今、ブランドストーリーや商品の裏側にある想いに共感して買い物をする人が増えてきていると言われています。そんな時代にぴったりのイベントが2023年9月に東京・原宿で初開催。「未来の文化を売り買いする体験イベント、文化商店」とは?どんなイベントなのか詳しくレポートします! 商店街をイメージした空間デザインに高まる期待! 今回、文化商店が開催されたのは原宿駅すぐの施設。受付を済ませるとすぐ出迎えてくれる大きな暖簾をくぐり、こだわりのブランドが待つ会場へ。早くも、素敵なモノと人との出会いを予感させる、心地よいテンポの音楽が耳に入ってきます。 会場の中でもひと際目立つ、大きな暖簾! 今回の出展は全26ブランド。将来文化となっていくであろうブランドのみが揃い、お店の人とじっくり話しながら商品について知ることができるのが、この文化商店の大きな特徴です。世に出たばかりの商品や、こだわり抜かれた商品、ユニークなコンセプトを持つ商品やエシカルでサステナブルな商品などが並びます。 商店街の賑わいが表現された、明るく楽しい雰囲気の空間 素敵なストーリーを持つブランドが勢ぞろい まず目に止まったのが、緑と白を基調とした統一感のあるブース。ALL GREENは、日本全国から選び抜いた一番茶を、定期便で届けるサービスです。会場では、3種類のお茶を試飲して、気に入ったお茶に投票。顆粒タイプになっていてお水でも簡単に溶かすことができますが、その手軽さに相反し、どのお茶も上品で香り高く、奥深い味わい。改めて日本茶の魅力に気付かされます。 どれも本格的なのに手軽。どのお茶も同じくらい人気でした お酒好きなら見逃せないのが、Better life with upcycleのクラフトビール。こちらのクラフトビールは、なんとサンドイッチを作る際に切り落とすパンのミミを使用。老舗のパン屋さんが新たに立ち上げたブランドです。さらに、パンのミミを使用したラベンダー香るジンも発売。どのお酒も同ブランドから出ているラスクと相性抜群です! パンのミミをアップサイクルして作られたクラフトビールとラスク 色とりどりのお花が並ぶのは、アプローズ。アレンジメントや作品はすべて港区にある福祉事業所で手作りされているそう。お花の組み合わせが絶妙で可愛く、自宅用やプレゼント用に気軽に購入できる大きさが嬉しい!シーズンに合わせた商品も取り揃えていました。 センスの良いブーケなどが並ぶ FERMENSTATIONは、未利用資源と独自の発酵技術を組み合わせた製品を開発しているブランドです。中でも、オーガニック玄米からできたエタノールを使用したアウトドアスプレーとピロースプレー、栄養がたっぷり含まれた発酵由来の「米もろみ」を使用した洗顔石鹸は、品質の高さから愛用者が多い商品。他にも様々な企業と未利用資源を使ったコラボレーション商品を生み出しています。 大きな可能性を秘めた「発酵」を取り入れたプロダクトたち ・・・と、ここまでたくさんのブランドを見てきましたが、他にも魅力的なショップが目白押し。自分に合うお味噌汁をその場で栄養士さんが選んでくれるMISOVATION、サステナブルなファッションを提案するO0uやKAPOK KNOT、重くて焦げやすく扱いにくいという鉄のフライパンの概念を覆す岩鉄鉄器など、心惹かれるお店が立ち並びます。 一軒一軒じっくり見ていたら時間が足りないほど、どこも生産者とお店の人のこだわりと愛がこもった商品で溢れていました。 ”文化”を体験できる新感覚イベント 会場では、スタンプラリーも実施。気に入ったブランドのブースでお店のスタンプを4つ押すと、最後に大きなガラポンを一回引くことができます。出展しているブランドの商品など、内容も豪華! 回すだけで、つい笑顔になる巨大なガラポン! 会期中は、出展するブランドによるワークショップも開かれました。 次々と心ときめくプロダクトに出会えた今回の文化商店は、まだまだ見たかった…!というのが正直な感想。次回の開催は未定ということですが、こんなに盛況なら次回も開催されるはず、と期待しています。 「私たちの未来に残したい商品や文化、取り組みは?」そんなことを改めて考えさせられる魅力満載のイベントでした。
長かった夏も終わり、涼しい日が増えたこの頃。お出かけにぴったりの10月、関東近郊では、注目のイベントが多数開催されます。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 モノを売らないお店 今考えたい、モノの価値とライフサイクル。ビームスが開催する、人から人へとモノが繋がる体験型交換会 ビームスのスタッフやクリエイターがこの企画のためにセレクトした想い入れのあるアイテムが並ぶ本イベント。一般の参加者も、想い入れのあるアイテムを持参し、店内に並ぶほかの人の出品物と交換できます。 さらに、着られなくなった衣料品の回収に協力すると、BEAMSの経年在庫や店舗の装飾家具等の中から好きなものを選んで持ち帰ることが可能。回収した衣料品は、素材に応じてリユース・リサイクルされる仕組みです。 あなたが誰かに受け継ぎたい大切な洋服と一緒に、ここにしかないアイテムに出会いに行きませんか? モノを売らないお店開催日時: 2023年10月20日(金)15:00~20:00、10月21日(土)11:00~18:00、10月22日(日)11:00~16:00 場所:JOINT AROUND the CORNER 東京都渋谷区神宮前3丁目25−18 THE SHARE104 参加費:無料。要チケット ※「ビームス 新丸の内」と「ビームス 立川」の店頭、「ビームス 恵比寿」が出店する『恵比寿文化祭』イベント会場(アトレ恵比寿 本館 4階 フォンテーヌ広場)の3箇所にそれぞれ設置しているBRING™の衣料品回収ボックスへ衣料品を持ち込むと、「モノを売らないお店」でアイテムの引換券として使用チできるケットが受け取れます。 期間は9月29日〜10月18日(場所によって期間が異なるので詳細は公式サイトをご確認ください)。URL:https://www.beams.co.jp/news/3719/ オーガニックフェスタ in 井の頭公園 三鷹の魅力的なお店と人が集まる地元密着型イベント 循環型ライフスタイルや、地域に根差したお店が点在する東京・三鷹。その魅力に触れられるのが、本イベントです。コンセプトは「消費から循環へ〜子どもたちといっしょに、これからのライフスタイルを体験しよう〜」。 木々に囲まれた井の頭公園に、三鷹産の無農薬野菜や、量り売りのお店、素材にこだわった飲食店などが出展します。作る喜びを体感できるワークショップや、様々なゲストによる講演も開催。 マイカトラリーとマイバッグを持って、秋の井の頭公園に出かけてみよう。 オーガニックフェスタ in 井の頭公園開催日時:2023年10月28日(土)~29日(日)10:00~16:00 場所:井の頭公園 西園 文化交流広場 入場料:無料 URL:https://organicfesta.morinohito.net/ ※雨天決行 すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ “百年の祝福”をテーマに東京すみだエリアがアートの街に! 東京都墨田区北部の“向島地域”と呼ばれる京島・八広・文花はものづくりの町工場や個性的な商店、そして東京でもっとも多く戦前からの長屋が残るエリア。 毎年秋には、この地域に魅せられ集まったアーティストや多種多様な人々による、今を見つめ、未来に残すことを表現した作品が、街全体を舞台に展示。街に潜り込むようにして路地を散策しながら、個性豊かな景観に紐づいたアート作品と出会うことができます。 2023は関東大震災から100年の節目であることから“ 百年の祝福 ”がテーマ。地域の人々や表現者と触れ合いながら、大都会で独自の関係性を築いてきた、現代の長屋文化の魅力を体験してみては? すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ 開催日時:2023年10月1日(日)~30日(月) 10:00~18:00※一部の会場やイベントなど時間外コンテンツもあります。場所:すみだ向島エリア(墨田区京島・八広・文花 ほか)参加費:有料※詳細は主催者情報をご確認ください。URL:https://sumidaexpo.com 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn 大人気のビーガングルメを体験できるチャンス! ヘルシー、環境負荷を減らせる、動物愛護などのメリットから注目される食のスタイル、ビーガン。定期的に開催されているビーガン祭りが、この秋、木場公園で開催されます。 人気店は早めに売り切れてしまうこともあるため、お目当ての出店がある場合は早い時間帯の訪問がおすすめです。 約60店舗のフードやスイーツが集結するイベントで、次世代型のライフスタイルを体感してみませんか。 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn開催日時:2023年10月1日(日) 10:00〜16:00場所: 木場公園 イベント広場参加費:無料URL: https://vegefes.com/news/tokyo-vegan-fest-autumn-information/ Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023 2023年のテーマは「いざなうデザイン-Draw the Future-」 「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトとするデザインの祭典。国内外の第一線で活躍するデザイナーによる作品が、東京ミッドタウンに集まります。持続可能な社会を目指し、新しい価値や仕組みが生まれる今、イベントでは、デザインを通して、よりよい未来にするためのアイデアに触れることができます。注目の作品は、廃棄物として捨てられる土と自然素材の硬化剤を混ぜ合わせて造形された「土の群島」、風をモチーフとした無数のプロダクトによる花畑「風の庭」など。その他トークセッションや子どもを対象としたワークショップなども充実しています。 芸術の秋、デザイン×サスティナビリティの世界に触れてみては? Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023開催日時:2023年10月6日(金)~29日(日)場所:東京ミッドタウン各所入場料:無料 ※一部展示やワークショップは有料URL: https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/6647/ すみだガラス市 2023秋 日本で唯一のガラス器専門市で伝統文化に出会う 東京の墨田区、江東区、江戸川区周辺は古くからガラス産業が栄えてきた街。特に「江戸硝子」は国の伝統工芸品として認定され、16名の国の伝統工芸士が活躍しています。本イベントでは、国内のみならず海外からも高い人気と評価を得ているこの地域のガラス器が一堂に集結。 イベント当日は地域のガラス工場や工房が集い、江戸切子の実演販売や、チャリティーセールなどを予定しています。 グラス類や雑貨など、あなただけのお気に入りの一品を探してみませんか。 すみだガラス市 2023秋開催日時:2023年10月7日(土)、8日(日) 10:00~16:00場所:大横川親水公園「長崎橋跡イベント広場」入場料:無料URL:http://www.tobu-glass.or.jp/menu33.htm エコメッセ2023inちば 千葉県最大の、環境活動見本市で自然との共存を考える2日間 市民・企業・行政・大学などのパートナーシップのもと、「環境への気づきの場」をコンセプトに1996年から開催されている本イベント。今年のテーマを「PEACE:身近な暮らしからもう一歩!」とし、里山の探検や、自然の素材を使用した遊びなど、子どもに向けた催しなど、様々な方面から環境について考えます。 地元企業の取り組みや、ワークショップなどを通じて環境問題やSDGsへの理解を深めてみましょう。 エコメッセ2023inちば開催日時:【オンライン開催】2023年10月14日(土)10:00~、【会場開催】10月15日(日) 10:00~16:00場所:幕張メッセコンベンションホール参加費:無料URL: https://www.ecomesse.com/ 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会 世界食糧月間に、私たちにとって命そのものである種子を考える 横浜駅すぐの社会課題解決型スタジオ「with GREEN PRINTING」では、毎月第三金曜日に映画上映会と交流会を開催。ドキュメンタリー映画の上映を通じて、世の中で起きている社会課題の真実を知り、サステナビリティやSDGsに取り組む人々同士が繋がることで、社会課題に対する新たなアプローチを生み出すきっかけを提供しています。 10回目となる本イベントでは、10月の世界食料デー月間にあわせ、「シード~生命の糧~」を上映します。その94%が20世紀に消滅している種子。市場には遺伝子組換え作物が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになったことで、種子の多様性が失われています。作品では、在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るために活動する種の守り人=シードキーパーたちが登場。 映画を通して種子について知り、私たちにできることを考えてみませんか。 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会開催日時:10月20日(金) 18:00開場 18:30上映~終了後交流会(20:30終了予定)場所:with GREEN PRINTING横浜市西区高島2丁目14-12 ヨコハマジャスト2号館 3F参加費:1,500円 ※軽食・ソフトドリンク付お申し込み:http://ptix.at/6PgkCf
秋の足音が聞こえる季節になりました!関東近郊では、9月も注目のイベントが目白押し!「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 【SDGs週間】 HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK 国内最大級のSDGsフェスが全国4都市を巡る! 毎年9月のSDGs週間を盛り上げるイベントとして開催3年目となる今回は、東京・横浜・大阪・沖縄の全国4都府県で開催。1週間の期間中、様々な会場で、セミナー、ワークショップ、アースクリーンアップ、マルシェ、キャンプ、音楽ライブなど豊かな地球の未来を願った様々なコンテンツが実施される予定です。SDGs達成期限の2030年まで、あと7年。私たち一人ひとりにできることを改めて考える機会にしてみては? 【SDGs週間】HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK開催日時:2023年9月19日(火)~25日(月) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所: 東京・横浜・大阪・沖縄の4都府県 ※詳細は公式情報をご確認ください。 参加費:無料 ※プログラムにより事前申し込み制 URL: https://happyearth.jp/event/hef2023/ LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI ファッションを楽しみながら社会貢献ができるサスティナブルな買い物体験 「LIVE STOCK」をテーマに、経年在庫(DEAD STOCK)に新たな付加価値を与えて魅力的なアイテムとして販売する「LIVE STOCK POP UP」が丸の内エリアの12ブランドで実施。丸の内ワーカーから回収したアパレル製品の一部をアップサイクルして作ったオリジナルエコバックのプレゼント企画やB品となった靴下を利用して人形を作るワークショップなどのコンテンツも充実。新しいファッションの魅力を探しに、丸の内に出かけてみよう! LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI 開催日程:2023年9月14日(木)~9月18日(月・祝)場所:丸ビル1階マルキューブ、丸の内エリア内対象店舗 URL:https://www.marunouchi.com/event/detail/36243/ 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~ ピープルツリー開催、オーガニックについて知識を深められるチャンス 毎月1回、フェアトレード専門ブランドのピープルツリー自由が丘店やオンラインで開催されているフェアトレードの学校。フェアトレードや社会的な活動について楽しく学びながら、実践のためのアイデアを共有する場です。オーガニックセプテンバーである9月は、オーガニック繊維製品の国際的な認証基準を定める組織であるGOTS(Global Organic Textile Standard:オーガニック・テキスタイル世界基準)の地域代表・松本フィオナさんがゲスト。GOTS認証が目指していること、ピープルツリーがフェアトレードを通じて目指していることとの共通点などについて知ることができます。この9月は、オーガニックについて知識を深めてみては。 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~開催日時:2023年9月23日 (土・祝)10:00~11:30(9:45開場)参加費:1,000円 場所:ピープルツリー自由が丘店またはオンライン チケット申込:https://20230923ftgakko-organicseptember.peatix.com/ GOOD LIFEフェア 2023 人と地球が心地よく過ごすためのモノやコトが大集結する3日間! “心地よく豊かな暮らし”を提案するライフスタイルのイベントが東京ビックサイトにて開催されます。 ブースエリアには、コスメや食品、雑貨やファッションなど450を超える出展者が全国から集結。SDGsを掲げたブランドも多数あり、自分自身はもちろん、地球にやさしいプロダクトに出会えます。クラフトビールやクラフトコーラ、キッチンカーなど、食フェスコーナーも多彩なラインナップ。 アップサイクルやゼロウェイストをテーマにしたワークショップや専門家やタレントによるトークショーも要チェックです! GOOD LIFEフェア 2023開催日時:2023年9月1日(金)~3日(日) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所:東京ビッグサイト 東2・3ホール 参加費:大人 前売り¥1,000/当日¥1,300※事前登録制 (招待コードをお持ちの方と、ビジネスでの来場は無料)高校生以下 無料 URL: https://goodlife-fair.jp/ Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary この投稿をInstagramで見る Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary(@hotstuff_slow)がシェアした投稿 スローミュージックで楽しむ大人のフェスが4年ぶりに大田区・池上で開催 都内を中心に開かれてきた大人のためのミニフェス「Slow LIVE」が、4年ぶりにホームグラウンドである池上本門寺に戻ってきます。出演アーティストは大橋トリオ、BEGIN、EGO-WRAPPIN'など、夏の終わりに聴きたいスローな音楽が目白押し。 一般席の他ベビーカー席、車いす席など多様なニーズにも対応しているので、どんな人でも楽しめること間違いなしです。美味しいフード販売や、エコなモノづくりのお店『Slow LIVE リメイク・マーケット』も見逃せないポイント。 歴史ある日蓮宗の大本山で、上質な音楽とともに大人の時間を過ごしてみては? Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary 開催日時:2023年9月1日(金) 17:30 開場 / 18:30開演、2日(土)3日(日)14:00 開場 / 15:00 開演 場所:東京 池上本門寺・野外ステージ(東京都大田区池上1-1-1)参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL:https://www.red-hot.ne.jp/slow/ NEW ENERGY TOKYO どっぷりとクリエイティブに浸れる祭典が再び! 展示会、マーケット、メディアを掛け合わせたクリエイションの祭典「NEW ENERGY TOKYO」。今回も新宿住友ビル三角広場に、ファッションやライフスタイル雑貨、エシカル商品、ビューティー、フード、アート等、ジャンルを超えて、様々な分野から約250組のブランドやアーティストが参加します。買い物に加えて、パフォーマンスやワークショップも充実! 垣根を超えて集結するクリエイティブの世界を堪能しに行こう! NEW ENERGY TOKYO(ニューエナジー トーキョー)開催日時:2023年9月7日(木)~10日(日) 9月7日(木)10:00 ~18:00(BUSINESS DAY)9月8日(金)10:00 ~17:00(BUSINESS DAY)17:00~20:00(ナイトマーケット)9月9日(土)11:00~18:00(MARKET DAY)9月10日(日)11:00~17:00(MARKET DAY)場所:新宿住友ビル三角広場 参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL: https://www.new-energy.ooo/ 大丸有SDGs映画祭2023 SDGs17の目標をひもとく映画祭が今年も開催 大手町・丸の内・有楽町の最初の文字を取ってつけられた「大丸有」。東京の中心地である大丸有がエリアを挙げてサステナビリティな都市づくりに取り組むなかで、シンボル的イベントとなっているのが、大丸有SDGs映画祭です。 名前の通り、SDGsに通じるテーマの映画作品を集めた本イベントは今回で4回目。9月4日~21日の会期中、大丸有エリアの5か所の会場で9作品が上映されます。9作品中8作品は、映画上映に加えてゲストによるトークイベントも開催。チケットは1上映ずつ購入可能なので、都合の良い時間を見つけて参加できます。 映画鑑賞を通して、サステナブルな世界を想像してみては? 大丸有SDGs映画祭2023 開催日時:2023年9月4日(月)~9月21日(木)場所:大丸有エリア内の全5か所のスペース 参加費:1,000円※障がい者手帳をお持ちの方は500円(付添の方も1名まで500円)URL: https://act-5.jp/act/2023film/ 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 遊びながら川を知る!子どもと参加したいリバークリーンイベント 豊かな自然に触れることで、子どもたちに自然と地域を愛する心を育んでもらうことを目的としたリバークリーンイベントが埼玉・秩父で開催されます。 「教育×遊び×地域」をテーマとした本イベントでは、長瀞町を流れる荒川でのラフティング体験やゴミ拾い、地元の竹林整備で発生した竹を活用した竹あかりのワークショップ、マルシェなど、大人と子どもが一緒に学び、楽しめる工夫が満載。 夏の暑さが少し和らぐ9月、親子そろって長瀞を楽しもう! 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 開催日時:2023年9月9日(土)10:30〜16:00 ※ 雨天決行 場所:長瀞渓谷バーベキュー(勉強屋) 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1502参加費:無料 ※要事前申し込み制 URL: 【リバークリーンイベント】明治安田生命とWITH RIVERがタイアップ! (with-river.com) 文化商店 未来の文化を売り買い!?ブランド体験イベントが原宿・WITH HARAJUKUにて初開催 サステナブルファッションやクラフト酒、アロマなど、衣・食・住・遊にまつわる26ブランドが原宿にやってきます。 他の展示会と少し違うところは、製品やサービスを“未来の文化”とし、ブランドのストーリーをじっくりと知ることができること。ブランドとの対話やワークショップを通じて“文化を知る・めぐる・買う”という3つの楽しみ方を提案しています。 未来に残したいブランドたちに会いに、原宿に行ってみよう! 文化商店@原宿・WITH HARAJUKU 開催日時:2023年9月16日(土)11:00〜19:00、9月17日(日)11:00〜18:00 場所:WITH HARAJUKU 3F HALL / LIFORK 参加費:無料 ※一部ワークショップは有料 URL: https://bunka-shoten.com/
自然の中に身を置くことは、様々な面から心身に良い影響があることがわかってきています。今回の記事では、思い立った時に日帰りで行ける関東の自然スポットをご紹介。ちょっと疲れているなと思ったとき、気持ちを切り替えたいときなどにぜひ訪れてみませんか。 自然、足りていますか? 仕事や家事、育児、プライベートの時間…日常生活の中で、自然に触れ合う機会はどのくらいあるでしょうか。 環境省の「データでみる国立公園の健康効果とは?」というサイトでは、森林浴によりがん細胞やウイルス細胞を攻撃するNK細胞が活性化すること、自然の中を20~30分歩くとストレスが軽減されること、森林の香りは副交感神経活動を上昇させることなど、自然がヒトにもたらす効果について公開しています。 心と体の健康を保つため、自然と触れ合うことは、私たち人間にとって欠かせないことなのです。 関東のおすすめ自然豊かなスポット4選 今回は、都内から日帰りで行ける自然たっぷりの場所をご紹介。気軽に行ける自然スポットで、心身ともに癒されてみませんか。 等々力渓谷 等々力(とどろき)渓谷は、東京都世田谷区にある自然公園内にあり、渋谷から電車に乗って約20分でアクセスできる都内で唯一の渓谷です。多摩川の支流・谷沢川によって形成された渓谷で、川沿いには約1kmの遊歩道があり、訪れる人々はその遊歩道を歩いて散策します。四季折々の表情を見ることができ、春には桜のトンネルでのお花見、夏には涼を求めて訪れる人が多いスポットです。 関連サイト:等々力渓谷公園 | 世田谷区ホームページ 水元公園 東京都葛飾区にある水元公園は、東京23区でも最大規模の公園で、広大な水域面積を持っているのが特徴です。桜やあやめなど様々な四季の植物が生息し、中でもメタセコイア並木は圧巻で、公園のシンボル的存在となっています。公園内では、水遊びやバーベキューが楽しめるのも魅力。子どもから大人まで、都内にいながら、思う存分自然を満喫できる貴重なスポットです。 関連サイト:水元公園|公園へ行こう! トトロの森 東京と埼玉にまたがる狭山丘陵とその周辺に点在するトトロの森。森は一か所ではなく、2022年5月時点で、59カ所あります。狭山丘陵は、映画「となりのトトロ」の舞台のモデルの一つになったといわれる場所。ひとつひとつの森は大きくはありませんが、映画の世界に入り込んだかのような自然豊かで、どこか懐かしい景色が広がります。公式サイトでは散歩プランや季節折々のイベント情報を掲載しているので、訪れる前にチェックするのがおすすめです。 関連サイト:トトロのふるさと基金 丹沢大山国定公園 丹沢大山(たんざわたいざん)国定公園は、神奈川県と山梨県にまたがる自然保護地域です。ブナやモミの原生林やカモシカなどの大型野生動物が生息する、関東では非常に貴重なエリアです。渓谷や滝も多いため空気が澄んでおり、夏の暑さから開放されたいという方には特におすすめ。森林セラピーとしておすすめされている滝を巡るコースなど、コースは複数あり、往復2時間~トレッキングを楽しむことができます。 関連サイト:丹沢大山国定公園・県立丹沢大山自然公園ビジターセンター 自然の中に身を置いて、心も身体も整えよう 今回は関東の日帰りできるおすすめ自然スポットを紹介しました。五感を使って自然に触れることは、都会ではなかなかできない体験です。今回ご紹介したスポットを、ぜひお出かけ先の候補に追加してみてはいかがでしょうか。
自治体をはじめ、大手のコンビニやスーパーで「フードドライブ」が積極的に行われるようになってきています。今回は食べ物を無駄にせず、必要としている人のもとに届けるフードドライブの概要と、寄付する際の注意点、おすすめの食材などをご紹介します。 フードドライブとは 出典:unsplash.com フードドライブとは、家庭で使いきれない食品を持ち寄り、フードバンク団体などを通して、生活困窮者の支援団体や、子ども食堂、福祉施設に寄付する取り組みのことです。 自治体の施設や、イベント会場、スーパーマーケット、コンビニ、学校などで行われることが多いフードドライブは、家庭の食品ロスを削減するだけでなく、支援が必要な人に食糧を行きわたらせるという目的のもと行われています。 フードドライブが行われている場所は? 出典:unsplash.com 地域や学校のイベントなど、不定期もしくは単発的に行われているフードドライブの他、常時食品を受け入れるフードドライブが増えてきています。ここでは、思い立ったときにすぐ、フードドライブに参加できる場所をご紹介します。 自治体 フードドライブに力を入れている自治体は、常時食品を回収してくれます。住んでいる自治体のサイト等でフードドライブ実施の情報を確認することができます。 スーパーマーケットやコンビニ、小売店など ・ファミリーマート…2023年8月14日時点で、全国47都道府県、2402店舗に回収ボックスを設置 ・イトーヨーカドー…2023年2月時点で75店舗に回収ボックスを設置 ・ユーコープ…2023年3月1日時点で、神奈川県の22店舗、静岡県の1店舗に回収ボックスを設置 ・無印良品…東京都内と神奈川県を中心に、名古屋市の店舗にも回収ボックスを設置 その他、全国各地のスーパーマーケットなどで常に回収ボックスを設けているところは多数あります。 フードバンク団体 食糧を必要としている人に届けるフードバンク団体は、個人からの寄付も受けつけています。団体へ送るか、直接持ち込むことができるところもあります。フードバンク団体のサイトから詳細を確認することができます。 寄付できないもの 買い物ついでに気軽に参加できるようになってきたフードドライブですが、いざ食べ物を持ち込もうと思ったときに注意したいのはどんなことでしょうか。持ち込み先の決まりを事前に確認することが必要ですが、一般的に受け取ってもらえない食材には、以下のようなものがあります。 ×生鮮食品や要冷蔵、要冷凍の食品一般的に保管場所等は、温度管理ができる環境ではないので、生ものは避けましょう。 ×開封された食品食品衛生の観点から、開封された食品は受け取ってもらえません。 ×賞味期限の記載のない食品(塩や砂糖以外)こちらも食品衛生の面から寄付は難しいでしょう。 ×賞味期限が1か月以内の食品必要としている人の手に届くまでには時間がかかるので、賞味期限1か月以内のものは避けましょう。場所によっては、2か月以内とルールが決められているところもあります。 ×アルコール飲まない人も多いため寄付には適しません。 寄付するのに適したもの 出典:unsplash.com それでは実際どのような食品がフードドライブに向いているのでしょうか。需要が高い食品を見ていきます。 〇米〇パスタやうどんなどの乾麺〇調味料〇缶詰〇インスタントやフリーズドライのお味噌汁〇レトルト食品〇カップ麺〇お菓子〇ジュースなどの飲料〇ベビーフード〇粉ミルク 上記のように主食となるもの、日持ちがするものなどが喜ばれるケースが多いようです。 フードドライブで助け合う社会の一員に 取り組みがさかんになってきているフードドライブは、持ち込む人がルールを守り、参加することが必要です。ただルールを理解すれば難しいことはなく、余剰な食品が有効活用されるという仕組みは、人が助け合って生きていく社会の実現にはなくてはならないものです。キッチンを片付けたときに出てきた食品があったら、ぜひフードドライブを考えてみてはいかがでしょうか?
