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  • 不要コスメ、どうしてる?プラスコスメプロジェクトに参加してみた

    みなさんは、不要になったコスメはどうしていますか。まだ使うことができるコスメはなかなか捨てることができずに、ずっと取っておいてしまっている方も多いのではないでしょうか。 PLUS COSME PROJECT(プラスコスメプロジェクト)では不要となったコスメを回収し、画材やクレヨンへアップサイクルする活動を行っています。個人からも不要になったコスメを受け付け中で、不要コスメが実際にどのように生まれ変わるのかご自身で見てもらいたいとの思いから、回収対象のコスメを5点以上送るとお礼にミニクレヨンをもらうことができます。 関連記事:行き場のないコスメの救世主。プラスコスメプロジェクトが描く「クリエイティブな循環」 今回は、実際に不要となったコスメをプラスコスメプロジェクトに送ってみました。気を付けることや実際に送られてきたクレヨンについて詳しくレポートします。 今回送るコスメはアイシャドウなど計8点 今回筆者が送付した不要コスメは、パレットアイシャドウ2点、単色アイシャドウ1点、カラーリップ5点の計8点です。プレゼントで頂いてあまり使う機会がなかったり、使いきれずに使用期限が過ぎてしまったりして、コスメポーチの奥に長い間眠っていました。どれももう使うつもりがないのに、捨ててしまうには何だか罪悪感があり行き場を失ってしまったコスメばかりです。 回収の対象商品は? プラスコスメプロジェクトのコスメ回収に協力したい場合、「どんなコスメを受け付けてくれるの?」「気をつけた方が良いことは?」などの疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。ここでは、回収の対象になるコスメや、注意点など詳しく見ていきます。 回収の対象となるコスメ パウダーファンデーション、粉おしろい、パウダータイプアイシャドウ、パウダータイプチーク、パウダータイプフェイスカラー、ノーズシャドウ、アイライナー、リップライナー、アイブロウ、口紅 ※スキンケア商品、リクィッドやクッションファンデ、クリームタイプのファンデーション、リップグロス、ティント系リップ、透明リップ、透明口紅、マスカラは対象外 注意事項など ・不要コスメはそのままの状態または取り出して中身のみを送付してもOK ・配送費用は自己負担 ちなみに現在は回収対象外ですがリクエストの多いリキッドファンデーションについては、アップサイクル開発中とのことでした。どんな商品ができるのか楽しみですね! コスメを梱包して配送 回収に送りたいコスメを選定したら、送付へと進んでいきましょう。 主な流れは、以下になります。 1.公式サイトの申込フォームより必要事項を記入し、送付案内のメールを受け取る 2.コスメは容器に入ったままか中身を出して小分けにするか、いずれかの方法で梱包する 3. 送付方法に指定はないため送るコスメの量などに合わせて発送方法を決定する 筆者はジッパー付きの袋にコスメを入れ、A4サイズの封筒で、郵便局から発送しました。 約1か月後、ミニクレヨンが送られてきました! 不要コスメを送付してから約1か月後、自宅にピンク色のミニクレヨンが送られてきました。一見すると普通のクレヨンのようですが、ほんのり化粧品の香りが漂ってきました。 クレヨンを手に取ってみると、行き場を失っていたコスメがアップサイクルされたんだという実感がわいていきます。また、同時にこのようなプロジェクトに参加でき嬉しくなりました。 試し描きをしてみると、柔らかく、普通のクレヨンと遜色ないような書き心地。 そして写真では中々伝わりづらいのですが、太めの線や塗りつぶした部分にはコスメならではのラメが控えめにきらっと光ります。「本当にコスメメイドなんだ…!」と実際に使ってみたからこそそれを実感できる瞬間でした。 不要コスメのアップサイクルでワクワクする未来へ コスメの廃棄は、メイクをする人であれば誰しもが関係のある問題です。古くなってしまった、使い切ることができなかったという経験がある方がほとんどだと思います。今までは、「廃棄されるのは仕方ない」という風潮だった不要コスメですが、そんなコスメに新しい命を吹き込むプラスコスメプロジェクトは、まだ使えるものを循環させる新しい選択肢です。使わないコスメを見つけたら、ぜひプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。 PLUS COSME PROJECT(プラスコスメプロジェクト)https://www.pluscosmeproject.com/

  • 政府が目指す「2050年カーボンニュートラル」とは?わかりやすく解説

    カーボンニュートラルは、私たちの住む地球を持続可能なものにしていくためのキーワードの一つです。近年、テレビや新聞で取り上げられることも増え、国や企業を中心にカーボンニュートラルを意識した取り組みが広がっています。こちらの記事では、少し難しいように感じるカーボンニュートラルについて、かみ砕いてわかりやすく解説します。 カーボンニュートラルとは 出典:unsplash.com カーボンニュートラルとは、人の活動が起因となって発生する温室効果ガス(CO2など)の排出量から、植林などによる「吸収量」を差し引き、排出量の合計を実質的に「ゼロ」にすることを指します。 2015年のパリ協定では、世界共通の長期目標として、 ・世界的な平均気温上昇を工業化以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求すること(2℃目標) ・今世紀後半に温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と吸収源による除去量との間の均衡を達成すること などが合意されました。 これに伴い、日本を含む120以上の国が2050年までにカーボンニュートラルを達成するために取り組みを始めています。 カーボンニュートラルが必要な理由 出典:unsplash.com 世界では海面上昇や砂漠化、大規模災害、深刻な水不足など、気候変動が人々や生態系に大きな影響を与えています。私たちの住む日本も例外ではなく、埼玉県や群馬県、岐阜県といった内陸の県の夏は異常な暑さとなり、全国的にゲリラ豪雨などによる被害も多く発生しています。 世界の国々が一丸となってカーボンニュートラルを目指す主な理由は、このような気候変動危機を回避することにあります。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、世界で工業化が進んでから、世界の平均気温は約1.1℃上昇しているとされており、人類や地球上の生態系に深刻な影響が出る境界値は工業化からプラス1.5℃と言われており、気温上昇はあと0.4℃に抑える必要があるのです。 持続可能な未来に向けて、今すぐ私たちが取り組まなければならない喫緊の課題である気候変動。気候変動を食い止める一つの策としてカーボンニュートラルの取り組みが求められています。 日本政府も目指す「2050年カーボンニュートラル」 日本では、2020年10月に開かれた臨時国会の所信表明演説において、当時の内閣総理大臣だった菅義偉氏が「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指す」という宣言をしました。 日本は、CO2だけに限らず、メタン、N2O(一酸化二窒素)、フロンガスを温室効果ガスとして削減することを目指しています。現在国内の温室効果ガスの排出量は、年間12億トンを超えると言われています。「2050年カーボンニュートラル」を確実に進めるために、2030年には温室効果ガスを2013年度の46%削減することを目指し、段階を踏んで達成していくことを宣言しています。 国が進める具体的な取り組み 日本政府はカーボンニュートラルを現実のものとするために、多方面での取り組みを行っています。いくつか具体的な事例を見ていきましょう。 グリーン成長戦略 並大抵の努力では実現が難しい2050年カーボンニュートラル。目標を達成するためには、エネルギー・産業の構造の大きな転換や、投資によるイノベーションが必要となります。積極的に温暖化対策を行うことが成長のチャンスであるという考えのもと、「経済と環境の好循環」を作っていく産業政策 がグリーン成長戦略です。国は、再生エネルギーの促進をはじめとし、農業やIT産業など14の分野でそれぞれの課題や目標を明記。税金の投入や、規制改革および標準化・国際連携などを通して全面的に企業をサポートします。 ゼロカーボンシティの実現 環境省は、地方公共団体の脱炭素化への取組に対し、情報基盤整備、計画等策定支援、設備等導入を支援しています。2050年カーボンニュートラルを宣言する地方公共団体は増加してきており、2022年12月時点では、800を超える地方公共団体が取り組みを始めています。 脱炭素社会の実現に向けて 国の動きに連動して、国内では脱炭素社会に向けた取り組みを行う大企業が増えてきています。国や企業が脱炭素社会に向けて取り組むインパクトは、社会にとって大変大きいもので、2050年カーボンニュートラルの実現のためには不可欠です。 私たちの生活に関わる企業も取り組みを始めています。そのような企業に注目することが私たち一人ひとりにできるカーボンニュートラルに向けたアクションになってくるでしょう。 【参考】令和2年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2021)第1部 第2章|資源エネルギー庁国の取組 - 脱炭素ポータル|環境省

  • 【イベント】サステナブルブランドによるデッドストックマルシェが限定開催!

    2023年1月28日~29日、東京・蔵前のカフェでDead Stock Marcheが開催されます。 イベントは、「市場には流通させにくいデッドストック品」をテーマに、サステナブルなこだわりを持つSOLIT!・HIKARI underwear・CACTUS TOKYOの3ブランドが集結。 できる限り環境に負荷かけず、かつ在庫を持たないようにしているサステナブルブランドでも、やむをえず抱えている規格外の製品があります。そんな倉庫で眠っているデッドストック品を、大切に使ってくれる人に届けるための販売会です。 会場は、サーキュラーエコノミーをテーマとする蔵前のカフェ「élab」。ここでしか出会えないアイテムを探しに、ぜひ足を運んでみてくださいね。 【イベント関連ページ】 Keep them AWAKE - Dead Stock Marche (※Peatixリンク) 【イベント日程】 日時:2023年1月28日(土)・1月29日(日) 11時〜18時 場所:élab  所在地:〒111-0054 東京都台東区鳥越2丁目2−7 1階 【出店3ブランド紹介】 SOLIT!障害の有無を超えて自分の体型や好みに合わせて、部位ごとにサイズ・仕様・丈を選択でき、受注生産を行うインクルーシブファッションブランド HIKARI underwearオーガニックコットン100%に天然染料を使用し、締め付けない優しい着心地の下着ブランド CACTUS TOKYOサボテン由来のレザー素材を用いたカバンや財布などのオリジナルアイテムを展開するブランド 関連記事:CACTUS TOKYOの工房見学で触れる、サボテンレザーのポテンシャル

