自分の肌質や好みに合った商品を選ぶことが大切です。

6. 石鹸カスが残る

固形石鹸は水に含まれるカルシウムやマグネシウムと反応して、白い石鹸カスが洗面器や浴槽に残ることがあります。

水道水の硬度が高めの地域ほでは石鹸カスが残りやすいため、使用後はしっかり流し、こまめな掃除が必要になります。

おすすめの固形石鹸3選

Amazonで購入できる、口コミ評価も高いおすすめ固形石鹸をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

1. カウブランド 赤箱

保湿成分としてミルク成分(乳脂)とスクワランを配合しており、しっとりとした洗い上がりが特徴です。

きめ細かくクリーミーな泡が肌を優しく包み込み、つっぱり感のない快適な使い心地を実現。上品なローズの香りがふんわり広がり、バスタイムに癒しを与えてくれます。

手頃な価格でコストパフォーマンスも高く、家族全員で使いやすい定番アイテムです。

こんな人におすすめ

・乾燥肌〜普通肌で、しっとり仕上げたい方
・コスパ重視で、家族みんなで使いたい方
・香りの癒しも求める方

2. ドクターブロナー マジックソープバー

オーガニック植物原材料を使っており、天然由来成分のみで作られた多機能石鹸です。

顔・体・髪すべてに使えるうえ、合成添加物を一切使用しておらず、敏感肌の方にも優しいのが魅力。香りは天然精油やエキスによるもので、リラックス効果が高く、気分に合わせて選べる豊富なバリエーションも人気です。

赤ちゃんに安心な無香料タイプもあります。また、紙包装でプラスチックを使わないエコ仕様な点も支持されています。

こんな人におすすめ

・全身に使えるマルチな石鹸を探している方
・オーガニックや環境に配慮した商品が好きな方
・ミニマル生活やアウトドア派の方

3. MIYOSHI 白いせっけん

成分が石ケン素地のみという非常にシンプルな固形石鹸で、肌への負担を極力抑えています。

香料・着色料・防腐剤などの添加物を一切含まないため、赤ちゃんや敏感肌、アトピー肌の方も安心して使える安全性の高さが評価されています。

洗い上がりはさっぱりとしていて、香りが残らないのもポイント。家族みんなで使える、信頼性の高い無添加石鹸です。

こんな人におすすめ

・肌が敏感で、刺激の少ないものを使いたい方
・無香料でシンプルな石鹸を好む方
・添加物を避けたいナチュラル志向の方

固形石鹸を取り入れてみよう

固形石鹸は、そのシンプルさ・環境への優しさ・肌への負担の少なさから、どんな方でも使いやすい日常アイテム。見た目がオシャレなものも増えており、ギフトや旅行用にもおすすめです。

この機会に、毎日のケアアイテムとして固形石鹸を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

3人の子育てをしているママライター。
趣味は料理とお菓子作りです。
母になってから、子供たちの健康や未来を意識するようになり、オーガニックやヴィーガンに興味をもち、環境問題などにも関心があります。
ライティングを通じて、人々の暮らしに役立つ情報を届けたいです。

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