捨てられるはずだったものを利用し、価値を付けることで、新しいものへと生まれ変わらせる「アップサイクル」。アップサイクルと聞くと雑貨などを連想する人も多いかも知れませんが、食の分野においてもさまざまなアップサイクルフードが登場しています。今回は、食べて飲んでおいしく、環境にも優しいアップサイクルフードのアイデアを集めました。 アップサイクルとは アップサイクルとは、本来捨てられるはずのものを加工し、価値を付けることで、新たな製品として生まれ変わらせる取り組みのこと。デザインやアイデア次第で、いまある資源を有効に活用し、製品のライフサイクルが延ばすことが期待できるアップサイクル。ゴミ削減やCO2削減の一環として、今まで光が当たってこなかった素材を製品化する取り組みが始まっています。 食品のアップサイクルのアイデア5選 今回は、食品のアップサイクルをチェック! お菓子からビールまで、アイデア満載です。 米ぬか→クッキー 米を精米するときに出る米ぬかは、捨てられてしまうか、ぬか床として再利用されるのが主流でしたが、最近ではぬか自体の食物繊維やミネラル、ビタミンといった高い栄養価が注目されています。近年は、基礎化粧品の材料として米ぬかを使う製品が出てきているほか、クッキーの材料としてアップサイクルされている例も。Any O'clockは、米ぬかとおからをアップサイクルしたヘルシークッキー。フレーバーも6種類と豊富で、パッケージもアーティスティックでキュート!リニューアルを経て、2023年8月28日に発売予定です。 カカオ豆の皮→レトルトカレー この投稿をInstagramで見る GOOD NATURE MARKET(@good_nature_market)がシェアした投稿 チョコレートを製造する際に出るカカオ豆の皮(カカオハスク)は、総量のおよそ30%にものぼり、そのほとんどが活用されてきませんでした。そこで、風味豊かなカカオ豆の特性を活かして作られたのが、レトルトカレーです。カカオ豆の皮のコクを生かしたGOOD NATURE MARKETのカカオカレーは、薬膳スパイスやビーフなどバラエティも豊富!具材の旨味が引き立つ、深い味わいに仕上がっています。 食パンのみみ→ビール この投稿をInstagramで見る upcycle beer(@upcycle_beer)がシェアした投稿 サンドイッチなどで発生する食パンの耳や、出荷の過程で廃棄されるパンはまだまだ美味しく食べられるもの。これまではラスクなどに再加工やしたり、飼料にすることが多かった食パンの耳などですが、なんと食パンからは、クラフトビールも作れてしまうんです!クラフトビール「upcycle(アップサイクル)」は、パン由来のスッキリした酸味と香ばしさも備わっていて、軽い口当たりとすっきりとした後味に仕上がっています。 放置竹林→メンマ この投稿をInstagramで見る Taro Ebara(江原 太郎)(@taroebara)がシェアした投稿 竹は樹木と比べて成長が早く、人の手によって整備をしないと、日光を遮り他の木々の成長を止めてしまいます。また地滑りなどの弊害も引き起こす可能性も。整備するにも、焼却する際に、CO2を排出してしまうのが大きな問題でした。そこで、竹の特性と処分する際のエネルギー削減を考えて作られたのが、メンマです。面積の80%が山林という自然豊かな宮崎県延岡市で生まれた「延岡メンマ」は、流通するメンマの1%にも満たないという超希少な国内産。味の妥協を一切せず、ご飯のおともやおつまみ、料理の材料としても最高の逸品です! 野菜の茎や皮→チップス この投稿をInstagramで見る Upcycle by Oisix / アップサイクルバイオイシックス(@upcyclebyoisix)がシェアした投稿 加工する際、野菜の茎や皮は、捨てられてしまうのが当たり前でしたが、破棄される部分を油で揚げてチップスにした商品が登場しています。オイシックスでは、ブロッコリーの茎や大根の皮など、これまで食べられるイメージがなかった野菜の部位をチップスとして製品化。これまで捨ててしまっていたのがもったいないと感じるほど、後を引くおいしさです。 アップサイクルフードはプレゼントにもおすすめ 今回は、食材をアップサイクルした食品の紹介をしました。「そんな使われ方があったんだ!」と思わず言いたくなるユニークなアイデアで、食べてみたいと思った方も多いのでは?洗練されたパッケージの商品も多いので、他の人と被らないプレゼントにもおすすめです!おしゃれに、そしておいしくアップサイクルフードを取り入れてみてくださいね。
withコロナの流れになり、旅行が自由になりつつある今、海外旅行を考えている方も多いのではないでしょうか。旅行にもサステナブルの風潮が広がり、今、世界では自然と共存しようと考えるエコホテルが続々と増えてきています。 今回は、一度は泊まってみたい、世界のフォトジェニックでエコな宿泊施設をご紹介します! エコホテルとは? 出典:pexels.com エコホテルは、自然環境に与える影響を最小限にとどめ、自然の素晴らしさを間近に感じながら宿泊できる宿泊施設のことです。 例えば、排水を考えた洗剤や石鹸などを使う、電力をホテル内で作る、野菜をホテル内の農園で栽培し提供する、ホテル内の家具に廃材を使う、エコツアーを実施するなど各ホテルは様々なアイデアで環境に寄り添う工夫を行っています。 世界の絶景エコホテル8選 サステナブル意識の高いヨーロッパやオーストラリアはもちろん、アジアや南米、アフリカにもあるエコホテル。それぞれが持つ地域の特徴を生かしたホテルは、泊まるだけで、旅行が何倍も楽しいものになること、間違いなしです! Yabbiekayu Eco-Bungalows / インドネシア この投稿をInstagramで見る Yabbiekayu Eco-Bungalows(@yabbiekayu)がシェアした投稿 インドネシア、テンビ村にあるYabbiekayu。部屋は、伝統的なジャワのチーク材を使用したバンガロータイプです。太陽光発電や水のリサイクル、バイオサイクルトイレの採用、オーガニックで無害なシャンプーと石鹸の提供など随所に環境への配慮が随所に見られます。バンガローの周りにある畑や田んぼで採れた農作物を使用したホールフードのレストランも好評。ヨガクラスや料理教室などのアクティビティも充実しています。 公式HP:https://www.yabbiekayu.com/ La Rocher Eco Retreat / オーストラリア この投稿をInstagramで見る La Rocher Eco Retreat(@larocherecoretreat)がシェアした投稿 オーストラリアの先住民アボリジニの聖地である、マウントワーニング。その壮大な景色を眺めることができるインフィニティープールがあるのが、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州にあるラ ロシェ・エコ・リトリートです。エネルギー効率の良いロッジ、食品廃棄物などのリサイクルプログラム、環境に配慮したアメニティなど、サステナブルな取り組みをどこまでも追及。名前の通り、自然の中に身を委ねたリトリートが叶います。 公式HP:https://larocher.com/ Playa Viva / メキシコ この投稿をInstagramで見る Playa Viva(@playaviva)がシェアした投稿 メキシコ、ゲレーロ州。人の手を極力入れていないプライベートビーチに位置するPlaya Vivaは、個性的なツリーハウスが魅力的なエコホテルです。エネルギーはすべて太陽から供給され、水は敷地内の井戸を利用するなど、サステナブルを超えて生態系の再生と繁栄を支援するシステムを構築しています。電力を使わず自給自足で生活する農園の家族を訪問する「シエラマウンテンツアー」や、「ウミガメの赤ちゃんの放流体験」など、ここでしか出来ない特別なアクティビティも見逃せない! 公式HP:https://www.playaviva.com/ KAN Tulum / メキシコ この投稿をInstagramで見る KAN Tulum(@kantulum)がシェアした投稿 メキシコのキンタナロー州にあるKAN Tulumの緑豊かなジャングルの中にあるホテル。ツリーハウスは、竹、石灰岩、持続可能な木材などすべて天然の素材からできたもの。最適な排水、在来植物による自然な植生の生育、戦略的な日よけを備えた美しい日差し、室内の周囲温度を低く保ちながらカビを減らす横風換気などのメリットから、ツリーハウスは平屋ではなく階層をつくっています。地元の食材を使用し、ユカタンの味と世界の料理を組み合わせたフュージョン料理も楽しめます。 公式HP:https://www.kantulum.com/ Mashpi Lodge / エクアドル この投稿をInstagramで見る Mashpi Lodge | Quito Rainforest Hotel(@mashpilodge)がシェアした投稿 400 種の鳥をはじめとした様々な動物や植物が生息するエクアドルのマシュピ自然保護区に佇むMashpi Lodge。ロッジが提案するオープンゴンドラでのジャングル探索や、動物が起きだす夜間のウォーキングに参加すれば、これまでに体験したことのない大冒険が待っています。ロッジは、周辺地域とロッジの従業員が企業の株主になるという革新的な取り組みを実施し、周囲の土地や野生生物についての知識を共有。自然の壮大さ、多様性の素晴らしさを学べる経験がここにあります。 公式HP:https://www.mashpilodge.com/ LA FORESTALE / イタリア この投稿をInstagramで見る La Forestale Ecolodge Furlo(@laforestalefurlo)がシェアした投稿 イタリア、マルケ州はアドリア海随一のビーチやアペニン山脈が織りなす絶景で有名な土地。その大自然に溶け込むように建っているのが、LA FORESTALEです。太陽光発電で電気をソーラーパネルで熱を作り出し、館内で使用するすべてのエネルギーを自給。断熱性・換気性に優れた外壁を採用し、省エネルギーを実現しています。見事に自然と調和した部屋はリラックスムード満載。イタリアのナチュラリストの間でも話題のホテルです! 公式HP:https://www.laforestale.it/ 関連記事:絶景に溶け込む体験。イタリアで人気のエコホテルが提案する新しい旅【現地レポート】 BELVEDERE GRINDELWALD / スイス この投稿をInstagramで見る Hotel Belvedere Grindelwald(@belvederegwald)がシェアした投稿 スイス・グリンデルヴァルドからは、ツリーハウスやバンガローではなく、旅慣れしていない人でも泊まりやすいホテルタイプのエコホテルをご紹介。名峰アイガーを望むBELVEDEREは、比較的大型のホテルでありながら、電力は水力発電、暖房はグリンデルワルトにある薪暖房プラントにより賄われており、いずれもCO2排出ゼロを達成しています。山を愛する人にはこの上ないロケーションで、通年ハイキングを楽しむことができ、冬場はウィンタースポーツの天国です! 公式HP:https://www.belvedere-grindelwald.ch/ja/ Bisate Lodge / ルワンダ この投稿をInstagramで見る Wilderness(@wearewilderness)がシェアした投稿 アフリカと言えば、ライオンやゾウ、キリン、サイなどの多様な野生動物と果てしなく広がるサバンナ。ルワンダは中でも野生のゴリラに出会えることで有名です。火山国立公園に位置し、サファリに最適なロケーションのBisate Lodgeは、個性的なフォルムのロッジからなる宿泊施設。森林を再生させるための植林、マウンテンゴリラの保護など、自然環境を守る活動を積極的に行っています。 公式HP:https://www.wildernessdestinations.com/africa/rwanda/volcanoes-national-park/bisate-lodge 自然を満喫しながら環境にやさしい旅へ 出典:pexels.com 一度は泊まってみたい世界のエコホテルをご紹介しました。世界的に、エネルギーや水に使用に関して環境配慮を行い、地元のコミュニティや文化を大切に引き継いでいる宿泊施設が増えてきています。また、自然の魅力をダイレクトに感じることのできる場所に泊まれば、自然と共に生きていることを改めて感じることができ、私たちの環境への意識も大きく変わることでしょう。
「サステナブル」や「SDGs」といったワードを聞くようになって久しいですが、一度傷ついてしまった豊かな地球環境を取り戻すためには、さらに踏み込んだアイデアが必要です。近年サステナブルの一歩先を行く概念として広がりつつある「リジェネラティブ」。その意味と事例を見ていきます。 リジェネラティブとは 出典:pexels.com リジェネラティブ(regenerative)とは、直訳すると「再生させる」という意味。自然環境と紐づけられることが多く、例えば農業や漁業においては、土壌や水質の改善を目指し、生物多様性を向上することによって、自然が持つ本来の力を取り戻し、環境を回復していこうとする考え方です。 サステナブルとの違い リジェネラティブに対して使われる言葉として、サステナブルがあります。持続可能な地球をつくっていこうという考え方ではリジェネラティブもサステナブルも重なる点は多いものの、サステナブルは直訳すると「維持できる」となり、現状維持のような、少々消極的な意味合いに受け取られることもあります。それに対し、積極的に自然環境を再生していこうというリジェネラティブの風潮が高まっています。 「リジェネラティブ」が活発な分野は? 出典:unsplash.com 自然を再生していこうとするリジェネラティブは、現在、農業や水産業で活発に取り入れられ始めています。 リジェネラティブ農業(環境再生型農業)の場合、有機肥料を使用したり、土を耕さない不耕起栽培を採用したりするケースが多く見られます。不耕起栽培は、土壌にCO2が貯留でき、土壌に生息する生物の多様性の向上が期待できます。リジェネラティブ水産業(環境再生型水産業)の場合は、ゴミ問題や地球温暖化などにより悪化する海洋環境を改善し、生物多様性を取り戻すような取り組みが行われています。 実際にどのような事例があるのか見ていきます。 リジェネラティブ農業(環境再生型農業) ① 米の栽培 ホテル事業などを手掛けるサン・クレアが注力しているのが、環境再生型農業です。農地があるのは、愛媛県松野町目黒。有機農法、自然栽培、自然農法など、自然にあらがうことのない米作りを模索し、試行錯誤を続けた結果、田んぼを耕さない農法(不耕起栽培)の米作りにたどり着きました。 森のミネラルをたっぷり含んだ目黒川の清流水を使用し、不耕起栽培でできるのは、“野生のお米”。一本一本、ひと粒ひと粒丁寧に刈り取った米は、ハザ掛け(稲木)に干すことで、ゆっくり自然乾燥されたハザ掛け米になります。 ② 栗の栽培 栗の生産量日本一の茨城県。中でも、茨城県の中部に位置する笠間市岩間地方は栗の生産が大変盛んな地域です。その岩間地区近隣において、栗の圃場(ほじょう)の管理・運営を行う会社、いわまの栗では、岩間地区の栗生産の落ち込みを補うため、また近隣で育まれた栗文化を継承していくために耕作放棄地、休耕地を改植。リジェネラティブな農地に作り替えていく取り組みを行なっています。 栗はもともと山に自生していた植物のため、果樹の中でも特に自然に近い状態で育てることが可能。いわまの栗では、できる限り自然を活かし、農薬はもちろん、肥料類も使わず、畑に生える草を活かした「自然草生栽培」を行っています。 リジェネラティブ水産業(環境再生型水産業) 今世界的に問題となっているのが、海藻が著しく減少する「磯焼け」です。海の多様な生物の産卵場所や住みかとなり、CO2を吸収し酸素を供給してくれる場所として、海だけでなく地球にとって海藻の存在は欠かせません。海藻が消失している表立った原因が特定されているわけではありませんが、水温の上昇や生活・工業排水の流入などが影響していると見られています。その中で、ウニが海藻を食べつくしてしまう「食害」も原因のひとつと考えられています。それでも、朝焼け海域に生息するウニは栄養不足で実が入っていない状態のため、食用には向かず、捨てられてきました。 岩手県の水産会社、北三陸ファクトリーでは、磯焼けを防ぐために駆除・廃棄されていた栄養不足の痩せたウニを採取して2カ月間養殖。その結果、実入りの良いウニにすることに成功しました。現在は、全国にそのノウハウを広めています。 さらには、未利用資源であるウニ殻を活用し「施肥ブロック」を製造し、海中に沈め藻場の再生活動を実施。施肥ブロックを用いることで海藻が繁茂することが確認できています。 磯焼けの問題を解決しつつ、ウニという資源を最大限活用し、かつ藻場を再生させる先進的な取り組みとなっています。 リジェネラティブは、様々な産業・分野へ 出典:unsplash.com リジェネラティブな水産業や農業の大きな目的は、自然の回復力と生産を両立することです。その目的に加え、失われつつある日本の農業・水産業や地方を活気づけるために取り入れている場合も多く見受けられます。 今後、第一次産業だけでなく、他の産業にも広がっていくことが見込まれるリジェネラティブという概念。地球環境を守っていくために、それぞれの分野で、サステナブルのその先の積極的な取り組みが求められています。
本格的な夏が到来! 夏休みのイベントやお出かけ先を探している方も多いのではないでしょうか。関東近郊では、8月も見逃せないエシカルなイベントが目白押し! 「次の週末はどこへ行こうかな?」そんなときに、ぜひ参考にしてみてくださいね。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 SmileFemFes@二子玉川ライズ ガレリア カラダとココロをヘルシー&ビューティーにする2日間! 二子玉川ライズにて、健康と美をテーマにした”Smile Fem Fes”が開催予定。イベントでは、カラダ、食、癒しに関連するブースが設けられ、フェムケアアイテムや、エシカルコスメ、無添加スイーツなど、こだわりを持つブランドが集結します。 お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーさんによる「なりたい自分になるためのヒント!」をテーマにしたトークショーや、SHELLYさんと産婦人科医・高橋幸子先生と一緒に、親子でカラダケアについて学べるトークショーも必見です。他にも、ママ向けのヨガ講座や、家族で楽しめるシールラリーなどの体験イベントが盛りだくさん。イベントに参加し、自分のカラダや心に目を向けてみませんか。 SmileFemFes@二子玉川ライズ ガレリア開催日時:2023年8月5日(土)、 6日(日)11:00~17:00場所:二子玉川ライズ ガレリア ※雨天決行参加費:無料 URL: https://lyset.jp/smile-fem-fes 【祝GSFF10周年】第162回 銀座ソーシャル映画祭 x cinemo by ユナイテッドピープル 考えるきっかけをつくる市民上映会「銀座ソーシャル映画祭」が10周年イベント 2013年にスタートした社会派ドキュメンタリー映画の市民上映会「銀座ソーシャル映画祭」。 記念すべき10周年を迎える8月は、軍隊を廃止し、軍事予算を社会福祉に充てることで、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカに迫った「コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~」を上映します。上映後は、ドキュメンタリー映画の配給会社、cinemoを運営するユナイテッドピープルの関根健次さんによるトークや、交流会を予定。 世界の今を覗きに、会場に足を運んでみては? 【祝GSFF10周年】第162回 銀座ソーシャル映画祭 x cinemo by ユナイテッドピープル開催日時:2023年8月26日(土)11:00~ 場所:中越パルプ工業株式会社 東京都千代田区内幸町1-3-2 内幸町東急ビル8階 参加費:2,000円(ユナイテッドピープルワインまたはso good coffee付き) URL:https://www.gsff.jp お申込み:https://gsff162.peatix.com/ ●actcoinから参加申込みをすると、コインが獲得できます。 https://actcoin.jp/event/detail.php?id=3979 ※actcoinはソーシャルアクションによってコインが貯まるweb・アプリサービスです( 登録・利用無料) 上大岡フェスティバル2023『夏休みSDGsフェア』 デパートの裏側を見れるチャンス!子どもが楽しいワークショップも充実 7月20日から京急百貨店全館にて開催中の、上大岡フェスティバル2023。そのイベントの一環として、8月4日(金)~6日(日)の3日間は、子どもが参加できるSDGsフェアが行われます。 普段は見ることのできないデパートのゴミ処理や防災の裏側を見るツアーや、三浦の間伐材を使用したコースター作り、縁日のように楽しみながら行える分別ゲーム、竹を使ったランタン作り、みつろうのエコラップ作りなど魅力的な体験ラインナップが予定されています。 この夏休みは、親子でSDGsについて楽しみながら学んでみませんか。 上大岡フェスティバル2023『夏休みSDGsフェア』開催日時:2023年8月4日(金)~6日(日)場所:京急百貨店 7階催事場 参加費:プログラムにより有料。詳しくは下記リンク先をご確認ください。 URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000016556.html 水素エネルギー体験型イベント 未来のSDGsエンジニア‐水素社会たいけんプログラム 実験やゲームなどの体験プログラムで水素社会を体験しよう! 水素博物館「東京スイソミル」では、脱炭素社会実現のために普及が期待される水素のことをイチから学ぶことができます。 夏休みにはイベントタイトルの通り「未来のSDGsエンジニア」である子どもたちに向けて特別実験教室、VRゲーム、燃料電池バスやEV車の乗車体験など盛りだくさんのプログラムが予定されています。 親子で実際に水素社会を体験し、エネルギーへの理解を深めるきっかけにしてみませんか。 水素エネルギー体験型イベント 未来のSDGsエンジニア‐水素社会たいけんプログラム開催日時:2023年8月5日(土)、6日(日) 10:00~17:00 ※最終入場16:30 場所:水素情報館東京スイソミル 参加費:無料 URL: https://www.tokyo-suisomiru.jp/news/page184/ Ethical &SEA Presents 【ウミイロ日和】かわさきSDGsワークショップ この投稿をInstagramで見る upcycle project つなぐ【ウミイロ日和】(@umiirobiyori.tsunagu)がシェアした投稿 「大人の自由時間」と「子どもの自由研究」になるワークショップイベント エシカルなセレクトショップ「エシカルシー」と、廃材を利用したワークショップなどを行う「Upcycle Project つなぐ」がタッグを組み、アトレ川崎でイベントを開催。 開催期間中は、日替わりで出店者が変わります。流木とシーグラスのタペストリーづくりなどのワークショップは、お子さんの夏休みの工作にもうってつけ! もちろん子どもだけでなく、大人の参加も可能です。発想豊かに、SDGsなワークショップを楽しんでみては? Ethical &SEA Presents 【ウミイロ日和】かわさきSDGsワークショップ開催日時:2023年8月19日(土)、20日(日)10:00~17:00場所:アトレ川崎 ツバキひろば参加費:入場無料 ※ワークショップは要確認URL:https://www.instagram.com/p/CvG0V0nPyrc/ サマービーガンスパイス料理教室@アリサンパーク オーガニック・ベジタリアンブランドのアリサンが、代々木公園近くのアリサンパークにて、五感で楽しむオールビーガンのお料理教室を開催します。 春に続いて3回目の開催となるイベント。“Spice up your life!!人生にもっと味わいを。”というテーマのもと、当日はプロのレクチャーを受けながらビーガングルメを作ります。 気になるメニューは、「ジャックフルーツとカシューナッツのカレー」や「きゅうりとパイナップルのココナッツサラダ」など、夏にぴったりのラインナップ。みんなでランチタイムを過ごした後はカフェでも人気のオリジナルチャイの美味しい淹れ方を伝授してもらえます! ビーガングルメが気になっているけど自分で手作りすることはハードルが高く感じる人や、お料理初心者も、楽しく手ほどきを受けながらビーガンの世界に参加してみませんか。 サマービーガンスパイス料理教室開催日時:2023年8月6日(土)、7日(月)11:00~14:00場所:アリサンパーク 東京都渋谷区代々木5-63-12参加費:6,600円URL: https://alishan-organics.com/blog/alishan-park/2023/04/27/6908/