  • フラワーロスを900万本救済。老舗の花屋が私たちの未来に残したいもの

    私たちの人生の節目や日常を豊かに彩ってくれる花。しかし、花が私たちの手元に届くまでに、実はたくさんの花の廃棄「フラワーロス」が存在しているのをご存じでしょうか。今回は、“Leave no flower behind=一輪の花も取り残さない”というモットーで活動を行うスマイルフラワープロジェクトを取材。フラワーロスの問題や、プロジェクトが目指す花のある豊かな社会について話を伺いました。 コロナで明るみに。花の廃棄「フラワーロス」問題 2020年4月、コロナの急速な感染拡大により、緊急事態宣言が発令された。休業要請や行動制限の他、予定されていたイベントがすべて中止になり、社会では多くの「ロス(廃棄)」が発生。その中で大量の生花も行き場を失い、「フラワーロス」という言葉が世の中に広く知れ渡るようになった。 コロナは大きなきっかけだったが、実はそれ以前から農家や花屋の店頭では、たくさんの花が日の目を見ないまま廃棄される現状があった。野菜と同じで花には規格があり、茎の長さが足りない、傷がある、茎が曲がっている、葉っぱが足りないなど、規格に満たないと市場では買い取ってもらえない。さらに、店頭では品揃えを豊富にするため花を多めに仕入れる傾向にあり、すべて売り切れずに鮮度が落ち、廃棄になるものが多くある。 毎年どのくらいの花が廃棄されているかを示すはっきりとしたデータはないものの、規格外により農家で廃棄されてしまう花が6億本以上と総生産数の2~3割、店頭での廃棄は仕入れの3割にのぼり、少なく見積もっても一年に10億本ものフラワーロスがあるとされている。 長年花に携わってきた企業として花のある文化を未来に残したい スマイルフラワープロジェクトは、コロナをきっかけにフラワーロスを救済する活動を本格化。今まで900万本を超える花を救ってきただけでなく、フラワーロスについて知ってもらう活動を精力的に行っている。 このプロジェクトを先導しているのは、東京や富山、大阪を拠点に花屋を展開する業界有数のグループ会社だ。 「花の命を一本も無駄にしないために、農家とお客さんを繋ぐ花屋としてできることをしていきたいと思っています。」プロジェクトを立ち上げた株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーションの大槻さんは言う。「弊社では創業以来、一輪の花も無駄にしないよう、割引などをして売り切り、それでも残ってしまった場合は茎や葉を堆肥にするなどの工夫をしてきましたが、スマイルフラワープロジェクトではさらに踏み込んでフラワーロスの問題にアプローチしています。コロナで行き場を失ってしまった花を救うことを目標にスタートしたプロジェクトですが、今では農家さんの協力をいただきながら、これまで廃棄が当然とされてきた『規格外』の花も価値あるものとして世に送り出しています。」 花農家と一緒にフラワーロスゼロを目指す プロジェクトではロスのない生産流通を確立するために生産者とコミュニケーションを重ね、これまで廃棄されることが業界の通例であった「規格外」の花を買い取ってECサイトで販売をしている。これは業界初の試みだ。 また、花は適正価格で購入することで、農家をサポートできる仕組みになっている。スタート当初、農家では産地のブランドイメージを守るためにロスを公にしたがらないところも多かったが、今は賛同してくれる農家が増えてきているという。 品質、生産量ともに日本一の浜松PCガーベラ。スタート当初からプロジェクトに賛同している 実際にスマイルフラワープロジェクトで販売されている花は、小さな傷がある、少し曲がっている程度で、規格外と言っても自宅で楽しむ分には何の問題もない。購入者からも産地から届く新鮮な花は好評を得ている。 さらに、大槻さんはフラワーロスのアップサイクルを推進するため、花染花馥研究所(はなそめはなふくけんきゅうじょ)を設立。花を使った染色やインクの製造をはじめ、同グループのバラ専門店ROSE GALLERYの香り高いバラからはローズウォーターを抽出。それを配合したルームフレグランス「re:ROSE」を販売するなど、まさに、花一輪、一滴も無駄にしないためにできることを日々研究している。 フラワーロスを知らなかった人に花を届ける スマイルフラワープロジェクトでは、フラワーロスを知ってもらうイベントも積極的に実施している。 上智大学のキャンパスでは、フラワーロスの存在を若い世代に知ってもらいたいと、学生と一緒に規格外の花を配るイベントを開催。当日は用意していた500本の花をあっという間に配り終え、急遽フラワーカーの装飾として使用した500本もブーケとして配り大盛況に終わった。 また、航空会社JALとタッグを組んで、朝採れの「規格外」の花を羽田空港へ空輸し、空港利用者に配布。フラワーロスを知ってもらうのと同時に、日本各地の産地と都会を結び、地方創生につなげたい思いがあった。花を受け取った人からは、「フラワーロスのことを初めて知ったが、とても綺麗で嬉しい」と、多くの喜びの声が聞かれた。 上智大学でのイベントには長蛇の列ができた さらには「フラワーライフ振興協議会」を設立し、世界遺産や国宝を会場にフラワーイベントを実施したり、富山で球根を育てるために切り落とされてしまうチューリップ30万輪を使ってフラワーカーペットを作るなど、全国でフラワーロスや花の魅力を知ってもらう活動を行っている。 “花も人と同じ、一輪も取り残したくない” 「活動を通して、ひとの心に寄り添い笑顔にしてくれるお花の力は思う以上のものがあると何度も勇気づけられてきました。私たちが一人ひとり個性を持っているのと同じように、姿かたちの個性も含めて一輪の花も無駄にすることなく活かしてゆきたいと思っています。」と大槻さんは話す。 花農家は、後継者不足で存続が厳しいところが多く、コロナをはじめ社会の情勢によって花の価格が急落してしまうリスクを常に抱え、課題はフラワーロスの削減だけではない。 もし、世の中から花がなくなってしまったら、私たちの生活から彩りが失われてしまうのではないだろうか。 フラワースマイルプロジェクトはこれからも農家と一緒になって、花のある豊かな文化を未来に残していきたいと考えている。 取材を通して~花の命を無駄にしないために私たちにできること フラワーロスの話を聞いてまず驚いたのが1年に10億本と言われる廃棄される花の数だ。その数から、私たちの手元に届く花は厳しい基準をクリアした完璧な花であることに改めて気が付かされる。私たちにできることはまずフラワーロスという問題を知ること。それだけでも規格外の花をインターネットで探してみたり、数日前に作られ店頭で安くなっているブーケを購入したりするきっかけになるのではないかと思う。 スマイルフラワープロジェクトhttps://jfc.thebase.in/フラワーロスのサブスクリプションhttps://flover-s.jp/

  • フードマイレージとは?買い物するときに注目したいポイントを解説

    皆さんは食材を買う際にどのような点チェックしますか。持続可能な食の未来を考えるとき、まず確認しておきたいのが、食材の原産地です。本記事では、買い物をするときに取り入れたいアイデア、「フードマイレージ」について解説します。 フードマイレージとは 出典:unsplash.com フードマイレージとは、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標のことです。地産地消を進めて環境負荷を減らそうとイギリスで広がった「フードマイルズ運動」を参考に、20年前に日本の農林水産省農林水産政策研究所が提唱しました。 フードマイレージの計算方法 出典:pexels.com フードマイレージの計算式は簡単で、以下の方法で算出できます。 フードマイレージ=「食料の輸送量(t)」×「輸送距離(km)」 ※単位はt・km(トン・キロメートル) フードマイレージは、数値が大きければ大きいほど、購入者と生産地が離れていることを表します。食品が私たちの食卓に並ぶまでには、輸送のプロセスを経ていて、移動や品質保持のため、石油などのエネルギーが使われ、CO2が排出されているのです。つまり生産地と食卓の距離が長ければ長いほど、環境に負荷をかけているということになります。 フードマイレージが小さい食材のメリット フードマイレージが小さい食材のメリットは、運送コストがほとんどかからず、地球環境に与える負荷が少ない点です。生産地から食卓までの輸送距離が短いと、CO2の排出を最小限に抑えることができます。同じ食材を選ぶのであれば、地元や近くの生産地で収穫された食材の方が、環境に優しいのです。また、国内で生産されたものを選ぶことは食料自給率の向上にも繋がり、これは持続可能な食の在り方に欠かせません。 日本のフードマイレージ 農林水産省が公開した「令和3年度食料需給表」の資料によると、近年の日本の食料自給率は4割に満たない数値が続いており、欧米と比べても明らかに低いということがわかります。 出典:農林水産省大臣官房政策課 食料安全保障室 令和3年度食料需給表(pdf) また、農林水産省では、主要国のフードマイレージに関するデータも公開しています。 グラフを見てもわかるとおり、食料自給率が低い日本は食料を海外に依存しているということもあり、フードマイレージの数値が極めて高いという結果となっています。 出典:「フード・マイレージ」について - 農林水産省(pdf) この2つのデータやグラフから見てもわかるとおり、私たちが普段食べている食材の多くは輸入に頼っており、食卓に並ぶまでには大きな環境負荷がかかっていることが見て取れるでしょう。 フードマイレージのデメリット 出典:pexels.com 食材が生産地から食卓に並ぶまでの環境負荷などがわかるフードマイレージですが、留意しなければならない点もあります。まず、フードマイレージの指標は、食品の輸送に限定されているという点です。例えば生産段階でどのくらいCO2が排出されているかなどは考慮されていません。そのため、単純に海外で作られたものの方が国産に比べて環境負荷が高いとは言い切れないのです。どのくらい環境に負荷がかかっているのかは、生産から総合的に見なければなりません。また、輸送手段によってCO2の排出量は異なるという点も留意したいところです。トラックよりも船の方がCO2排出量は格段に少ないですが、これはフードマイレージには反映されていません。 以上のように、簡単に算出できるフードマイレージだけでは総合的な環境負荷は判断しきれません。しかし簡単だからこそイメージがしやすく、私たち消費者が買い物をする上でアクションに結び付けやすいのではないでしょうか。フードマイレージも含め、食材がどのように作られて、どのように私たちの元にやってきたのか、生産や輸送の背景を知ることが大切なのです。 フードマイレージの小さいものを選ぶには 出典:unsplash.com フードマイレージが小さいものを選ぶポイントは以下のとおりです。 ・生産地をチェックする ・住んでいる地域の特産品をリサーチする ・食材を選ぶときは外国産ではなく、なるべく国産を選ぶ 他にも近くで開催されているファーマーズマーケットなどに足を運んでみるのもおすすめです。直接生産者から地元野菜を購入できるメリットがあり、生産の背景を知ることができます。 関連記事:【都内近郊18選】生産者に会えるファーマーズマーケットに行こう 私たちが普段触れている食料になかには、コーヒーやアボカドなど国内で生産していない食料があり、すべての食料を環境負荷の少ないものに切り替えることは難しいのが現状です。 しかし、一人ひとりが地元や国内で手に入る食料を知り、フードマイレージを小さくしようとする意識の積み重ねで、環境への影響が変わってきます。食料の選び方のひとつにフードマイレージを取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 行き場のないコスメの救世主。プラスコスメプロジェクトが描く「クリエイティブな循環」

