この春、最新の技術を用いて、植物性の原料だけで作られた「たまごのようで、たまごじゃない」Ever Egg(エバーエッグ)の常温タイプが新発売となりました。今までのプラントベースフードとは一線を画すこのEver Egg。これまでのプラントベースフードの常識を破る“たまご”に見る植物由来食品の未来とは?
Ever Eggとは?
Ever Egg(エバーエッグ)は、プラントベースフードを展開する2foodsとカゴメ株式会社が共同開発した動物性の原料を一切使わずに作られた代替卵です。従来は冷凍タイプの販売のみでしたが、気軽に日常に取り入れてもらいたいと、Ever Eggの常温タイプが2foodsの店頭やオンラインショップ、全国のスーパーマーケットなどで販売されることになりました。
Ever Eggの大きなポイントは、湯せんや電子レンジで加熱しても食感が損なわれることなく、誰でも簡単にふわとろ食感を味わうことができること。
理想の味と食感を追い求め、原材料は、100パターン以上から試行錯誤して採用された「人参と白いんげん豆」を採用。「野菜半熟化製法」(国内特許出願中)という独自技術を用いて作られています。
賞味期限は1年のため、ローリングストックとして家庭で活用することも可能。
欧米の若者を中心にプラントベースフードが浸透していることや鳥インフルエンザによる卵の供給不足と言った背景もあり、新しい選択肢としてEver Eggは時代にマッチする存在です。
プラントベースフードは日本の若者にも受け入れられる?
2023年4月、Ever Eggを開発した2foodsは発売に合わせて、記念トークショー&試食会を実施。2foods渋谷ロフトの店舗にて行われたイベントには、主要テレビ局など数十名ほどの取材陣が集まっており、プラントベースへの注目度の高さが伺えます。
イベントの目玉は、ギャル雑誌「egg」とのコラボレーション企画です。“渋谷”や“ギャル”といったワードは、これまでのプラントベースフードとは少し遠いイメージではありますが、そこが今回の狙い。今までプラントベースに関わりの無かった層にもアプローチしようという目的です。海外ではすでに若い層を中心に人気が出てきているプラントベース。日本でも環境問題に関心のあるZ世代は多く存在するため、ギャルに向けて発信することは、プラントベースフードの新しい可能性を広げることになりそうです。
イベントでは、egg現役モデルがEver Eggを実食
イベントでは、egg現役モデルのみりちゃむさんがEver Eggを実食。
「半熟感が美味しくて、見た目も味もたまごではないと気がつかない!コレステロールゼロである点もとてもうれしい」とコメント。
また原料が人参と白いんげんであることを司会者から伝えられると、どちらも苦手な食材だったのにも関わらず美味しく食べられたことに驚きをあらわにする場面もありました。
パネルトークでは、「Ever Eggを広めるためのキャッチコピーをつけるなら?」とのお題に「しごでき(仕事ができる)タマゴちゃん」と回答。
電子レンジでチンするだけで手軽に食べられることやおいしく健康を叶えることができることなど挙げ「Ever Eggの存在が多くの人が一緒にうれしい・楽しいと思える人が増えることにつながれば良いと思う」とエールを送りました。
特別号「Ever egg」も発刊
発売記念の一環としてeggとEver Eggの特別号も発刊されました。
固いイメージが先行するSDGsや食、環境問題を令和ギャルがポジティブかつフラットに届けるというオリジナリティ溢れる一冊で、2foods渋谷ロフト店にてエバーエッグオムライスを注文もしくはEver Egg商品を購入した人を対象に数量限定で配布されていました。
※現在は配布を終了しています。
Ever Eggの普及はZ世代がカギとなるか?
本物そっくりの見た目や味、食感で、健康に気を遣いたいときや「今日はちょっと環境に優しい食事にしてみようかな」というときに気軽に選択できるEver Egg。これまで代替卵は、卵アレルギーやヴィーガンの人向けの需要が中心でしたが、Ever Eggの登場により、プラントベースフードがどんな人でも気軽に選べる、身近な選択肢になりつつあります。
2foodsでは、今回のような企画だけでなく、ウェブメディア「Project2」を運営。音楽やファッションなど、ストリートカルチャーのコンテンツを通して、ジャンキーでありながらサステナブルな世界観を発信しています。
多様性や若者の価値観を携えて、難しくなりがちな「サステナブル」や「SDGs」のイメージを覆す2foods。今回新しく発売したEver Eggが、プラントベースの枠を超え、Z世代の新たな食文化のひとつになる日も近いかもしれません。
2foods 公式HP:https://2foods.jp/
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000043581.html