いつもとちょっと違った旅行がしたい、旅行を思いっきり満喫したい…そんな方にこの夏おすすめしたいのが、エコツーリズムです。旅行先の文化や自然に触れながら、人も環境も持続可能な方法で旅を楽しむエコツーリズム。日本各地では、その土地ならではの取り組みがスタートしています! エコツーリズムとは? 出典:pixabay.com エコツーリズムとは、英語の「Ecology(生態系)」と「Tourism(旅行)」の2語をかけ合わせた造語。旅行先の自然環境・歴史・文化などを理解し、環境保全や地域の人と観光の共存を目指した持続可能な旅行のことです。 エコツーリズムは、特定の観光地に人が溢れて渋滞や混雑を引き起こすことで地域住民の生活の質を低下させ、時には自然や生態系を傷つけてしまうマスツーリズムやオーバーツーリズムと対極的な意味を持ちます。 旅行者側も、地元ガイドや住民とのコミュニケーションを楽しみ、知識や経験を得ることで、よりその地域を楽しむことができます。エコツーリズムは、新しい旅行の在り方なのです。 おすすめの国内エコツーリズム5選 世界でもオーストラリアや北欧などエコツーリズムを打ち出す国は増えてきており、日本でもその土地でしかできない体験ができる場所が増えてきています。 岩手県釜石市 出典:photo-ac.com 東日本大震災で津波の大きな被害を受けた岩手県釜石市。2021年、津波で廃船となってしまった「観光船はまゆり」を引き継ぎ、釜石湾を一周する「漁船クルーズ」がスタートしました。漁船クルーズは、名前の通り漁船を利用し、ガイドは漁師が行います。漁業について知るきっかけになり、案内する方も自らの仕事を見つめ直すきっかけになっているそう。 また、釜石市は岩手大学と海洋プラスチックゴミ対策を進め、実際に漁船クルーズを利用した観光客に海水を採ってもらい、顕微鏡で海中のマイクロプラスチックを顕微鏡で直接確認することで、環境の変化や要因を学ぶプログラムを開発しています。このような海洋汚染への取り組みが評価され、2018年から5年連続で「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選ばれています。釜石市では、他にも魚や海藻類の収穫から出荷までを体験できる場所もあり、海を感じながら旅行をしたい人にはぴったりの旅先です。 参考:釜石市の「世界の持続可能な観光地TOP100選」5年連続選出及びグリーン・デスティネーション・アワード「シルバー賞」受賞について(報告)|釜石市 神奈川県三浦市 出典:photo-ac.com 神奈川県三浦市では、市がエコツーリズムの推進をしています。豊かな自然環境という土地柄、農業や漁業の体験プログラムが充実しています。その中でも注目したいのが、源流から湾まで、河川流域全体において自然がそのまま残されている小網代(こあじろ)の森です。アカテガニなど希少種を含む約2,000種の生き物たちの多様な生態系があり、ゆっくりと散策を楽しむことができる、首都圏では大変貴重なエリアです。この森は、神奈川県・三浦市・公益財団法人かながわトラストみどり財団・NPO法人小網代の森野外活動調整会議等が連携して保全活動を行っています。動植物の採取が禁止されているなど、生態系を守るためのルールが定められているので、事前に確認しましょう。 参考:小網代の森について|神奈川県ホームページ 第3章 三浦市のみどりづくり施策|三浦市 岐阜県下呂市 出典:photo-ac.com 全国でも有数な温泉街として知られる岐阜県下呂市。御嶽山や飛騨川・馬瀬川など豊かな自然と、神社仏閣やお祭り、伝統芸能などの歴史・文化が、地域の人によって受け継がれています。下呂市では現在、温泉を楽しみながら地元の文化や自然にも目を向けてもらおうと、エコツアーの開催やエコツアーのガイドの育成に力を入れています。森林が多い下呂市では森林保全活動にも力を入れており、2022年に「Present Tree(プレゼントツリー) in 下呂」というプロジェクトをスタートしました。このプロジェクトでは、人工林の跡地に地元で育った広葉樹を植え、天然生林をつくります。広葉樹の植樹によって生き物たちが再び戻れるような森を作っています。 参考:下呂市の自然とあそぼう!~下呂市エコツーリズム~|下呂市ホームページ 兵庫県豊岡市 兵庫県の北部、但馬地方にあり、日本海に面した豊岡市は、日本で最後のコウノトリの生息地として知られています。半世紀以上にわたり、地域をあげて自然再生を目指し、コウノトリの命をつなげる活動が行われており、今では300羽以上のコウノトリが生息。これまでJTBと連携し、コウノトリが生息する湿地の環境保全活動に参加するといったユニークなコウノトリツーリズムを展開してきました。 他にも市内では自転車移動ができるよう電動自転車スポットを設けており、CO2削減にも力を入れています。 参考:コウノトリと共に生きる 豊岡の挑戦|環境庁 福岡県糸島市 福岡市の市街地から約40分の糸島市は、青い海と白い砂浜が映えるフォトジェニックな場所として人気が出ています。糸島市では、過剰に観光客が増えるオーバーツーリズムにより自然破壊を引き起こさず、次世代に糸島の魅力を引き継ぐため、一般社団法人糸島半島エコツーリズム協会を立ち上がりました。アウトドアの体験クラブ「イトリト」では、スポーツサイクルの歩行性能と電動自転車のアシスト機能を兼ねた自転車E-BIKEで海岸線や山道を走るサイクリングや、海岸でヨガなどのエクササイズなど、糸島の人が大切に受け継いできた自然を満喫できるプランを提案しています。 参考:糸島半島をE-BIKEで走ろう!|糸島市 エコツーリズムで忘れられない思い出を! 出典:pexels.com エコツーリズムは地域の文化や歴史に触れることで、自然と人、旅行の在り方を考えるきっかけになります。また、現地の人や大自然との出会いは、旅行をずっと豊かなものにしてくれるでしょう。コロナ対策が緩和された今、旅行を検討する方もいることでしょう。旅行先を考えるなら、今までとは一味違う旅、エコツーリズムを楽しんでみては。
地球規模で社会問題が頻出し、持続可能な社会づくりが急ピッチで進められる今。カタカナで“サステナブル”と聞くと、新しいことばのように感じますが、実は自然との共存や、歴史・文化の継承、人との関わりを大切にする考え方は、古くから日本の地方に根差しています。今回は、新潟県・佐渡市にフィーチャー。先人が守ってきた里山と海、文化を受け継ぐ佐渡の魅力を深掘りします! SDGsがはじまる前から自然・歴史・文化を尊重してきた島、佐渡 日本海に浮かぶ、人口約5万人の島、佐渡市。佐渡と聞くと、まず思い浮かぶのは“トキ”と、“佐渡金山”という方は少なくないでしょう。佐渡では、サステナブルやSDGsといったワードが広がる前から、独自の方法で、トキの保護とそれに伴う環境保全や、佐渡金山の歴史遺産の保護、まつりや伝統文化などの継承に、地域一丸となって取り組んできており、国から2022年に「SDGs未来都市」の選定を受け、2023年にはSDGs未来都市の中で特に優れた先導的な取組として「自治体SDGsモデル事業」に選定されています。 佐渡ではSDGs 17の目標に、「佐渡独自の自然・歴史・文化の継承」という独自の目標を加えた18の目標を設定。経済活動と環境保護の両立を礎とした豊かな社会づくりに向けて、新たな挑戦が始まっています。 今回は、今こそ知りたい“これまでの佐渡”と、“新しい佐渡”を5つの視点からお届します! 佐渡を知る5つのコト トキと人が安心して暮らせる空気と土 佐渡のシンボルといえば天然記念物のトキ。一度は絶滅したトキですが、人工繁殖と飼育に取組み、今日では自然界に500羽を超えるトキが生息するまでに至っています。佐渡では「トキの森公園」などの施設でトキの生態を見ることができる他、大空を舞う野生のトキに出会えるチャンスも…! トキの野生復帰の大きなカギとなったのは、島全体で推し進めた環境の再生でした。農薬や化学肥料をできるだけ使わないなど、生きものを育む農法に取組み、2011年には世界農業遺産(GIAHS)に認定され、今、世界に誇れる自然共生のモデルを築き上げています。 先人たちが残してきた歴史ロマンあふれる佐渡金銀山 広大な自然に溶け込むように形を残し、訪れる人を圧倒させる佐渡金銀山。江戸時代初期に鉱山開発がはじまり、平成元年に休山するまでの約400年以上もの長い歴史を持ち、日本の経済発展に大きく貢献してきた世界に誇る金銀山です。 坑道や採掘場所など、遺跡の良好な保存状態は、世界を見ても大変貴重であることから、世界遺産への登録を目指しています。 持続可能な観光を実現する、宿根木(しゅくねぎ) 島内には明治時代にタイムスリップしたような街並みが残る地区があります。佐渡の最南端にある宿根木は、江戸から明治にかけて廻船業で栄えた集落。佐渡観光には欠かせない街でありながら、新たな開発・整備を行っていないため、ありのままの趣ある雰囲気を楽しめます。 過剰な観光開発をしないことは、オーバーツーリズムを回避し、現在も地区に住む住民や景観を保護することにも繋がります。さらに移動手段には、バスや車ではなく、自転車で回ることを推奨し、観光と自然、地元住民の三方にとって、持続可能である旅行の在り方を示しています。 佐渡の豊かな食を伝える地産地消の飲食店 佐渡の魅力は、歴史や景色にとどまりません。海に囲まれ、山もある佐渡は、お米、魚、野菜、フルーツなど、何を食べても本当に美味しい、豊かな食材の宝庫! 島内には、地産地消や海洋保護、規格外農産物の使用など、「エシカルな消費」を意識した以下のような飲食店が増えています。 生産者の顔が見えるジェラート専門店 Mattelato(マッテラート) Mattelatoは、観光客だけでなく、地元の子どもたちからも支持を集めるジェラート専門店。島内のイチゴ農園で収穫されたイチゴや、新潟のブランド柿である“おけさ柿”、ネクタリンなどその時期の旬なフルーツを使ったジェラートは、農園で食べるフルーツに負けないほどのフレッシュさ! 佐渡産の牛乳やハチミツなどのフレーバーも人気で、ジェラートを通して、佐渡の多様な食文化を体験することができます。 「良質な土壌で作られる、生産者のこだわりが詰まった佐渡の食材をもっと知ってほしい」との思いが込められたジェラートは、佐渡に行ったら必ず食べたい逸品です。 公式HP:https://mattelato.com/ サステナブルな食に挑戦する絶景レストラン しまふうみ 真野湾を一望できる海沿いの高台に位置し、佐渡の自然をダイレクトに感じることのできるレストラン、しまふうみ。シーズンによって内容が変わる、名物の“佐渡ジオパークプレート”は、地元で採れる旬の農産物や水産物をふんだんに使い、佐渡の豊かな食を一皿に表現しています。 しまふうみは、新潟県で初めて「ブルーシーフードパートナー」の認証を取得。サステナブルなシーフードを優先的に調達し、海洋保護に積極的な飲食店として水産物の提供を行っています。また、地域の恵みを最大限に生かすため、地元農家の規格外野菜や果物を積極的に取り入れ、ジャムや出汁として余すことなく使うなどの工夫も。 最近では、地元の高校で収穫された金時芋をメニューとして採用。佐渡の食の持続可能性を高めるため、地元の人たちとの関わりを大切に、日々新しいアイデアを生み出しています。 公式HP:https://www.primosado.jp/shimafumi/ 次世代を担う子どもたちへの食育 食育が注目される中、佐渡では、学校や保育園の給食に無農薬・無化学肥料で栽培された地元産のお米を提供する取り組みが始まっています。 地域で採れた食材を口にすることは、次世代を担う子どもたちが自分の住む地域について深く知りたいと思うきっかけに。また、地元の農家が給食を通して子どもたちの成長を支えることで、地域の繋がりがより強くなることが期待されます。 本当の豊かさを求めて佐渡へ SDGs未来都市として、さらに持続可能な社会へと歩みを加速させる佐渡。海や山、文化をゆっくり堪能できる旅行先として選ばれているのに加え、移住に伴う支援制度を設けるなど、移住者を受け入れる体制も充実しています。先人が守ってきた豊かな自然・歴史・文化を礎に、新しい動きを見せる佐渡へ、豊かさのヒントを探しに訪れてみては。 取材協力:佐渡市
私たちを取り巻く多くの社会問題に対し、もっと気軽に楽しく個人で行動を起こせる方法があります。スマートフォンアプリのactcoin(アクトコイン)は、社会で起こっている問題について知ることや、それに対して行動したことが価値になり、アクトコイン(以下コイン)が貯まっていくスマートフォンアプリです。 今回は筆者が実際にactcoinを使用し、サービスの使い方を詳しくお伝えします。 actcoin とは? actcoinは、人や社会、環境などに良い影響を与える「ソーシャルアクション」を定量化・可視化することができるアプリ・webサービスです。 actcoinでアクションを実行すると行動履歴がアプリ内に残り、アクションに対してサービス独自のコインが発行されることで、自身が行ったアクションが目に見えるようになります。ソーシャルアクションは多様で、毎日の生活の中で社会や環境に良い行動すること、社会問題を投稿することや読んで知ること、団体や企業のイベントに参加することなど、自分ができることから始めることができます。情報の交換やイベントなどを通して、個人や団体をつなぐプラットフォームとしての役割も担います。 ダウンロードして登録からスタート! それでは早速使ってみましょう! まずはactcoinのアプリをダウンロードします。 アプリを開いたら、表示名や生まれ年、職業など自身の基本的なプロフィールの設定からスタート。登録はさくさく進められます。途中、「あなたの関心のあるSDGs目標アイコンを選択する」という項目があるので、SDGsの17の目標から最大4つまで関心のあるものを選びます。 他ユーザーからも自身が登録したSDGs目標が見える仕様になっており、オンライン上で同じ興味・関心を持った人とのつながりを生み出す仕掛けとなっているようです。 コインの集め方は主に4つ 利用登録が終わったので、実際にサービスを利用し、actcoinの肝とも言える「コイン」を集めてみます。 actcoinでは、主に4つのアクションからコインを集めることができます。 ひとつひとつ詳しく見てみましょう。 今日一日できそうな行動を選ぶ「デイリーアクション」 日々の社会貢献行動を設定するのが、「デイリーアクション」と題される機能です。アプリの下部にあるメニューの「習慣」から見ることができます。 SDGs目標別にカテゴライズされた具体的なアクションの中から、「今日わたしはこのアクションを行います!」という項目を選びます。 選べるアクションは200近いので、ほんの一例ですが、食品ロスを減らすために「調理や注文は食べきれる量にした」、気候変動解決に向けて「車よりも徒歩や自転車、公共の交通機関を使った」など、簡単にできるものばかり。5個から最大17個まで選ぶことができました。 デイリーアクションはどれも取り入れやすいものばかり この日は外出する予定があったため、「作った飲料をマイボトルで持ち歩いた」や「トイレの水を流すときには強弱を使い分けた」など5つのアクションを選択してみました。 目標の設定が終わると、一覧で表示されるので外出先でも内容を確認することが可能です。一日の終わりには、達成できたアクションにチェックを入れて「報告する」をクリックします。 この日は5つのアクションを設定。パーフェクトで達成できました アクションの数に関わらず、1回の報告につき、500コインを獲得することができます。 上記の画面が表示されれば、コインの受け取り完了となります。 いつも当たり前に行っている行動であっても、自分で宣言・報告することで小さな楽しみへと気持ちが変化していることに気がつきました。 大げさにではなく、コツコツと日々コインを貯めたい人には一番おすすめの方法です。 社会課題について知る 世にある多くの社会課題について情報を交換できる場が「タイムライン」です。アプリ下部の「投稿」を押すと見ることができます。 このタイムラインでは、ユーザーによってシェアされた社会問題に関する投稿を閲覧するだけでなく、自ら投稿することもできます。ニュースや記事など読み物の他、イベント情報も掲載されています。 筆者が開いたときは、自分の誕生日や記念日などに行う寄付活動「バースデードネーション」についてのイベント情報やJICAが主催するSDGsの期間限定イベントの紹介などがありました。アクションの共有やニュースの項目などがある中で気に入ったのは、「アイテム」のタブ。ユーザーのファッション、食、書籍などに関するセレクトや口コミを見ることができる場所です。 このセクションは、ブランドについてリアルな声を見ることができるので、かなり参考になります。 SNSや掲示板サイトを見る感覚でサクサクと読み進めることができるので、通勤時間やお昼休憩などにぴったりです。 イベントに参加する ご紹介した2つ以外にも、「イベントに参加する」というカテゴリもあります。アプリ内の「参加」メニューを押すと、これから行われるイベントが載っており、カテゴリを絞りイベントを検索できるようになっています。 イベントは大きく分けて、1日限定で開催する「日時指定イベント」と一定期間開催される「期間指定イベント」の二種類。オフラインだけでなく、オンラインイベントも多数あるので、気軽に参加できそうです。 イベントごとに関連するSDGs目標アイコンが記載されているので、まずは自分の関心のある目標から探してみるのが良さそうです! 寄付をする 最後に、actcoinが選んだ信頼できる団体に、社会問題解決につながる寄付を行うことができます。 アプリ一番右の「メニュー」より「寄付先」をタップすると、寄付を受け付けている団体の一覧を見ることができます。(2023年7月現在、メンテナンス中のため寄付をするリンクに飛べるのは2団体) 善意で寄付したつもりが、思っていたものとは異なる目的に使用されてしまうことは残念ながら多々あること。そのためこのように、第三者が信用できる寄付先を教えてくれる仕組みは嬉しいです。 寄付した際の領収書の画像をアップロードして申請を行うと、寄付額と同等のコインを受け取れるので、それも画期的です。 コインの集め方まとめ 最後にactcoinでコインを集める方法をおさらいしましょう! コインを集める方法は、 ・デイリーアクションを行う・タイムラインへの投稿・閲覧・オンラインやリアルイベントへの参加・寄付をする の4つです。 自分に合った方法を見つけ、うまく組み合わせて楽しみながらコインを貯めるのが、長く続けられるポイントになりそうです。 貯まったコインはどうする? アクションを通して集めたコインは、どのように利用することができるのでしょうか?2023年7月時点では、実際のお金のように常時コインを使える機能は実装していませんが、不定期でコインを貯めたユーザーへの特典キャンペーンを行っています。 2023年7月現在は、以下のキャンペーンを行っています。 100万コイン達成記念!ミュージカル公演無料招待キャンペーン 100人の一般の市民が100日で作り上げるミュージカル「コモンビート」の公演にactcoinユーザー10組20名を無料招待。 応募期間:2023年7月6日(木)~2023年7月25日(火) 詳細:https://sa-foundation.or.jp/project/campaign/2 actcoin を使ってみたリアルな感想 出典:pexels.com actcoinの使用を通して分かったメリットやリアルな感想をまとめてみました。 ・コインがもらえるので、ゲーム感覚で楽しく続けることができる・行動が目に見える形になることでやりがいやモチベーションアップにつながる・行動を呼びかけたいとき、アプリ画面があることでSNSなどにシェアしやすい・情報がまとまっていて見やすいので、忙しくてもすきま時間にのぞける 今回は筆者ひとりで使用しましたが、家族や友人を招待して一緒にデイリーアクションをシェアする、イベントに参加し同じ分野に興味のある人と交流をするなどソーシャルアクションの輪を広げていくのも、楽しく続ける秘訣になりそうです。 筆者も、アクションを起こすユーザーの一員として今後も利用をしていこうと思います。 actcoin公式HP https://actcoin.jp/
蚤の市(のみのいち)とは、古着やアンティークの雑貨などが集まる、いわばフリーマーケットのこと。ヨーロッパの都市では、週末に開かれることが多く、特に19世紀からフランス・パリで続く蚤の市は世界的に有名です。 また、持続可能な社会が求められ、物を大切にしていこうという風潮の中、再注目されている催しでもあります。 今回は、2023年6月に国営昭和記念公園で開かれた第19回東京蚤の市に潜入。広大な土地で開かれる国内でも有数の蚤の市は、実際にどんな雰囲気なのか、どんなものが売られているのかレポートします。 定期的に開催しているので、行こうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。 まるでテーマパークのような会場 午前11時半前、入口のゲートをくぐり抜けて右奥のテントにてチケット交換を行い、散策をスタート。チケットは前売りと当日販売があります。前売りチケットを入手していたことで、人手が多い中でもスムーズに入場することができました。 訪問した日は天気にも恵まれ、蚤の市にぴったりの日曜日。エリアによっては人が多く、移動するだけでやっとといった所もありました。 会場は大きく8つのエリアに分類されており、音楽ライブを行うステージなどイベントスペースも点在。ヨーロッパの蚤の市よりもイベント要素が強く、まるでテーマパークのようです。 出典: 会場マップ | 第19回東京蚤の市 (tokyonominoichi.com) お昼ご飯を食べようと待っている間、同じ売店の行列に並んでいた女性は、前日も来たのだけれどすべての出店をじっくりと見ることができなかったので、今日は二日目の参加とのこと。広大で出店数もかなり多いため、確かに、一日ですべてを見るのは難しいかも知れません。 食器から、アクセサリーまでアンティークアイテムが充実 古道具を扱う複数エリアでよく目に入ったのが、アンティークのグラスやヨーロッパ製のティーセットをはじめとする食器類です。食器としてはもちろん、花瓶や小物入れとしても使えそうなものもありました。 価格帯は1,000円以下のものから中には1万円以上するものまで様々。一点モノの器やコップは、食器好きにはたまらないですね。 工夫次第で何にでも使えそうなガラス類 日本ではあまり見かけないようなデザインも たくさんの食器の中から運命の出会いがあるかも…? 個性豊かなアクセサリーや雑貨も豊富 乙女心をくすぐるようなアンティークのアクセサリーにも出会いました。個性があって、ファッションのポイントになってくれそうなアイテムが並びます。 子どもだけでなく、つい大人も欲しくなるようなぬいぐるみも発見。状態が良いので、プレゼントにも良いかも。 こちらのお店は、レースや、布類が売られていました。ハンドメイド好きな筆者は、何に使おうかな?」と想像するだけでワクワクします! 廃材を一輪挿しにリメイクした商品も人気を集めていました。1点ものの一輪挿しはそれぞれ個性があり、みなさんひとつひとつ吟味しています。 蚤の市定番の紙モノや絵本、家具類も 多くのエリアで紙を取り扱うお店を多く見かけました。 この植物の絵は、百年前ほど前の物もあるそう 本を取り扱うお店では、絵本が圧倒的に多く、ノスタルジックな海外の絵本に大人も子どもも見入っていました。インテリアとしても良さそうです。 もちろん家具もあります。大きなものであっても配送受付ブースが設置されているため、持ち帰りの心配をする必要もありません。 家の中に一つあるだけで部屋の雰囲気をおしゃれにしてくれそうなコート掛けや、アンティークの椅子に目がないという方も多いのではないでしょうか。 壁に取り付けるタイプのコート掛けと子物置き 大型家具も配送できて安心 インテリアの中でも、特に注目を集めていたものは…? 一度進路を進むと、後ろには戻ることが難しいほどの場所もありました。その中でも、人だかりができる場所を発見し、近づいてみると…… 正体は、シート一面に並べられた木彫りの熊でした。木彫りの熊は、店主自ら国内各地から収集したものだそうです。「一律2,500円」という価格がお値打ちなのかどうかについては馴染みのない品のため判断が難しい! おそらく見る方が見れば正しい価値が分かるのでしょう。直観でお気に入りを見つけるのも楽しそうです。ちなみに隣のシートにはお面タイプの熊もありました。 同じお店には、ひとつひとつ手に取って見たくなるような魅惑的な古道具の世界が広がります。 昭和レトロなおもちゃも充実しており、子どもたちの興味をひいていました。 中身がわからないからワクワク!「物々交換の本棚」 今回初めて蚤の市に参加するにあたり、事前に公式HPをチェックしていると、「物々交換の本棚」のページを発見。参加者は、表紙が見えないようにラッピングし、本を受け取る人へのメッセージ添えた本を1冊持ち寄り、会場に置かれた本1冊を持ち帰ることができる企画です。 ぜひ参加してみよう!ということで、筆者も読み終えたおすすめの本を用意しました。 持ち帰ったのは、「青春、なのだろうか、たぶん、そうだろう。」と添えられた一冊。中から出てきた本は高野悦子さん著、「二十歳の原点」で、学生運動に傾倒した二十歳の女子大生のエピソードが綴られている内容でした。 自分ではセレクトしない本と出会うことができて、資源も無駄にしない「物々交換の本棚」。東京蚤の市に参加する際は、本を持参して循環の輪に加わってみるのをおすすめします! 【番外編】筆者のお買い物記録 今回の蚤の市で、筆者が我が家にお迎えすることした、リアルな購入品を紹介します。 まずは紫色のガラス小皿。それからレトロなひまわりが描かれたグラスです。お店の方いわく、60年代頃の品だそう。確かに祖父母の自宅にあった食器をどことなく思わせます。新しい出会いであるはずなのに、なつかしく温かい気持ちにさせてくれるのも、蚤の市の特徴かもしれません。 蚤の市は、ときめきと出会える場所だった! ありとあらゆる雑貨が一つの会場に集結した、東京蚤の市。普段の生活にはない出会いに、常にワクワクが止まりませんでした。 量産される既製品を何も考えることなく使い捨ててしまうことも多い現代。そんな中、ここでしか出会うことのできない一期一会の出会いに期待しながら、古いモノを大切にする気持ちが湧いてくるのが、蚤の市の最大の魅力ではないでしょうか。 大きなシャボン玉を作って遊ぶことができるコーナーなど、子ども向けのアクティビティが用意されており、お買い物だけでなく、家族みんなで楽しむアクティビティも満載の東京蚤の市。定期的に開催しているので、ぜひ訪れてみては?