    洋服の大量廃棄問題は耳にすることも多くなりましたが、実は同じく深刻なのがコスメの廃棄です。洋服と同じく、流行などに左右されやすいコスメは、使いきれずに捨てられてしまうケースも珍しくありません。 今回は、“コスメを通じてクリエイティブな循環を実現させたい”そんな想いのもと、不要になった化粧品を回収し画材として新たに生まれ変わらせる取り組みを行う、PLUS COSME PROJECT(プラスコスメプロジェクト)を取材しました。 コスメのアップサイクルとは? 子どもたちによる自由で想像力豊かなアート。これは、コスメから作られた画材を使って描かれた作品です。コスメが元から持っている色味や質感を生かすことで、画材として魅力あるものに生まれ変わります。捨てられるはずだったものが新たな価値を持ち、生まれ変わるというコスメのアップサイクルは、まだ使えるものを再利用することで廃棄を減らすことはもちろん、コスメの廃棄問題を広く知ってもらうという大きな役割を担っています。 プラスコスメプロジェクトのアンケート調査によると、女性80名のうち6割が化粧品を使いきれずに捨てた経験があると回答。コスメの廃棄問題は、私たちにとって身近な問題なのです。 始まりは化粧品の大量廃棄に疑問を持ったこと 「化粧品の廃棄問題を知ったのは、以前化粧品会社に勤務していた時でした。中身が残ったままの化粧品が大量に廃棄されていくのを見て、化粧品業界のサステナビリティを考えるようになりました。自分自身もコスメのテスターやサンプルをどのように処分したらよいか困っていたんです。」そう話すのは、プラスコスメプロジェクト代表の坂口翠さん。当時、スキンケア化粧品のボトルをリサイクルする動きはあったものの、コスメそのものをリサイクルするという選択肢はなく、不要になったたくさんのコスメが行き場を失い、廃棄になっていたのです。 坂口さんは、化粧品業界の環境問題やサステナビリティを学ぶために、大学院へ入学。化粧品リサイクルなどの研究をスタート。2012年には、メイクアップコスメを画材へアップサイクルするプラスコスメプロジェクトの活動を開始しました。 プラスコスメプロジェクト代表の坂口翠さん 活動を行っていてよく聞くようになったのが「余ったコスメを廃棄することができず、とても困っていた。このように再活用してもらえると嬉しい」という人々の声です。協力企業からも「廃棄するものなので是非とも活用してもらいたい」と賛同の声が上がっています。 コスメならではのカラー。アップサイクルクレヨンができるまで プラスコスメプロジェクトのアップサイクルはメイクアップコスメを集めることから始まります。個人で不要になったコスメの他に、化粧品メーカーや商業施設、団体からも不要コスメを回収。回収したコスメはまず、容器から残っている化粧品を取り出します。それを色ごとに分別し、蜜蝋などの材料と混ぜ合わせ、クレヨンが出来上がります。メイクアップコスメが持っているラメなどの質感もそのままクレヨンに引き継がれるので、これまでのクレヨンとは違った色味を楽しむことができるのが特徴です。また、アップサイクルクレヨンは安全認証機関でも安全テストを受けているので、安心して使用することができます。 アートを楽しむことがコスメの廃棄問題を知ることに繋がる プロジェクトでは、アートイベントやアーティストへの画材提供を行い、アート活動をサポートする取り組みも行っています。他にも地域密着型の化粧品店で、不要コスメから絵具を作るワークショップなども開催。クリエイティブな時間を楽しんでもらいながら、コスメの廃棄問題についても知ってもらいたいという思いがあります。プラスコスメプロジェクトは、不要になってしまったコスメとアートを楽しむ人々をつなぎ、コスメのサステナビリティ意識を広める役割も果たしているのです。 プラスコスメプロジェクトの見つめる未来 これまで受注制作がメインでしたが、今プラスコスメプロジェクトでは、クレヨンを販売する計画が進んでいます。坂口さんが2012年にプロジェクトを開始したときに思い描いていたものが現実のものになっているそうです。コスメを回収してからクレヨンが完成するまで全てを手作業で行っているため、回収量が多いときは製作が追い付かないという苦労もありながら、坂口さんは活動に確かな手ごたえを感じています。「コスメを廃棄することに悩んだり、罪悪感を抱く人も少なくありません。そんな中でプロジェクトに取り組んでいると、行き場のないコスメを再活用してもらえることに感謝され、想いに賛同してくれる方も多くいらっしゃいます。国内外のアートイベントで活用されている報告や、応援の声が大きな原動力となっています。」また、コスメを捨てるのに罪悪感を持っている人のためにもなりたいと話します。 「ご縁があって手元にはやってきたものの、どうしても使うことができず、不要になってしまった残ったままの化粧品。その化粧品が新たな形で再利用されれば、手放す際の“小さなわだかまり(ストレス)”も少し軽くなるのではないでしょうか。それは心の中の健やかさや美しさにもつながっていくのではないかと思っています。」 プラスコスメプロジェクトは、誰でも簡単に参加することができます。「現在は郵送でも不要コスメ回収を受け付けておりますので、是非ともご一報ください! 皆様の代わりにアップサイクルさせて頂きます。また画材提供先として不要コスメで作品を描いてくださるアーティストさんも随時募集しております。今後この活動が必要なくなった時は、本当の意味で化粧品のサステナブルな仕組みが実現したときだと思っております。」 ポップアートアーティストへ画材を提供した際、廃棄されるはずだったコスメが画材として絵画に変化していく様子を見て、感動を覚えたという坂口さん。アーティストへの提供を通じて日本のサスティナブルアート文化を盛り上げていきたいこと、絵本作家と協力し子どもたちと一緒に地球環境を考える絵本を製作したいことなど、坂口さんは色彩豊かな未来を描いています。 <編集後記> コスメを使いきることができず廃棄した経験や、ポーチで眠ったままにしている方は多いのではないでしょうか。筆者にもそんな経験があり、不要になったコスメの活用方法があることを多くの方に知ってもらいたいという思いから今回プラスコスメプロジェクトさんを取材させて頂きました。コスメを使う人々や企業、アーティスト、子どもたちを巻き込みながら、不要コスメから始まる循環の輪はますます広がりを見せてゆくでしょう。10年目を迎えたプラスコスメプロジェクト。今後の活動にも期待したいと思います! 【PLUS COSME PROJECT】公式サイト https://www.pluscosmeproject.com/Instagram公式アカウント https://www.instagram.com/pluscosmeproject/

  • 初めての量り売りにおすすめ!都内の量り売りショップ5選

    量り売りとは、食品や日用品など欲しい分だけ購入できるシステムのことです。必要な量を買えば、無駄がなく、ロス削減に繋がります。また、容器を持ち込んでリユースすることで、ゼロウェイストを実現できます。 今都内でもこの量り売りのお店が続々と増えてきています。それぞれ取り扱っている商品も異なり、こだわりの品を置いているところも。今回は、ビギナーさんも気軽に楽しむことができる、都内のおすすめショップを紹介します。 スーパー顔負けの品揃え「nue by Totoya(ニュ バイ トトヤ)国分寺店」 この投稿をInstagramで見る nue by Totoya 国分寺店【量り売り】(@nue.by.totoya)がシェアした投稿 日本初のゼロ・ウェイストスーパーとして京都に本店を持つ斗々屋(ととや)の姉妹店。量り売りのライフスタイルを広めていきたいという想いでスタートし、店内にはオーガニック食品からワイン、日用品、エコ雑貨などが揃います。中でも食品は充実しており、味噌、油、調味料、パスタ、乾物、ナッツ、ドライフルーツ、スイーツなど、自宅で必要になる基本的なものはほとんど手に入ります。ゼロウェイストを実現するため容器持参を推奨していますが、店舗で布袋などを購入することもできます。スーパーに行く感覚で気軽に立ち寄れる量り売りショップです。 nue by Totoya国分寺店公式HP https://www.nuebytotoya.com/ ナチュラルな日用品を必要な分だけ「ecostore(エコストア) アトレ恵比寿店」 この投稿をInstagramで見る エコストア(@ecostore.jp)がシェアした投稿 エコストアはニュージーランド生まれの、人にも環境にも優しいサステナブルな日用品ブランド。恵比寿の店舗ではリフィルステーションを設け、量り売りを推進しています。エコストアの空ボトル、もしくは自宅にある容器に入れて購入することができます。洗濯洗剤、食器洗い洗剤の他、ボディウォッシュやハンドソープ類まで幅広く取り扱いがあるので、まとめて数種類をリフィル購入すると便利です。100ml単位と少量から購入できる点や、通常のボトル入り商品よりお得な価格設定である点も魅力的です。 ecostore公式HP https://ecostore.jp/リフィルステーション詳細 https://ecostore.jp/Page/contents/2017/refillstation.aspx こだわりのある商品が魅力「FROM NOW ON...(フロムナウオン)」 この投稿をInstagramで見る FROM NOW ON...(@fromnowon__shop)がシェアした投稿 フロムナウオンはナチュラルなコスメや古着など扱う、東京自由が丘にあるセレクトショップです。洗濯・食器洗い洗剤やドライフルーツ、ハーブティー、はちみつなどを量り売りで購入することができます。商品はどれもフェアトレードで、なるべくゴミを出さないように仕入れたものばかりです。容器は持ち込みまたは店舗オリジナルリターナブル瓶に入れてもらう方法で購入することができます。店名ロゴがあしらわれたおしゃれなデザインのオリジナルリターナブル瓶は、ギフトとしてもおすすめです。贈った人と量り売りの話題になりそうですね。 FROM NOW ON...公式HP https://www.fromnowon-official.com/ 風味豊かなナッツに出会える「Groovy Nuts(グルーヴィナッツ)」 この投稿をInstagramで見る Groovy Nuts(@groovynuts)がシェアした投稿 日本初のナッツ専門店として中目黒と鎌倉にお店を構えるグルーヴィナッツは、栄養効果が高いナッツを種類豊富に取り揃えています。店主自らが世界各地の生産地へ足を運びセレクトしたという約40種類の量り売りナッツは、すべて均一価格で50グラムから購入することが可能。馴染みのないナッツも多いので量り売りで試してみるのもおすすめです。どのナッツも今までにないほど濃厚で一粒でも満足感が得られます。お気に入りのナッツを見つけて、楽しいナッツライフを送ってみませんか。 Groovy Nuts公式HP https://groovynuts.jp/ 楽しく量り売りを体験「Choci Tokyo(チョキ東京)」 この投稿をInstagramで見る CHOCI TOKYO | チョキ東京(@chocitokyo)がシェアした投稿 チョキ東京は、四谷にあるチョコレートボール専門店。チョコレートボールというのは、チョコレートとドライフルーツ・ナッツ・キャラメルポップコーンを使用したスイーツのこと。品質の高いチョコレートとナチュラルな素材を厳選したチョコレートボールは、美味しいだけでなく、添加物・保存料・着色料フリーなのも嬉しい点です。キッチンメイドのチョコレートボールが並ぶ店内は、独創的でフォトジェニック。外国のお店のようなカラフルなチョコレートは見ているだけでもワクワクしてきます!毎日使うようなお店ではないですが、量り売りを楽しく体験することができるのが魅力です。家族や友人を誘って遊びに行ってみたくなるようなショップですよ! Choci Tokyo公式HP https://chocitokyo.jp/ 量り売りで「必要なモノを必要な量だけ」買おう!  実際、お得だと思って購入した大容量の商品も実はあまり必要がなかった、という経験をしたことがある方も多いのでは。自分の使いたい分量だけ購入することができる量り売りは、パッケージフリーを実現するだけではなく「本当に必要なモノって何だろう?」と生活を見直すきっかけにもなります。ぜひ自宅の近くで量り売りショップを見つけて、利用してみてくださいね!

  • 買い替えるならサステナブルに!エコな洗濯洗剤5選

    普段どのような基準で洗濯洗剤を選んでいますか。今回は、排水として流しても環境に優しい洗濯洗剤をピックアップ。次に買い替えるときの参考にしてみてくださいね。 その洗濯洗剤、人と環境に優しい…? 出典:pexels.com 広く普及している合成洗剤に使用されるのが、石油を原料とした界面活性剤。その界面活性座は河川や海に流れ込むと、生態系に悪影響があることが懸念されています。 「下水処理場を経由すれば、合成洗剤であってもきちんと分解されるのでは?」と考えられがちですが完全に除去することは難しいと言われています。そこで大切になってくるのが、洗剤を使用した後の排水が微生物などによって、水や二酸化炭素等の無機物に分解されるかどうか(=生分解性が高いかどうか)です。 私たちの生活と洗濯は切っても切り離せないですよね。頻繁に使う洗濯洗剤だから、どのようなものを使ったら環境や人への負担が少ないのか、考えてみることが大切ではないでしょうか。 そこで今回は、環境にも肌にも安心して使える洗濯洗剤をまとめてみました。 エコな洗洗剤、おすすめブランド5選         SARAYA「ヤシノミ洗濯洗剤凝縮タイプ」 この投稿をInstagramで見る ヤシノミ洗剤(@yashinomi_official)がシェアした投稿 「ツインパワーノ二オン」(ヤシの実由来)を主成分としており、高い洗浄力がありながら、手肌への優しく、小さな子どもがいる家庭にも最適。排水は微生物によって水と二酸化炭素にすばやく分解されるのに加え、繊維に洗浄成分が残りにくいので、すすぎは1回でも大丈夫で水の使用量も少なくて済みます。 また、本体ボトルの一部に再生プラスチック、詰替用の袋の一部にバイオマスプラスチックを使用し、持続可能なパーム油の生産の手助けもしています。 SARAYAの製品は食器用洗剤やハンドソープなど、他のラインナップも環境と人のことを考えて作られているので、トータルで揃えるのもおすすめです! SARAYA公式HP https://www.yashinomi.jp/ シャボン玉せっけん「シャボン玉スノールボトル」 この投稿をInstagramで見る シャボン玉石けん【公式】(@shabondama_soap)がシェアした投稿 蛍光増白剤・香料・着色料・酸化防止剤・LASなどの合成界面活性剤を使用していない無添加の液体洗濯石けん。石けんの場合、排水は素早く水と二酸化炭素に分解されるので、環境に優しいのが特徴です。洗い上がりは、ふんわりと柔らかいので柔軟剤は使う必要がありません。皮膚アレルギーテスト、皮膚刺激テスト済みなので、肌の弱い方や赤ちゃんにも使えるのが嬉しい点です。 また、洗濯洗剤や柔軟剤は、使っている本人が好む香りでも、周辺の人に強すぎる香りで「香害」を引き起こしてしまう場合があります。そのような被害を出さないためにも、シャボン玉石けんのような無香料の洗濯洗剤がおすすめです。 シャボン玉石けん公式HP https://www.shabon.com/ がんこ本舗「海へ…Step」 この投稿をInstagramで見る common style(@commonstyle.shop)がシェアした投稿 海洋タンカーの事故処理研究から生まれた洗濯用洗剤。特徴はなんと言っても、すすぎが0回でも大丈夫な点です。使用後は汚れを再付着させない技術でこの「すすぎなし」を実現しました。すすがないとなると肌への影響も心配ですが、アレルギーテストやパッチテスト、スティンギングテスト(かゆみやヒリヒリ感を確認するテスト)を行っています。界面活性剤量は一般的な洗剤の1/7に抑え、生分解性の高さも証明されており、さらには排水パイプの気になる詰まりや異臭も解決しくれるという優れもの。防災グッズ大賞2021「生活用品部門 審査員特別賞」を受賞しており災害用の備蓄としてもおすすめです。 がんこ本舗公式HP http://www.gankohompo.com/ エコストア「ランドリーリキッド ウルトラパワー」 この投稿をInstagramで見る エコストア(@ecostore.jp)がシェアした投稿 ニュージーランド生まれのエコストアから新しく登場した、強い洗浄力と子どもにも使える優しさを兼ね備えた洗濯洗剤。 環境に優しいのに高い洗浄力を持つ秘密は、5種類の植物由来の酵素にあります。この酵素が、汗や泥汚れ、油を含む食べ物のシミなど様々な汚れにアプローチ。植物やミネラル由来の原料でありながら、しっかりとした効果を実感できます。 またエコストアは、動物実験をしていないクルエルティフリーを宣言。パッケージにもリサイクル可能なシュガープラスチックとリサイクルプラスチックの混合ボトルを使用する他、空き容器を回収するなど、トータルで環境や動物、人に優しい製品を提案しています。パッケージもおしゃれでギフトセットもあるので、贈り物にもぴったりです。 エコストア公式HP https://ecostore.jp/ SOMALI「洗濯用液体石けん」 この投稿をInstagramで見る 木村石鹸🧼創業98年の石鹸メーカー(@kimurasoap)がシェアした投稿 大正13年創業の歴史ある木村石鹼が展開する「SOMALI」シリーズから出ている洗濯用液体石けん。生分解性に優れているとされる純石けんをメインに、泡立ちや使いやすさも追及。優しさと使いやすさを両立した最適なバランスで成分が調整されています。配合されるオレンジオイルは、できるだけ自然に近い状態のものを使用しているので、爽やかで自然な香りが特徴。衣類への洗剤残りが少ないので赤ちゃんの肌着にも使うことができます。 木村石鹼では、昔ながらの釜焚き製法を守り続け、純石鹼の伝統を次の世代へと受け継ぐ活動も行っています。 木村石鹼SOMALI商品ページ https://www.kimurasoap.co.jp/product_category/somali 洗濯は、地球にもあなたにも優しい時代に 70年代以降、強い洗浄力とその利便性から石油由来の合成洗剤が一般家庭に広く普及しました。 しかし、排水による環境汚染や生物多様性への影響に加え、化学物質によるアレルギーの発症者が増えていることから、最近は肌に優しいサステナブルな洗濯洗剤が注目されています。ご紹介したようにエコでサステナブルな洗濯用洗剤にも、それぞれの強みや特徴があります。 お気に入りの1本を見つけ、毎日の洗濯を見直すことで、環境に配慮するアクションをはじめてみませんか。

