本質を学べる!SDGsのおすすめ書籍4選

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「SDGs」は、新聞やネットでもよく目にするワードの一つかもしれません。みなさんのなかにも、SDGsについてはなんとなく知っているものの、根本的な部分があやふやかも…という方も多いのでは。今回は、様々な視点からSDGsについて学べるおすすめの書籍をピックアップ。よく耳にするSDGsを本から学んでみませんか?

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SDGsとは

SDGsの正式名称は、「Sustainable Development Goals(以下、SDGs)」で、日本語にすると「持続可能な開発目標」のことです。2015年の国連サミットにおいて、全会一致で採択されたSDGsは、17のゴール(目標)と、それらをより具体的にした数値目標を含む169のターゲットからできています。「地球上の誰一人として取り残さない」ことを掲げており、2030年までに目標達成することを目指しています。

SDGsは、経済の成長を追い求めるだけではなく、地球環境を保護しながら生活困窮者も取り残さない世界を目指し、地球や私たちの社会を持続可能なものにしていくための世界共通の目標です。

SDGsの17のゴール

前述したSDGsの17のゴール(目標)は以下です。発展途上国、先進国を問わず、世界の国のすべての人が取り組むべきこととされています。

出典:国際連合広報センター

SDGsはなぜ必要?

SDGsの具体的な目標については見てきた通りですが、なぜ今SDGsが世界の共通目標として作られ、取り組まれているのでしょうか。いくつか理由はありますが、代表的なものは以下です。

一つ目に、世界中で起こる気候変動を食い止めるためです。人間の社会活動によって引き起こされていると言われている地球温暖化は、砂漠化や海面上昇などによって生態系のバランスが崩れ、自然破壊につながるなどの被害が世界各地で確認されています。日本も例外ではなく、真夏日や猛暑日、短時間強雨など近年大きな被害をだしており、それらも気候変動の影響です。気候変動は待ったなしの状況で、今すぐ取り組まなくてはならない大きな課題なのです。

二つ目に、広がる格差を是正するためです。2017年には、世界の富裕層の上位1%の人たちの資産は世界全体の資産の約33%に相当し、もっとも貧しい25%の資産全体の10%でした。富裕層に富が集まる一方で、世界には、満足な食事が摂れず栄養失調になったり、治せるはずの病気にかかっても適切な医療を受けられない子どもたちがいるのです。そのような不平等をなくすためにSDGsは目標を立てています。

SDGsが学べるおすすめの本

なんとなく知っているようで、説明するとなると意外と難しいSDGs。学びなおそうと思っているときには本がおすすめです。SDGsに関連した本は多数ありますが、今回は、わかりやすく、理解を深めるのに役立つ本をピックアップしました。

関連記事:子どもも大人も学べる!SDGsがわかるおすすめの絵本7選

世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本/池上彰(監修)

テレビ番組でも人気の池上彰氏が監修した書籍。SDGsの17のゴールに合わせてトピックスが分けられているので、ひとつひとつのゴールについてしっかりと学ぶことができます。トピックスの最初には、SDGsのゴールをテーマに、私たちの身近に起こりそうな話を漫画で表現。例えば、私たちの生活に一見関りがないように見える「貧困」なども、自分事として考えられるよう工夫されています。他にも、池上氏の書き下ろしコラムや視覚で理解しやすい図解が取り入れられているなど、飽きずに読み進めることができます。

あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣/原 貫太(著)

学生時代から国際協力活動を開始し、現在はフリーランス国際協力師として世界で活躍する著者による本書。世界で起きている紛争・貧困などの問題と私たちの生活が繋がっていることを解説し、まずは世界の現状に関心を持つことが社会貢献には欠かせないと主張しています。単なる目標としてのSDGsではなく、「本当のSDGs」とはなにか、深く考えさせられる一冊です。

WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs/WORLD DREAM PROJECT (編集)

201カ国202人の「夢」を綴ることで、多彩な生き方や価値観を知ることができる一冊。夢を語るのは、出身もバックグラウンドも職業もライフスタイルも異なる若者ですが、共通しているのは、世界や社会をより良いものにしていこうという信念です。それぞれの夢に関連するSDGsのゴールが記載されていることにより、”若者の夢”という新しい観点からSDGsを捉えることができるおすすめの本です。

SDGs入門/村上 芽、渡辺 珠子(著)

名前の通りSDGsの入門書である本書。SDGsの基礎から始まり、企業がなぜSDGsに取り組む必要があるのかということや、実践方法などを解説しています。SDGsについて学ぶだけでなく、企業や団体として何か取り組みを始めたい、そんな方おすすめの一冊です。

SDGsについて知識を深めるなら本がおすすめ

SDGsに関する情報はインターネットでも入手できますが、基礎からきちんと知っておきたいという場合や違った視点からSDGsを学びたいという場合は、書籍がおすすめです。私たちの豊かな未来へのキーワード、SDGsを基礎から学び、私たちには何ができるのかを考えるきっかけにしていきたいですね。

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この記事を書いた人

元専業主婦の編集ライター兼校正者。子育てや教育、美容、ライフスタイルを中心とした複数のジャンルで記事企画や執筆、インタビューに携わり、キャリアを重ねる。近年は、持続可能な社会環境づくりに関心を抱く。成人した娘と息子を持つ母。

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