本格的な夏もすぐそこ!夏休みのイベントやお出かけ先を探している方も多いのではないでしょうか。都内では、7月もわくわくするエシカルなイベントが多数開催予定!「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 PRE MoFF - The Museum of Freewill & Future - この投稿をInstagramで見る tells market(テルズ マーケット)(@tells.market)がシェアした投稿 ショッピング、音楽、映画、ワークショップ…エシカルが身近になる2日間! エシカル・オンラインマーケット「tells market」の商品を実際に会場で手に取ることができる他、トークライブや音楽フェス、ワークショップなど、100年後に残したいエシカルなモノ・コトが東京の豊洲公園に集結。当日は環境に優しいプロダクト、日本の文化を伝える伝統工芸品など40~50ブランドが出展し、職人や作り手との会話も楽しめます。年齢も国籍も性別も超えて” 五感 ” で楽しめるイベントになっています! PRE MoFF - The Museum of Freewill & Future -開催日時:2023年7月29日(土)11:00~19:00、7月30日(日)11:00~18:00 場所:豊洲公園 花木モニュメント広場( ららぽーと豊洲横)チケット:500円(※ドリンク容器返却で500円キャッシュバック+Freewillブースで300円割引) ※タイムテーブルなど詳細は公式サイトをご覧ください。URL:https://tells-market.com/pre_moff_2023 actcoin MeetUp!#14 「パーパスキャリア~より良い社会を創る仕事/企業の見つけ方~」feat. エシカル就活&SDGsアクター資格 actcoinによるリアルイベントが、約2年ぶりの開催! ソーシャルアクションを可視化できるアプリ・webサービスを展開するactcoinが、コロナ禍を経て、約2年ぶりにミートアップイベントを再開します。今回のテーマは、「パーパスキャリア」。SDGsアクションの推進に取り組む大学や企業の方をゲストに招いたクロストークや、交流会が行われます。actcoinユーザーはもちろん、学生、社会人などどんな人でも参加OK!キャリアについて考えている人はぜひ気軽に参加してみては? actcoin MeetUp!#14 「パーパスキャリア~より良い社会を創る仕事/企業の見つけ方~」feat. エシカル就活&SDGsアクター資格 開催日時:2023年7月23日(日)16:00~18:00 場所:ILY hub 渋谷区恵比寿西1-33-18 コート代官山B1F 参加費:一般 2,000円、学生 1,000円 ※いずれもactcoinユーザー半額、SDGsアクター資格取得学生無料、エシカル就活登録会員無料 お申込み:https://actcoin-meetup14.peatix.com/ ●actcoinから参加申し込みをすると、コインが獲得できます。( 登録・利用無料) https://actcoin.jp/event/detail.php?id=3897 INCLUSIVE TOKYO 年齢・性別・障がい・国籍など関係なく誰もが楽しめるフラットなパーティー! これまで静岡で開催されてきた、障害や国籍、LGBTQなど関係なくフラットに誰もが楽しめるインクルーシブパーティー「INCLUSIVE」が、多様性の街、渋谷にやってきます。今回は【福祉×INNOVATION×性】がテーマ。トークイベントをはじめ、先天盲アーティストによるライブパフォーマンスや、豪華なDJ陣にも注目です。刺激的かつ新たな価値観に出会えること間違いなし!ロスフラワーを使用した会場装飾でサステナビリティのエッセンスも感じながら、フラットに「性」について語り合う夜にしてみませんか。 INCLUSIVE TOKYO開催日時:2023年7月8日(土)18:00~23:00 場所:宮下パークOR TOKYO 3F 入場料:DOOR 3,500円 / GUEST 3,000円(いずれも1ドリンク付き) Instagram:https://www.instagram.com/p/Cs--XJHLd19/ PASS THE BATON MARKET Vol.12 この投稿をInstagramで見る PASS THE BATON(@passthebaton_official)がシェアした投稿 デッドストック品や規格外品に出会える大人気蚤の市が東京品川で開催決定。 インテリアやグリーン、ファッション雑貨、アパレル、伝統工芸品などのこだわりあるアイテムに出会えるPASS THE BATON MARKETが7月に開催されます。商品はどれも理由があってメーカーの倉庫に眠っていたもので、レアな出会いにわくわくが止まらないはず。商品が作られた背景だけでなく、商品を購入し持ち帰った後のことを妄想しながら、その時にしかないお買い物を楽しんでみませんか。前回4月に行われた同イベントには51ブランドが出店。今回の出店ブランドなどは7月上旬以降に発表予定です。イベント詳細の公開をお見逃しなく! PASS THE BATON MARKET Vol.12開催日時:2023年7月15日(土)〜16日(日) 11:00〜19:00(最終日は18時終了) ※最終入場は終了時間30分前まで場所:コクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」 入場料:300円 ※小学生以下無料 URL:https://www.pass-the-baton.com/news/16454/ ファンケル銀座スクエア SDGs見学ツアー この投稿をInstagramで見る ファンケル銀座スクエア(@fanclginzasquare)がシェアした投稿 親子でSDGsなワークショップを体験! イベントは、ファンケルのSDGsの取り組みを知るツアーと、実践編として親子でワークショップに参加する約90分のプログラム編成です。第一弾のワークショップは「海の宝物作り」、第二弾は「規格外のお花を使った花育」、第三弾は「海洋プラスチックを使った万華鏡作り」(8月開催)とどれも子どもが楽しめる内容に。創作活動を通して、親子でSDGsについて考え触れることができます。各回とも事前申し込み及び抽選によって参加可能となっています。夏休みの思い出作りにぜひ! ファンケル銀座スクエア SDGs見学ツアー開催日時:2023年7月15日(土)~8/6(日) 場所:ファンケル銀座スクエア 10Fファンケルスカイガーデン ※開催時間やワークショップの詳細は公式サイトからご確認ください。 URL: https://area31.smp.ne.jp/area/table/39297/jIJuAG/M?S=qiofp2ljpgpd&F=jsm1w9bq 東京ビーガングルメ祭り2023夏(TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Summer) ビーガン・プラントベースフードが浅草に集結!スイーツ&パン専門フロアも必見 サステナブル意識の高い欧米を中心に世界へ広まりつつあるプラントベースフード文化。今回浅草で開催される東京ビーガングルメ祭りでは植物性の原料を用いたフードやスイーツ約70店舗が軒を連ねる予定です。お菓子・パン作り専門の人気通販サイト「cotta(コッタ) 」とタッグを組んだビーガンスイーツ・パンエリアも盛り上がりを見せそうです!歴史ある街浅草を散策しながら、進化を続けるビーガンフードの世界に足を運んでみてはいかがでしょうか。 東京ビーガングルメ祭り2023夏開催日時:2023年7月23日(日)10:00〜16:00場所:東京都立産業貿易センター台東館 6F & 7F 入場料:無料 URL:https://vegefes.com/news/tokyo2023summerstore-opening-agreement/ バリスタと楽しむPLASカフェ~1杯のコーヒーからアフリカを知る~ ケニア産コーヒーを飲みながら知るアフリカの今 アフリカのウガンダとケニアで貧困やHIV/エイズによって取り残されている子どもたちと家庭を支援しているPLASが、コーヒーを片手にアフリカの貧困問題や孤児について詳しく知ることができるイベントを開催。アフリカの現状や国際協力について深く学べるチャンスです。イベントではバリスタが美味しいコーヒーの淹れ方をレクチャーする時間もあるので、コーヒー好きの方もぜひ。 バリスタと楽しむPLASカフェ~1杯のコーヒーからアフリカを知る~開催日時:2023年7月2日(日)10:00~11:30 場所:PLASオフィス(東京メトロ広尾駅から徒歩7分/JR恵比寿駅から徒歩10分)〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-23-5 長谷川第一ビル402号室 参加費:1,000円 URL:https://www.plas-aids.org/blog/2023/06/02/60158 お申込み:https://peatix.com/event/3604325 ●actcoinから参加申し込みをすると、コインが獲得できます。 https://actcoin.jp/event/detail.php?id=3907 ※actcoinはソーシャルアクションによってコインが貯まるweb・アプリサービスです( 登録・利用無料) GRAPEFRIUTS SOUR NEW RELEASE POP UP この投稿をInstagramで見る Libushi_Bashamichi(@libushibashamichi)がシェアした投稿 この夏、超希少な国産グレープフルーツを使用したアップサイクルサワーが登場! 今月、国内シェアの1%にも満たないと言われる国産グレープフルーツを使った、“アップサイクルサワー”が新発売になります。宮崎の農園で、ワックスや防カビ剤、防腐剤を使用せず、農薬をなるべく使わずに丹精込めて作られたものの、完熟後に太陽に当たったことで実が再び青くなってしまい売りにくくなってしまったグレープフルーツを惜しみなく使ったサワーです。発売を記念して、横浜のレストラン「里武士・馬車道」では、ペアリングコースイベントを開催。宮崎の食材と宮崎県産グレープフルーツサワーを存分に楽しめるスペシャルな一夜です! GRAPEFRIUTS SOUR NEW RELEASE POP UP 開催日時:2023年7月2日15:00~ 場所:里武士・馬車道 横浜市中区北仲通5丁目57−2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F Instagram:https://www.instagram.com/p/CtqpSqTpyt8/ ※価格などは直接お問い合わせください
日常生活の中で 「エコ」や「環境にやさしい」という言葉を見ない日はないほど、社会では環境に配慮する風潮が高まっています。気候変動など地球レベルの社会問題に対応するため、あらゆる業界が脱炭素や環境配慮の方向へとビジネスの舵を切っていますが、その中で生まれた新たな問題のひとつがグリーンウォッシュです。消費者や企業は何に気を付ければいけないのでしょうか。グリーンウォッシュへの対応策を学んでいきます。 グリーンウォッシュ(Greenwashing)とは グリーンウォッシュ(Greenwashing)とは、その実態は環境配慮がなされていないのにも関わらず、消費者に商品やサービスがあたかも環境に良いものだと見せかけることです。“うわべだけ”や“ごまかし”を意味する「ホワイトウォッシュ」と“エコ”や“環境に良いこと”を意味する「グリーン」を組み合わせた造語で、1980年代に米国の環境活動家ジェイ・ヴェステルフェルトが使い始めたとされています。サステナブルな社会が目指される中で、グリーンウォッシュは商品を購入する消費者はもちろん、販売する企業担当者も留意するべき点を知り、気を付けなければならない問題です。 どんなものがグリーンウォッシュになる? 出典:unsplash.com ここではグリーンウォッシュについて、具体的にどんなことに留意するべきか見ていきましょう。米国の第三者安全科学機関であるULソリューションズが、消費者のためのグリーンウォッシュ判断基準である「グリーンウォッシュ7つの罪(Sins of Greenwashing)」を発表しています。 1. トレードオフの罪:環境に配慮している点のみ主張し、他方でより大きな環境負荷が発生していても隠ぺいする2. 証拠のない罪:十分な証拠や根拠を提示していない3. 曖昧さの罪:環境配慮に対する定義が不十分である4. 偽りのラベルを表示する罪:あたかも第三者から認められたような偽のラベルを表示する5. 無関係の罪:環境にやさしいものを求める消費者には関係のない、環境に関する事実を並べる6. 2つの悪のうち小さい方の罪:製品カテゴリー内で比べて環境負荷が低いことを主張し、全体から見ると環境負荷が高いことから視点をずらす7. ねつぞうの罪:虚偽を記載する 以上の「グリーンウォッシュ7つの罪」をより具体的な例で見てみましょう。もしかすると思い当たる商品やサービスがあるかもしれません。 ・化石燃料へ投資しているにも関わらずそれは公開せず、自社の行う植林活動だけをピックアップして自社HPに記載する・十分な根拠がないのに、生分解性プラスチックのカトラリーを「土に還る」と表現する・環境配慮への生産背景が見えないにも関わらず「エコ・フレンドリー」をうたう・独自基準で作成したエコラベルを第三者機関が関わっているかのように見せかけ、商品に記載する・根拠のないファッションアイテムに緑色や自然をイメージする画像を使用した広告・環境負荷が高いと言われる飛行機だが、「他社よりも環境負荷が低い」とアピールする・エコな要素がないのに、エコであると主張する なぜグリーンウォッシュは問題になる? 出典:unsplash.com 企業は自社製品やブランド価値向上のためのツールとしてエコや環境配慮といったイメージを利用しているケースがあります。事実に基づいたものであれば何ら問題はありませんが、消費者に誤認させてしまうことが大きな問題に繋がります。グリーンウォッシュによって引き起こされる問題を見ていきましょう。 1. 環境のことを考えたアクションが実は環境に良い影響を与えていない真っ当なグリーン製品であれば、環境負荷を減らし気候変動問題に少なからず寄与するはずです。しかしグリーンウォッシュの製品やサービスでは「見せかけのエコ」であることから、エコだと思ってアクションをしているはずなのに、環境のためではなく、企業の売上に貢献しているだけの場合があります。 2. 消費者が本物のエコな製品・サービスを見つけることが難しくなる環境負荷の低い製品と、見せかけの製品が混在することにより、消費者は嘘のない製品を選ぶのが難しくなってしまいます。 3. 企業イメージの損失企業がグリーンウォッシュだと消費者や国から指摘されることは、消費者と企業の信頼関係が揺るがされる事態に発展します。事実が明るみに出れば利益を失うことはもちろん、企業イメージの損失など大きな代償が伴います。 各国で進むグリーンウォッシュの規制 出典:unsplash.com 世界では今、企業やサービスに対する告発や懲罰の例が既に存在し、未然防止のための規制強化が進んでいます。近年の事例を見ていきましょう。 2022年には、アメリカのFTC(Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)が、製品の素材にレーヨンが使われているのにもかかわらず竹が使われていると虚偽の表示を行い、あたかも環境にやさしいかのように販売していたとして、大手スーパーマーケットのウォルマートと大手百貨店のコールズに対し、2社合わせて550万ドルの民事制裁金を請求しました。同じく2022年、日本では、レジ袋やごみ袋などが「生分解性である」など環境に配慮した製品であると表示していたにもかかわらず、それを裏付けする根拠がないとし、消費者庁が10社に対して、処置命令を出しています。 欧州でも各国で規制の整備が進んでいます。英国の競争・市場庁(CMA)は21年9月にグリーンクレームコード(環境配慮の主張に関する指針)を発表。フランスでも同年の21年4月に規制法が採択され違反した広告には広告費の最大8割の罰金を課されます。直近では2023年3月には「グリーンクレーム(環境主張)指令」提案が欧州委員会により採択されました。これにより、企業側は国際認証などパブリックな認定を受けた根拠を示すことでのみ「エコ・フレンドリー」などの表現を使用することができることとなります。企業側は独自の判断ではなく、第三者機関などによる認証を得ることが求められ、消費者はグリーンクレーム指令を理解するとともに、購入前に正しい基準に則った認証マークが付与されているか確認することが求められます。 消費者にできることは? 出典:unsplash.com 消費者にできることとしては、「環境に優しい」、「エコ」など、一見イメージの良いキャッチコピーを鵜吞みにせず、どういった点がサステナブルなのか、地球環境にやさしいとする根拠の提示がなされているか、一度立ち止まって確認することが大切です。また企業へ直接問い合わせることで本当に環境にやさしいのかを知ることができる上に、企業側に情報公開の要望があることを知ってもらう機会になります。 企業も十分に気を付けたいグリーンウォッシュ 出典:unsplash.com 消費者庁が証拠不十分の生分解性ゴミ袋の会社に措置命令を出したように、今後さらに監視の目は厳しくなるかもしれません。また、グリーンウォッシュだと指摘された場合のイメージの損失ははかり知れないものです。企業側も意図せずグリーンウォッシュをしていることがないよう、十分にグリーンウォッシュについて知り、適切なマーケティングを行っていく必要があります。 イメージに流されず、本当に必要なものを選ぼう 2020年、欧州委員会は、環境配慮をうたう製品やサービスの実に40%に「根拠がない」という発表をしました。残念なことに日本企業の商品やサービスにもグリーンウォッシュは数多く潜んでいるのが現実です。グリーンな製品を購入するときは、グリーンウォッシュに加担しないためにも、ぜひその生産方法などをチェックしてみてはいかがでしょうか。
2023年6月23日(金)~25日(日)の日程で大自然の中で美味しいものを食べながらサステナビリティに触れられるアウトドアイベント、HEROCAMPが開催されます。 初日となる23日は、宿泊をして参加する方を対象に前夜祭を開催。余った食材や賞味期限が近い食材を持ち寄り、みんなでアイデアを出し合いながら調理するサルベージ・パーティーやサステナビリティと食についてのトークセッションやワークショップが行われます。 イベントのメインとなる24日は、日帰りの参加も大歓迎! 朝ヨガやレイクランといった自然を体感できるアクティビティから始まり、防災の視点で学ぶブッシュクラフトや竹を使ったワークショップ、夜はドキュメンタリー映画上映会など、イベントが盛りだくさんの一日。“青空キッチンスタジアム”では、シェフと一緒に未利用魚や地元のジビエを使った料理を作ります。 自然豊かな会場で、子どもも大人も、一人でも家族でも、誰もが人との出会いとサステナブルなアクティビティを楽しめるHEROCAMP。今週末はぜひ蓼科に足を運んでみては? HEROCAMP日程:2023年6月23日(金)、24日(土)、25日(日)場所:TINY GARDEN 蓼科 長野県茅野市北山8606-1HP:https://herocamp.studio.site/チケット(6月24日)※:ALL DAY PASS ¥7,000(学生¥5,000、小学生¥1,500)・DAYTIME PASS ¥3,000(学生¥2,000) チケットの購入はこちら https://herocamp2023.peatix.com/ ※宿泊に関してやイベント詳細については公式HPをご確認ください。
今、ブランドストーリーや商品の裏側にある想いに共感して買い物をする人が増えてきていると言われています。そんな時代にぴったりのイベントが2023年9月に東京・原宿で初開催。「未来の文化を売り買いする体験イベント、文化商店」とは?どんなイベントなのか詳しくレポートします! 商店街をイメージした空間デザインに高まる期待! 今回、文化商店が開催されたのは原宿駅すぐの施設。受付を済ませるとすぐ出迎えてくれる大きな暖簾をくぐり、こだわりのブランドが待つ会場へ。早くも、素敵なモノと人との出会いを予感させる、心地よいテンポの音楽が耳に入ってきます。 会場の中でもひと際目立つ、大きな暖簾! 今回の出展は全26ブランド。将来文化となっていくであろうブランドのみが揃い、お店の人とじっくり話しながら商品について知ることができるのが、この文化商店の大きな特徴です。世に出たばかりの商品や、こだわり抜かれた商品、ユニークなコンセプトを持つ商品やエシカルでサステナブルな商品などが並びます。 商店街の賑わいが表現された、明るく楽しい雰囲気の空間 素敵なストーリーを持つブランドが勢ぞろい まず目に止まったのが、緑と白を基調とした統一感のあるブース。ALL GREENは、日本全国から選び抜いた一番茶を、定期便で届けるサービスです。会場では、3種類のお茶を試飲して、気に入ったお茶に投票。顆粒タイプになっていてお水でも簡単に溶かすことができますが、その手軽さに相反し、どのお茶も上品で香り高く、奥深い味わい。改めて日本茶の魅力に気付かされます。 どれも本格的なのに手軽。どのお茶も同じくらい人気でした お酒好きなら見逃せないのが、Better life with upcycleのクラフトビール。こちらのクラフトビールは、なんとサンドイッチを作る際に切り落とすパンのミミを使用。老舗のパン屋さんが新たに立ち上げたブランドです。さらに、パンのミミを使用したラベンダー香るジンも発売。どのお酒も同ブランドから出ているラスクと相性抜群です! パンのミミをアップサイクルして作られたクラフトビールとラスク 色とりどりのお花が並ぶのは、アプローズ。アレンジメントや作品はすべて港区にある福祉事業所で手作りされているそう。お花の組み合わせが絶妙で可愛く、自宅用やプレゼント用に気軽に購入できる大きさが嬉しい!シーズンに合わせた商品も取り揃えていました。 センスの良いブーケなどが並ぶ FERMENSTATIONは、未利用資源と独自の発酵技術を組み合わせた製品を開発しているブランドです。中でも、オーガニック玄米からできたエタノールを使用したアウトドアスプレーとピロースプレー、栄養がたっぷり含まれた発酵由来の「米もろみ」を使用した洗顔石鹸は、品質の高さから愛用者が多い商品。他にも様々な企業と未利用資源を使ったコラボレーション商品を生み出しています。 大きな可能性を秘めた「発酵」を取り入れたプロダクトたち ・・・と、ここまでたくさんのブランドを見てきましたが、他にも魅力的なショップが目白押し。自分に合うお味噌汁をその場で栄養士さんが選んでくれるMISOVATION、サステナブルなファッションを提案するO0uやKAPOK KNOT、重くて焦げやすく扱いにくいという鉄のフライパンの概念を覆す岩鉄鉄器など、心惹かれるお店が立ち並びます。 一軒一軒じっくり見ていたら時間が足りないほど、どこも生産者とお店の人のこだわりと愛がこもった商品で溢れていました。 ”文化”を体験できる新感覚イベント 会場では、スタンプラリーも実施。気に入ったブランドのブースでお店のスタンプを4つ押すと、最後に大きなガラポンを一回引くことができます。出展しているブランドの商品など、内容も豪華! 回すだけで、つい笑顔になる巨大なガラポン! 会期中は、出展するブランドによるワークショップも開かれました。 次々と心ときめくプロダクトに出会えた今回の文化商店は、まだまだ見たかった…!というのが正直な感想。次回の開催は未定ということですが、こんなに盛況なら次回も開催されるはず、と期待しています。 「私たちの未来に残したい商品や文化、取り組みは?」そんなことを改めて考えさせられる魅力満載のイベントでした。
長かった夏も終わり、涼しい日が増えたこの頃。お出かけにぴったりの10月、関東近郊では、注目のイベントが多数開催されます。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 モノを売らないお店 今考えたい、モノの価値とライフサイクル。ビームスが開催する、人から人へとモノが繋がる体験型交換会 ビームスのスタッフやクリエイターがこの企画のためにセレクトした想い入れのあるアイテムが並ぶ本イベント。一般の参加者も、想い入れのあるアイテムを持参し、店内に並ぶほかの人の出品物と交換できます。 さらに、着られなくなった衣料品の回収に協力すると、BEAMSの経年在庫や店舗の装飾家具等の中から好きなものを選んで持ち帰ることが可能。回収した衣料品は、素材に応じてリユース・リサイクルされる仕組みです。 あなたが誰かに受け継ぎたい大切な洋服と一緒に、ここにしかないアイテムに出会いに行きませんか? モノを売らないお店開催日時: 2023年10月20日(金)15:00~20:00、10月21日(土)11:00~18:00、10月22日(日)11:00~16:00 場所:JOINT AROUND the CORNER 東京都渋谷区神宮前3丁目25−18 THE SHARE104 参加費:無料。要チケット ※「ビームス 新丸の内」と「ビームス 立川」の店頭、「ビームス 恵比寿」が出店する『恵比寿文化祭』イベント会場(アトレ恵比寿 本館 4階 フォンテーヌ広場)の3箇所にそれぞれ設置しているBRING™の衣料品回収ボックスへ衣料品を持ち込むと、「モノを売らないお店」でアイテムの引換券として使用チできるケットが受け取れます。 期間は9月29日〜10月18日(場所によって期間が異なるので詳細は公式サイトをご確認ください)。URL:https://www.beams.co.jp/news/3719/ オーガニックフェスタ in 井の頭公園 三鷹の魅力的なお店と人が集まる地元密着型イベント 循環型ライフスタイルや、地域に根差したお店が点在する東京・三鷹。その魅力に触れられるのが、本イベントです。コンセプトは「消費から循環へ〜子どもたちといっしょに、これからのライフスタイルを体験しよう〜」。 木々に囲まれた井の頭公園に、三鷹産の無農薬野菜や、量り売りのお店、素材にこだわった飲食店などが出展します。作る喜びを体感できるワークショップや、様々なゲストによる講演も開催。 マイカトラリーとマイバッグを持って、秋の井の頭公園に出かけてみよう。 オーガニックフェスタ in 井の頭公園開催日時:2023年10月28日(土)~29日(日)10:00~16:00 場所:井の頭公園 西園 文化交流広場 入場料:無料 URL:https://organicfesta.morinohito.net/ ※雨天決行 すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ “百年の祝福”をテーマに東京すみだエリアがアートの街に! 東京都墨田区北部の“向島地域”と呼ばれる京島・八広・文花はものづくりの町工場や個性的な商店、そして東京でもっとも多く戦前からの長屋が残るエリア。 毎年秋には、この地域に魅せられ集まったアーティストや多種多様な人々による、今を見つめ、未来に残すことを表現した作品が、街全体を舞台に展示。街に潜り込むようにして路地を散策しながら、個性豊かな景観に紐づいたアート作品と出会うことができます。 2023は関東大震災から100年の節目であることから“ 百年の祝福 ”がテーマ。地域の人々や表現者と触れ合いながら、大都会で独自の関係性を築いてきた、現代の長屋文化の魅力を体験してみては? すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ 開催日時:2023年10月1日(日)~30日(月) 10:00~18:00※一部の会場やイベントなど時間外コンテンツもあります。場所:すみだ向島エリア(墨田区京島・八広・文花 ほか)参加費:有料※詳細は主催者情報をご確認ください。URL:https://sumidaexpo.com 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn 大人気のビーガングルメを体験できるチャンス! ヘルシー、環境負荷を減らせる、動物愛護などのメリットから注目される食のスタイル、ビーガン。定期的に開催されているビーガン祭りが、この秋、木場公園で開催されます。 人気店は早めに売り切れてしまうこともあるため、お目当ての出店がある場合は早い時間帯の訪問がおすすめです。 約60店舗のフードやスイーツが集結するイベントで、次世代型のライフスタイルを体感してみませんか。 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn開催日時:2023年10月1日(日) 10:00〜16:00場所: 木場公園 イベント広場参加費:無料URL: https://vegefes.com/news/tokyo-vegan-fest-autumn-information/ Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023 2023年のテーマは「いざなうデザイン-Draw the Future-」 「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトとするデザインの祭典。国内外の第一線で活躍するデザイナーによる作品が、東京ミッドタウンに集まります。持続可能な社会を目指し、新しい価値や仕組みが生まれる今、イベントでは、デザインを通して、よりよい未来にするためのアイデアに触れることができます。注目の作品は、廃棄物として捨てられる土と自然素材の硬化剤を混ぜ合わせて造形された「土の群島」、風をモチーフとした無数のプロダクトによる花畑「風の庭」など。その他トークセッションや子どもを対象としたワークショップなども充実しています。 芸術の秋、デザイン×サスティナビリティの世界に触れてみては? Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023開催日時:2023年10月6日(金)~29日(日)場所:東京ミッドタウン各所入場料:無料 ※一部展示やワークショップは有料URL: https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/6647/ すみだガラス市 2023秋 日本で唯一のガラス器専門市で伝統文化に出会う 東京の墨田区、江東区、江戸川区周辺は古くからガラス産業が栄えてきた街。特に「江戸硝子」は国の伝統工芸品として認定され、16名の国の伝統工芸士が活躍しています。本イベントでは、国内のみならず海外からも高い人気と評価を得ているこの地域のガラス器が一堂に集結。 イベント当日は地域のガラス工場や工房が集い、江戸切子の実演販売や、チャリティーセールなどを予定しています。 グラス類や雑貨など、あなただけのお気に入りの一品を探してみませんか。 すみだガラス市 2023秋開催日時:2023年10月7日(土)、8日(日) 10:00~16:00場所:大横川親水公園「長崎橋跡イベント広場」入場料:無料URL:http://www.tobu-glass.or.jp/menu33.htm エコメッセ2023inちば 千葉県最大の、環境活動見本市で自然との共存を考える2日間 市民・企業・行政・大学などのパートナーシップのもと、「環境への気づきの場」をコンセプトに1996年から開催されている本イベント。今年のテーマを「PEACE:身近な暮らしからもう一歩!」とし、里山の探検や、自然の素材を使用した遊びなど、子どもに向けた催しなど、様々な方面から環境について考えます。 地元企業の取り組みや、ワークショップなどを通じて環境問題やSDGsへの理解を深めてみましょう。 エコメッセ2023inちば開催日時:【オンライン開催】2023年10月14日(土)10:00~、【会場開催】10月15日(日) 10:00~16:00場所:幕張メッセコンベンションホール参加費:無料URL: https://www.ecomesse.com/ 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会 世界食糧月間に、私たちにとって命そのものである種子を考える 横浜駅すぐの社会課題解決型スタジオ「with GREEN PRINTING」では、毎月第三金曜日に映画上映会と交流会を開催。ドキュメンタリー映画の上映を通じて、世の中で起きている社会課題の真実を知り、サステナビリティやSDGsに取り組む人々同士が繋がることで、社会課題に対する新たなアプローチを生み出すきっかけを提供しています。 10回目となる本イベントでは、10月の世界食料デー月間にあわせ、「シード~生命の糧~」を上映します。その94%が20世紀に消滅している種子。市場には遺伝子組換え作物が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになったことで、種子の多様性が失われています。作品では、在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るために活動する種の守り人=シードキーパーたちが登場。 映画を通して種子について知り、私たちにできることを考えてみませんか。 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会開催日時:10月20日(金) 18:00開場 18:30上映~終了後交流会(20:30終了予定)場所:with GREEN PRINTING横浜市西区高島2丁目14-12 ヨコハマジャスト2号館 3F参加費:1,500円 ※軽食・ソフトドリンク付お申し込み:http://ptix.at/6PgkCf
秋の足音が聞こえる季節になりました!関東近郊では、9月も注目のイベントが目白押し!「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 【SDGs週間】 HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK 国内最大級のSDGsフェスが全国4都市を巡る! 毎年9月のSDGs週間を盛り上げるイベントとして開催3年目となる今回は、東京・横浜・大阪・沖縄の全国4都府県で開催。1週間の期間中、様々な会場で、セミナー、ワークショップ、アースクリーンアップ、マルシェ、キャンプ、音楽ライブなど豊かな地球の未来を願った様々なコンテンツが実施される予定です。SDGs達成期限の2030年まで、あと7年。私たち一人ひとりにできることを改めて考える機会にしてみては? 【SDGs週間】HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK開催日時:2023年9月19日(火)~25日(月) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所: 東京・横浜・大阪・沖縄の4都府県 ※詳細は公式情報をご確認ください。 参加費:無料 ※プログラムにより事前申し込み制 URL: https://happyearth.jp/event/hef2023/ LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI ファッションを楽しみながら社会貢献ができるサスティナブルな買い物体験 「LIVE STOCK」をテーマに、経年在庫(DEAD STOCK)に新たな付加価値を与えて魅力的なアイテムとして販売する「LIVE STOCK POP UP」が丸の内エリアの12ブランドで実施。丸の内ワーカーから回収したアパレル製品の一部をアップサイクルして作ったオリジナルエコバックのプレゼント企画やB品となった靴下を利用して人形を作るワークショップなどのコンテンツも充実。新しいファッションの魅力を探しに、丸の内に出かけてみよう! LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI 開催日程:2023年9月14日(木)~9月18日(月・祝)場所:丸ビル1階マルキューブ、丸の内エリア内対象店舗 URL:https://www.marunouchi.com/event/detail/36243/ 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~ ピープルツリー開催、オーガニックについて知識を深められるチャンス 毎月1回、フェアトレード専門ブランドのピープルツリー自由が丘店やオンラインで開催されているフェアトレードの学校。フェアトレードや社会的な活動について楽しく学びながら、実践のためのアイデアを共有する場です。オーガニックセプテンバーである9月は、オーガニック繊維製品の国際的な認証基準を定める組織であるGOTS(Global Organic Textile Standard:オーガニック・テキスタイル世界基準)の地域代表・松本フィオナさんがゲスト。GOTS認証が目指していること、ピープルツリーがフェアトレードを通じて目指していることとの共通点などについて知ることができます。この9月は、オーガニックについて知識を深めてみては。 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~開催日時:2023年9月23日 (土・祝)10:00~11:30(9:45開場)参加費:1,000円 場所:ピープルツリー自由が丘店またはオンライン チケット申込:https://20230923ftgakko-organicseptember.peatix.com/ GOOD LIFEフェア 2023 人と地球が心地よく過ごすためのモノやコトが大集結する3日間! “心地よく豊かな暮らし”を提案するライフスタイルのイベントが東京ビックサイトにて開催されます。 ブースエリアには、コスメや食品、雑貨やファッションなど450を超える出展者が全国から集結。SDGsを掲げたブランドも多数あり、自分自身はもちろん、地球にやさしいプロダクトに出会えます。クラフトビールやクラフトコーラ、キッチンカーなど、食フェスコーナーも多彩なラインナップ。 アップサイクルやゼロウェイストをテーマにしたワークショップや専門家やタレントによるトークショーも要チェックです! GOOD LIFEフェア 2023開催日時:2023年9月1日(金)~3日(日) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所:東京ビッグサイト 東2・3ホール 参加費:大人 前売り¥1,000/当日¥1,300※事前登録制 (招待コードをお持ちの方と、ビジネスでの来場は無料)高校生以下 無料 URL: https://goodlife-fair.jp/ Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary この投稿をInstagramで見る Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary(@hotstuff_slow)がシェアした投稿 スローミュージックで楽しむ大人のフェスが4年ぶりに大田区・池上で開催 都内を中心に開かれてきた大人のためのミニフェス「Slow LIVE」が、4年ぶりにホームグラウンドである池上本門寺に戻ってきます。出演アーティストは大橋トリオ、BEGIN、EGO-WRAPPIN'など、夏の終わりに聴きたいスローな音楽が目白押し。 一般席の他ベビーカー席、車いす席など多様なニーズにも対応しているので、どんな人でも楽しめること間違いなしです。美味しいフード販売や、エコなモノづくりのお店『Slow LIVE リメイク・マーケット』も見逃せないポイント。 歴史ある日蓮宗の大本山で、上質な音楽とともに大人の時間を過ごしてみては? Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary 開催日時:2023年9月1日(金) 17:30 開場 / 18:30開演、2日(土)3日(日)14:00 開場 / 15:00 開演 場所:東京 池上本門寺・野外ステージ(東京都大田区池上1-1-1)参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL:https://www.red-hot.ne.jp/slow/ NEW ENERGY TOKYO どっぷりとクリエイティブに浸れる祭典が再び! 展示会、マーケット、メディアを掛け合わせたクリエイションの祭典「NEW ENERGY TOKYO」。今回も新宿住友ビル三角広場に、ファッションやライフスタイル雑貨、エシカル商品、ビューティー、フード、アート等、ジャンルを超えて、様々な分野から約250組のブランドやアーティストが参加します。買い物に加えて、パフォーマンスやワークショップも充実! 垣根を超えて集結するクリエイティブの世界を堪能しに行こう! NEW ENERGY TOKYO(ニューエナジー トーキョー)開催日時:2023年9月7日(木)~10日(日) 9月7日(木)10:00 ~18:00(BUSINESS DAY)9月8日(金)10:00 ~17:00(BUSINESS DAY)17:00~20:00(ナイトマーケット)9月9日(土)11:00~18:00(MARKET DAY)9月10日(日)11:00~17:00(MARKET DAY)場所:新宿住友ビル三角広場 参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL: https://www.new-energy.ooo/ 大丸有SDGs映画祭2023 SDGs17の目標をひもとく映画祭が今年も開催 大手町・丸の内・有楽町の最初の文字を取ってつけられた「大丸有」。東京の中心地である大丸有がエリアを挙げてサステナビリティな都市づくりに取り組むなかで、シンボル的イベントとなっているのが、大丸有SDGs映画祭です。 名前の通り、SDGsに通じるテーマの映画作品を集めた本イベントは今回で4回目。9月4日~21日の会期中、大丸有エリアの5か所の会場で9作品が上映されます。9作品中8作品は、映画上映に加えてゲストによるトークイベントも開催。チケットは1上映ずつ購入可能なので、都合の良い時間を見つけて参加できます。 映画鑑賞を通して、サステナブルな世界を想像してみては? 大丸有SDGs映画祭2023 開催日時:2023年9月4日(月)~9月21日(木)場所:大丸有エリア内の全5か所のスペース 参加費:1,000円※障がい者手帳をお持ちの方は500円(付添の方も1名まで500円)URL: https://act-5.jp/act/2023film/ 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 遊びながら川を知る!子どもと参加したいリバークリーンイベント 豊かな自然に触れることで、子どもたちに自然と地域を愛する心を育んでもらうことを目的としたリバークリーンイベントが埼玉・秩父で開催されます。 「教育×遊び×地域」をテーマとした本イベントでは、長瀞町を流れる荒川でのラフティング体験やゴミ拾い、地元の竹林整備で発生した竹を活用した竹あかりのワークショップ、マルシェなど、大人と子どもが一緒に学び、楽しめる工夫が満載。 夏の暑さが少し和らぐ9月、親子そろって長瀞を楽しもう! 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 開催日時:2023年9月9日(土)10:30〜16:00 ※ 雨天決行 場所:長瀞渓谷バーベキュー(勉強屋) 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1502参加費:無料 ※要事前申し込み制 URL: 【リバークリーンイベント】明治安田生命とWITH RIVERがタイアップ! (with-river.com) 文化商店 未来の文化を売り買い!?ブランド体験イベントが原宿・WITH HARAJUKUにて初開催 サステナブルファッションやクラフト酒、アロマなど、衣・食・住・遊にまつわる26ブランドが原宿にやってきます。 他の展示会と少し違うところは、製品やサービスを“未来の文化”とし、ブランドのストーリーをじっくりと知ることができること。ブランドとの対話やワークショップを通じて“文化を知る・めぐる・買う”という3つの楽しみ方を提案しています。 未来に残したいブランドたちに会いに、原宿に行ってみよう! 文化商店@原宿・WITH HARAJUKU 開催日時:2023年9月16日(土)11:00〜19:00、9月17日(日)11:00〜18:00 場所:WITH HARAJUKU 3F HALL / LIFORK 参加費:無料 ※一部ワークショップは有料 URL: https://bunka-shoten.com/
自然の中に身を置くことは、様々な面から心身に良い影響があることがわかってきています。今回の記事では、思い立った時に日帰りで行ける関東の自然スポットをご紹介。ちょっと疲れているなと思ったとき、気持ちを切り替えたいときなどにぜひ訪れてみませんか。 自然、足りていますか? 仕事や家事、育児、プライベートの時間…日常生活の中で、自然に触れ合う機会はどのくらいあるでしょうか。 環境省の「データでみる国立公園の健康効果とは?」というサイトでは、森林浴によりがん細胞やウイルス細胞を攻撃するNK細胞が活性化すること、自然の中を20~30分歩くとストレスが軽減されること、森林の香りは副交感神経活動を上昇させることなど、自然がヒトにもたらす効果について公開しています。 心と体の健康を保つため、自然と触れ合うことは、私たち人間にとって欠かせないことなのです。 関東のおすすめ自然豊かなスポット4選 今回は、都内から日帰りで行ける自然たっぷりの場所をご紹介。気軽に行ける自然スポットで、心身ともに癒されてみませんか。 等々力渓谷 等々力(とどろき)渓谷は、東京都世田谷区にある自然公園内にあり、渋谷から電車に乗って約20分でアクセスできる都内で唯一の渓谷です。多摩川の支流・谷沢川によって形成された渓谷で、川沿いには約1kmの遊歩道があり、訪れる人々はその遊歩道を歩いて散策します。四季折々の表情を見ることができ、春には桜のトンネルでのお花見、夏には涼を求めて訪れる人が多いスポットです。 関連サイト:等々力渓谷公園 | 世田谷区ホームページ 水元公園 東京都葛飾区にある水元公園は、東京23区でも最大規模の公園で、広大な水域面積を持っているのが特徴です。桜やあやめなど様々な四季の植物が生息し、中でもメタセコイア並木は圧巻で、公園のシンボル的存在となっています。公園内では、水遊びやバーベキューが楽しめるのも魅力。子どもから大人まで、都内にいながら、思う存分自然を満喫できる貴重なスポットです。 関連サイト:水元公園|公園へ行こう! トトロの森 東京と埼玉にまたがる狭山丘陵とその周辺に点在するトトロの森。森は一か所ではなく、2022年5月時点で、59カ所あります。狭山丘陵は、映画「となりのトトロ」の舞台のモデルの一つになったといわれる場所。ひとつひとつの森は大きくはありませんが、映画の世界に入り込んだかのような自然豊かで、どこか懐かしい景色が広がります。公式サイトでは散歩プランや季節折々のイベント情報を掲載しているので、訪れる前にチェックするのがおすすめです。 関連サイト:トトロのふるさと基金 丹沢大山国定公園 丹沢大山(たんざわたいざん)国定公園は、神奈川県と山梨県にまたがる自然保護地域です。ブナやモミの原生林やカモシカなどの大型野生動物が生息する、関東では非常に貴重なエリアです。渓谷や滝も多いため空気が澄んでおり、夏の暑さから開放されたいという方には特におすすめ。森林セラピーとしておすすめされている滝を巡るコースなど、コースは複数あり、往復2時間~トレッキングを楽しむことができます。 関連サイト:丹沢大山国定公園・県立丹沢大山自然公園ビジターセンター 自然の中に身を置いて、心も身体も整えよう 今回は関東の日帰りできるおすすめ自然スポットを紹介しました。五感を使って自然に触れることは、都会ではなかなかできない体験です。今回ご紹介したスポットを、ぜひお出かけ先の候補に追加してみてはいかがでしょうか。
自治体をはじめ、大手のコンビニやスーパーで「フードドライブ」が積極的に行われるようになってきています。今回は食べ物を無駄にせず、必要としている人のもとに届けるフードドライブの概要と、寄付する際の注意点、おすすめの食材などをご紹介します。 フードドライブとは 出典:unsplash.com フードドライブとは、家庭で使いきれない食品を持ち寄り、フードバンク団体などを通して、生活困窮者の支援団体や、子ども食堂、福祉施設に寄付する取り組みのことです。 自治体の施設や、イベント会場、スーパーマーケット、コンビニ、学校などで行われることが多いフードドライブは、家庭の食品ロスを削減するだけでなく、支援が必要な人に食糧を行きわたらせるという目的のもと行われています。 フードドライブが行われている場所は? 出典:unsplash.com 地域や学校のイベントなど、不定期もしくは単発的に行われているフードドライブの他、常時食品を受け入れるフードドライブが増えてきています。ここでは、思い立ったときにすぐ、フードドライブに参加できる場所をご紹介します。 自治体 フードドライブに力を入れている自治体は、常時食品を回収してくれます。住んでいる自治体のサイト等でフードドライブ実施の情報を確認することができます。 スーパーマーケットやコンビニ、小売店など ・ファミリーマート…2023年8月14日時点で、全国47都道府県、2402店舗に回収ボックスを設置 ・イトーヨーカドー…2023年2月時点で75店舗に回収ボックスを設置 ・ユーコープ…2023年3月1日時点で、神奈川県の22店舗、静岡県の1店舗に回収ボックスを設置 ・無印良品…東京都内と神奈川県を中心に、名古屋市の店舗にも回収ボックスを設置 その他、全国各地のスーパーマーケットなどで常に回収ボックスを設けているところは多数あります。 フードバンク団体 食糧を必要としている人に届けるフードバンク団体は、個人からの寄付も受けつけています。団体へ送るか、直接持ち込むことができるところもあります。フードバンク団体のサイトから詳細を確認することができます。 寄付できないもの 買い物ついでに気軽に参加できるようになってきたフードドライブですが、いざ食べ物を持ち込もうと思ったときに注意したいのはどんなことでしょうか。持ち込み先の決まりを事前に確認することが必要ですが、一般的に受け取ってもらえない食材には、以下のようなものがあります。 ×生鮮食品や要冷蔵、要冷凍の食品一般的に保管場所等は、温度管理ができる環境ではないので、生ものは避けましょう。 ×開封された食品食品衛生の観点から、開封された食品は受け取ってもらえません。 ×賞味期限の記載のない食品(塩や砂糖以外)こちらも食品衛生の面から寄付は難しいでしょう。 ×賞味期限が1か月以内の食品必要としている人の手に届くまでには時間がかかるので、賞味期限1か月以内のものは避けましょう。場所によっては、2か月以内とルールが決められているところもあります。 ×アルコール飲まない人も多いため寄付には適しません。 寄付するのに適したもの 出典:unsplash.com それでは実際どのような食品がフードドライブに向いているのでしょうか。需要が高い食品を見ていきます。 〇米〇パスタやうどんなどの乾麺〇調味料〇缶詰〇インスタントやフリーズドライのお味噌汁〇レトルト食品〇カップ麺〇お菓子〇ジュースなどの飲料〇ベビーフード〇粉ミルク 上記のように主食となるもの、日持ちがするものなどが喜ばれるケースが多いようです。 フードドライブで助け合う社会の一員に 取り組みがさかんになってきているフードドライブは、持ち込む人がルールを守り、参加することが必要です。ただルールを理解すれば難しいことはなく、余剰な食品が有効活用されるという仕組みは、人が助け合って生きていく社会の実現にはなくてはならないものです。キッチンを片付けたときに出てきた食品があったら、ぜひフードドライブを考えてみてはいかがでしょうか?