  • ミラノのハーブ店が地域を巻き込み完全プラフリーにするまで【現地取材】

    私たちの生活に溢れている、プラスチック製品。機能的で安価な一方で、回収・処理が最も難しい素材の一つだ。自然に分解されないプラスチックゴミ約800万トンが毎年海へと溜まり、2050年には世界の魚の容量を超えると言われている。 知ってはいても、私たちの日常生活やビジネスで、完全プラスチックフリーを実現するのは簡単ではない、このプラスチック問題。しかし、不可能ではないことを実証したショップがミラノにある。どのようなきっかけで完全プラスチックフリーを目指し、それを成し遂げたのか、オーナーにその想いを聞いた。 地元の人と一緒に実現するプラスチックフリー生活 ヨーロッパの伝統的なハーブ療法、フィトセラピーは、古くからヨーロッパ人の生活に根付いている自然療法だ。イタリアにも「エルボリステリア」と呼ばれるハーブ薬局が数多くある。 ハーバリストのオルネッラさんが経営する「QUINTESSENZA(クインテッセンツァ)」は、他のエルボリステリアと同じように、ハーブ、そして自然原料やオーガニックの製品を取り扱ってきた。3年前、マイクロプラスチックの海洋汚染が喫緊の課題だと知り、一人一人の意識から変えていくことが大切であることを認識。それ以来、店内から全てのプラスチック製品を排除した。 地域密着型のこのお店がプラスチックフリーにすることで、地元の人々と一緒に少しでもプラスチックを出さない生活を実現しようとしたのだ。 品質が良いものも、売れ筋の商品も、一部でもプラスチックを使っていれば入荷を中止。店頭や倉庫にあったプラスチック製品は、全て半額にして売り出した。オルネッラさんは娘のキアラさんと二人三脚で、日々プラスチックゴミを出すことへの罪悪感と疲労感を、プラスチックフリー実現へのエネルギーに変えたのだ。まわりの反応はというと、若い客層からはすぐに受け入れられたが、 高齢の常連客からは、最初は否定的な意見もあったという。しかし人々の中で環境問題への関心が高まっていることもあり、今では多くの人の賛同を得ている。 高品質なプラスチックフリー製品との出会い 店内の在庫を処分するのと同時に始めたのは、ヨーロッパ各国で作られているプラスチックフリー製品のリサーチだ。環境に負担の少ないものを探し出し、取り扱いを始めた。 当初は難航することを覚悟していた買い付け。しかし探してみると、イタリアやヨーロッパの小さな村でプラスチックを使わず丁寧に作られている高品質なコスメや日用品、アイテムが次々と見つかった。プラスチックフィルムの代替品や、紙ゴミさえ出さずに土に帰すことのできる素材があるなど、技術も進んでいることもわかった。 二人が想像していた以上にマーケットは厚かったのだ。そして、それらの製品をショップで扱うことが、小さな製造元を応援することにつながるという好循環が生まれた。プラスチックフリーのお店を作ると決めた二人を待っていたのは、プラスチックフリー製品を作るということに本気で取り組み、情熱を注ぐ人々との素晴らしい出会いだった。 プラスチックフリー生活のヒントになる情報も発信 QUINTESSENZA(クインテッセンツァ)のブログでは、エコロジカルな生活を送るためのアドバイスも発信している。 オルネッラさんオススメの、誰でも取り入れやすく効果的なプラスチックフリーアイテムは、スチール製ウォーターボトル。今やマイボトルを持つことは当たり前、モードとさえ見なされる風潮もあり、様々なデザインやサイズから選べるようになった。ペットボトルゴミが毎分33,000本以上地中海に流れている現状を食い止める、効果的なダイレクトアクションだ。 2つ目は、固形シャンプー。 こちらも様々なタイプが揃い、髪や頭皮への効果を選ぶことができる。シリコンなどの非分解成分を含まず、パッケージは詰め替えでゼロウェイストを実現しやすい。軽量でコンパクトなのに従来のシャンプーの2倍長持ちするなど、メリットが目白押しだ。 家庭でも不可能ではないプラスチックフリー生活 この3年間で世の中の風向きも追い風となり、転換期の経営的な負担を乗り越え、現在は安定したショップの運営ができているという。 最後に、店舗よりも難しいと思われる家庭でのプラスチック削減への取り組みを聞いた。 「日用品は容器をお店に持ち込んでリフィル。プラスチックを使用したスーパーの商品は買わず野菜やフルーツは農家から直接買っています。たとえばプラスチックの容器があっても、それを捨てずに使い続けるのも大切です。ショッピングバッグ以外にどうしても袋が必要になるときは紙袋を利用しています。」とのこと。「生活を大きく変えなくても意識を変えるだけで実際に環境負荷の少ない生活が送れていますよ。」と頼もしい答えが返ってきた。 【ショップ情報】QUINTESSENZAVia Tolstoi 40  Milano Italyhttps://www.quint-essenza.it

  • 子どもも大人も学べる。SDGsがわかるおすすめの絵本7選

    今、国内外で進むSDGsの取り組み。一部の幼稚園や小学校など教育の現場でも取り上げられ、SDGsということばを知っている子どもも少なくありません。今回は、SDGsの基礎知識や、SDGsが私たちの日常とどのようなつながりがあるかなど、SDGsの考え方についてわかりやすく学べる絵本をご紹介します。 SDGsについて SDGsの正式名称は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」。2015年9月に国連サミットで「持続可能な開発」を目指し、決定された国際目標のことです。 人権や環境などについて17のゴールと169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人取り残さない」ということを掲げ、2030年の達成を目指しています。 SDGsに関するおすすめ絵本7選 SDGsについて知るには、Webや新聞などいくつかのツールがありますが、子どもに興味を持って読んでもらうには絵本がぴったりです。また子どもだけでなく大人が読んでもわかりやすい絵本がたくさん出ています。 ここからSDGsについて楽しく学べるおすすめの絵本をご紹介します。 地球をまもるってどんなこと? 小学生のわたしたちにできること 『地球をまもるってどんなこと?小学生のわたしたちにできること』は、ドラマの子役としても出演経験がある、現在10歳のジョージ・Y・ハリソンさんが手がけた絵本です。小学生の少年が持続可能な世界を叶えるために今自分たちにできることを、イラストとともにわかりやすく記しています。本文は漢字がありますが、ふりがながふってあるので、小学校低学年でも読める絵本です。 リンク じゅんびはいいかい?名もなきこざるとエシカルな冒険 『じゅんびはいいかい?名もなきこざるとエシカルな冒険』は、一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんが、エシカルについて大人も子どもわかりやすいよう書き下ろした絵本です。こざるを主役に地球を旅するストーリーなのでワクワク感を持って読み進めることができる一冊。今どんなことが地球上で起こっているのかが、すんなりと入ってきます。 リンク プラスチックのうみ 『プラスチックのうみ』は、今問題となっているプラスチックごみによる海洋汚染について知ることのできる絵本です。プラスチック素材ごみがどのようにして海を汚し、海の生き物に影響を与えるかをイラストとわかりやすい言葉で伝えています。アメリカで刊行された本作。改めて世界を取り巻く海洋汚染を考えるきっかけになる絵本です。 リンク プラスチックモンスターをやっつけよう! きみが地球のためにできること 『プラスチックモンスターをやっつけよう!きみが地球のためにできること』は、利便性が高いプラスチックが環境に与える影響について学べる本です。プラスチックを種類ごとに分け、それぞれどんな製品に使われているか、どんな特徴があるかなど、大人でも勉強になることも多く書かれています。 また、蜜ろうラップのつくり方など楽しく学べる実践例も紹介されています。 リンク みんなのSDGs(未来を変えるメッセージ) 『みんなのSDGs(未来を変えるメッセージ)』は、日本語(※漢字ふりがなあり)と英語の両方で書かれている絵本です。「誰もが笑顔で暮らせる地球のために」という思いで書かれているので、SDGsという言葉の意味だけでなく、本当に私たちが目指す地球はどんなものかという本質的な部分に触れています。これからの世界を生きる子どもたちと一緒に読みたい絵本です。 リンク もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと 『もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと』は、人気の『もったいないばあさん』シリーズのひとつです。「なぜ住むところによってこんなに子どもたちの生活が違うのか?」今世界で起きている様々な問題に触れていきます。初刷はSDGsができる前の2008年ですが、内容はまさしくSDGs。『もったいないばあさん』シリーズはこの絵本以外にも、SDGsに関わる内容がわかりやすく書いてあるのでおすすめです。 リンク わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ 『わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ』は、外務省で国内外の持続可能なSDGs推進を進めてきた原琴乃さんが手がけた絵本です。わかりにくい、教えにくい内容もイラストと文字で理解できるようストーリーにまとめています。小さい子どもでも読めるようひらがなを使用しているのもポイントです。作品から、自分たちが今日からはじめられるアクションを知ることができます。 リンク SDGsを絵本で学び、自分ができることを見つけ出そう SDGsに関する絵本は、イラストとわかりやすい言葉でまとまっているので、自分たちが今何をするべきかイメージしやすいのが特徴です。またストーリー仕立てになっているものも多いので、構えることなく物語のように読み進めることができます。世界で起きている環境問題や人権問題、貧困問題などについて、子どもから大人まで学べる絵本。近年続々と登場していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 不要コスメ、どうしてる?プラスコスメプロジェクトに参加してみた

    みなさんは、不要になったコスメはどうしていますか。まだ使うことができるコスメはなかなか捨てることができずに、ずっと取っておいてしまっている方も多いのではないでしょうか。 PLUS COSME PROJECT(プラスコスメプロジェクト)では不要となったコスメを回収し、画材やクレヨンへアップサイクルする活動を行っています。個人からも不要になったコスメを受け付け中で、不要コスメが実際にどのように生まれ変わるのかご自身で見てもらいたいとの思いから、回収対象のコスメを5点以上送るとお礼にミニクレヨンをもらうことができます。 関連記事:行き場のないコスメの救世主。プラスコスメプロジェクトが描く「クリエイティブな循環」 今回は、実際に不要となったコスメをプラスコスメプロジェクトに送ってみました。気を付けることや実際に送られてきたクレヨンについて詳しくレポートします。 今回送るコスメはアイシャドウなど計8点 今回筆者が送付した不要コスメは、パレットアイシャドウ2点、単色アイシャドウ1点、カラーリップ5点の計8点です。プレゼントで頂いてあまり使う機会がなかったり、使いきれずに使用期限が過ぎてしまったりして、コスメポーチの奥に長い間眠っていました。どれももう使うつもりがないのに、捨ててしまうには何だか罪悪感があり行き場を失ってしまったコスメばかりです。 回収の対象商品は? プラスコスメプロジェクトのコスメ回収に協力したい場合、「どんなコスメを受け付けてくれるの?」「気をつけた方が良いことは?」などの疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。ここでは、回収の対象になるコスメや、注意点など詳しく見ていきます。 回収の対象となるコスメ パウダーファンデーション、粉おしろい、パウダータイプアイシャドウ、パウダータイプチーク、パウダータイプフェイスカラー、ノーズシャドウ、アイライナー、リップライナー、アイブロウ、口紅 ※スキンケア商品、リクィッドやクッションファンデ、クリームタイプのファンデーション、リップグロス、ティント系リップ、透明リップ、透明口紅、マスカラは対象外 注意事項など ・不要コスメはそのままの状態または取り出して中身のみを送付してもOK ・配送費用は自己負担 ちなみに現在は回収対象外ですがリクエストの多いリキッドファンデーションについては、アップサイクル開発中とのことでした。どんな商品ができるのか楽しみですね! コスメを梱包して配送 回収に送りたいコスメを選定したら、送付へと進んでいきましょう。 主な流れは、以下になります。 1.公式サイトの申込フォームより必要事項を記入し、送付案内のメールを受け取る 2.コスメは容器に入ったままか中身を出して小分けにするか、いずれかの方法で梱包する 3. 送付方法に指定はないため送るコスメの量などに合わせて発送方法を決定する 筆者はジッパー付きの袋にコスメを入れ、A4サイズの封筒で、郵便局から発送しました。 約1か月後、ミニクレヨンが送られてきました! 不要コスメを送付してから約1か月後、自宅にピンク色のミニクレヨンが送られてきました。一見すると普通のクレヨンのようですが、ほんのり化粧品の香りが漂ってきました。 クレヨンを手に取ってみると、行き場を失っていたコスメがアップサイクルされたんだという実感がわいていきます。また、同時にこのようなプロジェクトに参加でき嬉しくなりました。 試し描きをしてみると、柔らかく、普通のクレヨンと遜色ないような書き心地。 そして写真では中々伝わりづらいのですが、太めの線や塗りつぶした部分にはコスメならではのラメが控えめにきらっと光ります。「本当にコスメメイドなんだ…!」と実際に使ってみたからこそそれを実感できる瞬間でした。 不要コスメのアップサイクルでワクワクする未来へ コスメの廃棄は、メイクをする人であれば誰しもが関係のある問題です。古くなってしまった、使い切ることができなかったという経験がある方がほとんどだと思います。今までは、「廃棄されるのは仕方ない」という風潮だった不要コスメですが、そんなコスメに新しい命を吹き込むプラスコスメプロジェクトは、まだ使えるものを循環させる新しい選択肢です。使わないコスメを見つけたら、ぜひプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。 PLUS COSME PROJECT(プラスコスメプロジェクト)https://www.pluscosmeproject.com/

  • 政府が目指す「2050年カーボンニュートラル」とは?わかりやすく解説

    カーボンニュートラルは、私たちの住む地球を持続可能なものにしていくためのキーワードの一つです。近年、テレビや新聞で取り上げられることも増え、国や企業を中心にカーボンニュートラルを意識した取り組みが広がっています。こちらの記事では、少し難しいように感じるカーボンニュートラルについて、かみ砕いてわかりやすく解説します。 カーボンニュートラルとは 出典:unsplash.com カーボンニュートラルとは、人の活動が起因となって発生する温室効果ガス(CO2など)の排出量から、植林などによる「吸収量」を差し引き、排出量の合計を実質的に「ゼロ」にすることを指します。 2015年のパリ協定では、世界共通の長期目標として、 ・世界的な平均気温上昇を工業化以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求すること(2℃目標) ・今世紀後半に温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と吸収源による除去量との間の均衡を達成すること などが合意されました。 これに伴い、日本を含む120以上の国が2050年までにカーボンニュートラルを達成するために取り組みを始めています。 カーボンニュートラルが必要な理由 出典:unsplash.com 世界では海面上昇や砂漠化、大規模災害、深刻な水不足など、気候変動が人々や生態系に大きな影響を与えています。私たちの住む日本も例外ではなく、埼玉県や群馬県、岐阜県といった内陸の県の夏は異常な暑さとなり、全国的にゲリラ豪雨などによる被害も多く発生しています。 世界の国々が一丸となってカーボンニュートラルを目指す主な理由は、このような気候変動危機を回避することにあります。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、世界で工業化が進んでから、世界の平均気温は約1.1℃上昇しているとされており、人類や地球上の生態系に深刻な影響が出る境界値は工業化からプラス1.5℃と言われており、気温上昇はあと0.4℃に抑える必要があるのです。 持続可能な未来に向けて、今すぐ私たちが取り組まなければならない喫緊の課題である気候変動。気候変動を食い止める一つの策としてカーボンニュートラルの取り組みが求められています。 日本政府も目指す「2050年カーボンニュートラル」 日本では、2020年10月に開かれた臨時国会の所信表明演説において、当時の内閣総理大臣だった菅義偉氏が「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指す」という宣言をしました。 日本は、CO2だけに限らず、メタン、N2O(一酸化二窒素)、フロンガスを温室効果ガスとして削減することを目指しています。現在国内の温室効果ガスの排出量は、年間12億トンを超えると言われています。「2050年カーボンニュートラル」を確実に進めるために、2030年には温室効果ガスを2013年度の46%削減することを目指し、段階を踏んで達成していくことを宣言しています。 国が進める具体的な取り組み 日本政府はカーボンニュートラルを現実のものとするために、多方面での取り組みを行っています。いくつか具体的な事例を見ていきましょう。 グリーン成長戦略 並大抵の努力では実現が難しい2050年カーボンニュートラル。目標を達成するためには、エネルギー・産業の構造の大きな転換や、投資によるイノベーションが必要となります。積極的に温暖化対策を行うことが成長のチャンスであるという考えのもと、「経済と環境の好循環」を作っていく産業政策 がグリーン成長戦略です。国は、再生エネルギーの促進をはじめとし、農業やIT産業など14の分野でそれぞれの課題や目標を明記。税金の投入や、規制改革および標準化・国際連携などを通して全面的に企業をサポートします。 ゼロカーボンシティの実現 環境省は、地方公共団体の脱炭素化への取組に対し、情報基盤整備、計画等策定支援、設備等導入を支援しています。2050年カーボンニュートラルを宣言する地方公共団体は増加してきており、2022年12月時点では、800を超える地方公共団体が取り組みを始めています。 脱炭素社会の実現に向けて 国の動きに連動して、国内では脱炭素社会に向けた取り組みを行う大企業が増えてきています。国や企業が脱炭素社会に向けて取り組むインパクトは、社会にとって大変大きいもので、2050年カーボンニュートラルの実現のためには不可欠です。 私たちの生活に関わる企業も取り組みを始めています。そのような企業に注目することが私たち一人ひとりにできるカーボンニュートラルに向けたアクションになってくるでしょう。 【参考】令和2年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2021)第1部 第2章|資源エネルギー庁国の取組 - 脱炭素ポータル|環境省

  • 【イベント】サステナブルブランドによるデッドストックマルシェが限定開催!

    2023年1月28日~29日、東京・蔵前のカフェでDead Stock Marcheが開催されます。 イベントは、「市場には流通させにくいデッドストック品」をテーマに、サステナブルなこだわりを持つSOLIT!・HIKARI underwear・CACTUS TOKYOの3ブランドが集結。 できる限り環境に負荷かけず、かつ在庫を持たないようにしているサステナブルブランドでも、やむをえず抱えている規格外の製品があります。そんな倉庫で眠っているデッドストック品を、大切に使ってくれる人に届けるための販売会です。 会場は、サーキュラーエコノミーをテーマとする蔵前のカフェ「élab」。ここでしか出会えないアイテムを探しに、ぜひ足を運んでみてくださいね。 【イベント関連ページ】 Keep them AWAKE - Dead Stock Marche (※Peatixリンク) 【イベント日程】 日時:2023年1月28日(土)・1月29日(日) 11時〜18時 場所:élab  所在地:〒111-0054 東京都台東区鳥越2丁目2−7 1階 【出店3ブランド紹介】 SOLIT!障害の有無を超えて自分の体型や好みに合わせて、部位ごとにサイズ・仕様・丈を選択でき、受注生産を行うインクルーシブファッションブランド HIKARI underwearオーガニックコットン100%に天然染料を使用し、締め付けない優しい着心地の下着ブランド CACTUS TOKYOサボテン由来のレザー素材を用いたカバンや財布などのオリジナルアイテムを展開するブランド 関連記事:CACTUS TOKYOの工房見学で触れる、サボテンレザーのポテンシャル

