今回が二回目の連載となる「未来に残したい世界の絶景写真」。
この連載では世界各国を回る旅人やツアーコンダクターが旅先で出会った景色をお届けします。世界から届く絶景写真から、人と自然が共存する豊かな社会の在り方を考えてみませんか。
今回は、カナダのイエローナイフに出現するオーロラです。
イエローナイフは、カナダ北西部ノースウェスト準州の州都。オーロラベルト上にあり、晴天率が高いことから、オーロラを鑑賞できる確率が高いことで有名です。“オーロラのメッカ”との呼び声も高く、その神秘的な光景を求めて、世界中から観光客が集まります。
オーロラ鑑賞に適している冬はマイナス30度まで下がる極寒の世界で、気が付けばまつ毛が凍っていることもしばしば。しかし、ひとたび空いっぱいに光のカーテンが出現すると、その美しさから、寒さを忘れるほどの感動が押し寄せます。秋には湖に写る逆さオーロラを望めるチャンスもあります。
太陽と地球が見せてくれる光の天体ショー。私たちは奇跡的な条件の上に生かされているということを感じずにはいられません。未来に向けて守っていきたい地球の絶景の一つです。