捨てられるはずだったものを利用し、価値を付けることで、新しいものへと生まれ変わらせる「アップサイクル」。アップサイクルと聞くと雑貨などを連想する人も多いかも知れませんが、食の分野においてもさまざまなアップサイクルフードが登場しています。今回は、食べて飲んでおいしく、環境にも優しいアップサイクルフードのアイデアを集めました。 アップサイクルとは アップサイクルとは、本来捨てられるはずのものを加工し、価値を付けることで、新たな製品として生まれ変わらせる取り組みのこと。デザインやアイデア次第で、いまある資源を有効に活用し、製品のライフサイクルが延ばすことが期待できるアップサイクル。ゴミ削減やCO2削減の一環として、今まで光が当たってこなかった素材を製品化する取り組みが始まっています。 食品のアップサイクルのアイデア5選 今回は、食品のアップサイクルをチェック! お菓子からビールまで、アイデア満載です。 米ぬか→クッキー 米を精米するときに出る米ぬかは、捨てられてしまうか、ぬか床として再利用されるのが主流でしたが、最近ではぬか自体の食物繊維やミネラル、ビタミンといった高い栄養価が注目されています。近年は、基礎化粧品の材料として米ぬかを使う製品が出てきているほか、クッキーの材料としてアップサイクルされている例も。Any O'clockは、米ぬかとおからをアップサイクルしたヘルシークッキー。フレーバーも6種類と豊富で、パッケージもアーティスティックでキュート!リニューアルを経て、2023年8月28日に発売予定です。 カカオ豆の皮→レトルトカレー この投稿をInstagramで見る GOOD NATURE MARKET(@good_nature_market)がシェアした投稿 チョコレートを製造する際に出るカカオ豆の皮(カカオハスク)は、総量のおよそ30%にものぼり、そのほとんどが活用されてきませんでした。そこで、風味豊かなカカオ豆の特性を活かして作られたのが、レトルトカレーです。カカオ豆の皮のコクを生かしたGOOD NATURE MARKETのカカオカレーは、薬膳スパイスやビーフなどバラエティも豊富!具材の旨味が引き立つ、深い味わいに仕上がっています。 食パンのみみ→ビール この投稿をInstagramで見る upcycle beer(@upcycle_beer)がシェアした投稿 サンドイッチなどで発生する食パンの耳や、出荷の過程で廃棄されるパンはまだまだ美味しく食べられるもの。これまではラスクなどに再加工やしたり、飼料にすることが多かった食パンの耳などですが、なんと食パンからは、クラフトビールも作れてしまうんです!クラフトビール「upcycle(アップサイクル)」は、パン由来のスッキリした酸味と香ばしさも備わっていて、軽い口当たりとすっきりとした後味に仕上がっています。 放置竹林→メンマ この投稿をInstagramで見る Taro Ebara(江原 太郎)(@taroebara)がシェアした投稿 竹は樹木と比べて成長が早く、人の手によって整備をしないと、日光を遮り他の木々の成長を止めてしまいます。また地滑りなどの弊害も引き起こす可能性も。整備するにも、焼却する際に、CO2を排出してしまうのが大きな問題でした。そこで、竹の特性と処分する際のエネルギー削減を考えて作られたのが、メンマです。面積の80%が山林という自然豊かな宮崎県延岡市で生まれた「延岡メンマ」は、流通するメンマの1%にも満たないという超希少な国内産。味の妥協を一切せず、ご飯のおともやおつまみ、料理の材料としても最高の逸品です! 野菜の茎や皮→チップス この投稿をInstagramで見る Upcycle by Oisix / アップサイクルバイオイシックス(@upcyclebyoisix)がシェアした投稿 加工する際、野菜の茎や皮は、捨てられてしまうのが当たり前でしたが、破棄される部分を油で揚げてチップスにした商品が登場しています。オイシックスでは、ブロッコリーの茎や大根の皮など、これまで食べられるイメージがなかった野菜の部位をチップスとして製品化。これまで捨ててしまっていたのがもったいないと感じるほど、後を引くおいしさです。 アップサイクルフードはプレゼントにもおすすめ 今回は、食材をアップサイクルした食品の紹介をしました。「そんな使われ方があったんだ!」と思わず言いたくなるユニークなアイデアで、食べてみたいと思った方も多いのでは?洗練されたパッケージの商品も多いので、他の人と被らないプレゼントにもおすすめです!おしゃれに、そしておいしくアップサイクルフードを取り入れてみてくださいね。
withコロナの流れになり、旅行が自由になりつつある今、海外旅行を考えている方も多いのではないでしょうか。旅行にもサステナブルの風潮が広がり、今、世界では自然と共存しようと考えるエコホテルが続々と増えてきています。 今回は、一度は泊まってみたい、世界のフォトジェニックでエコな宿泊施設をご紹介します! エコホテルとは? 出典:pexels.com エコホテルは、自然環境に与える影響を最小限にとどめ、自然の素晴らしさを間近に感じながら宿泊できる宿泊施設のことです。 例えば、排水を考えた洗剤や石鹸などを使う、電力をホテル内で作る、野菜をホテル内の農園で栽培し提供する、ホテル内の家具に廃材を使う、エコツアーを実施するなど各ホテルは様々なアイデアで環境に寄り添う工夫を行っています。 世界の絶景エコホテル8選 サステナブル意識の高いヨーロッパやオーストラリアはもちろん、アジアや南米、アフリカにもあるエコホテル。それぞれが持つ地域の特徴を生かしたホテルは、泊まるだけで、旅行が何倍も楽しいものになること、間違いなしです! Yabbiekayu Eco-Bungalows / インドネシア この投稿をInstagramで見る Yabbiekayu Eco-Bungalows(@yabbiekayu)がシェアした投稿 インドネシア、テンビ村にあるYabbiekayu。部屋は、伝統的なジャワのチーク材を使用したバンガロータイプです。太陽光発電や水のリサイクル、バイオサイクルトイレの採用、オーガニックで無害なシャンプーと石鹸の提供など随所に環境への配慮が随所に見られます。バンガローの周りにある畑や田んぼで採れた農作物を使用したホールフードのレストランも好評。ヨガクラスや料理教室などのアクティビティも充実しています。 公式HP:https://www.yabbiekayu.com/ La Rocher Eco Retreat / オーストラリア この投稿をInstagramで見る La Rocher Eco Retreat(@larocherecoretreat)がシェアした投稿 オーストラリアの先住民アボリジニの聖地である、マウントワーニング。その壮大な景色を眺めることができるインフィニティープールがあるのが、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州にあるラ ロシェ・エコ・リトリートです。エネルギー効率の良いロッジ、食品廃棄物などのリサイクルプログラム、環境に配慮したアメニティなど、サステナブルな取り組みをどこまでも追及。名前の通り、自然の中に身を委ねたリトリートが叶います。 公式HP:https://larocher.com/ Playa Viva / メキシコ この投稿をInstagramで見る Playa Viva(@playaviva)がシェアした投稿 メキシコ、ゲレーロ州。人の手を極力入れていないプライベートビーチに位置するPlaya Vivaは、個性的なツリーハウスが魅力的なエコホテルです。エネルギーはすべて太陽から供給され、水は敷地内の井戸を利用するなど、サステナブルを超えて生態系の再生と繁栄を支援するシステムを構築しています。電力を使わず自給自足で生活する農園の家族を訪問する「シエラマウンテンツアー」や、「ウミガメの赤ちゃんの放流体験」など、ここでしか出来ない特別なアクティビティも見逃せない! 公式HP:https://www.playaviva.com/ KAN Tulum / メキシコ この投稿をInstagramで見る KAN Tulum(@kantulum)がシェアした投稿 メキシコのキンタナロー州にあるKAN Tulumの緑豊かなジャングルの中にあるホテル。ツリーハウスは、竹、石灰岩、持続可能な木材などすべて天然の素材からできたもの。最適な排水、在来植物による自然な植生の生育、戦略的な日よけを備えた美しい日差し、室内の周囲温度を低く保ちながらカビを減らす横風換気などのメリットから、ツリーハウスは平屋ではなく階層をつくっています。地元の食材を使用し、ユカタンの味と世界の料理を組み合わせたフュージョン料理も楽しめます。 公式HP:https://www.kantulum.com/ Mashpi Lodge / エクアドル この投稿をInstagramで見る Mashpi Lodge | Quito Rainforest Hotel(@mashpilodge)がシェアした投稿 400 種の鳥をはじめとした様々な動物や植物が生息するエクアドルのマシュピ自然保護区に佇むMashpi Lodge。ロッジが提案するオープンゴンドラでのジャングル探索や、動物が起きだす夜間のウォーキングに参加すれば、これまでに体験したことのない大冒険が待っています。ロッジは、周辺地域とロッジの従業員が企業の株主になるという革新的な取り組みを実施し、周囲の土地や野生生物についての知識を共有。自然の壮大さ、多様性の素晴らしさを学べる経験がここにあります。 公式HP:https://www.mashpilodge.com/ LA FORESTALE / イタリア この投稿をInstagramで見る La Forestale Ecolodge Furlo(@laforestalefurlo)がシェアした投稿 イタリア、マルケ州はアドリア海随一のビーチやアペニン山脈が織りなす絶景で有名な土地。その大自然に溶け込むように建っているのが、LA FORESTALEです。太陽光発電で電気をソーラーパネルで熱を作り出し、館内で使用するすべてのエネルギーを自給。断熱性・換気性に優れた外壁を採用し、省エネルギーを実現しています。見事に自然と調和した部屋はリラックスムード満載。イタリアのナチュラリストの間でも話題のホテルです! 公式HP:https://www.laforestale.it/ 関連記事:絶景に溶け込む体験。イタリアで人気のエコホテルが提案する新しい旅【現地レポート】 BELVEDERE GRINDELWALD / スイス この投稿をInstagramで見る Hotel Belvedere Grindelwald(@belvederegwald)がシェアした投稿 スイス・グリンデルヴァルドからは、ツリーハウスやバンガローではなく、旅慣れしていない人でも泊まりやすいホテルタイプのエコホテルをご紹介。名峰アイガーを望むBELVEDEREは、比較的大型のホテルでありながら、電力は水力発電、暖房はグリンデルワルトにある薪暖房プラントにより賄われており、いずれもCO2排出ゼロを達成しています。山を愛する人にはこの上ないロケーションで、通年ハイキングを楽しむことができ、冬場はウィンタースポーツの天国です! 公式HP:https://www.belvedere-grindelwald.ch/ja/ Bisate Lodge / ルワンダ この投稿をInstagramで見る Wilderness(@wearewilderness)がシェアした投稿 アフリカと言えば、ライオンやゾウ、キリン、サイなどの多様な野生動物と果てしなく広がるサバンナ。ルワンダは中でも野生のゴリラに出会えることで有名です。火山国立公園に位置し、サファリに最適なロケーションのBisate Lodgeは、個性的なフォルムのロッジからなる宿泊施設。森林を再生させるための植林、マウンテンゴリラの保護など、自然環境を守る活動を積極的に行っています。 公式HP:https://www.wildernessdestinations.com/africa/rwanda/volcanoes-national-park/bisate-lodge 自然を満喫しながら環境にやさしい旅へ 出典:pexels.com 一度は泊まってみたい世界のエコホテルをご紹介しました。世界的に、エネルギーや水に使用に関して環境配慮を行い、地元のコミュニティや文化を大切に引き継いでいる宿泊施設が増えてきています。また、自然の魅力をダイレクトに感じることのできる場所に泊まれば、自然と共に生きていることを改めて感じることができ、私たちの環境への意識も大きく変わることでしょう。
「サステナブル」や「SDGs」といったワードを聞くようになって久しいですが、一度傷ついてしまった豊かな地球環境を取り戻すためには、さらに踏み込んだアイデアが必要です。近年サステナブルの一歩先を行く概念として広がりつつある「リジェネラティブ」。その意味と事例を見ていきます。 リジェネラティブとは 出典:pexels.com リジェネラティブ(regenerative)とは、直訳すると「再生させる」という意味。自然環境と紐づけられることが多く、例えば農業や漁業においては、土壌や水質の改善を目指し、生物多様性を向上することによって、自然が持つ本来の力を取り戻し、環境を回復していこうとする考え方です。 サステナブルとの違い リジェネラティブに対して使われる言葉として、サステナブルがあります。持続可能な地球をつくっていこうという考え方ではリジェネラティブもサステナブルも重なる点は多いものの、サステナブルは直訳すると「維持できる」となり、現状維持のような、少々消極的な意味合いに受け取られることもあります。それに対し、積極的に自然環境を再生していこうというリジェネラティブの風潮が高まっています。 「リジェネラティブ」が活発な分野は? 出典:unsplash.com 自然を再生していこうとするリジェネラティブは、現在、農業や水産業で活発に取り入れられ始めています。 リジェネラティブ農業(環境再生型農業)の場合、有機肥料を使用したり、土を耕さない不耕起栽培を採用したりするケースが多く見られます。不耕起栽培は、土壌にCO2が貯留でき、土壌に生息する生物の多様性の向上が期待できます。リジェネラティブ水産業(環境再生型水産業)の場合は、ゴミ問題や地球温暖化などにより悪化する海洋環境を改善し、生物多様性を取り戻すような取り組みが行われています。 実際にどのような事例があるのか見ていきます。 リジェネラティブ農業(環境再生型農業) ① 米の栽培 ホテル事業などを手掛けるサン・クレアが注力しているのが、環境再生型農業です。農地があるのは、愛媛県松野町目黒。有機農法、自然栽培、自然農法など、自然にあらがうことのない米作りを模索し、試行錯誤を続けた結果、田んぼを耕さない農法(不耕起栽培)の米作りにたどり着きました。 森のミネラルをたっぷり含んだ目黒川の清流水を使用し、不耕起栽培でできるのは、“野生のお米”。一本一本、ひと粒ひと粒丁寧に刈り取った米は、ハザ掛け(稲木)に干すことで、ゆっくり自然乾燥されたハザ掛け米になります。 ② 栗の栽培 栗の生産量日本一の茨城県。中でも、茨城県の中部に位置する笠間市岩間地方は栗の生産が大変盛んな地域です。その岩間地区近隣において、栗の圃場(ほじょう)の管理・運営を行う会社、いわまの栗では、岩間地区の栗生産の落ち込みを補うため、また近隣で育まれた栗文化を継承していくために耕作放棄地、休耕地を改植。リジェネラティブな農地に作り替えていく取り組みを行なっています。 栗はもともと山に自生していた植物のため、果樹の中でも特に自然に近い状態で育てることが可能。いわまの栗では、できる限り自然を活かし、農薬はもちろん、肥料類も使わず、畑に生える草を活かした「自然草生栽培」を行っています。 リジェネラティブ水産業(環境再生型水産業) 今世界的に問題となっているのが、海藻が著しく減少する「磯焼け」です。海の多様な生物の産卵場所や住みかとなり、CO2を吸収し酸素を供給してくれる場所として、海だけでなく地球にとって海藻の存在は欠かせません。海藻が消失している表立った原因が特定されているわけではありませんが、水温の上昇や生活・工業排水の流入などが影響していると見られています。その中で、ウニが海藻を食べつくしてしまう「食害」も原因のひとつと考えられています。それでも、朝焼け海域に生息するウニは栄養不足で実が入っていない状態のため、食用には向かず、捨てられてきました。 岩手県の水産会社、北三陸ファクトリーでは、磯焼けを防ぐために駆除・廃棄されていた栄養不足の痩せたウニを採取して2カ月間養殖。その結果、実入りの良いウニにすることに成功しました。現在は、全国にそのノウハウを広めています。 さらには、未利用資源であるウニ殻を活用し「施肥ブロック」を製造し、海中に沈め藻場の再生活動を実施。施肥ブロックを用いることで海藻が繁茂することが確認できています。 磯焼けの問題を解決しつつ、ウニという資源を最大限活用し、かつ藻場を再生させる先進的な取り組みとなっています。 リジェネラティブは、様々な産業・分野へ 出典:unsplash.com リジェネラティブな水産業や農業の大きな目的は、自然の回復力と生産を両立することです。その目的に加え、失われつつある日本の農業・水産業や地方を活気づけるために取り入れている場合も多く見受けられます。 今後、第一次産業だけでなく、他の産業にも広がっていくことが見込まれるリジェネラティブという概念。地球環境を守っていくために、それぞれの分野で、サステナブルのその先の積極的な取り組みが求められています。
本格的な夏が到来! 夏休みのイベントやお出かけ先を探している方も多いのではないでしょうか。関東近郊では、8月も見逃せないエシカルなイベントが目白押し! 「次の週末はどこへ行こうかな?」そんなときに、ぜひ参考にしてみてくださいね。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 SmileFemFes@二子玉川ライズ ガレリア カラダとココロをヘルシー&ビューティーにする2日間! 二子玉川ライズにて、健康と美をテーマにした”Smile Fem Fes”が開催予定。イベントでは、カラダ、食、癒しに関連するブースが設けられ、フェムケアアイテムや、エシカルコスメ、無添加スイーツなど、こだわりを持つブランドが集結します。 お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーさんによる「なりたい自分になるためのヒント!」をテーマにしたトークショーや、SHELLYさんと産婦人科医・高橋幸子先生と一緒に、親子でカラダケアについて学べるトークショーも必見です。他にも、ママ向けのヨガ講座や、家族で楽しめるシールラリーなどの体験イベントが盛りだくさん。イベントに参加し、自分のカラダや心に目を向けてみませんか。 SmileFemFes@二子玉川ライズ ガレリア開催日時:2023年8月5日(土)、 6日(日)11:00~17:00場所:二子玉川ライズ ガレリア ※雨天決行参加費:無料 URL: https://lyset.jp/smile-fem-fes 【祝GSFF10周年】第162回 銀座ソーシャル映画祭 x cinemo by ユナイテッドピープル 考えるきっかけをつくる市民上映会「銀座ソーシャル映画祭」が10周年イベント 2013年にスタートした社会派ドキュメンタリー映画の市民上映会「銀座ソーシャル映画祭」。 記念すべき10周年を迎える8月は、軍隊を廃止し、軍事予算を社会福祉に充てることで、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカに迫った「コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~」を上映します。上映後は、ドキュメンタリー映画の配給会社、cinemoを運営するユナイテッドピープルの関根健次さんによるトークや、交流会を予定。 世界の今を覗きに、会場に足を運んでみては? 【祝GSFF10周年】第162回 銀座ソーシャル映画祭 x cinemo by ユナイテッドピープル開催日時:2023年8月26日(土)11:00~ 場所:中越パルプ工業株式会社 東京都千代田区内幸町1-3-2 内幸町東急ビル8階 参加費:2,000円(ユナイテッドピープルワインまたはso good coffee付き) URL:https://www.gsff.jp お申込み:https://gsff162.peatix.com/ ●actcoinから参加申込みをすると、コインが獲得できます。 https://actcoin.jp/event/detail.php?id=3979 ※actcoinはソーシャルアクションによってコインが貯まるweb・アプリサービスです( 登録・利用無料) 上大岡フェスティバル2023『夏休みSDGsフェア』 デパートの裏側を見れるチャンス!子どもが楽しいワークショップも充実 7月20日から京急百貨店全館にて開催中の、上大岡フェスティバル2023。そのイベントの一環として、8月4日(金)~6日(日)の3日間は、子どもが参加できるSDGsフェアが行われます。 普段は見ることのできないデパートのゴミ処理や防災の裏側を見るツアーや、三浦の間伐材を使用したコースター作り、縁日のように楽しみながら行える分別ゲーム、竹を使ったランタン作り、みつろうのエコラップ作りなど魅力的な体験ラインナップが予定されています。 この夏休みは、親子でSDGsについて楽しみながら学んでみませんか。 上大岡フェスティバル2023『夏休みSDGsフェア』開催日時:2023年8月4日(金)~6日(日)場所:京急百貨店 7階催事場 参加費:プログラムにより有料。詳しくは下記リンク先をご確認ください。 URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000016556.html 水素エネルギー体験型イベント 未来のSDGsエンジニア‐水素社会たいけんプログラム 実験やゲームなどの体験プログラムで水素社会を体験しよう! 水素博物館「東京スイソミル」では、脱炭素社会実現のために普及が期待される水素のことをイチから学ぶことができます。 夏休みにはイベントタイトルの通り「未来のSDGsエンジニア」である子どもたちに向けて特別実験教室、VRゲーム、燃料電池バスやEV車の乗車体験など盛りだくさんのプログラムが予定されています。 親子で実際に水素社会を体験し、エネルギーへの理解を深めるきっかけにしてみませんか。 水素エネルギー体験型イベント 未来のSDGsエンジニア‐水素社会たいけんプログラム開催日時:2023年8月5日(土)、6日(日) 10:00~17:00 ※最終入場16:30 場所:水素情報館東京スイソミル 参加費:無料 URL: https://www.tokyo-suisomiru.jp/news/page184/ Ethical &SEA Presents 【ウミイロ日和】かわさきSDGsワークショップ この投稿をInstagramで見る upcycle project つなぐ【ウミイロ日和】(@umiirobiyori.tsunagu)がシェアした投稿 「大人の自由時間」と「子どもの自由研究」になるワークショップイベント エシカルなセレクトショップ「エシカルシー」と、廃材を利用したワークショップなどを行う「Upcycle Project つなぐ」がタッグを組み、アトレ川崎でイベントを開催。 開催期間中は、日替わりで出店者が変わります。流木とシーグラスのタペストリーづくりなどのワークショップは、お子さんの夏休みの工作にもうってつけ! もちろん子どもだけでなく、大人の参加も可能です。発想豊かに、SDGsなワークショップを楽しんでみては? Ethical &SEA Presents 【ウミイロ日和】かわさきSDGsワークショップ開催日時:2023年8月19日(土)、20日(日)10:00~17:00場所:アトレ川崎 ツバキひろば参加費:入場無料 ※ワークショップは要確認URL:https://www.instagram.com/p/CvG0V0nPyrc/ サマービーガンスパイス料理教室@アリサンパーク オーガニック・ベジタリアンブランドのアリサンが、代々木公園近くのアリサンパークにて、五感で楽しむオールビーガンのお料理教室を開催します。 春に続いて3回目の開催となるイベント。“Spice up your life!!人生にもっと味わいを。”というテーマのもと、当日はプロのレクチャーを受けながらビーガングルメを作ります。 気になるメニューは、「ジャックフルーツとカシューナッツのカレー」や「きゅうりとパイナップルのココナッツサラダ」など、夏にぴったりのラインナップ。みんなでランチタイムを過ごした後はカフェでも人気のオリジナルチャイの美味しい淹れ方を伝授してもらえます! ビーガングルメが気になっているけど自分で手作りすることはハードルが高く感じる人や、お料理初心者も、楽しく手ほどきを受けながらビーガンの世界に参加してみませんか。 サマービーガンスパイス料理教室開催日時:2023年8月6日(土)、7日(月)11:00~14:00場所:アリサンパーク 東京都渋谷区代々木5-63-12参加費:6,600円URL: https://alishan-organics.com/blog/alishan-park/2023/04/27/6908/