  • フラワーロスを900万本救済。老舗の花屋が私たちの未来に残したいもの

    私たちの人生の節目や日常を豊かに彩ってくれる花。しかし、花が私たちの手元に届くまでに、実はたくさんの花の廃棄「フラワーロス」が存在しているのをご存じでしょうか。今回は、“Leave no flower behind=一輪の花も取り残さない”というモットーで活動を行うスマイルフラワープロジェクトを取材。フラワーロスの問題や、プロジェクトが目指す花のある豊かな社会について話を伺いました。 コロナで明るみに。花の廃棄「フラワーロス」問題 2020年4月、コロナの急速な感染拡大により、緊急事態宣言が発令された。休業要請や行動制限の他、予定されていたイベントがすべて中止になり、社会では多くの「ロス(廃棄)」が発生。その中で大量の生花も行き場を失い、「フラワーロス」という言葉が世の中に広く知れ渡るようになった。 コロナは大きなきっかけだったが、実はそれ以前から農家や花屋の店頭では、たくさんの花が日の目を見ないまま廃棄される現状があった。野菜と同じで花には規格があり、茎の長さが足りない、傷がある、茎が曲がっている、葉っぱが足りないなど、規格に満たないと市場では買い取ってもらえない。さらに、店頭では品揃えを豊富にするため花を多めに仕入れる傾向にあり、すべて売り切れずに鮮度が落ち、廃棄になるものが多くある。 毎年どのくらいの花が廃棄されているかを示すはっきりとしたデータはないものの、規格外により農家で廃棄されてしまう花が6億本以上と総生産数の2~3割、店頭での廃棄は仕入れの3割にのぼり、少なく見積もっても一年に10億本ものフラワーロスがあるとされている。 長年花に携わってきた企業として花のある文化を未来に残したい スマイルフラワープロジェクトは、コロナをきっかけにフラワーロスを救済する活動を本格化。今まで900万本を超える花を救ってきただけでなく、フラワーロスについて知ってもらう活動を精力的に行っている。 このプロジェクトを先導しているのは、東京や富山、大阪を拠点に花屋を展開する業界有数のグループ会社だ。 「花の命を一本も無駄にしないために、農家とお客さんを繋ぐ花屋としてできることをしていきたいと思っています。」プロジェクトを立ち上げた株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーションの大槻さんは言う。「弊社では創業以来、一輪の花も無駄にしないよう、割引などをして売り切り、それでも残ってしまった場合は茎や葉を堆肥にするなどの工夫をしてきましたが、スマイルフラワープロジェクトではさらに踏み込んでフラワーロスの問題にアプローチしています。コロナで行き場を失ってしまった花を救うことを目標にスタートしたプロジェクトですが、今では農家さんの協力をいただきながら、これまで廃棄が当然とされてきた『規格外』の花も価値あるものとして世に送り出しています。」 花農家と一緒にフラワーロスゼロを目指す プロジェクトではロスのない生産流通を確立するために生産者とコミュニケーションを重ね、これまで廃棄されることが業界の通例であった「規格外」の花を買い取ってECサイトで販売をしている。これは業界初の試みだ。 また、花は適正価格で購入することで、農家をサポートできる仕組みになっている。スタート当初、農家では産地のブランドイメージを守るためにロスを公にしたがらないところも多かったが、今は賛同してくれる農家が増えてきているという。 品質、生産量ともに日本一の浜松PCガーベラ。スタート当初からプロジェクトに賛同している 実際にスマイルフラワープロジェクトで販売されている花は、小さな傷がある、少し曲がっている程度で、規格外と言っても自宅で楽しむ分には何の問題もない。購入者からも産地から届く新鮮な花は好評を得ている。 さらに、大槻さんはフラワーロスのアップサイクルを推進するため、花染花馥研究所(はなそめはなふくけんきゅうじょ)を設立。花を使った染色やインクの製造をはじめ、同グループのバラ専門店ROSE GALLERYの香り高いバラからはローズウォーターを抽出。それを配合したルームフレグランス「re:ROSE」を販売するなど、まさに、花一輪、一滴も無駄にしないためにできることを日々研究している。 フラワーロスを知らなかった人に花を届ける スマイルフラワープロジェクトでは、フラワーロスを知ってもらうイベントも積極的に実施している。 上智大学のキャンパスでは、フラワーロスの存在を若い世代に知ってもらいたいと、学生と一緒に規格外の花を配るイベントを開催。当日は用意していた500本の花をあっという間に配り終え、急遽フラワーカーの装飾として使用した500本もブーケとして配り大盛況に終わった。 また、航空会社JALとタッグを組んで、朝採れの「規格外」の花を羽田空港へ空輸し、空港利用者に配布。フラワーロスを知ってもらうのと同時に、日本各地の産地と都会を結び、地方創生につなげたい思いがあった。花を受け取った人からは、「フラワーロスのことを初めて知ったが、とても綺麗で嬉しい」と、多くの喜びの声が聞かれた。 上智大学でのイベントには長蛇の列ができた さらには「フラワーライフ振興協議会」を設立し、世界遺産や国宝を会場にフラワーイベントを実施したり、富山で球根を育てるために切り落とされてしまうチューリップ30万輪を使ってフラワーカーペットを作るなど、全国でフラワーロスや花の魅力を知ってもらう活動を行っている。 “花も人と同じ、一輪も取り残したくない” 「活動を通して、ひとの心に寄り添い笑顔にしてくれるお花の力は思う以上のものがあると何度も勇気づけられてきました。私たちが一人ひとり個性を持っているのと同じように、姿かたちの個性も含めて一輪の花も無駄にすることなく活かしてゆきたいと思っています。」と大槻さんは話す。 花農家は、後継者不足で存続が厳しいところが多く、コロナをはじめ社会の情勢によって花の価格が急落してしまうリスクを常に抱え、課題はフラワーロスの削減だけではない。 もし、世の中から花がなくなってしまったら、私たちの生活から彩りが失われてしまうのではないだろうか。 フラワースマイルプロジェクトはこれからも農家と一緒になって、花のある豊かな文化を未来に残していきたいと考えている。 取材を通して~花の命を無駄にしないために私たちにできること フラワーロスの話を聞いてまず驚いたのが1年に10億本と言われる廃棄される花の数だ。その数から、私たちの手元に届く花は厳しい基準をクリアした完璧な花であることに改めて気が付かされる。私たちにできることはまずフラワーロスという問題を知ること。それだけでも規格外の花をインターネットで探してみたり、数日前に作られ店頭で安くなっているブーケを購入したりするきっかけになるのではないかと思う。 スマイルフラワープロジェクトhttps://jfc.thebase.in/フラワーロスのサブスクリプションhttps://flover-s.jp/

  • フードマイレージとは?買い物するときに注目したいポイントを解説

    皆さんは食材を買う際にどのような点チェックしますか。持続可能な食の未来を考えるとき、まず確認しておきたいのが、食材の原産地です。本記事では、買い物をするときに取り入れたいアイデア、「フードマイレージ」について解説します。 フードマイレージとは 出典:unsplash.com フードマイレージとは、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標のことです。地産地消を進めて環境負荷を減らそうとイギリスで広がった「フードマイルズ運動」を参考に、20年前に日本の農林水産省農林水産政策研究所が提唱しました。 フードマイレージの計算方法 出典:pexels.com フードマイレージの計算式は簡単で、以下の方法で算出できます。 フードマイレージ=「食料の輸送量(t)」×「輸送距離(km)」 ※単位はt・km(トン・キロメートル) フードマイレージは、数値が大きければ大きいほど、購入者と生産地が離れていることを表します。食品が私たちの食卓に並ぶまでには、輸送のプロセスを経ていて、移動や品質保持のため、石油などのエネルギーが使われ、CO2が排出されているのです。つまり生産地と食卓の距離が長ければ長いほど、環境に負荷をかけているということになります。 フードマイレージが小さい食材のメリット フードマイレージが小さい食材のメリットは、運送コストがほとんどかからず、地球環境に与える負荷が少ない点です。生産地から食卓までの輸送距離が短いと、CO2の排出を最小限に抑えることができます。同じ食材を選ぶのであれば、地元や近くの生産地で収穫された食材の方が、環境に優しいのです。また、国内で生産されたものを選ぶことは食料自給率の向上にも繋がり、これは持続可能な食の在り方に欠かせません。 日本のフードマイレージ 農林水産省が公開した「令和3年度食料需給表」の資料によると、近年の日本の食料自給率は4割に満たない数値が続いており、欧米と比べても明らかに低いということがわかります。 出典:農林水産省大臣官房政策課 食料安全保障室 令和3年度食料需給表(pdf) また、農林水産省では、主要国のフードマイレージに関するデータも公開しています。 グラフを見てもわかるとおり、食料自給率が低い日本は食料を海外に依存しているということもあり、フードマイレージの数値が極めて高いという結果となっています。 出典:「フード・マイレージ」について - 農林水産省(pdf) この2つのデータやグラフから見てもわかるとおり、私たちが普段食べている食材の多くは輸入に頼っており、食卓に並ぶまでには大きな環境負荷がかかっていることが見て取れるでしょう。 フードマイレージのデメリット 出典:pexels.com 食材が生産地から食卓に並ぶまでの環境負荷などがわかるフードマイレージですが、留意しなければならない点もあります。まず、フードマイレージの指標は、食品の輸送に限定されているという点です。例えば生産段階でどのくらいCO2が排出されているかなどは考慮されていません。そのため、単純に海外で作られたものの方が国産に比べて環境負荷が高いとは言い切れないのです。どのくらい環境に負荷がかかっているのかは、生産から総合的に見なければなりません。また、輸送手段によってCO2の排出量は異なるという点も留意したいところです。トラックよりも船の方がCO2排出量は格段に少ないですが、これはフードマイレージには反映されていません。 以上のように、簡単に算出できるフードマイレージだけでは総合的な環境負荷は判断しきれません。しかし簡単だからこそイメージがしやすく、私たち消費者が買い物をする上でアクションに結び付けやすいのではないでしょうか。フードマイレージも含め、食材がどのように作られて、どのように私たちの元にやってきたのか、生産や輸送の背景を知ることが大切なのです。 フードマイレージの小さいものを選ぶには 出典:unsplash.com フードマイレージが小さいものを選ぶポイントは以下のとおりです。 ・生産地をチェックする ・住んでいる地域の特産品をリサーチする ・食材を選ぶときは外国産ではなく、なるべく国産を選ぶ 他にも近くで開催されているファーマーズマーケットなどに足を運んでみるのもおすすめです。直接生産者から地元野菜を購入できるメリットがあり、生産の背景を知ることができます。 関連記事:【都内近郊18選】生産者に会えるファーマーズマーケットに行こう 私たちが普段触れている食料になかには、コーヒーやアボカドなど国内で生産していない食料があり、すべての食料を環境負荷の少ないものに切り替えることは難しいのが現状です。 しかし、一人ひとりが地元や国内で手に入る食料を知り、フードマイレージを小さくしようとする意識の積み重ねで、環境への影響が変わってきます。食料の選び方のひとつにフードマイレージを取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 行き場のないコスメの救世主。プラスコスメプロジェクトが描く「クリエイティブな循環」

