エコ（環境配慮）やオーガニック、フェアトレード、寄付つき、地域や伝統に根差したものなど、人や地球にやさしい商品やサービスであるソーシャルプロダクツを表彰するソーシャルプロダクツ・アワード。
開催12回目となる今年は、年度テーマを『令和6年度能登半島地震からの震災復興につながる商品・サービス』、自由テーマに『生活者が「持続可能な社会」づくりに参加できる商品・サービス』と設定し、各賞が選出されました。
ソーシャルプロダクツ・アワード2025大賞
＜年度テーマ＞ごろごろ果実の能登ブルーベリー
世界農業遺産認定の豊かな能登の土地で育てたブルーベリーのソースが見事受賞。未利用だった能登のブルーベリーを活かし、規格外の果実も活用。
農家の6次産業化が難しい中、積極的な販売活動を行っていることや、選定された枝の有効活用とその収益を地域農家への支援に充てる姿勢、健康志向を意識した工夫などが大きな受賞理由です。
また、クラウドファンディングを活用し、剪定ばさみの提供などを通じて地域の生産者を支援し、産地全体の復興にも貢献しているなど、地域産品の価値を高め、持続可能な農業を推進する姿勢が評価されました。
＜自由テーマ＞鎌倉焙煎珈琲 フェアトレードかまくらブレンド
フェアトレードのコーヒー豆を使用することにより生産者の生活向上と公正な労働環境に貢献し、製造には再生可能エネルギーを使用、食品ロス削減や障がい者支援にも積極的な活動を行うコーヒー、「フェアトレードかまくらブレンド」が受賞。
フェアトレード調達の証明や地域の緑地保全基金への寄付だけでなく、自治体や生活者と連携し、味やデザインを鎌倉市内投票で決定するなど、消費者の行動変容を促す工夫が随所に施されている点が評価されました。
ソーシャルプロダクツ・アワード2025各賞
・特別賞：
地域情報サービス「ライフビジョン」（株式会社デンソー ）
・生活者審査員賞：
ユニバーサルデザイン緑茶飲料「伊藤園 とろり緑茶」（株式会社伊藤園 ）
ヘアケアシリーズ「ゆず油 シリーズ」（株式会社ウテナ）
・環境大臣特別賞：
「能登ヒバ」を使用したエッセンシャルウォーター「NOTOHIBAKARA エッセンシャルウォーター」（加賀木材株式会社）
有機JAS認証の大豆ミート「LOVEG オーガニック」（株式会社スリーピングトーキョー）
上記の賞以外にも、ソーシャルプロダクツ・アワード2025では、年度テーマから3の商品やサービスが、自由テーマからは43の商品やサービスが「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞しました。
