何かと贈り物をする機会が増えるホリデーシーズン! 企業やブランドからは多くのギフトが登場し街中のディスプレイもにぎわいを見せています。 今年は、「エシカル」をテーマに身近な人や自分にプレゼントを選んでみませんか? この記事では、身近な人に贈りやすい5000円~1万円前後のアイテムをピックアップ。贈り物の参考にしてみては。 厳選!おすすめエシカルギフト7選 NEMOHAMO ホリデーキット 7,260 円(税込) 植物まるごとの生命力を活かしたオーガニックコスメブランド「NEMOHAMO(ネモハモ)」から、フルバリア美容液(50mL)、エイジングケアローション モイスト(20mL)、プレミアム洗顔ソープ(7g)の3点セットのホリデーキットが登場。乾燥が気になる時期に嬉しいナチュラルな成分をたっぷり使った商品は、美容好きなあの人に喜ばれること間違いなし。カリグラフィー入りのオリジナル缶が、ホリデーシーズンを盛り上げます! https://nemohamo.com/shop/g/g880200003022/ ethica ボトルツリー 4,200円(税込) 廃棄となるはずだった「ロスフラワー」を使用したプロダクトを提供するethicaからは、オリジナリティあふれるボトルツリーが登場。卓上サイズのコンパクトなツリーは、レッドとホワイトの2色展開です。+500円でラベル文字の変更も可能。好きなメッセージを入れて送ることができるのも魅力です。 https://ethica.official.ec/items/80253695 ZIGEN オールインフェイスジェル 4,400円(税込) 美容に対する意識が高いのはもはや女性だけではありません。多くのメンズスキンケアが登場する中、おすすめはメンズコスメブランド・ZIGENのオールインワンジェルです。忙しい男性やスキンケア迷子の男性にもぴったりな保湿ジェルは、化粧水・乳液・美容液・クリーム・アフターシェーブローションが1本で完結!敏感肌にもうれしいアルコールフリー、合成界面活性剤フリーなど7つのフリー処方で使う人を選びません。 https://www.zigen-shop.com/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=GIFT_G100 VANILLABEANS ショーコラ&パリトロ・アドベントカレンダー 4,320円(税込) クリスマス当日まで一つずつ引き出しをあけたり、包みをあけるこの時期ならではのアドベントカレンダー。各ブランドから多くのアドベントカレンダーが登場する中、横浜発のフェアトレードチョコレートブランドVANILLABEANSからは、バニラビーンズの看板商品「ショーコラ」と「パリトロ」が詰め合わさった7日間用アドベントカレンダーがお目見え。“ピスタチオ”や“ストロベリーチーズケーキ”などのフレーバーがクリスマス限定で楽しめます。 https://www.vanillabeans.yokohama/view/item/000000000374?category_page_id=ct65 sobolon sobolo Xmas ---いびつ---【ブレスレット&ネックレス】 7,650円(税込) 「"可愛い" で地球を守る」をキャッチコピーに海洋プラスチックをアップサイクルしたジュエリーを販売するsobolon。クリスマス限定商品からは、ブレスレット&ネックレスのセットをご紹介!誕生石をイメージした12色展開の海洋プラスチックメイドのジュエリーは、一つひとつ丁寧につくられたもの。贈りたい人のイメージや、誕生月から選んでみてはいかがでしょうか? https://sobolon3695.thebase.in/items/79803842 BUSINESS LEATHER FACTORY 名刺入れ 4,949円(税込) ギフトの定番・名刺入れもこだわりのエシカルアイテムをチョイス!BUSINESS LEATHER FACTORYはバングラデシュの雇用やサステナブルな革製品つくりに取り組むブランドです。人気の名刺入れは、タイムレスに愛せるシンプルさでありながら、大容量などの機能性を兼ね備えた優れもの。豊富なカラー展開があり、プラス料金で名入れ刻印・手書き刻印サービスがある点もギフトに最適です。お仕事をがんばるあの人に贈ってみてはいかがでしょうか。 https://business-leather.com/item/10003/ ecostore ランドリースペシャルギフトセット 5,000円(税込) ニュージーランド生まれのナチュラルデイリーケアブランド「エコストア」からは、人気の洗濯用液体洗剤、柔軟仕上げ剤、酸素入り洗剤、ハンドタオルの4点のランドリーアイテムがセットになったキットがお目見え。こだわりの成分と自然な香りの日用品は、贈る人を選びません。人にもインテリアにも馴染むパッケージで、お洗濯が楽しくなります! https://ecostore.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=4589784682559
京都に本店を構える、日本初のゼロ・ウェイスト スーパーマーケット、斗々屋(ととや)。東京には国分寺に店舗があり、2023年10月には代官山店となる「CIRTY BIOSK by Totoya」が新たにオープンしました。 都会のライフスタイルと量り売りはどのように交わっていくのか? 斗々屋の新店舗の魅力をレポートします。 量り売り専門店「斗々屋」 斗々屋は、「地球1個分の暮らし」をミッションに掲げ2021年より京都本店をオープン。その後nue by Totoya国分寺店、今回訪れた代官山のCIRTY BIOSK by Totoyaを展開。店舗では、乾物や調味料、野菜、果物、納豆、お総菜など、普段私たちがスーパーマーケットで購入する食品を量り売りで購入することができます。 使い捨てのパッケージを使用せず、自宅から繰り返し使える容器を持ちこむ量り売り。海外では利用する人も多く、日本でも徐々に取り入れる店舗が増えてきています。ミニマムでエコな生活を提案する斗々屋は、そんな国内の量り売りブームの立役者になっています。 店内のラインナップは?おすすめ商品を聞いてみた 今回新オープンの「CIRTY BIOSK by Totoya」は、新業態として便利なキオスク×ゼロ・ウェイストがテーマ。代官山という、最新のトレンドに敏感な人やモノが集まる街に定着しそうなコンセプトです。 店舗が入るForestgate Daikanyamaは、代官山駅の改札を出てすぐ目の前。花屋、カフェなどのテナントを抜けるとすぐに見えてきます。 秘密基地を思わせるような建物は、コンパクトながらふらっと立ち寄りたくなるような外観です。 店内に入ると、棚スペースには野菜や果物がずらり。もちろんすべてパッケージレスのバラ売りで、欲しい個数・分量を購入することができます。「こだわりの生産者さんから集めた農産物です。基本的に季節のものを取り揃えているため、来る度に違ったラインナップを楽しむことができますよ!」と店員さん。 野菜には一言メモも。店員さんに調理法を聞いてみるのもおすすめ レジカウンター下にはお味噌や塩こうじなど調味料、お肉の加工品、サラダなどの冷蔵商品があります。余りがちなドレッシングなどを欲しい分だけ買えるのは嬉しい! 量り売りでは珍しい納豆もあります。納豆はこだわりの有機栽培のもので、その美味しさからファンが多いそう。「フムスも人気です。こだわりのフムスはミネラル、食物繊維などもたっぷりと含まれています。」と店員さんに教えていただきました。 量り売りの定番、ナッツ類やドライフルーツも充実。わかめやひじきなど乾物、ふりかけなども所狭しと並びます。中でも、お客さんから熱い支持を受けているのがグラノーラ。京都本店でも人気のフレーバーなど4種類のラインナップを揃えています。 オリーブオイル、ごま油、料理酒など、こだわりの調味料やオイル類も大きな瓶から移し替えます。「お手持ちの容器でも、店舗にて専用瓶を購入し量り売り購入することも可能です。」とのこと。少量購入して試せるのも量り売りの嬉しいところです。 デポジット制・リターナブル容器にて淹れたての飲み物やデリも販売。飲み物はコーヒーやスムージー、グラスワインなど平日から休みの日まで楽しめるメニュー。スイーツも充実しているので、手土産にも良いかも知れません。 購入方法はいたってシンプル。容器を持参しなくても良い商品も ここからは、実際に量り売り購入の方法について見ていきましょう。今回は、シリコンバッグのスタッシャー、空き瓶、空き缶、タッパー、ジップロックの計5種類の容器を持参しました。 まずは、野菜・果物コーナーからミニトマトとレモンをセレクト。普段は何気なくパック詰めされたミニトマトを購入していますが、いざ1つずつ自分で選ぶとなると個々の形・色合いの美しさや特徴に気がつきます。 購入方法は設置してあるザルに欲しい分を入れるだけ。バラ売りの商品は、レジにて店員さんが量ってくれます。 その他には、ポップコーンの種、チャイを1瓶ずつと布製ティーバックを購入しました。ミニトマトとレモンはタッパーに、ポップコーンの種はレジにてスタッシャーにそれぞれ詰め替えました。リターナブル瓶入りの商品も、持ち込んだ容器に詰め替えて持ち帰ります。 リターナブル瓶は、店舗で繰り返し使用されることを前提とした包装システム。購入時に商品価格とは別に100円が加算されますが、空になった容器を店舗へ返却すると100円が返却される仕組みです。(その場でマイ容器に詰め替えて持ち帰れば料金はかかりません。) 「リターナブル瓶商品を多く取り扱う理由は、都会で忙しい生活を送る人たちにゼロ・ウェイストを身近に感じていただきたいからです。容器を持参したり、店頭で量り売り購入をする行動はどうしても手間が増えたり、心理的にもハードルを感じてしまう人も多いかと思います。その点、リターナブル瓶であればサッと購入が可能です。」 リターナブル瓶の返却率は高いそうで、すでに都会でゼロ・ウェイストな循環が巡り始めています。 斗々屋で心地よいゼロ・ウェイスト生活を始めよう 量り売り購入に興味があっても、まだチャレンジしたことのない人も多いのではないでしょうか。都心は特に単身世帯や二人世帯などが多く、大容量を購入する世帯は少ない傾向にありますが、野菜などの食品のバラ売りや量り売り販売はまだまだ普及していません。 狭い間取りでミニマムに暮らす人々は、冷蔵・冷凍庫も小さいサイズを持つことも多い今。ゴミを減らすだけでなく、生活に必要なものを必要な分だけ購入するゼロ・ウェイスト生活をCIRTY BIOSK by Totoyaで始めてみては。
企業や組織、地域単位で、ここ数年で急速に広がっているSDGsの取り組み。しかし、残念ながら実態を伴っていないケースも多く見られます。今回は「SDGsウォッシュ」の概要と問題点など、SDGsに取り組むにあたって、基本知識として知っておきたいことを解説します。 SDGsウォッシュとは 出典:unsplash.com SDGsウォッシュとは、実態が伴っていない状況で、第三者に向けていかにもSDGsに取り組んでいるように見せかけることです。なお、SDGsウォッシュは、「ごまかし」や「粉飾」を意味する「ホワイトウォッシュ(whitewash)」とSDGsを掛け合わせた造語です。このワードが存在しているということは、SDGsに取り組んでいると宣言をしている企業や組織のなかにも、何らかの理由で実際には取り組んでいないケースもあるようです。 なぜSDGsをうたうのか 日本でもSDGsをうたい、それぞれのホームページでSDGsに関する宣言や取り組みについて掲載している企業や組織も増えています。なぜそのようなことをする必要があるのでしょう。 理由の一つとして挙げられるのが、SDGsをアピールすることで、取引先や就活中の学生を中心とした多くの層に向けて、好印象を与えることができるからです。なお、求人に関しては、人材募集がしやすくなります。 また、大手企業がSDGsを推し進める理由として挙げられるのが、新しいビジネスチャンスにつながる可能性が高いことです。SDGsが課題としているのは、いままさに世界が直面している問題です。これを解決することは、新たなビジネス開発の可能性を内包しているのです。そのほかに、課題解決に積極的な企業であるという認識を獲得することで、ステークホルダーとの関係性の向上も期待できます。 SDGsウォッシュを指摘されないために 出典:pexels.com 例えば、企業や組織がSDGs目標の5番「ジェンダー平等を実現しよう」を掲げても、実際には女性社員だけがお茶出しや掃除を任されるなど、社員に対して男女平等とは程遠い対応をしていたことが発覚した場合、各方面から信頼を失います。企業においては、業績が悪化するという現象も起きるかもしれません。 ここ数年の事例としては、かつてユニクロを運営するファーストリテイリングがウイグル自治区に住むウイグル人を強制労働させていると取り上げられたことがありました。ユニクロはホームページなどで生産過程における人権や労働環境への配慮を明言していたことから、SDGsウォッシュを指摘される事態となりました。このようなことが発覚すると、消費者を含めた各方面から信頼を失い、場合によっては業績が悪化する可能性すらあります。 ほかにも広告などで根拠を調べずに「環境に優しい」「女性に優しい」などの表現を使った場合も問題に発展することでしょう。 SDGsへの知識不足や、社内や組織内で起きているSDGsに相反する事柄を隠ぺいしてしまう体質も、SDGsウォッシュを引き起こす原因となりかねません。企業や組織で腰を据えてSDGsに取り組む場合、他者から問題点が指摘されないよう、SDGsウォッシュに相当する事例がどのようなものなのかリサーチが必要になるでしょう。 企業と私たちができること 出典:pexels.com 「SDGsを宣言すれば、消費者の共感を得られるだろうという軽い気持ちではじめても、何をどのように取り組むかが具体化されていないと達成への道は遠ざかります。それを回避するためには「SDGsの○○に取り組む」ということを明確化し、どのようなアクションを取るかという話し合いが必要です。入念な計画があってこそ、本当の意味でのSDGsが実現できるのです。そして、SDGsを目標とするなかで、取り残されている人がいないかどうか確認することも必要不可欠です。取り残されてしまう人を生み出さないこともSDGsの取り組みの一つとなります。 社会情勢は刻々と変化していきます。昨日までSDGsのために行っていたことが、明日には不正解になってしまう場面もあるかもしれません。「これをやっていればいい」というだけではなく、何のための行動なのか、そしてそれが課題解決につながっているのかを常に意識し、柔軟に対応できる姿勢も心がけることが大切になのです。
いよいよ年末が差し迫った12月。関東近郊では、エシカルなイベントやホリデーシーズンを彩るイベントが多数開催予定です。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 ARK HILLS CHRISTMAS 2023 六本木のアークヒルズで過ごす、サステナビリティあふれるクリスマス 2020年から「森とのつながり」をテーマとしたサステナブルなクリスマスに取り組むアークヒルズ。コンセプトを「慈~UTSUKUSHIMI~」とした今年は、子どもたちが作る東京都檜原村の間伐材を活用したオーナメントが飾られたツリーが登場するなど、森への慈愛を表現します。都会にいながら木とふれあい森を身近に感じることができるワークショップも開催。さらには、定期開催されているヒルズマルシェも11月と12月は身体や地球に優しいフードを取り入れたクリスマスマルシェに。子どもから大人まで楽しめる企画が満載です。 開催日時:2023年11月17日(金)~12月25日(月) 場所:アーク・カラヤン広場、アーク森ビル、アークヒルズサウスタワー 入場料:無料(ワークショップは有料) URL:https://www.arkhills.com/events/2023/11/0087.html つくば蚤の市 次の人へとバトンをつなごう。アンティークマーケットがつくばで開催 使わなくなったものを次の持ち主へと循環させていくことを目的とし、ヨーロッパで受け継がれてきた蚤の市。本イベントでは、国内外から集まったインテリアや、アクセサリー、食器などノスタルジーを感じるアイテムや、花材、一点もののリメイク品、陶器、ガラスなどの工芸品、芸術品など最大92店舗が軒を連ねます。TXつくば駅直結なのでアクセス良好な上に、近隣には駐車場も。一期一会の出会いを探しに足を運んでみては? 開催日時:2023年12月16日(土)、12月17日(日) 10:00〜16:00 場所:トナリエつくばスクエア前2階ペデストリアンデッキ広場 茨城県つくば市吾妻1-6-1 入場:無料 ※雨天決行、荒天中止 URL:https://ikinamarket.com/tsukunomi/ ヨコハマミライト CHRISTMAS FESTIVAL みなとみらい地区にエコなイルミネーションが登場 2024年2月11日まで、約35万球のブルーを基調としたグリーン電力を取り入れたLEDライトでみなとみらい地区を彩る「ヨコハマミライト」。期間中、2023年12月9日(土)、10(日)の2日間限定で行われる「ヨコハマミライトCHRISTMAS FESTIVAL」では、地域に根付いた出店者たちによる物販やワークショップを楽しめるクリスマスマーケットや、クリスマスならではのグルメを楽しめるキッチンカーの他、クリスマスムードを高めるライブパフォーマンスを予定。家族や友人、大切な人と、光と音にあふれる素敵なひとときを過ごしてみては。 開催日時:2023年12月9日(土)~10日(月) 11:00〜19:00場所:グランモール公園神奈川県横浜市西区みなとみらい3参加費:無料URL:https://ymm21-illumination.jp 国際有機農業映画祭 自然環境や国内外の農業、食の安全にまつわる作品が一挙上映 2007年から有機農業や自然環境などに関心を持つ市民グループにより開催されてきた国際有機農業映画祭。今回は、急速に温暖化が進むアフリカ・サハラ砂漠地域の植林計画を追う「グレート・グリーンウォール」や、イスラエルの占領下、苦しい生活を強いられるパレスチナの農民とそれを支援するNGOを追った「オリーブの木がある限り」などの作品が上映されます。農業をテーマとした作品から、自然の中での人間の在り方を模索してみませんか。 開催日時:2023年12月2日(土) 10:00~19:00 開場 9:30 開会10:00 場所:武蔵大学江古田キャンパス1号館 地下1階シアター教室 参加費: 前売り券 2,000円/当日券 2,500円/25歳以下 1,000円/中学生以下無料 ※25歳以下の方は、当日証明証が必要 URL:http://www.yuki-eiga.com/ 目黒街角クリスマス2023 目黒でエシカル&海外クリスマスの気分を味わおう! 「MERRY WELL-BEING」をテーマに掲げる目黒街角クリスマス。会場となるのは、海外の街並みを再現したスタジオ。心温まるキャンドルの光と生演奏、フォトジェニックな空間がホリデーシーズンの気分を盛り上げます。アップサイクルやオーガニックをテーマとした出店、ミツロウラップ作りや参加型ライブペイントのワークショップ、クリスマスコンサートなどのコンテンツが開催される予定です。マイバックやマイカトラリーを持ってエシカルクリスマスに参加しよう! 開催日時:2023年12月8日(土)~12月10日(日)8日 16:00〜21:00/9日 11:00〜20:00 /10日 11:00〜19:00 ※最終入場は終了時間の30分前 場所:STUDIO EASE 目黒東京都品川区西五反田3-1-2 EASE Village入場料:一般 ¥1,500(税込)/中学生以下 無料 URL:https://meguromachikado-christmas.com/ INCLUSIVE 年齢・性別・障がいの有無に関わらず、誰でも参加できる新感覚パーティー! 「多様性はあたりまえ」が合言葉のパーティーが東京で2回目の開催。インクルーシブという名前の通り、年齢も性別も障がいのあるなしに関係なく、音楽やお酒、人との交流を楽しみたい人が年末の渋谷の街に集まります。DJには元RIPSLYMEのSUさん、トークショーにはファッション界で注目を集める秋元剛さんや丸山敬太さんなどを招くなどゲストも豪華!この年末、最高にクールな夜を過ごせること間違いなしです。 開催日時:2023年12月9日(土) 16:00〜20:30場所:or TOKYO東京都渋谷区神宮前6-20-10 Miyashita Park or TOKYO 3F入場料:当日券3,500円/前売り券3,000円(ワンドリンク付き)/学生2,000円(ワンドリンク付き)/高校生以下無料※学生証の提示が必要インスタグラム: https://www.instagram.com/p/CzTMmjGr8LR/ Femtech Japan Femcare Japan 2023 フェムテックの最新事情を学ぼう! 最近よく聞くようになった「フェムテック」ですが、まだまだ生活に浸透していないのが現状です。そんな中、本イベントは女性特有の悩みにテクノロジーの力でアプローチするフェムテックやフェムケアに関するプロダクトやサービスを展開する約50の企業・団体が一挙に集結。多くの皆様の投票で決定した「第2回 Femtech Japan Award 2023」授賞式も開催。幅広い知識を習得できるセミナーも予定されているので、詳細は公式ページよりチェックしてみてください。 開催日時:2023年12月7日(木) 11:00~19:00場所:ザ ストリングス 表参道入場料:1,000円URL :https://femtech-japan.com/event/231207/ 「SDGsってなんだろう~今の私にできること~」 いまさら聞けない⁉SDGsを基本から知る機会に 新座市東北コミュニティーセンターで、市内在住・在勤の方向けにSDGsを学ぶ講座が開催されます。気候危機や戦争など多くの困難がある中、持続可能な社会を目指すことを掲げ、2015年、国連サミットにて採択されたSDGs。2030年を達成期限とするSDGsは今どうなっているのか? 個人ができることはあるのか? など生活と密着した事例紹介やワークを通して分かりやすく解説します。 開催日時:2023年12月12日(火) 13:00~14:30 場所:埼玉県新座市東北コミュニティーセンター 参加費:無料※事前申し込み制(15名・申し込み順) URL: https://www.city.niiza.lg.jp/site/kouminkankomisenkouza/20231020.html
コーヒー豆専門店として東京・銀座で2014年にオープンし、こだわりのある香り高いコーヒーから人々に愛されてきたトリバコーヒー。2022年秋に惜しまれながらも閉店しましたが、2023年6月、東京駅からアクセスの良い八重洲ヤンマー東京B1Fに移転オープンしました。 旧銀座店はコーヒー豆の販売が専門でしたが、新店舗はカフェスペースを併設し、コーヒーとともにフード、スイーツを店頭で楽しむことができるように。移転後も変わらず、都会のど真ん中にいてもどこか居心地の良いトリバコーヒー。実は、その秘密は、社を挙げて実践する、積極的なエシカルへの取り組みにありました。今回は、トリバコーヒーの魅力に迫ります! 居心地抜群。喫茶店のような落ち着いた雰囲気の店内 店舗は、入りやすい設計でありながらも、優しい光にほっとする店内。今どきというよりも、重厚感ある雰囲気で、落ち着いてコーヒーを楽しむことができます。複合ビルの中にあり、働く人を中心に、人通りも多い立地であるにも関わらず、店内はゆったりとした空気が流れています。その空間の背景にあるのは、前店舗のインテリアをできるだけ使用し、今ある物をうまく生かした店舗づくりです。 例えば、アンティークな雰囲気が漂うランプは、なんとコーヒーミルをアップサイクルしたもの。店内にはコーヒー機器を使用した照明がいくつもあり、個性豊か。 スタンディングテーブルにもエシカルな工夫が。旧店舗で使用していたテーブルの板部分だけを切り取り、短い脚をつけ直してリメイクしています。外枠の木材も不要になった素材をアップサイクルしたものです。 ブランドに大小の変化が加わる度に使用する食器類も一新すると廃棄が出てしまうため、あえて最初からどんな状況にも馴染むアンティーク食器を採用したそう。ひとつずつ違う絵柄がかわいい! どのお皿が使われるのかワクワクします。 すべてを刷新する必要はなく、足りない物だけを足していく。エシカルなスタンスでありながら、我慢ではなく楽しく工夫し、新店舗の準備にあたっていたそう。コンセプトを統一して新品を集めなくとも、アップサイクルやセカンドハンド品たちが温かみやオリジナリティを生み出しているのです。 絶品! トリバコーヒーおすすめのコーヒーとビーガングルメ コーヒーはもちろん、フードも充実しているトリバコーヒー。ランチや軽食の利用にもぴったりのメニューが揃っています。メニュー表は「V」はヴィーガン商品、「G」はグルテンフリー商品だとひと目でわかるよう工夫されています。ヴィーガンの人も、そうでない人も一緒に飲食を楽しむことができることはうれしいポイント! またミルク入りドリンクは牛乳以外に豆乳、オーツミルクに変更してもプラス料金がかからないので、植物性のミルクも気軽にオーダーできます。 マイstorjoを持ち込みました 訪問日の「本日のドリップ」(¥400)は、深煎りブレンド(レインフォレスト認証20%)は、バランスが取れた味わいで毎日飲んでも飽きない味。グルテンフリーかつ植物性の原料のみでつくられたオリジナルレシピの自家製カヌレ(¥400)と最高の組み合わせです。毎日店内で焼いているだけあり、外はカリっと中はもちもち!植物性であることを感じさせないしっかりとした満足感があります。 紅茶が定番のチャイですが、トリバコーヒーではありそうで中々見かけないコーヒーをベースにしたコーヒーチャイ(¥680)が提供されています。8つのスパイスを配合したオリジナルのコーヒーチャイは、ほろ苦いコーヒーにすっきりとしたスパイスが相性抜群でした。 サンドイッチからは、ヴィーガン仕様の3種のグリルきのこ&キャロットラぺ(¥900)を頂きました。グリルされたきのこがボリューム満点!しっかりとした旨味があり、お肉不使用でも満足感があります。 トリバコーヒーがエシカルな理由は? トリバコーヒーに根付くエシカルマインドの背景には、どんなストーリーがあるのでしょうか。その秘密は、社をあげて取り組む「エシカル宣言15カ条」と「エシカルミーティング」にあります。 社員自ら提案。「エシカル宣言15カ条」 トリバコーヒーでは、地球にやさしい未来をつくるため「エシカル宣言15カ条」を2021年からスタートしました。トップダウンではなく現場スタッフからの発案でエシカルな取り組みを始めるようになったそうです。 例えば、「エシカル商品の開発に取り組む」、「牛乳はアニマルウェルフェアなもののみ使用する」など、一つひとつ、本当にエシカルな意味があるのか、“ウォッシュ”になってしまわないか、じっくり考えられています。 運営する会社は、トリバコーヒーの他、飲食店7ブランドを運営していますが、それぞれの店舗でエシカル宣言15カ条を作成し、毎年達成状況などを振り返った上で、内容の見直しが行われています。 定期的なエシカルミーティングの開催 トリバコーヒーを運営する会社では、本社と現場スタッフが参加する「エシカルミーティング」が週に1度開催されています。初めの1年は、毎週担当者を決め、その担当者がテーマを持ち寄る形式で進められました。 例えば、「日本で起こっている環境問題について」、「飲食店業界と環境問題の関わり」、「飲食店としてエシカルを進める上での課題」、「トリバコーヒーとしてはどんなアクションプランが考えられるか」など、社員や飲食店を運営する一人として、様々な目線から会社が今できる取り組みを考えていったそうです。 そんなエシカルミーティングでは、社員からの意見がたくさん出ています。例えば、スタッフへのエコカップ「stojo」の配布、生ゴミを乾燥させ焼却時のCO2排出量を抑えることができるフードドライヤーの導入、まかないに週一回「ミートフリーデー」を設け環境負荷の高い肉を食べない日をつくるなどのアイデアは、実際に社員から出たアイデアが採用されたものだそうです。 居心地の良いエシカル空間で、豊かな一杯を 先導的に食品ロス問題や環境問題などに取り組んでいるトリバコーヒーですが、今後実現していきたいビジョンがまだまだあるそう。 店舗で出た生ゴミを自社の土地に還して作物を育て収穫し店舗のメニューに使用する循環サイクルの確立や、店舗から出るミルク類の紙パックを再生紙に戻し店内ポスターなどの販促物に活用するなど、アイデアは止まりません。実現すれば、自社内のサーキュラーエコノミーモデルが動き出すこととなる構想です。 コーヒーやフードの品質や、店舗デザインだけでなく、私たち消費者の見えない背景までこだわるトリバコーヒー。お店の想いを知れば、一杯のコーヒーがもっと美味しく感じるはずです。 お買い物や観光の合間に、仕事や家事の息抜きに、トリバコーヒーのエシカルな空気に癒されてみては? TORIBA COFFEE TOKYO住所:東京都中央区八重洲2丁目1−1 YANMAR TOKYO B1F公式HP:https://www.toriba-coffee.com/
厚生労働省の調査によると、日本の子どもの7人に一人が相対的貧困であることがわかっています。そのような現状の中、子どもたちに食事を無償または低価格で提供しようと各地で開かれているのが子ども食堂です。認定NPO法人全国こども食堂支援センター むすびえによると、2023年2月時点で全国にある子ども食堂は7,363箇所。その数は年々増加傾向にあり、子ども食堂を必要としている家庭が多いことを示していますが、ボランティアで行われていることが多いことから、継続的な運営が課題になっています。 今回は、2023年にスタートした「こどもごちめし」を運営するKids Future Passportを取材。継続的な子ども食堂を全国に広めるための新たな仕組み、こどもごちめしの背景にある想いを、代表の今井了介さんに伺いました。 子どもの成長を社会や地域全体で支える新たな仕組み 2023年にスタートしたこどもごちめしは、地域の飲食店を起点にこどもの居場所をつくり、食事を提供するウェブ上のサービスです。こどもごちめしのサイトに飲食店が登録し、子ども食堂としての役目を担います。中学生以下の子どもたちは提携しているお店から好きな場所を選んで食事をとることができ、その食事代は、企業や自治体、個人の寄付で賄われる仕組みです。 今井さんは、こどもごちめしの特徴を以下のように説明します。 「現在、日本に住むこどもの7人に一人が相対的貧困で、ひとり親家庭の相対的貧困は、48%以上と言われています。見た目だけではわからないケースも多いため「隠れ貧困」とも言われ、困窮する家庭が多いという現実が、まだまだ知られていないのです。そのような子どもたちを支援しようと、子ども食堂が各地にありますが、みなさんボランティアでやられていることがほとんどなので、資金面や運用面から、毎日の食事を提供することは難しいことを隣で見て感じていました。そこで、社会全体で、継続的に子どもの食をサポートしていけないかと考えたのが、こどもごちめしです。 こどもごちめしは、飲食店を利用した継続性の高い子ども食堂です。こどもたちは、行きたい日に行きたいレストランを選んでいくことができます。また、家庭の状況というのは大変繊細なものです。子ども食堂というと、周りの目が気になって利用できない方もいます。こどもごちめしはご飯を食べ終わったら、スマホ内のデジタルチケットを見せます。電子マネーで支払うのと動作が似ており、他の人から見ると、子ども食堂を利用したということがわかりにくいため、本人や家族は周りの目を気にせずに利用できるのも特徴です。」 サービスの使い方。わかりやすさを大切にしている こどもごちめしは、子どもが食事を無料(1,000円まで)でとれるだけでなく、子どもを持つ家庭や飲食店がサービスを使うハードルがとても低いことも特筆すべき点です。 「飲食店は登録料を必要とせず、既存のメニューを子どもたちに提供するので、コストがかかることはありません。利用したいご家庭は、ユーザー登録をすれば、誰でも1週間に3回利用することができ、生活保護を受給している家庭の子どもは毎日利用することができます。」 家庭と飲食店と寄付する団体や個人、三方が関わり合って、子どもたちの食を社会全体で支えていく。それをウェブのシステムで展開しているのがこどもごちめしなのです。 全国の子ども食堂と連携して広く深い支援を 子ども食堂の役割は、食事を提供することだけではありません。食の場を通して、地域の大人と子どもとの接点ができ、コミュニティが作られるという大きな意義も持ち合わせています。 「本人や親御さんからありがたいと言ってもらえるこどもごちめしのサービスですが、飲食店様からも、“地元の子どもと関われるきっかけができて嬉しい”という声をいただきます。」と今井さんは話します。 こどもごちめしに登録するTACO RICOのスタッフと今井さん(右下) また、今井さんは、全国の子ども食堂にもこどもごちめしのシステムを利用してもらい、連携していくことを大切にしていきたいと言います。 「相対的貧困に当てはまると言われている子どもたちが国内に200万人以上もいる中、こどもごちめしのサービスは、より多くの子どもたちに食を届けることができます。そして、各地の子ども食堂の役割は、地域コミュニティにとって大変重要です。多くの子どもの成長を見守っていくためには、地域の子ども食堂と伴走し、広く深く支援していくことが重要だと考えています。ふるさと納税の使途として“子どもを支援する”という選択肢を増やし、子ども食堂の食事代に充てていくという取り組みも少しずつ始まっています。例えば茨城県境町はその取り組みで、3年間で6万食以上を子どもたちに届けています。 最近は、子ども家庭庁の子どもの未来応援基金という補助金も新たに新設されました。そのような補助金とこどもごちめしのシステムを利用して、自治体や商店街ぐるみでの子ども食堂を開催いただけたら嬉しいです。」 相対的貧困の家庭の子どもたちに、毎日の食を提供するためには、現状の地域の子ども食堂に任せておくには負担が大きすぎます。こどもごちめしのようなサービスが、自治体や企業を巻き込んで社会全体で子どもたちを支えていくこと、そして地域の子ども食堂が子どもたちの居場所を作っていくことの、2つの方向からのアプローチが必要なのです。 食と一緒に子どもたちの夢を応援していきたい こどもごちめしでは、子どもたちが楽しめるイベントも企画しています。 「まだスタートして間もないですが、イベントも積極的に開催しています。例えば、先日はプロバスケットボールであるBリーグに所属するサンロッカーズ渋谷の選手をゲストに呼び、子どもたちとシュート体験を楽しみました。キッチンカーを呼び、そこで実際にこどもごちめしのサービスを体験できるような場所にしました。子どもたちにとって、プロのバスケットボール選手と間近で会えるのは、きっと思い出に残りますよね。スポーツや音楽に関連したアクティビティや、こどもごちめしのアンバサダーの方々に協力していただくイベントも開催していく予定です。子どもの食事だけでなく、夢を応援するサービスにしていきたいと思っています。」 スーパーマーケットの前で行われたイベントには多くの親子が訪れた©️ SUNROCKERS SHIBUYA 助け合いの循環ができる社会を目指して 子どもが毎日当たり前に食事をとれるよう、社会全体で見守ることを目指す、こどもごちめし。今井さんは最後にこう話してくださいました。 「こどもごちめしは、食事が終わってレジで画面を見せると、協賛する企業の名前が出てくるようになっています。それを見て“自分たちはこういう大人に支えられているんだ”ということを頭のどこかにでも置いておいてもらえたら、その子たちが大人になったときに誰かを支えよう、困っている人を助けよう、という循環が生まれてくれるのではないかと期待しています。子どもが大人に期待していないという話も聞いたりしますが、“絶対に君たちのことを見限ってないよ”“取り残されていないよ”というメッセージを強く伝えていきたいと思っています。」 自分が受けた善意を他の誰かに渡すことで、善意をその先につないでいくというPay it forwardのマインドを持つこどもごちめし。日本の子どもの未来を社会全体で支えていこうというエシカルな取り組みの今後に注目です。 お話を聞いた人:今井了介さん NPO法人Kids Future Passport 代表理事。Gigi株式会社 代表取締役。作曲家・音楽プロデューサー。2018年にGigi株式会社を立ち上げ、人とお店と地域にやさしいビジネスモデルを提案し、フードテックを使用した「ごちめし」などのサービスを展開。未来の子どもたちを支える支援の輪を広げていきたいと、2023年7月にNPO法人Kids Future Passportを設立、「こどもごちめし」をローンチした。 こどもごちめし公式HP:https://kodomo-gochimeshi.org/
着物は日本の日常的な衣服として着られていましたが、生活スタイルの西洋化に伴い、自分で着付けできる人が少なくなっています。着物を着る機会が減っている今日ですが、裁ち方や構造の観点などから洋服よりもリメイクがしやすく、サステナブルな衣服ともいわれています。本記事では着物がサステナブルである理由と概要を中心に、着物に関するお役立ちの情報を紹介します。 日本の伝統衣装、着物をおさらい 出典:unsplash.com 着物の原型が誕生したのは奈良時代といわれています。平安時代の上流階級にあたる貴族文化において、十二単など多様な装飾とスタイルがつくり出され、武家社会の鎌倉時代以降には、実用性を兼ねた簡略化されたスタイルが誕生、着物が日常的な衣服として定着していきます。江戸時代には、江戸や上方(今の大阪)を中心とした商人文化の発展によって、着物を作る技術がさら発展し、多様な柄や色も生み出されました。 明治維新後の文明開化によって、着物を着る機会自体は減っていますが、着物が日本の文化的および芸術的なシンボルであることは今も昔も変わりありません。特に海外では、「kimono」という名称で日本文化の代表として扱われることが多く、来日した外国人が浅草や京都などで着物を親しむシーンも見られます。 参考:https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000194/194781/kimonosenntei2.pdf 着物がサステナブルな理由 近年、着物の良さが見直されている理由の一つとして「サステナブル」であることが挙げられます。その主な理由を解説していきましょう。 作る工程で処分するゴミの量が少ない 着物は、一枚の布(反物)を直線裁ちすることによって、前身ごろや袖など8枚のパーツに切り分けられます。洋服のように型紙も使わないため、布の端部分が中途半端に余るということはほとんどなく、処分するゴミの量が少なく済むのです。 リメイクしやすい 1着の着物は縫製した部分をほどいて、8枚の布をつなぎ合わせることで反物の状態に戻すことができます。再度、体型に合った採寸を行えば、着物を仕立て直すことも可能です。もし、生地に取れないシミや汚れがあったとしてもその部分を避けた形で衣服やバッグなどにリメイクできます。 長い間、着られる構造になっている 女性の着物は身丈よりも、少し長めなっているものを選ぶのが基本です。腰の部分にベルトを入れるイメージで腰ひもを通し、裾が足首くらいの長さになるようたくし上げ、「おはしょり」というものを作ります。このおはしょりがあると、妊娠時などに体型が変化したり、身長が伸びたりしても調整をするだけなので、長い間、同じ着物を着られるのです。 お手入れ次第で子や孫に受け継がれる 着物は丁寧に保管を行っていれば、着物を所持している年数に関係なく、子や孫へ受け継ぐことが可能です。その一例が、母親の振袖を娘が成人式に着るといった、いわゆる「ママ振(ママ振袖)」であり、小物やヘアスタイルをアレンジしながら、今の時代に合わせたコーディネイトをします。 サステナブル×着物を知れる、おすすめのスポット 今日、サステナブルな観点から衣服のリサイクル活動が盛んです。ここでは、着物にまつわるおすすめのスポットを紹介します。 dual-mode dual-modeは愛媛県松山市に拠点を置く、着物アップサイクルを軸としたショップです。着物ドレスや、着物サルエルパンツ、リバーシブル仕様の帯バッグなど、職人が手作りしています。オンラインだけでなく、時期によって全国各地でPOPUPストアも展開しています。 この投稿をInstagramで見る dual-mode(@dualmode_813)がシェアした投稿 Kimono そのまんまセンター Kimono そのまんまセンターは、日本リサイクルセンター株式会社が運営しており、家庭で使わなくなった着物や帯を再び活かす専門店。千葉県木更津市に拠点を構えています。着物や帯の回収は、廃棄物や処分する際の温室効果ガスを減らすだけでなく、障がいがある方や貧困層の方の仕事を生み出すことにも一役買っています。 この投稿をInstagramで見る Kimonoそのまんまセンター(@kimono_sonomanma)がシェアした投稿 サステナブルな着物を見直そう 出典:unsplash.com 本記事では裁断やサイズの調整のしやすさなど、着物がサステナブルであるという理由に触れました。着物は帯や帯揚げ、下駄、小物などのカラーや素材を活かした多様なアレンジができる衣服です。着物の知識を深め、着付けやリサイクル活用を知ってみたいみたい方、これから着物を着てみたいという方は、こちらの記事を参考にサステナブルの要素を盛り込んだ着物ライフを取り入れてみてはいかがでしょうか。
秋も深まり、少し冬の足音も聞こえてきました。紅葉を楽しみながらお出かけしたい11月、関東近郊では、注目のイベントが多数開催されます。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 MoFF 2023 Autumn 五感で感じる!エシカルなお祭りが渋谷区北谷公園を中心に開催 アートやクリエイティブを強く意識したミュージアムのような空間で「伝える=tell」をテーマにしたイベントです。イベント当日は、買い物をするだけで「森」が増えるエシカル・オンラインマーケット「tells market」で一つひとつの品物に込められた作り手の想いや、豊かに循環する地球の未来に向けたメッセージなどに触れるお買い物体験ができます。他にも、トークセッション、音楽フェス、ワークショップなど多彩なコンテンツが展開予定。 日本中から集まる作り手に出会い、商品に触れながら、エシカルを知る2日間にしてみませんか。 開催日時:2023年11月18日(土) 10:00~20:00 19日(日)10:00~19:00 場所:1. 渋谷区立北谷公園(東京都渋谷区神南1丁目7-3) 2. コワーキングスペース SLOTH 2階(東京都渋谷区神南1-14-7 ワイズ神南ビル 2F) 3. Roasted COFFEE LABORATORY 渋谷神南店(東京都渋谷区神南1-6-3 フラッグ 1F) 入場料:無料※トークセッションは事前申し込みが必要です URL:https://tells-market.com/moff_2023 「ハーヴェイ・ミルク」第11回with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会 ゲイと公言して人権活動を続けたハーヴェイ・ミルク氏の半生を知る 横浜駅すぐの社会課題解決型スタジオ「with GREEN PRINTING」では、毎月第三金曜日に映画上映会と交流会を開催。ドキュメンタリー映画の上映を通じて、世の中で起きている社会課題の真実を知り、サステナビリティやSDGsに取り組む人々同士が繋がることで、社会課題に対する新たなアプローチを生み出すきっかけを提供しています。 11回目となる本イベントでは、11月16日国際寛容デー(UNESCO)、12月10日世界人権デーにちなみ「ハーヴェイ・ミルク」を上映。ゲイと公言して、全米初の公職(サンフランシスコ市市政執行委員)に選ばれたハーヴェイ・ミルクの活動と、その暗殺事件の裁判を記録した世界のドキュメンタリー映画史上に残る傑作です。希望を見出せる作品を観て、声を上げ続けることの重要性や多様性について語り合う夜を過ごしてみませんか。 開催日時:2023年11月17日(金) 18:00開場 18:30上映~終了後交流会(21:00終了予定) 場所:with GREEN PRINTING 横浜市西区高島2丁目14-12 ヨコハマジャスト2号館 3F(横浜駅徒歩3分) 参加費:1,500円 ※軽食・ソフトドリンク付 お申込み:https://peatix.com/event/3562036 本八幡 お着物交換会&1000円販売会 次の人へバトンをつなぐ、眠っている着物の交換イベント 譲りたい着物を持つ人と、着物が欲しい人とをつなぐ交換会が千葉県本八幡にて開催されます。着物の循環の輪を広げたいとの想いで企画された本イベントでは、着物を交換するほか、手ぶらで参加してお買い物だけ楽しむことも可能。 リユース着物ショップ「今昔着物 龍巳」からは着物、帯、帯締めなど全て1000円で販売され、アクセサリーやお菓子店の出店も予定です。着物初心者さんも、気軽に足を運んでみては? 開催日時:2023年11月23日(木) 12:00~15:00 場所:スタジオbuzz本八幡千葉県市川市南八幡4-1-7 本八幡駅南ビルB1(本八幡駅徒歩1分)入場料:500円 URL: https://blue047492.studio.site/ ケアリングマーケット 「介護」や「ケア」にまつわるモノとヒトが下北沢ボーナストラックに集合! 11月11日の介護の日、「ケアリングノーベンバー2023」の一環として開催される本イベントでは、さまざまな福祉施設やブランドが参加。商品の作り手、売り手と会話をしながら、商品のうまれた背景や作り手のこだわりに触れることができ、実演販売も予定しています。 また、マガジンハウスのオンラインメディア「福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉」によるおすすめの逸品を紹介するブースも登場!全国各地から作り手のこだわりのつまった素敵なプロダクトが集まります。ケアにまつわる一品を探しに訪れてみては? 開催日時:2023年11月23日(木) 11:00~18:00 場所: BONUS TRACK PARK(下北沢駅南西口徒歩 5 分 / 世田谷代田駅徒歩 5 分) 入場料:無料 URL: https://note.com/bonustrack_skz/n/n7256187715fa エシカルフェスタ2023 エシカルな生産や消費、ライフスタイルを考え、発信する一日に エシカルな生産や消費、ライフスタイルを考え、発信することを目的に2015年より開催されてきた本イベント。今年のテーマは“Are you ready for your regenerative journey? ”( 私たちの新しい旅のはじまり)です。リジェネラティブ(環境再生)に焦点を当てたコンテンツが予定されています。リジェラティブという考え方は、自然環境、つまり土壌や生態系の改善をすることではじめて私たちの暮らしや文化・ビジネスが持続可能になることを意味するもの。 リジェネラティブ領域で活躍するゲストによるクロストークやマーケット、ワークショップでのエシカルな消費を体験し、課題への理解を深め、解決のためのアクションをみんなで考えます。 開催日時:2023年11月23日(木) 11:00~16:00(最終入場15:45 予定)場所: 聖心女子大学4号館 聖心グローバルプラザ 入場料:無料 ※トークショーは、すべて無料ですが事前予約が必要です URL:https://ethicaljapan.org/article/event/5402 シェアウィーク2023 シェア文化を通じて持続可能性を考える1週間 社会課題の解決手段として注目を浴び続けるシェアリングエコノミー。そんな日本の未来の希望となるシェアを1週間で学び尽くせる『SHARE WEEK』が今年も開催されます。第一線で活躍するマルチセクターのリーダーが旬なテーマについて議論するトークセッションをはじめ、シェアリングエコノミーの最前線を知ることができるスタディツアー、ローカルプログラム、インド視察ツアーなどを開催予定。国内外で広がるシェアリングエコノミーの輪に参加してみませんか。 開催日時:2023年11月10日(金)~11月17日(金) 場所: オンライン・首都圏など 入場料:プログラムにより有料有り URL: https://sharing-economy.jp/ja/shareweek/sw2023 アートウィーク東京 都内50 の美術館・ギャラリーを舞台に国内外から注目される現代アートの祭典 日本の現代アートを国内外へ発信する一大アートイベント「アートウィーク東京」。2023年のアートウィーク東京には、11美術館と39ギャラリーが参加。東京国⽴近代美術館をはじめ、東京都現代美術館や森美術館といった⽇本のアートシーンを牽引する美術館が名を連ねます。また、銀座メゾンエルメス フォーラムや資⽣堂ギャラリーのような企業が運営するインスティテューションも。期間中は、麻布十番・京橋・六本木・清澄白河などのアートスペースを無料シャトルバス《AWT BUS》でたっぷり巡り堪能することができます。目玉企画となるのは、今回初の試みとなる「買える展覧会」《AWT FOCUS》。その他にも子供・学生向け企画やアートコレクター育成プログラム、オンライントークなど今のアートシーンを彩るラインナップが揃います! 開催日時:2023年11⽉2⽇(⽊)〜11⽉5⽇(⽇) 10:00〜18:00 場所:都内50の美術館/インスティテューション/ギャラリー 入場料:参加ギャラリーの⼊場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適⽤ AWT FOCUSの⼊場料:2,000円(お得な前売りチケットあり)、学⽣・⼦ども無料 URL: https://www.artweektokyo.com/ オーガニックシティフェスティバル2023 千葉県木更津市で「オーガニックなまちづくり」を体感! 平成28年より市を挙げてオーガニックなまちづくりに取り組む、木更津市。学校教育やセミナーなど様々なキャンペーンが実施される中、市が誕生した11月3日に合わせ「オーガニックシティフェスティバル2023」が開催されます。フェスティバルでは、「子どもたちの笑顔の花咲く種をまこう!」をテーマに、未来を生きる子どもたちに今、私たちができることは何かを考え、ワークショップやセミナー、ミュージックライブ、ファーマーズマーケットなど、家族みんなで楽しめるアクティビティなどが予定されています。東京からもアクセスの良い木更津潮浜公園に足を運んでみませんか。 開催日時:2023年11月3日(金・祝) 9:30~15:30 ※雨天決行・荒天中止(中止の場合は前日正午頃決定) 場所: 潮浜公園 入場料:無料 URL: https://www.k-organiccity.org/festival/ 第20回東京蚤の市 あなただけのお気に入りを探しに。日本最大級規模のアンティークマーケット 欧州に根付く、古き良きものを大切に受け継ぐアンティークマーケットの文化。東京でもその文化をつくりたいとの想いで2012年より開催されている日本最大級規模の蚤の市が、この秋も国営昭和記念公園で開催されます。北欧雑貨や古道具、花や古着からフードなど255の出店に加え、音楽ライブや大道芸などの27組のパフォーマンス、ものづくりのワークショップ、名物「物々交換の本棚」など参加型企画まで一日では周り切れないほどのコンテンツが揃います。休憩用のレジャーシートを持ち、ピクニック気分で参加してみては? 開催日時:2023年11月3日(金)~11月5日(日) 9:30~16:00 場所:国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン ゆめひろば 入場料:オンライン販売チケット1,500円 / 会場販売チケット2,000円 ※中学生以下はチケット不要 URL:https://tokyonominoichi.com/2023_autumn/ GTFグリーンチャレンジデーin 新宿御苑 新宿御苑にて地球に優しいアクションに加わろう! 企業・自治体・団体・市民ひとり一人の地球に優しい行動=「グリーンチャレンジ」を応援する日、GTFグリーンチャレンジデー。当日はステージ、ワークショップ、マルシェ・ショップ、環食(フード)、フォトコンテストなど、地球に優しいライフスタイルを提案するコンテンツが新宿御苑に集結。イベントのプログラムは、市民1人ひとりが日常の中で生物多様性とのかかわりを認識し、身近なところから行動を始めるための「MY 行動宣言」に沿って構成されています。この秋、楽しみながらグリーンチャレンジに参加してみませんか。 開催日時:2023年11月4日(土)〜11⽉5⽇(⽇) 10:00~16:00 ※雨天決行、荒天中止 場所:新宿御苑内 風景式庭園 入場料:新宿御苑入園料500円、中学生以下無料 URL: https://gtfweb.com/gcd2023/
環境省によると、一年間でごみに出される衣類は約50.8万トン。消費者が廃棄する衣類が膨大であるのに加え、売り切ることができずに在庫として残り、結果として消費者のもとに届く前に廃棄される衣類も多く存在します。 今回は、“衣類廃棄ゼロ”を目標に掲げ、最新のデジタル技術を取り入れたアパレル企業向けのプラットフォームを展開する、GOOD VIBES ONLYを取材。代表の野田貴司さんに、今のアパレル産業が抱える課題についてお聞きしました。 在庫ロスは生産量の30%以上が当たり前。多くのアパレル企業が抱える課題 出典:unsplash.com 本当に欲しいと思った洋服しか買わない、長持ちする素材を選ぶ、など消費者が衣服に関わる環境負荷を低減するためにできることは、大方想像がつくものです。しかし、企業がどのような問題を抱えているかは、なかなか知る機会がないもの。長年アパレル業界に携わる野田さんは、企業における衣類廃棄問題を以下のように話します。 「時代の流れもあり、現在は少しずつ在庫を減らしている企業さんは多いものの、生産量の30%以上は在庫として常に倉庫で保管しているというのが一般的です。機会損失を避けるため、売り切れを出さないよう、はじめから売れ残りを想定して、発注なども行っているところが多いですね。プロパーの在庫消化率70%だと、かなりいい方という印象です。在庫の処分方法はもちろん、倉庫の維持費もかさみ、実は課題があったのにもかかわらず、そのモデルが出来上がっている中で、なかなか改善されてきませんでした。」 GOOD VIBES ONLY代表の野田貴司さん そのようにして売れ残った在庫がたどる経路は様々です。 「企業として、在庫の処分を行う際は、サンプルセールなどを行う、焼却、バイヤーに買ってもらって海外に売る、バッタ屋(商品を格安で販売する店)に買ってもらって安く売るという選択肢があります。最終的には、海外に送られて埋め立てられるケースも多く、アパレルは生産だけでなく、廃棄の方法も問題になっています。」 なぜそんなに在庫をかかえているのかという質問に答えることができなかった 野田さんが初めて衣類廃棄について問題意識を持ったのは、他業界の人の何気ない一言でした。 「以前携わっていたアパレルブランドを売却するときに、今までアパレルには全く携わってこなかった業種の企業からの、デューデリジェンス(事前調査)がありました。当時20~30億円ほどの売上がある会社で4億円分の衣類が過剰在庫になっていることをお伝えしたのですが、そのときに“なぜ在庫が4億円分もあるのですか?”と驚かれて、そのときにはっとしました。」 アパレル企業では、その量の在庫を抱えることは極めて一般的であり、疑問に思うことがなかったため、その質問に答えられなかったと言います。 