    洋服の大量廃棄問題は耳にすることも多くなりましたが、実は同じく深刻なのがコスメの廃棄です。洋服と同じく、流行などに左右されやすいコスメは、使いきれずに捨てられてしまうケースも珍しくありません。 今回は、“コスメを通じてクリエイティブな循環を実現させたい”そんな想いのもと、不要になった化粧品を回収し画材として新たに生まれ変わらせる取り組みを行う、PLUS COSME PROJECT(プラスコスメプロジェクト)を取材しました。 コスメのアップサイクルとは? 子どもたちによる自由で想像力豊かなアート。これは、コスメから作られた画材を使って描かれた作品です。コスメが元から持っている色味や質感を生かすことで、画材として魅力あるものに生まれ変わります。捨てられるはずだったものが新たな価値を持ち、生まれ変わるというコスメのアップサイクルは、まだ使えるものを再利用することで廃棄を減らすことはもちろん、コスメの廃棄問題を広く知ってもらうという大きな役割を担っています。 プラスコスメプロジェクトのアンケート調査によると、女性80名のうち6割が化粧品を使いきれずに捨てた経験があると回答。コスメの廃棄問題は、私たちにとって身近な問題なのです。 始まりは化粧品の大量廃棄に疑問を持ったこと 「化粧品の廃棄問題を知ったのは、以前化粧品会社に勤務していた時でした。中身が残ったままの化粧品が大量に廃棄されていくのを見て、化粧品業界のサステナビリティを考えるようになりました。自分自身もコスメのテスターやサンプルをどのように処分したらよいか困っていたんです。」そう話すのは、プラスコスメプロジェクト代表の坂口翠さん。当時、スキンケア化粧品のボトルをリサイクルする動きはあったものの、コスメそのものをリサイクルするという選択肢はなく、不要になったたくさんのコスメが行き場を失い、廃棄になっていたのです。 坂口さんは、化粧品業界の環境問題やサステナビリティを学ぶために、大学院へ入学。化粧品リサイクルなどの研究をスタート。2012年には、メイクアップコスメを画材へアップサイクルするプラスコスメプロジェクトの活動を開始しました。 プラスコスメプロジェクト代表の坂口翠さん 活動を行っていてよく聞くようになったのが「余ったコスメを廃棄することができず、とても困っていた。このように再活用してもらえると嬉しい」という人々の声です。協力企業からも「廃棄するものなので是非とも活用してもらいたい」と賛同の声が上がっています。 コスメならではのカラー。アップサイクルクレヨンができるまで プラスコスメプロジェクトのアップサイクルはメイクアップコスメを集めることから始まります。個人で不要になったコスメの他に、化粧品メーカーや商業施設、団体からも不要コスメを回収。回収したコスメはまず、容器から残っている化粧品を取り出します。それを色ごとに分別し、蜜蝋などの材料と混ぜ合わせ、クレヨンが出来上がります。メイクアップコスメが持っているラメなどの質感もそのままクレヨンに引き継がれるので、これまでのクレヨンとは違った色味を楽しむことができるのが特徴です。また、アップサイクルクレヨンは安全認証機関でも安全テストを受けているので、安心して使用することができます。 アートを楽しむことがコスメの廃棄問題を知ることに繋がる プロジェクトでは、アートイベントやアーティストへの画材提供を行い、アート活動をサポートする取り組みも行っています。他にも地域密着型の化粧品店で、不要コスメから絵具を作るワークショップなども開催。クリエイティブな時間を楽しんでもらいながら、コスメの廃棄問題についても知ってもらいたいという思いがあります。プラスコスメプロジェクトは、不要になってしまったコスメとアートを楽しむ人々をつなぎ、コスメのサステナビリティ意識を広める役割も果たしているのです。 プラスコスメプロジェクトの見つめる未来 これまで受注制作がメインでしたが、今プラスコスメプロジェクトでは、クレヨンを販売する計画が進んでいます。坂口さんが2012年にプロジェクトを開始したときに思い描いていたものが現実のものになっているそうです。コスメを回収してからクレヨンが完成するまで全てを手作業で行っているため、回収量が多いときは製作が追い付かないという苦労もありながら、坂口さんは活動に確かな手ごたえを感じています。「コスメを廃棄することに悩んだり、罪悪感を抱く人も少なくありません。そんな中でプロジェクトに取り組んでいると、行き場のないコスメを再活用してもらえることに感謝され、想いに賛同してくれる方も多くいらっしゃいます。国内外のアートイベントで活用されている報告や、応援の声が大きな原動力となっています。」また、コスメを捨てるのに罪悪感を持っている人のためにもなりたいと話します。 「ご縁があって手元にはやってきたものの、どうしても使うことができず、不要になってしまった残ったままの化粧品。その化粧品が新たな形で再利用されれば、手放す際の“小さなわだかまり(ストレス)”も少し軽くなるのではないでしょうか。それは心の中の健やかさや美しさにもつながっていくのではないかと思っています。」 プラスコスメプロジェクトは、誰でも簡単に参加することができます。「現在は郵送でも不要コスメ回収を受け付けておりますので、是非ともご一報ください! 皆様の代わりにアップサイクルさせて頂きます。また画材提供先として不要コスメで作品を描いてくださるアーティストさんも随時募集しております。今後この活動が必要なくなった時は、本当の意味で化粧品のサステナブルな仕組みが実現したときだと思っております。」 ポップアートアーティストへ画材を提供した際、廃棄されるはずだったコスメが画材として絵画に変化していく様子を見て、感動を覚えたという坂口さん。アーティストへの提供を通じて日本のサスティナブルアート文化を盛り上げていきたいこと、絵本作家と協力し子どもたちと一緒に地球環境を考える絵本を製作したいことなど、坂口さんは色彩豊かな未来を描いています。 <編集後記> コスメを使いきることができず廃棄した経験や、ポーチで眠ったままにしている方は多いのではないでしょうか。筆者にもそんな経験があり、不要になったコスメの活用方法があることを多くの方に知ってもらいたいという思いから今回プラスコスメプロジェクトさんを取材させて頂きました。コスメを使う人々や企業、アーティスト、子どもたちを巻き込みながら、不要コスメから始まる循環の輪はますます広がりを見せてゆくでしょう。10年目を迎えたプラスコスメプロジェクト。今後の活動にも期待したいと思います! 【PLUS COSME PROJECT】公式サイト https://www.pluscosmeproject.com/Instagram公式アカウント https://www.instagram.com/pluscosmeproject/

  • 初めての量り売りにおすすめ!都内の量り売りショップ5選

    量り売りとは、食品や日用品など欲しい分だけ購入できるシステムのことです。必要な量を買えば、無駄がなく、ロス削減に繋がります。また、容器を持ち込んでリユースすることで、ゼロウェイストを実現できます。 今都内でもこの量り売りのお店が続々と増えてきています。それぞれ取り扱っている商品も異なり、こだわりの品を置いているところも。今回は、ビギナーさんも気軽に楽しむことができる、都内のおすすめショップを紹介します。 スーパー顔負けの品揃え「nue by Totoya(ニュ バイ トトヤ)国分寺店」 この投稿をInstagramで見る nue by Totoya 国分寺店【量り売り】(@nue.by.totoya)がシェアした投稿 日本初のゼロ・ウェイストスーパーとして京都に本店を持つ斗々屋(ととや)の姉妹店。量り売りのライフスタイルを広めていきたいという想いでスタートし、店内にはオーガニック食品からワイン、日用品、エコ雑貨などが揃います。中でも食品は充実しており、味噌、油、調味料、パスタ、乾物、ナッツ、ドライフルーツ、スイーツなど、自宅で必要になる基本的なものはほとんど手に入ります。ゼロウェイストを実現するため容器持参を推奨していますが、店舗で布袋などを購入することもできます。スーパーに行く感覚で気軽に立ち寄れる量り売りショップです。 nue by Totoya国分寺店公式HP https://www.nuebytotoya.com/ ナチュラルな日用品を必要な分だけ「ecostore(エコストア) アトレ恵比寿店」 この投稿をInstagramで見る エコストア(@ecostore.jp)がシェアした投稿 エコストアはニュージーランド生まれの、人にも環境にも優しいサステナブルな日用品ブランド。恵比寿の店舗ではリフィルステーションを設け、量り売りを推進しています。エコストアの空ボトル、もしくは自宅にある容器に入れて購入することができます。洗濯洗剤、食器洗い洗剤の他、ボディウォッシュやハンドソープ類まで幅広く取り扱いがあるので、まとめて数種類をリフィル購入すると便利です。100ml単位と少量から購入できる点や、通常のボトル入り商品よりお得な価格設定である点も魅力的です。 ecostore公式HP https://ecostore.jp/リフィルステーション詳細 https://ecostore.jp/Page/contents/2017/refillstation.aspx こだわりのある商品が魅力「FROM NOW ON...(フロムナウオン)」 この投稿をInstagramで見る FROM NOW ON...(@fromnowon__shop)がシェアした投稿 フロムナウオンはナチュラルなコスメや古着など扱う、東京自由が丘にあるセレクトショップです。洗濯・食器洗い洗剤やドライフルーツ、ハーブティー、はちみつなどを量り売りで購入することができます。商品はどれもフェアトレードで、なるべくゴミを出さないように仕入れたものばかりです。容器は持ち込みまたは店舗オリジナルリターナブル瓶に入れてもらう方法で購入することができます。店名ロゴがあしらわれたおしゃれなデザインのオリジナルリターナブル瓶は、ギフトとしてもおすすめです。贈った人と量り売りの話題になりそうですね。 FROM NOW ON...公式HP https://www.fromnowon-official.com/ 風味豊かなナッツに出会える「Groovy Nuts(グルーヴィナッツ)」 この投稿をInstagramで見る Groovy Nuts(@groovynuts)がシェアした投稿 日本初のナッツ専門店として中目黒と鎌倉にお店を構えるグルーヴィナッツは、栄養効果が高いナッツを種類豊富に取り揃えています。店主自らが世界各地の生産地へ足を運びセレクトしたという約40種類の量り売りナッツは、すべて均一価格で50グラムから購入することが可能。馴染みのないナッツも多いので量り売りで試してみるのもおすすめです。どのナッツも今までにないほど濃厚で一粒でも満足感が得られます。お気に入りのナッツを見つけて、楽しいナッツライフを送ってみませんか。 Groovy Nuts公式HP https://groovynuts.jp/ 楽しく量り売りを体験「Choci Tokyo(チョキ東京)」 この投稿をInstagramで見る CHOCI TOKYO | チョキ東京(@chocitokyo)がシェアした投稿 チョキ東京は、四谷にあるチョコレートボール専門店。チョコレートボールというのは、チョコレートとドライフルーツ・ナッツ・キャラメルポップコーンを使用したスイーツのこと。品質の高いチョコレートとナチュラルな素材を厳選したチョコレートボールは、美味しいだけでなく、添加物・保存料・着色料フリーなのも嬉しい点です。キッチンメイドのチョコレートボールが並ぶ店内は、独創的でフォトジェニック。外国のお店のようなカラフルなチョコレートは見ているだけでもワクワクしてきます!毎日使うようなお店ではないですが、量り売りを楽しく体験することができるのが魅力です。家族や友人を誘って遊びに行ってみたくなるようなショップですよ! Choci Tokyo公式HP https://chocitokyo.jp/ 量り売りで「必要なモノを必要な量だけ」買おう!  実際、お得だと思って購入した大容量の商品も実はあまり必要がなかった、という経験をしたことがある方も多いのでは。自分の使いたい分量だけ購入することができる量り売りは、パッケージフリーを実現するだけではなく「本当に必要なモノって何だろう?」と生活を見直すきっかけにもなります。ぜひ自宅の近くで量り売りショップを見つけて、利用してみてくださいね!

  • 買い替えるならサステナブルに!エコな洗濯洗剤5選

    普段どのような基準で洗濯洗剤を選んでいますか。今回は、排水として流しても環境に優しい洗濯洗剤をピックアップ。次に買い替えるときの参考にしてみてくださいね。 その洗濯洗剤、人と環境に優しい…? 出典:pexels.com 広く普及している合成洗剤に使用されるのが、石油を原料とした界面活性剤。その界面活性座は河川や海に流れ込むと、生態系に悪影響があることが懸念されています。 「下水処理場を経由すれば、合成洗剤であってもきちんと分解されるのでは?」と考えられがちですが完全に除去することは難しいと言われています。そこで大切になってくるのが、洗剤を使用した後の排水が微生物などによって、水や二酸化炭素等の無機物に分解されるかどうか(=生分解性が高いかどうか)です。 私たちの生活と洗濯は切っても切り離せないですよね。頻繁に使う洗濯洗剤だから、どのようなものを使ったら環境や人への負担が少ないのか、考えてみることが大切ではないでしょうか。 そこで今回は、環境にも肌にも安心して使える洗濯洗剤をまとめてみました。 エコな洗洗剤、おすすめブランド5選         SARAYA「ヤシノミ洗濯洗剤凝縮タイプ」 この投稿をInstagramで見る ヤシノミ洗剤(@yashinomi_official)がシェアした投稿 「ツインパワーノ二オン」(ヤシの実由来)を主成分としており、高い洗浄力がありながら、手肌への優しく、小さな子どもがいる家庭にも最適。排水は微生物によって水と二酸化炭素にすばやく分解されるのに加え、繊維に洗浄成分が残りにくいので、すすぎは1回でも大丈夫で水の使用量も少なくて済みます。 また、本体ボトルの一部に再生プラスチック、詰替用の袋の一部にバイオマスプラスチックを使用し、持続可能なパーム油の生産の手助けもしています。 SARAYAの製品は食器用洗剤やハンドソープなど、他のラインナップも環境と人のことを考えて作られているので、トータルで揃えるのもおすすめです! SARAYA公式HP https://www.yashinomi.jp/ シャボン玉せっけん「シャボン玉スノールボトル」 この投稿をInstagramで見る シャボン玉石けん【公式】(@shabondama_soap)がシェアした投稿 蛍光増白剤・香料・着色料・酸化防止剤・LASなどの合成界面活性剤を使用していない無添加の液体洗濯石けん。石けんの場合、排水は素早く水と二酸化炭素に分解されるので、環境に優しいのが特徴です。洗い上がりは、ふんわりと柔らかいので柔軟剤は使う必要がありません。皮膚アレルギーテスト、皮膚刺激テスト済みなので、肌の弱い方や赤ちゃんにも使えるのが嬉しい点です。 また、洗濯洗剤や柔軟剤は、使っている本人が好む香りでも、周辺の人に強すぎる香りで「香害」を引き起こしてしまう場合があります。そのような被害を出さないためにも、シャボン玉石けんのような無香料の洗濯洗剤がおすすめです。 シャボン玉石けん公式HP https://www.shabon.com/ がんこ本舗「海へ…Step」 この投稿をInstagramで見る common style(@commonstyle.shop)がシェアした投稿 海洋タンカーの事故処理研究から生まれた洗濯用洗剤。特徴はなんと言っても、すすぎが0回でも大丈夫な点です。使用後は汚れを再付着させない技術でこの「すすぎなし」を実現しました。すすがないとなると肌への影響も心配ですが、アレルギーテストやパッチテスト、スティンギングテスト(かゆみやヒリヒリ感を確認するテスト)を行っています。界面活性剤量は一般的な洗剤の1/7に抑え、生分解性の高さも証明されており、さらには排水パイプの気になる詰まりや異臭も解決しくれるという優れもの。防災グッズ大賞2021「生活用品部門 審査員特別賞」を受賞しており災害用の備蓄としてもおすすめです。 がんこ本舗公式HP http://www.gankohompo.com/ エコストア「ランドリーリキッド ウルトラパワー」 この投稿をInstagramで見る エコストア(@ecostore.jp)がシェアした投稿 ニュージーランド生まれのエコストアから新しく登場した、強い洗浄力と子どもにも使える優しさを兼ね備えた洗濯洗剤。 環境に優しいのに高い洗浄力を持つ秘密は、5種類の植物由来の酵素にあります。この酵素が、汗や泥汚れ、油を含む食べ物のシミなど様々な汚れにアプローチ。植物やミネラル由来の原料でありながら、しっかりとした効果を実感できます。 またエコストアは、動物実験をしていないクルエルティフリーを宣言。パッケージにもリサイクル可能なシュガープラスチックとリサイクルプラスチックの混合ボトルを使用する他、空き容器を回収するなど、トータルで環境や動物、人に優しい製品を提案しています。パッケージもおしゃれでギフトセットもあるので、贈り物にもぴったりです。 エコストア公式HP https://ecostore.jp/ SOMALI「洗濯用液体石けん」 この投稿をInstagramで見る 木村石鹸🧼創業98年の石鹸メーカー(@kimurasoap)がシェアした投稿 大正13年創業の歴史ある木村石鹼が展開する「SOMALI」シリーズから出ている洗濯用液体石けん。生分解性に優れているとされる純石けんをメインに、泡立ちや使いやすさも追及。優しさと使いやすさを両立した最適なバランスで成分が調整されています。配合されるオレンジオイルは、できるだけ自然に近い状態のものを使用しているので、爽やかで自然な香りが特徴。衣類への洗剤残りが少ないので赤ちゃんの肌着にも使うことができます。 木村石鹼では、昔ながらの釜焚き製法を守り続け、純石鹼の伝統を次の世代へと受け継ぐ活動も行っています。 木村石鹼SOMALI商品ページ https://www.kimurasoap.co.jp/product_category/somali 洗濯は、地球にもあなたにも優しい時代に 70年代以降、強い洗浄力とその利便性から石油由来の合成洗剤が一般家庭に広く普及しました。 しかし、排水による環境汚染や生物多様性への影響に加え、化学物質によるアレルギーの発症者が増えていることから、最近は肌に優しいサステナブルな洗濯洗剤が注目されています。ご紹介したようにエコでサステナブルな洗濯用洗剤にも、それぞれの強みや特徴があります。 お気に入りの1本を見つけ、毎日の洗濯を見直すことで、環境に配慮するアクションをはじめてみませんか。

