季節は夏本番。「少しでも涼しく快適に過ごしたい」「だからといって、冷房は苦手」「環境に負荷がかかりすぎることは避けたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夏だからこそ楽しんで取り組める、サステナブルな過ごし方を集めてみました。
なぜ夏に、サステナブル?
夏は冷房の使用によって、冬よりも電力の使用量があがります。また、イベントの増加や帰省、旅行といった移動の機会が増えるため、CO2の排出など環境への負荷も大きくなる傾向にあります。
温暖化の影響で年々気温が上昇しているともいわれ、暑さが厳しくなっていると感じる夏にこそ、サステナブルな過ごし方を意識することが、未来の環境を守ることに繋がるのです。
それだけでなく、夏のサステナブルを意識して工夫すると、気温と共に上昇する光熱費を抑えることができ、お財布にも優しい効果が期待できます。
夏をサステナブルに過ごす7つの方法
暮らしに風をとりこむ
暖かい空気が天井付近にたまるため、冷房をつけていても足元ばかりが冷えて、部屋全体はあまり涼しくないという現象が起こります。この温度ムラは、冷房効率を悪くします。
こういった状況は、サーキュレーターや扇風機などを使って風を起こすことで解消できます。シーリングファンを設置するのも、風を起こして空気を循環させる方法の一つです。
日陰をつくり直射日光を避ける
風をとりこむ効果をさらにアップさせるのが、日陰をつくり、窓から直射日光が差し込むのを遮ることです。窓の外にサンシェードや簾をかけるだけでも、強い光と熱気を防げます。
その他、ゴーヤやヘチマといったツル性の植物を育て、グリーンカーテンで窓を覆うのも有効です。葉がしっかり育っていれば、日射が持つエネルギーを約80%もカットします。
ネットを使用すればバルコニーでも育てることができ、成長記録は子どもの自由研究としてもぴったり。冷房の使用回数を減らすこともでき、収穫の楽しさも味わえる、夏だからこそのサステナブルな過ごし方といえます。
住まいも衣服も涼しい素材を選ぶ
季節ごとに衣替えをするように、住まいも衣替えが必要です。
昔ながらの京町家では、部屋と部屋の間仕切りを葦などの風通しがよい素材のものに替えるそうです。縁側の障子も紙から竹や葦に替え、盆地特有の暑い夏をしのいでいました。
それほど大がかりでなくても、毛足の長いラグをイグサや竹のような涼しい素材のものに替える。寝具を粗目に織ったコットン素材にするなど、少しの工夫で快適さがアップします。
衣服も風を通しやすいリネンやコットン、麻などの天然素材で、ゆったりしたシルエットのものを選び、肌に張りつきやすい繊維を避けるなど、素材の特性を知ることが大切です。
エコ家電で上手に節電する
エコ家電を生活に取り入れるのも、サステナブルな過ごし方の一つです。
LED照明なら、一般の電球に比べて約86%の省エネ効果があります。冷蔵庫、エアコン、テレビといった大型家電は、10年前と比べて約40%程度、省エネ効果がアップしています。
これまでと同じように使っても電力消費量が抑えられ、お財布にも優しいエコ家電。できるところから買い替え上手く活用することで、環境負荷も電気料金も抑えることができます。
サステナブルなレジャーを楽しむ
サステナブルなレジャーと聞くとピンとこないかもしれませんが、実はたくさんあります。例えば、オーバーツーリズムを避ける、自然体験プログラムに参加するなどです。
訪れた地域の食材や、製品などを楽しむ。環境負荷の低い公共交通機関を利用し、街中を自転車で移動しながら地域の文化を楽しむなども、サステナブルな旅の楽しみ方です。
また、地元のイベントやファーマーズマーケットに出かける際に、マイボトルやマイカトラリーを持参したり、リユースサービスを活用したりなど、できることはたくさんあります。
関連記事:サステナブルツーリズムとは?エコツーリズムとの違いや取り組みを紹介
マイボトルと給水スポットを活用する
マイボトルを持って外出することが特別なことではなくなった今、各地で給水スポットが増えています。形態は公共の建物内や公園、ショッピングモール、飲食店などさまざまです。
スポット位置は、以下のサイトや水分補給アプリで確認できますが、これらはほんの一部です。
- https://www.refill-japan.org/station/
- https://www.zojirushi.co.jp/cafe/spot/map/
- https://www.mymizu.co/
お出かけ前にスポットを確認しておくと、マイボトルが空になっても慌てずにすみます。プラごみの削減と水分補給、熱中症予防にもなるため、積極的に活用してみてください。
いろんな機能が搭載された水分補給アプリが続々と登場しているので、自分に合ったものを探してみるのも楽しいかもしれません。
ローカルブランド、ローカル野菜を選ぶ
休暇を利用して遠くに出かける機会が増える夏。人と物の移動距離が長くなったり、移動回数が増えれば増えるほど、環境に大きな負荷がかかります。
遠出をしない日は、なるべく地元産の野菜や地元製造の食品を選ぶ、食品ロスを減らすなどを意識して行動することが、サステナブルな社会に繋がります。
暑い夏こそ「サステナブル」がキーワード
夏のサステナブルな過ごし方、いかがでしたか。知っていた、やってみたかったけど機会がなかったというものも、あるのではないでしょうか。
「サステナブル」という言葉は定着したものの、電力の使用を抑える、なるべく移動距離を短くする、プラごみの削減、地産地消といった、実際の行動とリンクしているとは言い切れません。ですが、社会全体でさまざまな取り組みが進み、人々の意識も少しずつ変化しています。
夏だからこそ楽しめるサステナブルな過ごし方を、なにか一つ取り入れて、地球にも自分にも、そしてお財布にも優しくなってみませんか。