その出来事をきっかけに、野田さんは“衣類廃棄ゼロ”をミッションに掲げたGOOD VIBES ONLYを設立。アパレル企業が抱える課題を解決しながら衣類廃棄をなくすためのプラットフォーム“Prock(プロック)”の開発に着手しました。現場や企業の声を反映し、自社ブランドでのテストを繰り返しながら、およそ3年の歳月をかけて実用化にこぎつけたのです。 廃棄衣類ゼロを目指して開発、現場の課題解決にも繋がるツールの開発 Prockが提案する新しい洋服のサプライチェーン 「Prockでは、アパレル企業が行う企画・デザイン~販売までの管理をDX化し、業務の効率化を測りながら、余剰在庫問題をワンストップで解決することができるサービスです。大きな特徴の一つは、3Dデジタルサンプル技術です。試作品であるサンプルを実際に作らなくとも、特徴や質感など細かく数値化された生地を画面上で選び、リアルに限りなく近い質感の立体的なサンプルを確認することが可能になっています。洋服のサンプルはもちろん、生地屋さんから送られてくる生地のサンプルの廃棄も減らすことにも寄与しています。品質の高い日本の生地をデジタルサンプルとして海外に展開することも考えています。」 実際のデジタルサンプル。すでに大手のアパレルブランドでも取り入れられている Prockの二つ目の特徴として、AIによる需要予測があります。これまで現場の人の経験と勘で行ってきた発注作業を、AIを使用してどのくらいの需要が見込めるのかを判断することにより、正確で、売れ残りのない数の発注が可能になったのです。 「AIによる需要予測では、SNSに3Dサンプルを掲載した際の反応から、発注の段階で、販売数の見込みがわかります。必要以上の生産をしないことにより、無駄になってしまう衣服を生まないことに繋がります。Prockは、アパレル産業で長い間慣習化されてきたやり方を見なおし、課題を一つずつ解決しながら辿り着いた結果です。デジタルサンプルに置き換えるだけで、国内だけでも1600万着と言われるサンプルを削減することができます。また、アパレル業界全体の余剰在庫を10%削減すると、国内で2億着近くの在庫ロスをなくすことができると試算しています。」 課題解決と売上アップの両立を目指す 衣類廃棄ゼロを掲げProckを各アパレルメーカーに提案する中で、課題も見えてきています。 「現場の作業をより効率化し、同時に在庫管理を行えるツールとしてProckの導入をお勧めする中で、企業さんからは、課題解決も嬉しいけれど売上も伸ばしたい、という声が聞かれるようになりました。業務を効率化するだけでは、今のアパレル業界にアジャストできないと感じています。そんな中、私たちは、不特定多数の人にアプローチする販売方法ではなく、SNSの分析結果を利用したPRを行っています。その洋服を必要としている人に効率的に情報を届けることで、売上に繋げながらも、無駄になる衣服を減らしていくことを目指しています。」 結果、サンプルコストは80%削減し、プロパーでの利益率がアップした事例が出てきています。 また、NFTとしてデジタルサンプルを販売し、ゲームの中のキャラクターにリアルなアパレルメーカーの衣装を着させることができるような、新たな挑戦も。デジタルで洋服を売るという、アパレル企業にとって新しいビジネスモデルを提案しています。 そして、すべてがオンライン上のサービスであるからこそ、人の顔が見える機会を大切にしたいと、野田さんは言います。 「オンライン上で完結してしまう時代ですが、人との繋がりは、サステナブルな社会にリンクしていると思います。私たちがやっていることはデジタルだからこそ、リアルイベントなども行っていきたいと思っています。デジタルファッションを通じて、買う過程を楽しめるようなエンターテインメント性のあるものが良いですね。」 消費者の私たちにできることは? 出典:pexels.com メーカーでも細部まで把握しきれないほど、複雑になっている洋服のサプライチェーン。その中で販売される前に捨てられ、日の目を見ることのない洋服が大量にあるという現実。私たち消費者が洋服を購入するとき、どのようにブランドを選ぶのがよりエシカルなのでしょうか。 最後に、サステナブルな生産に配慮したブランドかどうか見極めるための方法をお聞きしました。 「サステナビリティを打ち出しているブランドさんは増えてきていますが、洋服を購入する際は、生産情報を開示しているかどうか、確認してみるのが良いと思います。販売員さんに、どのように生産されているのか直接聞いてみるのも良いと思います。売り場の販売員さんが生産の背景まで知っているブランドなら、信頼も高まります。オンラインのショップであればぜひ問い合わせしてみてください。消費者が変われば、その需要に応じて生産者も変わります。どちらか一方ではなく、両方の意識が、透明性の高いアパレル産業の実現には欠かせません。」 「アパレルが汚染産業であることから目を背けず、目を向けることが大切だと思っています。アパレル産業を含む社会全体もそうであってほしい。」と話す野田さんからは、アパレル産業を変革していくという強い意志を感じました。持続可能な社会へ大きく舵を切るためには、新しい技術を取り入れ、時代や社会のニーズに合った取り組みが不可欠なのではないでしょうか。 お話を聞いた人 株式会社グッドバイブスオンリー代表取締役 野田貴司さん 1992年、福岡県出身。大学を経て上京し、22歳からソーシャルメディアマーケティングに携わる。その後、D2Cの先駆けであるD2Cファッションブランド「eimyistoire」の立ち上げに貢献。2017年に同社を退社し、「廃棄衣類ゼロ」をミッションに掲げるGOOD VIBES ONLYの立ち上げに参画。これまでの経験を活かし、従来の洋服のサプライチェーンをより効率的かつサステナブルにするシステム「Prock」を開発。3DデジタルサンプルをはじめとするProckは、現在大手アパレルメーカーにも取り入れられている。
植物性ミルクとは、豆類や穀物など植物由来の原料からつくられたミルクのことです。 日本では、植物性ミルクと言えば豆乳がなじみ深いですが、近年は環境に優しい、ヘルシーかつ栄養価が高いなどの理由からアーモンドミルクやオーツミルクをはじめとした植物性ミルクが人気に。そんな植物性ミルクは、種類が多いゆえに、どれを選べば良いか迷ってしまうことも。 そこで今回は味や特徴、環境への影響などをご紹介。植物性ミルクを深堀りします! 植物性ミルクはサステナブル? 出典:unsplash.com CO2排出量は、全産業の約3~4%を占めると言われている酪農業。牛のゲップから排出されるCO2が問題になっているのに加え、乳牛を飼育するためには多量の穀物を必要とし、その穀物の栽培には多くの水を使用します。その他にも、アニマルウェルフェアの観点からも工業的な乳牛の飼育はエシカルではない面が多く見られます。 そのような背景があり、環境のことを考慮する場合には、植物性ミルクを選んだほうがサステナブルであると言えます。 しかし、すべての植物性ミルクであれば環境負荷が低いとは言い切れません。なぜなら各ミルクを原料から栽培する際に使われる資源、輸送にかかる燃料消費なども考慮されるからです。 BBCでは以下のような表を発表しています。このような報道や書籍を参考に、それぞれの植物性ミルクの特徴を見ていきます。 出典:Climate change: Which vegan milk is best? - BBC News 人気の植物性ミルク6つは環境にやさしい? 今回は、数ある中から6つの植物性ミルクをピックアップ。それぞれのミルクの特徴や、栽培・輸送にかかる環境負荷をチェックしていきましょう。 ソイミルク(豆乳) 色味は大豆本来と近いクリーム色です。慣れ親しんだ大豆の風味がしっかりと感じられる 大豆からつくられており、日本人に最も馴染みのあるミルクです。豊富なタンパク質、ビタミンやオリゴ糖などが含まれています。 大豆生産におけるCO2排出量、水資源利用量は少ないとBBCは報じています。しかし大豆の多くが工業的農地で栽培されていることから、グリーンであるとは言い切れません。さらに、他の植物性ミルクの原料となるナッツに比べて国産のものが多い印象がある大豆ですが、実は国内自給率は6%程度。北アメリカ・南アメリカ大陸からの輸入が大半であることから、輸送にかかる環境コストを考えると、国産のものを選ぶと良いでしょう。 アーモンドミルク すっきりとした白色。杏仁豆腐のような風味や甘さを感じる アーモンドを原料としてつくられたミルクです。カロリーや糖質が低く、ビタミンE、食物繊維が豊富で、近年はスイーツの材料やカフェドリンクとしても人気を得ています。 その人気の一方で、アーモンドの栽培には多量の水が必要で、1粒のアーモンドを栽培するのに3ℓもの水を使用します。さらに、アーモンドの木に使用する農薬はミツバチを危険にさらしており、2018年~2019年の間だけでもアーモンド産業で犠牲になったミツバチは500億匹と言われています。生産背景に責任を持っているメーカーを選ぶことが大切です。 オーツミルク ほんのりと香ばしさがある香る。ノンシュガーでも優しい甘味が感じられ、飲みやすい印象 穀物の1種であるオーツ麦を原料としてつくられたミルクです。最近は、アーモンドミルクに並び、カフェなどでも牛乳の代わりによく使われているオーツミルク。植物性ミルクの中でもカルシウムが多く含まれていることが特徴で、食物繊維も豊富です。 