  • ミラノのハーブ店が地域を巻き込み完全プラフリーにするまで【現地取材】

    私たちの生活に溢れている、プラスチック製品。機能的で安価な一方で、回収・処理が最も難しい素材の一つだ。自然に分解されないプラスチックゴミ約800万トンが毎年海へと溜まり、2050年には世界の魚の容量を超えると言われている。 知ってはいても、私たちの日常生活やビジネスで、完全プラスチックフリーを実現するのは簡単ではない、このプラスチック問題。しかし、不可能ではないことを実証したショップがミラノにある。どのようなきっかけで完全プラスチックフリーを目指し、それを成し遂げたのか、オーナーにその想いを聞いた。 地元の人と一緒に実現するプラスチックフリー生活 ヨーロッパの伝統的なハーブ療法、フィトセラピーは、古くからヨーロッパ人の生活に根付いている自然療法だ。イタリアにも「エルボリステリア」と呼ばれるハーブ薬局が数多くある。 ハーバリストのオルネッラさんが経営する「QUINTESSENZA(クインテッセンツァ)」は、他のエルボリステリアと同じように、ハーブ、そして自然原料やオーガニックの製品を取り扱ってきた。3年前、マイクロプラスチックの海洋汚染が喫緊の課題だと知り、一人一人の意識から変えていくことが大切であることを認識。それ以来、店内から全てのプラスチック製品を排除した。 地域密着型のこのお店がプラスチックフリーにすることで、地元の人々と一緒に少しでもプラスチックを出さない生活を実現しようとしたのだ。 品質が良いものも、売れ筋の商品も、一部でもプラスチックを使っていれば入荷を中止。店頭や倉庫にあったプラスチック製品は、全て半額にして売り出した。オルネッラさんは娘のキアラさんと二人三脚で、日々プラスチックゴミを出すことへの罪悪感と疲労感を、プラスチックフリー実現へのエネルギーに変えたのだ。まわりの反応はというと、若い客層からはすぐに受け入れられたが、 高齢の常連客からは、最初は否定的な意見もあったという。しかし人々の中で環境問題への関心が高まっていることもあり、今では多くの人の賛同を得ている。 高品質なプラスチックフリー製品との出会い 店内の在庫を処分するのと同時に始めたのは、ヨーロッパ各国で作られているプラスチックフリー製品のリサーチだ。環境に負担の少ないものを探し出し、取り扱いを始めた。 当初は難航することを覚悟していた買い付け。しかし探してみると、イタリアやヨーロッパの小さな村でプラスチックを使わず丁寧に作られている高品質なコスメや日用品、アイテムが次々と見つかった。プラスチックフィルムの代替品や、紙ゴミさえ出さずに土に帰すことのできる素材があるなど、技術も進んでいることもわかった。 二人が想像していた以上にマーケットは厚かったのだ。そして、それらの製品をショップで扱うことが、小さな製造元を応援することにつながるという好循環が生まれた。プラスチックフリーのお店を作ると決めた二人を待っていたのは、プラスチックフリー製品を作るということに本気で取り組み、情熱を注ぐ人々との素晴らしい出会いだった。 プラスチックフリー生活のヒントになる情報も発信 QUINTESSENZA(クインテッセンツァ)のブログでは、エコロジカルな生活を送るためのアドバイスも発信している。 オルネッラさんオススメの、誰でも取り入れやすく効果的なプラスチックフリーアイテムは、スチール製ウォーターボトル。今やマイボトルを持つことは当たり前、モードとさえ見なされる風潮もあり、様々なデザインやサイズから選べるようになった。ペットボトルゴミが毎分33,000本以上地中海に流れている現状を食い止める、効果的なダイレクトアクションだ。 2つ目は、固形シャンプー。 こちらも様々なタイプが揃い、髪や頭皮への効果を選ぶことができる。シリコンなどの非分解成分を含まず、パッケージは詰め替えでゼロウェイストを実現しやすい。軽量でコンパクトなのに従来のシャンプーの2倍長持ちするなど、メリットが目白押しだ。 家庭でも不可能ではないプラスチックフリー生活 この3年間で世の中の風向きも追い風となり、転換期の経営的な負担を乗り越え、現在は安定したショップの運営ができているという。 最後に、店舗よりも難しいと思われる家庭でのプラスチック削減への取り組みを聞いた。 「日用品は容器をお店に持ち込んでリフィル。プラスチックを使用したスーパーの商品は買わず野菜やフルーツは農家から直接買っています。たとえばプラスチックの容器があっても、それを捨てずに使い続けるのも大切です。ショッピングバッグ以外にどうしても袋が必要になるときは紙袋を利用しています。」とのこと。「生活を大きく変えなくても意識を変えるだけで実際に環境負荷の少ない生活が送れていますよ。」と頼もしい答えが返ってきた。 【ショップ情報】QUINTESSENZAVia Tolstoi 40  Milano Italyhttps://www.quint-essenza.it

  • 子どもも大人も学べる。SDGsがわかるおすすめの絵本7選

    今、国内外で進むSDGsの取り組み。一部の幼稚園や小学校など教育の現場でも取り上げられ、SDGsということばを知っている子どもも少なくありません。今回は、SDGsの基礎知識や、SDGsが私たちの日常とどのようなつながりがあるかなど、SDGsの考え方についてわかりやすく学べる絵本をご紹介します。 SDGsについて SDGsの正式名称は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」。2015年9月に国連サミットで「持続可能な開発」を目指し、決定された国際目標のことです。 人権や環境などについて17のゴールと169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人取り残さない」ということを掲げ、2030年の達成を目指しています。 SDGsに関するおすすめ絵本7選 SDGsについて知るには、Webや新聞などいくつかのツールがありますが、子どもに興味を持って読んでもらうには絵本がぴったりです。また子どもだけでなく大人が読んでもわかりやすい絵本がたくさん出ています。 ここからSDGsについて楽しく学べるおすすめの絵本をご紹介します。 地球をまもるってどんなこと? 小学生のわたしたちにできること 『地球をまもるってどんなこと?小学生のわたしたちにできること』は、ドラマの子役としても出演経験がある、現在10歳のジョージ・Y・ハリソンさんが手がけた絵本です。小学生の少年が持続可能な世界を叶えるために今自分たちにできることを、イラストとともにわかりやすく記しています。本文は漢字がありますが、ふりがながふってあるので、小学校低学年でも読める絵本です。 リンク じゅんびはいいかい?名もなきこざるとエシカルな冒険 『じゅんびはいいかい?名もなきこざるとエシカルな冒険』は、一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんが、エシカルについて大人も子どもわかりやすいよう書き下ろした絵本です。こざるを主役に地球を旅するストーリーなのでワクワク感を持って読み進めることができる一冊。今どんなことが地球上で起こっているのかが、すんなりと入ってきます。 リンク プラスチックのうみ 『プラスチックのうみ』は、今問題となっているプラスチックごみによる海洋汚染について知ることのできる絵本です。プラスチック素材ごみがどのようにして海を汚し、海の生き物に影響を与えるかをイラストとわかりやすい言葉で伝えています。アメリカで刊行された本作。改めて世界を取り巻く海洋汚染を考えるきっかけになる絵本です。 リンク プラスチックモンスターをやっつけよう! きみが地球のためにできること 『プラスチックモンスターをやっつけよう!きみが地球のためにできること』は、利便性が高いプラスチックが環境に与える影響について学べる本です。プラスチックを種類ごとに分け、それぞれどんな製品に使われているか、どんな特徴があるかなど、大人でも勉強になることも多く書かれています。 また、蜜ろうラップのつくり方など楽しく学べる実践例も紹介されています。 リンク みんなのSDGs(未来を変えるメッセージ) 『みんなのSDGs(未来を変えるメッセージ)』は、日本語(※漢字ふりがなあり)と英語の両方で書かれている絵本です。「誰もが笑顔で暮らせる地球のために」という思いで書かれているので、SDGsという言葉の意味だけでなく、本当に私たちが目指す地球はどんなものかという本質的な部分に触れています。これからの世界を生きる子どもたちと一緒に読みたい絵本です。 リンク もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと 『もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと』は、人気の『もったいないばあさん』シリーズのひとつです。「なぜ住むところによってこんなに子どもたちの生活が違うのか?」今世界で起きている様々な問題に触れていきます。初刷はSDGsができる前の2008年ですが、内容はまさしくSDGs。『もったいないばあさん』シリーズはこの絵本以外にも、SDGsに関わる内容がわかりやすく書いてあるのでおすすめです。 リンク わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ 『わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ』は、外務省で国内外の持続可能なSDGs推進を進めてきた原琴乃さんが手がけた絵本です。わかりにくい、教えにくい内容もイラストと文字で理解できるようストーリーにまとめています。小さい子どもでも読めるようひらがなを使用しているのもポイントです。作品から、自分たちが今日からはじめられるアクションを知ることができます。 リンク SDGsを絵本で学び、自分ができることを見つけ出そう SDGsに関する絵本は、イラストとわかりやすい言葉でまとまっているので、自分たちが今何をするべきかイメージしやすいのが特徴です。またストーリー仕立てになっているものも多いので、構えることなく物語のように読み進めることができます。世界で起きている環境問題や人権問題、貧困問題などについて、子どもから大人まで学べる絵本。近年続々と登場していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。