お得に楽しく食品ロス削減に貢献!サブスクサービスを厳選

日本で深刻化している、食品ロス。食品ロス削減の取り組みや課題意識の広がりにより、2015年度をピークに減少傾向にはありますが、いまだに年間470万トンほどの食品が廃棄されているのが現状です。

そのような中、食品ロスを削減するためにさまざまなサブスクサービスが展開されています。

今回は、地球環境にとって嬉しいだけでなく、私たち消費者にとってもメリットの多い食品ロス削減のサブスクサービスについて紹介します。

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食品ロスが大きな問題に

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そもそも食品ロスとは、食べられる食品を捨ててしまうことを指します。日本の食品ロス量は、2022年時点で年間472万トン。これは1人当たり1日約103gの食べ物を廃棄していることになり、おにぎり1個分のご飯の量に近いと言われています。食品ロスは、家庭と事業所の両方で大きな問題となっているのです。

家庭や事業所における食品の廃棄は、環境負荷に繋がります。食品の生産や流通の段階では、水をはじめとした資源やエネルギーをたくさん使用します。食品を捨てることは、その資源を無駄にしてしまうことになるのです。

また、食品の生産、流通だけでなく、焼却時にも二酸化炭素を排出することになり、食品ロスは地球温暖化を加速させてしまう点が指摘されてきました。

食品ロス解決のためにサブスクサービスが登場

食品ロスが深刻化する日本で、さまざまな取り組みを行う企業が増えています。その中の一つとして、食品ロス解決に向けたサブスクサービス(サブスクリプションサービス)が登場しています。

食品ロスの削減を目指すサブスクサービスでは、廃棄になる可能性のある食品を購入することが可能。毎月1回や2ヶ月に1回など、定期的に食品を購入することで、継続的な食品ロス削減への取り組みを行うことができます。

食品ロスを救うサブスクサービス5選

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ここからは、食品ロスを救うサブスクサービスを5種類紹介します。さまざまな特色を持つ食品のサブスクサービスがあるので、お気に入りのものを見つけてみてください。

ロスゼロ

ロスゼロでは不定期便のサブスクサービスを展開しており、中身が決まっていない「わくわく福袋」として販売。中身はお菓子やレトルト食品、調味料などで、季節の商品やパッケージ変更の商品、賞味期限が近い商品など、廃棄される可能性のある食品が届きます。一度の購入で約3kgから5kgの食品ロスを削減することができます。

定価9,000円から10,000円相当の商品が5,000円で購入できる上に、送料無料なのが魅力。基本は約2ヶ月に1回届く流れですが、食品ロスが発生するタイミングに合わせて若干前後します。

ロスゼロの取り組みが認められ、「日本サブスクリプションビジネス大賞2022」特別賞を受賞。累計2万人を突破している人気のサブスクサービスです。

Kuradashi

Kuradashiは、規格外商品や賞味期限が近い商品、季節商品などを販売するWebサイトです。フードロス削減に貢献できるだけでなく、売り上げの一部は社会貢献活動に寄付する仕組みになっています。環境保護や災害支援、動物保護など、自分が応援したい団体に寄付できるのも、Kuradashiを選びたくなるポイントの一つです。

Kuradashiでは、一点ずつ好きなものを購入できるほか、「ロスおたすけ定期便」をサブスクで販売。賞味期限間近、規格外、印字ミス、終売品などロスになってしまう予定の食品やスイーツ、飲料など20点以上の食品を詰め合わせて、毎月1回の定期便で届けてくれます。正規価格の半額以下で購入できるので、コスパも抜群です。

リベイク

リベイクでは、天候などの影響により、パン屋さんで売れ残ってしまった”ロスパン”を「rebakeおたのしみ便」としてサブスクで販売しています。

全国のおすすめパン屋さんの中から、1店舗のパンが10個以上冷凍されて届きます。ロスパンを減らし食品ロスに貢献できるのはもちろん、全国の色々なパンを楽しめたり、パンを冷凍でストックできたりすることも魅力です。定期便は日付指定ができるので、受け取りの心配なくロスパンを楽しむことができます。

フィシュル

フィシュルでは、味は美味しいのにも関わらず、見た目や加工しやすさなど様々な理由で規格外として扱われている魚をサブスクで届けています。

累計で307tの未利用魚を活用し、取り扱ってきた魚種は50種にのぼります。

瞬間凍結技術で新鮮な美味しさをキープしているほか、味付け・カット済みなので、生、もしくはフライパンで加熱して手軽に食べられるのが嬉しい点です。あまり市場に出回らない、珍しい未利用魚の魅力に出会えます。

シーサイドグロサリー

シーサイドグロサリーでは、淡路島産の規格外野菜をボックスで販売しています。時期により、大根やブロッコリー、白菜、にんじんなど季節の野菜が届きます。取り扱う野菜や果物は、淡路島内の農家から直接仕入れているので、新鮮なのもポイント。

シーサイドグロサリーのサブスクは、1人向けのSサイズ、2〜3人向けのMサイズ、4〜5人向けのLサイズと3種類から選べます。サブスク以外にも、単発購入や初回限定のお試しボックス、ふるさと納税でも提供しているので、自分が利用しやすいものから気軽に試せることも特徴です。

また、「for KIDSプロジェクト」と題して、売り上げの一部を子ども食堂や新興国の子どもたちへ寄付しており、食品ロスと同時に購入が社会貢献にも繋がります。

お得なサブスクで食品ロス削減に貢献しよう

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私たちの知らないところで、たくさんの食品ロスが発生しています。大きく何かを変えることはできなくても、まずはほんの少しの社会貢献になるサブスクサービスから試してみませんか。

今回紹介したサブスクサービスは、世の中の食品ロスを救うだけでなく、コスパ良く購入ができたり低価格で利用できたりするサービスばかり。これを機に、普段購入している食品を、食品ロス削減に繋がるサブスクサービスへ置き換えてみてはいかがでしょうか。

参考
環境省|我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)の公表について
農林水産省|食品ロスとは

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この記事を書いた人

吃音症を持つフリーライター。生きづらい特性があっても自分らしく働けると身をもって証明する。沖縄旅行が生きがい。特に石垣島の自然や文化に感銘を受け年3回程訪れている。

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