いつもとちょっと違った旅行がしたい、旅行を思いっきり満喫したい…そんな方にこの夏おすすめしたいのが、エコツーリズムです。旅行先の文化や自然に触れながら、人も環境も持続可能な方法で旅を楽しむエコツーリズム。日本各地では、その土地ならではの取り組みがスタートしています! エコツーリズムとは? 出典:pixabay.com エコツーリズムとは、英語の「Ecology(生態系)」と「Tourism(旅行)」の2語をかけ合わせた造語。旅行先の自然環境・歴史・文化などを理解し、環境保全や地域の人と観光の共存を目指した持続可能な旅行のことです。 エコツーリズムは、特定の観光地に人が溢れて渋滞や混雑を引き起こすことで地域住民の生活の質を低下させ、時には自然や生態系を傷つけてしまうマスツーリズムやオーバーツーリズムと対極的な意味を持ちます。 旅行者側も、地元ガイドや住民とのコミュニケーションを楽しみ、知識や経験を得ることで、よりその地域を楽しむことができます。エコツーリズムは、新しい旅行の在り方なのです。 おすすめの国内エコツーリズム5選 世界でもオーストラリアや北欧などエコツーリズムを打ち出す国は増えてきており、日本でもその土地でしかできない体験ができる場所が増えてきています。 岩手県釜石市 出典:photo-ac.com 東日本大震災で津波の大きな被害を受けた岩手県釜石市。2021年、津波で廃船となってしまった「観光船はまゆり」を引き継ぎ、釜石湾を一周する「漁船クルーズ」がスタートしました。漁船クルーズは、名前の通り漁船を利用し、ガイドは漁師が行います。漁業について知るきっかけになり、案内する方も自らの仕事を見つめ直すきっかけになっているそう。 また、釜石市は岩手大学と海洋プラスチックゴミ対策を進め、実際に漁船クルーズを利用した観光客に海水を採ってもらい、顕微鏡で海中のマイクロプラスチックを顕微鏡で直接確認することで、環境の変化や要因を学ぶプログラムを開発しています。このような海洋汚染への取り組みが評価され、2018年から5年連続で「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選ばれています。釜石市では、他にも魚や海藻類の収穫から出荷までを体験できる場所もあり、海を感じながら旅行をしたい人にはぴったりの旅先です。 参考:釜石市の「世界の持続可能な観光地TOP100選」5年連続選出及びグリーン・デスティネーション・アワード「シルバー賞」受賞について(報告)|釜石市 神奈川県三浦市 出典:photo-ac.com 神奈川県三浦市では、市がエコツーリズムの推進をしています。豊かな自然環境という土地柄、農業や漁業の体験プログラムが充実しています。その中でも注目したいのが、源流から湾まで、河川流域全体において自然がそのまま残されている小網代(こあじろ)の森です。アカテガニなど希少種を含む約2,000種の生き物たちの多様な生態系があり、ゆっくりと散策を楽しむことができる、首都圏では大変貴重なエリアです。この森は、神奈川県・三浦市・公益財団法人かながわトラストみどり財団・NPO法人小網代の森野外活動調整会議等が連携して保全活動を行っています。動植物の採取が禁止されているなど、生態系を守るためのルールが定められているので、事前に確認しましょう。 参考:小網代の森について|神奈川県ホームページ 第3章 三浦市のみどりづくり施策|三浦市 岐阜県下呂市 出典:photo-ac.com 全国でも有数な温泉街として知られる岐阜県下呂市。御嶽山や飛騨川・馬瀬川など豊かな自然と、神社仏閣やお祭り、伝統芸能などの歴史・文化が、地域の人によって受け継がれています。下呂市では現在、温泉を楽しみながら地元の文化や自然にも目を向けてもらおうと、エコツアーの開催やエコツアーのガイドの育成に力を入れています。森林が多い下呂市では森林保全活動にも力を入れており、2022年に「Present Tree(プレゼントツリー) in 下呂」というプロジェクトをスタートしました。このプロジェクトでは、人工林の跡地に地元で育った広葉樹を植え、天然生林をつくります。広葉樹の植樹によって生き物たちが再び戻れるような森を作っています。 参考:下呂市の自然とあそぼう!~下呂市エコツーリズム~|下呂市ホームページ 兵庫県豊岡市 兵庫県の北部、但馬地方にあり、日本海に面した豊岡市は、日本で最後のコウノトリの生息地として知られています。半世紀以上にわたり、地域をあげて自然再生を目指し、コウノトリの命をつなげる活動が行われており、今では300羽以上のコウノトリが生息。これまでJTBと連携し、コウノトリが生息する湿地の環境保全活動に参加するといったユニークなコウノトリツーリズムを展開してきました。 他にも市内では自転車移動ができるよう電動自転車スポットを設けており、CO2削減にも力を入れています。 参考:コウノトリと共に生きる 豊岡の挑戦|環境庁 福岡県糸島市 福岡市の市街地から約40分の糸島市は、青い海と白い砂浜が映えるフォトジェニックな場所として人気が出ています。糸島市では、過剰に観光客が増えるオーバーツーリズムにより自然破壊を引き起こさず、次世代に糸島の魅力を引き継ぐため、一般社団法人糸島半島エコツーリズム協会を立ち上がりました。アウトドアの体験クラブ「イトリト」では、スポーツサイクルの歩行性能と電動自転車のアシスト機能を兼ねた自転車E-BIKEで海岸線や山道を走るサイクリングや、海岸でヨガなどのエクササイズなど、糸島の人が大切に受け継いできた自然を満喫できるプランを提案しています。 参考:糸島半島をE-BIKEで走ろう!|糸島市 エコツーリズムで忘れられない思い出を! 出典:pexels.com エコツーリズムは地域の文化や歴史に触れることで、自然と人、旅行の在り方を考えるきっかけになります。また、現地の人や大自然との出会いは、旅行をずっと豊かなものにしてくれるでしょう。コロナ対策が緩和された今、旅行を検討する方もいることでしょう。旅行先を考えるなら、今までとは一味違う旅、エコツーリズムを楽しんでみては。
地球規模で社会問題が頻出し、持続可能な社会づくりが急ピッチで進められる今。カタカナで“サステナブル”と聞くと、新しいことばのように感じますが、実は自然との共存や、歴史・文化の継承、人との関わりを大切にする考え方は、古くから日本の地方に根差しています。今回は、新潟県・佐渡市にフィーチャー。先人が守ってきた里山と海、文化を受け継ぐ佐渡の魅力を深掘りします! SDGsがはじまる前から自然・歴史・文化を尊重してきた島、佐渡 日本海に浮かぶ、人口約5万人の島、佐渡市。佐渡と聞くと、まず思い浮かぶのは“トキ”と、“佐渡金山”という方は少なくないでしょう。佐渡では、サステナブルやSDGsといったワードが広がる前から、独自の方法で、トキの保護とそれに伴う環境保全や、佐渡金山の歴史遺産の保護、まつりや伝統文化などの継承に、地域一丸となって取り組んできており、国から2022年に「SDGs未来都市」の選定を受け、2023年にはSDGs未来都市の中で特に優れた先導的な取組として「自治体SDGsモデル事業」に選定されています。 佐渡ではSDGs 17の目標に、「佐渡独自の自然・歴史・文化の継承」という独自の目標を加えた18の目標を設定。経済活動と環境保護の両立を礎とした豊かな社会づくりに向けて、新たな挑戦が始まっています。 今回は、今こそ知りたい“これまでの佐渡”と、“新しい佐渡”を5つの視点からお届します! 佐渡を知る5つのコト トキと人が安心して暮らせる空気と土 佐渡のシンボルといえば天然記念物のトキ。一度は絶滅したトキですが、人工繁殖と飼育に取組み、今日では自然界に500羽を超えるトキが生息するまでに至っています。佐渡では「トキの森公園」などの施設でトキの生態を見ることができる他、大空を舞う野生のトキに出会えるチャンスも…! トキの野生復帰の大きなカギとなったのは、島全体で推し進めた環境の再生でした。農薬や化学肥料をできるだけ使わないなど、生きものを育む農法に取組み、2011年には世界農業遺産(GIAHS)に認定され、今、世界に誇れる自然共生のモデルを築き上げています。 先人たちが残してきた歴史ロマンあふれる佐渡金銀山 広大な自然に溶け込むように形を残し、訪れる人を圧倒させる佐渡金銀山。江戸時代初期に鉱山開発がはじまり、平成元年に休山するまでの約400年以上もの長い歴史を持ち、日本の経済発展に大きく貢献してきた世界に誇る金銀山です。 坑道や採掘場所など、遺跡の良好な保存状態は、世界を見ても大変貴重であることから、世界遺産への登録を目指しています。 持続可能な観光を実現する、宿根木(しゅくねぎ) 島内には明治時代にタイムスリップしたような街並みが残る地区があります。佐渡の最南端にある宿根木は、江戸から明治にかけて廻船業で栄えた集落。佐渡観光には欠かせない街でありながら、新たな開発・整備を行っていないため、ありのままの趣ある雰囲気を楽しめます。 過剰な観光開発をしないことは、オーバーツーリズムを回避し、現在も地区に住む住民や景観を保護することにも繋がります。さらに移動手段には、バスや車ではなく、自転車で回ることを推奨し、観光と自然、地元住民の三方にとって、持続可能である旅行の在り方を示しています。 佐渡の豊かな食を伝える地産地消の飲食店 佐渡の魅力は、歴史や景色にとどまりません。海に囲まれ、山もある佐渡は、お米、魚、野菜、フルーツなど、何を食べても本当に美味しい、豊かな食材の宝庫! 島内には、地産地消や海洋保護、規格外農産物の使用など、「エシカルな消費」を意識した以下のような飲食店が増えています。 生産者の顔が見えるジェラート専門店 Mattelato(マッテラート) Mattelatoは、観光客だけでなく、地元の子どもたちからも支持を集めるジェラート専門店。島内のイチゴ農園で収穫されたイチゴや、新潟のブランド柿である“おけさ柿”、ネクタリンなどその時期の旬なフルーツを使ったジェラートは、農園で食べるフルーツに負けないほどのフレッシュさ! 佐渡産の牛乳やハチミツなどのフレーバーも人気で、ジェラートを通して、佐渡の多様な食文化を体験することができます。 「良質な土壌で作られる、生産者のこだわりが詰まった佐渡の食材をもっと知ってほしい」との思いが込められたジェラートは、佐渡に行ったら必ず食べたい逸品です。 公式HP:https://mattelato.com/ サステナブルな食に挑戦する絶景レストラン しまふうみ 真野湾を一望できる海沿いの高台に位置し、佐渡の自然をダイレクトに感じることのできるレストラン、しまふうみ。シーズンによって内容が変わる、名物の“佐渡ジオパークプレート”は、地元で採れる旬の農産物や水産物をふんだんに使い、佐渡の豊かな食を一皿に表現しています。 しまふうみは、新潟県で初めて「ブルーシーフードパートナー」の認証を取得。サステナブルなシーフードを優先的に調達し、海洋保護に積極的な飲食店として水産物の提供を行っています。また、地域の恵みを最大限に生かすため、地元農家の規格外野菜や果物を積極的に取り入れ、ジャムや出汁として余すことなく使うなどの工夫も。 最近では、地元の高校で収穫された金時芋をメニューとして採用。佐渡の食の持続可能性を高めるため、地元の人たちとの関わりを大切に、日々新しいアイデアを生み出しています。 公式HP:https://www.primosado.jp/shimafumi/ 次世代を担う子どもたちへの食育 食育が注目される中、佐渡では、学校や保育園の給食に無農薬・無化学肥料で栽培された地元産のお米を提供する取り組みが始まっています。 地域で採れた食材を口にすることは、次世代を担う子どもたちが自分の住む地域について深く知りたいと思うきっかけに。また、地元の農家が給食を通して子どもたちの成長を支えることで、地域の繋がりがより強くなることが期待されます。 本当の豊かさを求めて佐渡へ SDGs未来都市として、さらに持続可能な社会へと歩みを加速させる佐渡。海や山、文化をゆっくり堪能できる旅行先として選ばれているのに加え、移住に伴う支援制度を設けるなど、移住者を受け入れる体制も充実しています。先人が守ってきた豊かな自然・歴史・文化を礎に、新しい動きを見せる佐渡へ、豊かさのヒントを探しに訪れてみては。 取材協力:佐渡市
私たちを取り巻く多くの社会問題に対し、もっと気軽に楽しく個人で行動を起こせる方法があります。スマートフォンアプリのactcoin(アクトコイン)は、社会で起こっている問題について知ることや、それに対して行動したことが価値になり、アクトコイン(以下コイン)が貯まっていくスマートフォンアプリです。 今回は筆者が実際にactcoinを使用し、サービスの使い方を詳しくお伝えします。 actcoin とは? actcoinは、人や社会、環境などに良い影響を与える「ソーシャルアクション」を定量化・可視化することができるアプリ・webサービスです。 actcoinでアクションを実行すると行動履歴がアプリ内に残り、アクションに対してサービス独自のコインが発行されることで、自身が行ったアクションが目に見えるようになります。ソーシャルアクションは多様で、毎日の生活の中で社会や環境に良い行動すること、社会問題を投稿することや読んで知ること、団体や企業のイベントに参加することなど、自分ができることから始めることができます。情報の交換やイベントなどを通して、個人や団体をつなぐプラットフォームとしての役割も担います。 ダウンロードして登録からスタート! それでは早速使ってみましょう! まずはactcoinのアプリをダウンロードします。 アプリを開いたら、表示名や生まれ年、職業など自身の基本的なプロフィールの設定からスタート。登録はさくさく進められます。途中、「あなたの関心のあるSDGs目標アイコンを選択する」という項目があるので、SDGsの17の目標から最大4つまで関心のあるものを選びます。 他ユーザーからも自身が登録したSDGs目標が見える仕様になっており、オンライン上で同じ興味・関心を持った人とのつながりを生み出す仕掛けとなっているようです。 コインの集め方は主に4つ 利用登録が終わったので、実際にサービスを利用し、actcoinの肝とも言える「コイン」を集めてみます。 actcoinでは、主に4つのアクションからコインを集めることができます。 ひとつひとつ詳しく見てみましょう。 今日一日できそうな行動を選ぶ「デイリーアクション」 日々の社会貢献行動を設定するのが、「デイリーアクション」と題される機能です。アプリの下部にあるメニューの「習慣」から見ることができます。 SDGs目標別にカテゴライズされた具体的なアクションの中から、「今日わたしはこのアクションを行います!」という項目を選びます。 選べるアクションは200近いので、ほんの一例ですが、食品ロスを減らすために「調理や注文は食べきれる量にした」、気候変動解決に向けて「車よりも徒歩や自転車、公共の交通機関を使った」など、簡単にできるものばかり。5個から最大17個まで選ぶことができました。 デイリーアクションはどれも取り入れやすいものばかり この日は外出する予定があったため、「作った飲料をマイボトルで持ち歩いた」や「トイレの水を流すときには強弱を使い分けた」など5つのアクションを選択してみました。 目標の設定が終わると、一覧で表示されるので外出先でも内容を確認することが可能です。一日の終わりには、達成できたアクションにチェックを入れて「報告する」をクリックします。 この日は5つのアクションを設定。パーフェクトで達成できました アクションの数に関わらず、1回の報告につき、500コインを獲得することができます。 上記の画面が表示されれば、コインの受け取り完了となります。 いつも当たり前に行っている行動であっても、自分で宣言・報告することで小さな楽しみへと気持ちが変化していることに気がつきました。 大げさにではなく、コツコツと日々コインを貯めたい人には一番おすすめの方法です。 社会課題について知る 世にある多くの社会課題について情報を交換できる場が「タイムライン」です。アプリ下部の「投稿」を押すと見ることができます。 このタイムラインでは、ユーザーによってシェアされた社会問題に関する投稿を閲覧するだけでなく、自ら投稿することもできます。ニュースや記事など読み物の他、イベント情報も掲載されています。 筆者が開いたときは、自分の誕生日や記念日などに行う寄付活動「バースデードネーション」についてのイベント情報やJICAが主催するSDGsの期間限定イベントの紹介などがありました。アクションの共有やニュースの項目などがある中で気に入ったのは、「アイテム」のタブ。ユーザーのファッション、食、書籍などに関するセレクトや口コミを見ることができる場所です。 このセクションは、ブランドについてリアルな声を見ることができるので、かなり参考になります。 SNSや掲示板サイトを見る感覚でサクサクと読み進めることができるので、通勤時間やお昼休憩などにぴったりです。 イベントに参加する ご紹介した2つ以外にも、「イベントに参加する」というカテゴリもあります。アプリ内の「参加」メニューを押すと、これから行われるイベントが載っており、カテゴリを絞りイベントを検索できるようになっています。 イベントは大きく分けて、1日限定で開催する「日時指定イベント」と一定期間開催される「期間指定イベント」の二種類。オフラインだけでなく、オンラインイベントも多数あるので、気軽に参加できそうです。 イベントごとに関連するSDGs目標アイコンが記載されているので、まずは自分の関心のある目標から探してみるのが良さそうです! 寄付をする 最後に、actcoinが選んだ信頼できる団体に、社会問題解決につながる寄付を行うことができます。 アプリ一番右の「メニュー」より「寄付先」をタップすると、寄付を受け付けている団体の一覧を見ることができます。(2023年7月現在、メンテナンス中のため寄付をするリンクに飛べるのは2団体) 善意で寄付したつもりが、思っていたものとは異なる目的に使用されてしまうことは残念ながら多々あること。そのためこのように、第三者が信用できる寄付先を教えてくれる仕組みは嬉しいです。 寄付した際の領収書の画像をアップロードして申請を行うと、寄付額と同等のコインを受け取れるので、それも画期的です。 コインの集め方まとめ 最後にactcoinでコインを集める方法をおさらいしましょう! コインを集める方法は、 ・デイリーアクションを行う・タイムラインへの投稿・閲覧・オンラインやリアルイベントへの参加・寄付をする の4つです。 自分に合った方法を見つけ、うまく組み合わせて楽しみながらコインを貯めるのが、長く続けられるポイントになりそうです。 貯まったコインはどうする? アクションを通して集めたコインは、どのように利用することができるのでしょうか?2023年7月時点では、実際のお金のように常時コインを使える機能は実装していませんが、不定期でコインを貯めたユーザーへの特典キャンペーンを行っています。 2023年7月現在は、以下のキャンペーンを行っています。 100万コイン達成記念!ミュージカル公演無料招待キャンペーン 100人の一般の市民が100日で作り上げるミュージカル「コモンビート」の公演にactcoinユーザー10組20名を無料招待。 応募期間:2023年7月6日(木)~2023年7月25日(火) 詳細:https://sa-foundation.or.jp/project/campaign/2 actcoin を使ってみたリアルな感想 出典:pexels.com actcoinの使用を通して分かったメリットやリアルな感想をまとめてみました。 ・コインがもらえるので、ゲーム感覚で楽しく続けることができる・行動が目に見える形になることでやりがいやモチベーションアップにつながる・行動を呼びかけたいとき、アプリ画面があることでSNSなどにシェアしやすい・情報がまとまっていて見やすいので、忙しくてもすきま時間にのぞける 今回は筆者ひとりで使用しましたが、家族や友人を招待して一緒にデイリーアクションをシェアする、イベントに参加し同じ分野に興味のある人と交流をするなどソーシャルアクションの輪を広げていくのも、楽しく続ける秘訣になりそうです。 筆者も、アクションを起こすユーザーの一員として今後も利用をしていこうと思います。 actcoin公式HP https://actcoin.jp/
蚤の市(のみのいち)とは、古着やアンティークの雑貨などが集まる、いわばフリーマーケットのこと。ヨーロッパの都市では、週末に開かれることが多く、特に19世紀からフランス・パリで続く蚤の市は世界的に有名です。 また、持続可能な社会が求められ、物を大切にしていこうという風潮の中、再注目されている催しでもあります。 今回は、2023年6月に国営昭和記念公園で開かれた第19回東京蚤の市に潜入。広大な土地で開かれる国内でも有数の蚤の市は、実際にどんな雰囲気なのか、どんなものが売られているのかレポートします。 定期的に開催しているので、行こうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。 まるでテーマパークのような会場 午前11時半前、入口のゲートをくぐり抜けて右奥のテントにてチケット交換を行い、散策をスタート。チケットは前売りと当日販売があります。前売りチケットを入手していたことで、人手が多い中でもスムーズに入場することができました。 訪問した日は天気にも恵まれ、蚤の市にぴったりの日曜日。エリアによっては人が多く、移動するだけでやっとといった所もありました。 会場は大きく8つのエリアに分類されており、音楽ライブを行うステージなどイベントスペースも点在。ヨーロッパの蚤の市よりもイベント要素が強く、まるでテーマパークのようです。 出典: 会場マップ | 第19回東京蚤の市 (tokyonominoichi.com) お昼ご飯を食べようと待っている間、同じ売店の行列に並んでいた女性は、前日も来たのだけれどすべての出店をじっくりと見ることができなかったので、今日は二日目の参加とのこと。広大で出店数もかなり多いため、確かに、一日ですべてを見るのは難しいかも知れません。 食器から、アクセサリーまでアンティークアイテムが充実 古道具を扱う複数エリアでよく目に入ったのが、アンティークのグラスやヨーロッパ製のティーセットをはじめとする食器類です。食器としてはもちろん、花瓶や小物入れとしても使えそうなものもありました。 価格帯は1,000円以下のものから中には1万円以上するものまで様々。一点モノの器やコップは、食器好きにはたまらないですね。 工夫次第で何にでも使えそうなガラス類 日本ではあまり見かけないようなデザインも たくさんの食器の中から運命の出会いがあるかも…? 個性豊かなアクセサリーや雑貨も豊富 乙女心をくすぐるようなアンティークのアクセサリーにも出会いました。個性があって、ファッションのポイントになってくれそうなアイテムが並びます。 子どもだけでなく、つい大人も欲しくなるようなぬいぐるみも発見。状態が良いので、プレゼントにも良いかも。 こちらのお店は、レースや、布類が売られていました。ハンドメイド好きな筆者は、何に使おうかな?」と想像するだけでワクワクします! 廃材を一輪挿しにリメイクした商品も人気を集めていました。1点ものの一輪挿しはそれぞれ個性があり、みなさんひとつひとつ吟味しています。 蚤の市定番の紙モノや絵本、家具類も 多くのエリアで紙を取り扱うお店を多く見かけました。 この植物の絵は、百年前ほど前の物もあるそう 本を取り扱うお店では、絵本が圧倒的に多く、ノスタルジックな海外の絵本に大人も子どもも見入っていました。インテリアとしても良さそうです。 もちろん家具もあります。大きなものであっても配送受付ブースが設置されているため、持ち帰りの心配をする必要もありません。 家の中に一つあるだけで部屋の雰囲気をおしゃれにしてくれそうなコート掛けや、アンティークの椅子に目がないという方も多いのではないでしょうか。 壁に取り付けるタイプのコート掛けと子物置き 大型家具も配送できて安心 インテリアの中でも、特に注目を集めていたものは…? 一度進路を進むと、後ろには戻ることが難しいほどの場所もありました。その中でも、人だかりができる場所を発見し、近づいてみると…… 正体は、シート一面に並べられた木彫りの熊でした。木彫りの熊は、店主自ら国内各地から収集したものだそうです。「一律2,500円」という価格がお値打ちなのかどうかについては馴染みのない品のため判断が難しい! おそらく見る方が見れば正しい価値が分かるのでしょう。直観でお気に入りを見つけるのも楽しそうです。ちなみに隣のシートにはお面タイプの熊もありました。 同じお店には、ひとつひとつ手に取って見たくなるような魅惑的な古道具の世界が広がります。 昭和レトロなおもちゃも充実しており、子どもたちの興味をひいていました。 中身がわからないからワクワク!「物々交換の本棚」 今回初めて蚤の市に参加するにあたり、事前に公式HPをチェックしていると、「物々交換の本棚」のページを発見。参加者は、表紙が見えないようにラッピングし、本を受け取る人へのメッセージ添えた本を1冊持ち寄り、会場に置かれた本1冊を持ち帰ることができる企画です。 ぜひ参加してみよう!ということで、筆者も読み終えたおすすめの本を用意しました。 持ち帰ったのは、「青春、なのだろうか、たぶん、そうだろう。」と添えられた一冊。中から出てきた本は高野悦子さん著、「二十歳の原点」で、学生運動に傾倒した二十歳の女子大生のエピソードが綴られている内容でした。 自分ではセレクトしない本と出会うことができて、資源も無駄にしない「物々交換の本棚」。東京蚤の市に参加する際は、本を持参して循環の輪に加わってみるのをおすすめします! 【番外編】筆者のお買い物記録 今回の蚤の市で、筆者が我が家にお迎えすることした、リアルな購入品を紹介します。 まずは紫色のガラス小皿。それからレトロなひまわりが描かれたグラスです。お店の方いわく、60年代頃の品だそう。確かに祖父母の自宅にあった食器をどことなく思わせます。新しい出会いであるはずなのに、なつかしく温かい気持ちにさせてくれるのも、蚤の市の特徴かもしれません。 蚤の市は、ときめきと出会える場所だった! ありとあらゆる雑貨が一つの会場に集結した、東京蚤の市。普段の生活にはない出会いに、常にワクワクが止まりませんでした。 量産される既製品を何も考えることなく使い捨ててしまうことも多い現代。そんな中、ここでしか出会うことのできない一期一会の出会いに期待しながら、古いモノを大切にする気持ちが湧いてくるのが、蚤の市の最大の魅力ではないでしょうか。 大きなシャボン玉を作って遊ぶことができるコーナーなど、子ども向けのアクティビティが用意されており、お買い物だけでなく、家族みんなで楽しむアクティビティも満載の東京蚤の市。定期的に開催しているので、ぜひ訪れてみては?
本格的な夏もすぐそこ!夏休みのイベントやお出かけ先を探している方も多いのではないでしょうか。都内では、7月もわくわくするエシカルなイベントが多数開催予定!「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 PRE MoFF - The Museum of Freewill & Future - この投稿をInstagramで見る tells market(テルズ マーケット)(@tells.market)がシェアした投稿 ショッピング、音楽、映画、ワークショップ…エシカルが身近になる2日間! エシカル・オンラインマーケット「tells market」の商品を実際に会場で手に取ることができる他、トークライブや音楽フェス、ワークショップなど、100年後に残したいエシカルなモノ・コトが東京の豊洲公園に集結。当日は環境に優しいプロダクト、日本の文化を伝える伝統工芸品など40~50ブランドが出展し、職人や作り手との会話も楽しめます。年齢も国籍も性別も超えて” 五感 ” で楽しめるイベントになっています! PRE MoFF - The Museum of Freewill & Future -開催日時:2023年7月29日(土)11:00~19:00、7月30日(日)11:00~18:00 場所:豊洲公園 花木モニュメント広場( ららぽーと豊洲横)チケット:500円(※ドリンク容器返却で500円キャッシュバック+Freewillブースで300円割引) ※タイムテーブルなど詳細は公式サイトをご覧ください。URL:https://tells-market.com/pre_moff_2023 actcoin MeetUp!#14 「パーパスキャリア~より良い社会を創る仕事/企業の見つけ方~」feat. エシカル就活&SDGsアクター資格 actcoinによるリアルイベントが、約2年ぶりの開催! ソーシャルアクションを可視化できるアプリ・webサービスを展開するactcoinが、コロナ禍を経て、約2年ぶりにミートアップイベントを再開します。今回のテーマは、「パーパスキャリア」。SDGsアクションの推進に取り組む大学や企業の方をゲストに招いたクロストークや、交流会が行われます。actcoinユーザーはもちろん、学生、社会人などどんな人でも参加OK!キャリアについて考えている人はぜひ気軽に参加してみては? actcoin MeetUp!#14 「パーパスキャリア~より良い社会を創る仕事/企業の見つけ方~」feat. エシカル就活&SDGsアクター資格 開催日時:2023年7月23日(日)16:00~18:00 場所:ILY hub 渋谷区恵比寿西1-33-18 コート代官山B1F 参加費:一般 2,000円、学生 1,000円 ※いずれもactcoinユーザー半額、SDGsアクター資格取得学生無料、エシカル就活登録会員無料 お申込み:https://actcoin-meetup14.peatix.com/ ●actcoinから参加申し込みをすると、コインが獲得できます。( 登録・利用無料) https://actcoin.jp/event/detail.php?id=3897 INCLUSIVE TOKYO 年齢・性別・障がい・国籍など関係なく誰もが楽しめるフラットなパーティー! これまで静岡で開催されてきた、障害や国籍、LGBTQなど関係なくフラットに誰もが楽しめるインクルーシブパーティー「INCLUSIVE」が、多様性の街、渋谷にやってきます。今回は【福祉×INNOVATION×性】がテーマ。トークイベントをはじめ、先天盲アーティストによるライブパフォーマンスや、豪華なDJ陣にも注目です。刺激的かつ新たな価値観に出会えること間違いなし!ロスフラワーを使用した会場装飾でサステナビリティのエッセンスも感じながら、フラットに「性」について語り合う夜にしてみませんか。 INCLUSIVE TOKYO開催日時:2023年7月8日(土)18:00~23:00 場所:宮下パークOR TOKYO 3F 入場料:DOOR 3,500円 / GUEST 3,000円(いずれも1ドリンク付き) Instagram:https://www.instagram.com/p/Cs--XJHLd19/ PASS THE BATON MARKET Vol.12 この投稿をInstagramで見る PASS THE BATON(@passthebaton_official)がシェアした投稿 デッドストック品や規格外品に出会える大人気蚤の市が東京品川で開催決定。 インテリアやグリーン、ファッション雑貨、アパレル、伝統工芸品などのこだわりあるアイテムに出会えるPASS THE BATON MARKETが7月に開催されます。商品はどれも理由があってメーカーの倉庫に眠っていたもので、レアな出会いにわくわくが止まらないはず。商品が作られた背景だけでなく、商品を購入し持ち帰った後のことを妄想しながら、その時にしかないお買い物を楽しんでみませんか。前回4月に行われた同イベントには51ブランドが出店。今回の出店ブランドなどは7月上旬以降に発表予定です。イベント詳細の公開をお見逃しなく! PASS THE BATON MARKET Vol.12開催日時:2023年7月15日(土)〜16日(日) 11:00〜19:00(最終日は18時終了) ※最終入場は終了時間30分前まで場所:コクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」 入場料:300円 ※小学生以下無料 URL:https://www.pass-the-baton.com/news/16454/ ファンケル銀座スクエア SDGs見学ツアー この投稿をInstagramで見る ファンケル銀座スクエア(@fanclginzasquare)がシェアした投稿 親子でSDGsなワークショップを体験! イベントは、ファンケルのSDGsの取り組みを知るツアーと、実践編として親子でワークショップに参加する約90分のプログラム編成です。第一弾のワークショップは「海の宝物作り」、第二弾は「規格外のお花を使った花育」、第三弾は「海洋プラスチックを使った万華鏡作り」(8月開催)とどれも子どもが楽しめる内容に。創作活動を通して、親子でSDGsについて考え触れることができます。各回とも事前申し込み及び抽選によって参加可能となっています。夏休みの思い出作りにぜひ! ファンケル銀座スクエア SDGs見学ツアー開催日時:2023年7月15日(土)~8/6(日) 場所:ファンケル銀座スクエア 10Fファンケルスカイガーデン ※開催時間やワークショップの詳細は公式サイトからご確認ください。 URL: https://area31.smp.ne.jp/area/table/39297/jIJuAG/M?S=qiofp2ljpgpd&F=jsm1w9bq 東京ビーガングルメ祭り2023夏(TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Summer) ビーガン・プラントベースフードが浅草に集結!スイーツ&パン専門フロアも必見 サステナブル意識の高い欧米を中心に世界へ広まりつつあるプラントベースフード文化。今回浅草で開催される東京ビーガングルメ祭りでは植物性の原料を用いたフードやスイーツ約70店舗が軒を連ねる予定です。お菓子・パン作り専門の人気通販サイト「cotta(コッタ) 」とタッグを組んだビーガンスイーツ・パンエリアも盛り上がりを見せそうです!歴史ある街浅草を散策しながら、進化を続けるビーガンフードの世界に足を運んでみてはいかがでしょうか。 東京ビーガングルメ祭り2023夏開催日時:2023年7月23日(日)10:00〜16:00場所:東京都立産業貿易センター台東館 6F & 7F 入場料:無料 URL:https://vegefes.com/news/tokyo2023summerstore-opening-agreement/ バリスタと楽しむPLASカフェ~1杯のコーヒーからアフリカを知る~ ケニア産コーヒーを飲みながら知るアフリカの今 アフリカのウガンダとケニアで貧困やHIV/エイズによって取り残されている子どもたちと家庭を支援しているPLASが、コーヒーを片手にアフリカの貧困問題や孤児について詳しく知ることができるイベントを開催。アフリカの現状や国際協力について深く学べるチャンスです。イベントではバリスタが美味しいコーヒーの淹れ方をレクチャーする時間もあるので、コーヒー好きの方もぜひ。 バリスタと楽しむPLASカフェ~1杯のコーヒーからアフリカを知る~開催日時:2023年7月2日(日)10:00~11:30 場所:PLASオフィス(東京メトロ広尾駅から徒歩7分/JR恵比寿駅から徒歩10分)〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-23-5 長谷川第一ビル402号室 参加費:1,000円 URL:https://www.plas-aids.org/blog/2023/06/02/60158 お申込み:https://peatix.com/event/3604325 ●actcoinから参加申し込みをすると、コインが獲得できます。 https://actcoin.jp/event/detail.php?id=3907 ※actcoinはソーシャルアクションによってコインが貯まるweb・アプリサービスです( 登録・利用無料) GRAPEFRIUTS SOUR NEW RELEASE POP UP この投稿をInstagramで見る Libushi_Bashamichi(@libushibashamichi)がシェアした投稿 この夏、超希少な国産グレープフルーツを使用したアップサイクルサワーが登場! 今月、国内シェアの1%にも満たないと言われる国産グレープフルーツを使った、“アップサイクルサワー”が新発売になります。宮崎の農園で、ワックスや防カビ剤、防腐剤を使用せず、農薬をなるべく使わずに丹精込めて作られたものの、完熟後に太陽に当たったことで実が再び青くなってしまい売りにくくなってしまったグレープフルーツを惜しみなく使ったサワーです。発売を記念して、横浜のレストラン「里武士・馬車道」では、ペアリングコースイベントを開催。宮崎の食材と宮崎県産グレープフルーツサワーを存分に楽しめるスペシャルな一夜です! GRAPEFRIUTS SOUR NEW RELEASE POP UP 開催日時:2023年7月2日15:00~ 場所:里武士・馬車道 横浜市中区北仲通5丁目57−2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F Instagram:https://www.instagram.com/p/CtqpSqTpyt8/ ※価格などは直接お問い合わせください
日常生活の中で 「エコ」や「環境にやさしい」という言葉を見ない日はないほど、社会では環境に配慮する風潮が高まっています。気候変動など地球レベルの社会問題に対応するため、あらゆる業界が脱炭素や環境配慮の方向へとビジネスの舵を切っていますが、その中で生まれた新たな問題のひとつがグリーンウォッシュです。消費者や企業は何に気を付ければいけないのでしょうか。グリーンウォッシュへの対応策を学んでいきます。 グリーンウォッシュ(Greenwashing)とは グリーンウォッシュ(Greenwashing)とは、その実態は環境配慮がなされていないのにも関わらず、消費者に商品やサービスがあたかも環境に良いものだと見せかけることです。“うわべだけ”や“ごまかし”を意味する「ホワイトウォッシュ」と“エコ”や“環境に良いこと”を意味する「グリーン」を組み合わせた造語で、1980年代に米国の環境活動家ジェイ・ヴェステルフェルトが使い始めたとされています。サステナブルな社会が目指される中で、グリーンウォッシュは商品を購入する消費者はもちろん、販売する企業担当者も留意するべき点を知り、気を付けなければならない問題です。 どんなものがグリーンウォッシュになる? 出典:unsplash.com ここではグリーンウォッシュについて、具体的にどんなことに留意するべきか見ていきましょう。米国の第三者安全科学機関であるULソリューションズが、消費者のためのグリーンウォッシュ判断基準である「グリーンウォッシュ7つの罪(Sins of Greenwashing)」を発表しています。 1. トレードオフの罪:環境に配慮している点のみ主張し、他方でより大きな環境負荷が発生していても隠ぺいする2. 証拠のない罪:十分な証拠や根拠を提示していない3. 曖昧さの罪:環境配慮に対する定義が不十分である4. 偽りのラベルを表示する罪:あたかも第三者から認められたような偽のラベルを表示する5. 無関係の罪:環境にやさしいものを求める消費者には関係のない、環境に関する事実を並べる6. 2つの悪のうち小さい方の罪:製品カテゴリー内で比べて環境負荷が低いことを主張し、全体から見ると環境負荷が高いことから視点をずらす7. ねつぞうの罪:虚偽を記載する 以上の「グリーンウォッシュ7つの罪」をより具体的な例で見てみましょう。もしかすると思い当たる商品やサービスがあるかもしれません。 ・化石燃料へ投資しているにも関わらずそれは公開せず、自社の行う植林活動だけをピックアップして自社HPに記載する・十分な根拠がないのに、生分解性プラスチックのカトラリーを「土に還る」と表現する・環境配慮への生産背景が見えないにも関わらず「エコ・フレンドリー」をうたう・独自基準で作成したエコラベルを第三者機関が関わっているかのように見せかけ、商品に記載する・根拠のないファッションアイテムに緑色や自然をイメージする画像を使用した広告・環境負荷が高いと言われる飛行機だが、「他社よりも環境負荷が低い」とアピールする・エコな要素がないのに、エコであると主張する なぜグリーンウォッシュは問題になる? 出典:unsplash.com 企業は自社製品やブランド価値向上のためのツールとしてエコや環境配慮といったイメージを利用しているケースがあります。事実に基づいたものであれば何ら問題はありませんが、消費者に誤認させてしまうことが大きな問題に繋がります。グリーンウォッシュによって引き起こされる問題を見ていきましょう。 1. 環境のことを考えたアクションが実は環境に良い影響を与えていない真っ当なグリーン製品であれば、環境負荷を減らし気候変動問題に少なからず寄与するはずです。しかしグリーンウォッシュの製品やサービスでは「見せかけのエコ」であることから、エコだと思ってアクションをしているはずなのに、環境のためではなく、企業の売上に貢献しているだけの場合があります。 2. 消費者が本物のエコな製品・サービスを見つけることが難しくなる環境負荷の低い製品と、見せかけの製品が混在することにより、消費者は嘘のない製品を選ぶのが難しくなってしまいます。 3. 企業イメージの損失企業がグリーンウォッシュだと消費者や国から指摘されることは、消費者と企業の信頼関係が揺るがされる事態に発展します。事実が明るみに出れば利益を失うことはもちろん、企業イメージの損失など大きな代償が伴います。 各国で進むグリーンウォッシュの規制 出典:unsplash.com 世界では今、企業やサービスに対する告発や懲罰の例が既に存在し、未然防止のための規制強化が進んでいます。近年の事例を見ていきましょう。 2022年には、アメリカのFTC(Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)が、製品の素材にレーヨンが使われているのにもかかわらず竹が使われていると虚偽の表示を行い、あたかも環境にやさしいかのように販売していたとして、大手スーパーマーケットのウォルマートと大手百貨店のコールズに対し、2社合わせて550万ドルの民事制裁金を請求しました。同じく2022年、日本では、レジ袋やごみ袋などが「生分解性である」など環境に配慮した製品であると表示していたにもかかわらず、それを裏付けする根拠がないとし、消費者庁が10社に対して、処置命令を出しています。 欧州でも各国で規制の整備が進んでいます。英国の競争・市場庁(CMA)は21年9月にグリーンクレームコード(環境配慮の主張に関する指針)を発表。フランスでも同年の21年4月に規制法が採択され違反した広告には広告費の最大8割の罰金を課されます。直近では2023年3月には「グリーンクレーム(環境主張)指令」提案が欧州委員会により採択されました。これにより、企業側は国際認証などパブリックな認定を受けた根拠を示すことでのみ「エコ・フレンドリー」などの表現を使用することができることとなります。企業側は独自の判断ではなく、第三者機関などによる認証を得ることが求められ、消費者はグリーンクレーム指令を理解するとともに、購入前に正しい基準に則った認証マークが付与されているか確認することが求められます。 消費者にできることは? 出典:unsplash.com 消費者にできることとしては、「環境に優しい」、「エコ」など、一見イメージの良いキャッチコピーを鵜吞みにせず、どういった点がサステナブルなのか、地球環境にやさしいとする根拠の提示がなされているか、一度立ち止まって確認することが大切です。また企業へ直接問い合わせることで本当に環境にやさしいのかを知ることができる上に、企業側に情報公開の要望があることを知ってもらう機会になります。 企業も十分に気を付けたいグリーンウォッシュ 出典:unsplash.com 消費者庁が証拠不十分の生分解性ゴミ袋の会社に措置命令を出したように、今後さらに監視の目は厳しくなるかもしれません。また、グリーンウォッシュだと指摘された場合のイメージの損失ははかり知れないものです。企業側も意図せずグリーンウォッシュをしていることがないよう、十分にグリーンウォッシュについて知り、適切なマーケティングを行っていく必要があります。 イメージに流されず、本当に必要なものを選ぼう 2020年、欧州委員会は、環境配慮をうたう製品やサービスの実に40%に「根拠がない」という発表をしました。残念なことに日本企業の商品やサービスにもグリーンウォッシュは数多く潜んでいるのが現実です。グリーンな製品を購入するときは、グリーンウォッシュに加担しないためにも、ぜひその生産方法などをチェックしてみてはいかがでしょうか。
2023年6月23日(金)~25日(日)の日程で大自然の中で美味しいものを食べながらサステナビリティに触れられるアウトドアイベント、HEROCAMPが開催されます。 初日となる23日は、宿泊をして参加する方を対象に前夜祭を開催。余った食材や賞味期限が近い食材を持ち寄り、みんなでアイデアを出し合いながら調理するサルベージ・パーティーやサステナビリティと食についてのトークセッションやワークショップが行われます。 イベントのメインとなる24日は、日帰りの参加も大歓迎! 朝ヨガやレイクランといった自然を体感できるアクティビティから始まり、防災の視点で学ぶブッシュクラフトや竹を使ったワークショップ、夜はドキュメンタリー映画上映会など、イベントが盛りだくさんの一日。“青空キッチンスタジアム”では、シェフと一緒に未利用魚や地元のジビエを使った料理を作ります。 自然豊かな会場で、子どもも大人も、一人でも家族でも、誰もが人との出会いとサステナブルなアクティビティを楽しめるHEROCAMP。今週末はぜひ蓼科に足を運んでみては? HEROCAMP日程:2023年6月23日(金)、24日(土)、25日(日)場所:TINY GARDEN 蓼科 長野県茅野市北山8606-1HP:https://herocamp.studio.site/チケット(6月24日)※:ALL DAY PASS ¥7,000(学生¥5,000、小学生¥1,500)・DAYTIME PASS ¥3,000(学生¥2,000) チケットの購入はこちら https://herocamp2023.peatix.com/ ※宿泊に関してやイベント詳細については公式HPをご確認ください。