原料となるオーツ麦の生産におけるCO2排出量、水資源利用量は少ないとBBCは発表。生産に必要な水の使用は、牛乳のおよそ15分の1の量と言われています。日本における国内自給率は12%で、主にカナダ、オーストラリア、イギリスからの輸入頼りのため海外産オーツミルクの環境負荷は改善の余地があるものの、世界的に見ると、植物性ミルクの需要が高い北部の地域でも栽培が可能なため、農園から消費者までの輸送距離は短くて済むのが特徴です。 マカダミアミルク マカダミアナッツの香ばしさが口いっぱいに広がる。ナッツ特有の渋みや油分を感じた マカダミアナッツを原料としてつくられたミルクです。ナッツミルクの中でも、不飽和脂肪酸であるオレイン酸や、アンチエイジングにも寄与するパルミトレイン酸が含まれます。 マカダミアナッツは、オーストラリアを筆頭にアフリカ、ケニア、グアテマラ、コスタリカなどの生産地からの輸入が必須です。ただオーストラリア・マカダミア協会では農薬に頼らない外注除去など水、土壌、空気、在来の植生、野生動物の保護をうたっていることから、現地で消費する分にはサステナビリティへの貢献度が高いミルクと言えるでしょう。 ココナッツミルク ココナッツの果肉からつくられたミルクです。カリウムやマグネシウム、銅や鉄などが豊富です。ただカロリーは高めなので、摂りすぎには注意したいミルクです。 ココナッツの栽培には、水や化学物質をほとんど必要としない点で環境にやさしいと言えます。また、優れた炭素吸収能力があり、生きている間は二酸化炭素を吸収し続けてくれます。しかしナッツ同様、国産のココナッツは手に入らないので、輸送に環境負荷がかかります。 ヘンプミルク 健康・美容意識の高い人の間で話題となっている麻の実(ヘンプ)を原料としたミルクです。豊富な食物繊維のほか、ビタミンEや鉄分、亜鉛、銅、マグネシウムなど様々な栄養素を摂取することができます。 ヘンプは丈夫な植物で、農薬が無くても様々な地域で栽培できます。使用する水の量も比較的少なく、各部位に用途があるので、無駄なく使えるのも高ポイントです。 植物性ミルクはこれからより身近になる 出典:unsplash.com 健康志向の高まりや、環境保護の観点から普及しつつある植物性ミルクを、栄養素からだけでなく、環境負荷などから見てきました。植物性ミルクであっても、条件次第では必ずしもエコとは言い難い場合もあります。 今後ますます身近になることが予想される植物性ミルク。選ぶ際には、その生産国や生産背景を知って選んでみてはいかがでしょうか。 参考:ジョージーナ ウィルソン=パウエル.これってホントにエコなの?,東京書籍,2021 リンク
“エシカルな結婚式”と言うワードからどんなウェディングを想像しますか。環境に優しいナチュラルテイストの装飾?プラントベースのお料理? エシカルと聞くと、質素なものというイメージが先行するかもしれませんが、エシカルウェディングは、主役の二人や、式に関わる全ての人はもちろん、地球の未来を大切に考える要素を取り入れた結婚式。多種多様なスタイルと可能性に満ちたニューノーマルな結婚式の在り方です。 今、ウェディング業界に新しい風をもたらす一般社団法人エシカルウェディング協会代表の野口雅子さんと、これからの時代の結婚式に求められるものを考えていきます。 エシカルウェディングとは エシカルウィディングの一例として、米粉のマフィンで作られたウェディングケーキと 自然農園で育てられた花の装飾などを取り入れている エシカルウェディングとは、人と地球環境、地域社会、に配慮する“エシカル”な価値観を取り入れたウェディングのことです。 野口さんは、「大量消費の時代に生まれた従来の日本の結婚式・披露宴は、華やかである一方で、実は社会課題が多数存在しています。」と話します。 「エシカルウェディングは、まず、二人が本当に望む未来とは?結婚式とは?の本質的な意味をディスカッションすることで、必要のないものや無駄なことを省くことから始まります。 また、ウェディングの事業者さんと、体に優しい食材を使った料理や、フードロスがでない料理の出し方を工夫するアイデアをシェアしたり、デザイナーさんと資材を使い切る装飾方法を考えたりすることを積極的に行っています。他にも、自然素材で作られたドレスやフェアトレードや地域創生につながるギフトアイテムなどを選ぶなど、ひとつひとつエシカルな提案を行い、それが多くの人の選択肢となれば、結果として環境負荷を減らし、社会貢献に繋がると考えています。」 レースカーテンの残布で作られたドレスで前撮り。ドレス制作: KUMIKO TANI そんなエシカルウェディングを普及するために、野口さんが2021年に立ち上げたエシカルウェディング協会では、現在約30名のウェディングプランナーとクリエイターが活動。 ウェディングプランナーとクリエイターは、本質を大切にした結婚式を実現するために、常に情報のキャッチアップやアイデアの交換を欠かしません。協会では、個人向けにはもちろん、事業者向けにも具体的な情報やノウハウの提供も行っています。 エシカルウェディング協会2周年記念イベントにて みんなが少しずつ感じている“結婚式はこうあるべき”の違和感 新婦の祖母が遺してくれた毛糸や布でギフトを兼ねて装飾 エシカルウェディング協会による結婚式・披露宴に関するアンケート調査では、「結婚式を通じて環境や社会に貢献するアイデアを周囲の人に共有したい」と答えた人が約8割にのぼる結果に。また、同調査において結婚式・披露宴に持つマイナスイメージとして上位に挙げられた項目は「多額の費用がかかる」、「形式的でどれも同じテンプレートに感じる」などがあります。 そんな時代の流れの中、野口さんは、長年、多くのウェディングの現場に携ってきた経験から、従来のやり方にとらわれないウェディングにシフトしていくべきだと強く感じています。 「式場ではパッケージ化されたプランが一般的です。より深くお二人に寄り添いたいと思っても、実現するのが難しいという歯がゆさを感じてきました。」 エシカルウェディング協会では、あらゆる選択肢の中から、二人に寄り添ったウェディングスタイルを提案しています。 教会や神社、ゲストハウス、ホテル、レストランだけが結婚式の舞台ではありません。 「お二人のご希望をお聞きして、様々な場所をご提案します。場所の使用許可さえ取れればどんな場所でもウェディングは実現可能なんです。ゆかりのある場所、思い入れのある場所ならば、二人の母校や、ご自宅でも。ライブハウス、撮影スタジオ、キャンプ場、アーチェリー場、古民家、歴史的建造物、料亭、旅先の旅館、ワイナリー、無人島、農園、原っぱ、田んぼの真ん中など、考えもつかなかった場所が会場となり、二人の門出に最もふさわしい場所になるかもしれません。」 東京都主催TOKYO ETHICAL ACTIONのエシカルマルシェで模擬挙式を実演 結婚式を出発点に、社会全体が幸せに溢れたものに 進行についても、予定調和なスタイルだけが答えではありません。 「これまでも、ご家族全員からお二人への手紙を読んでいただく挙式、お二人がカフェ店員になってゲスト全員にドリンクを提供するウェルカムパーティ、アーチェリーのレクチャーを取り入れた結婚式、二箇所のメインブースを設けて過去と未来を行ったり来たりするかのように体験できるパーティスタイル、ライブハウスを貸し切って思いっきり音楽とサンバを楽しむパーティーなど、二人の夢や要望をとことんヒアリングし、それを形にしてきました。大切なのは、“なにをやるか”ではなく、“どうしてそれをやるのか”。その理由を明確にするからこそ、結婚式は、二人の心に深く刻まれる日となります。そして、そこから始まった家族の歴史は、やがて社会や未来に繋がっていくんです。結婚式というのは、そういう役割があると感じています。」と野口さん。 エシカルウェディング協会のウェディングプランナーやクリエイターは、結婚式当日だけでなく、その後ずっと続く未来も見据えて、二人の本当の幸せとはなんだろう?ということに想いを馳せ、一緒に結婚式を作り上げてくれます。 ウェディング業界自体は思い切った変革が必要 ロスフラワー®を使った装飾も積極的に取り入れている 高度経済成長期から続く慣習が根強く残ると言われる、ウェディング業界。 例えば、二人はもとより、ゲストもゆっくり食事をとる時間がない、といったケースも少なくありません。また、会場のバックヤードでは、ケーキや料理が大量に残ってしまい食品ロスになってしまう、せっかく作った席次表などのペーパーアイテムやお金をかけた装飾資材が廃棄されてしまう、などの問題が常に起きています。さらには、ウェディングを取り巻く環境においても、人手不足や労働環境、高い離職率など、悩みは尽きません。 「二人やゲストが幸せになる場の裏側で、地球や誰かに負担がかかってしまうことは一つでも減らしたい。結婚式だからこそ、本当にお二人の未来につながるあり方であってほしいと願っています。」と野口さんは話します。 SDGsの達成や循環型社会が叫ばれるなか、ウェディング業界も持続可能な方向へさらに大きくシフトチェンジしていく必要があるのです。 競争ではなく、手を取り合ってウェディングを変えていく TOKYO ETHICAL ACTIONのエシカルマルシェで協会活動を紹介する野口さん 「存在しないなら自分たちでつくるしかない」と新しい試みに対してもとても前向きな野口さん。 賛同するフリープランナーや事業者が増えているものの、エシカルウェディング協会の取り組みは発展途上であり、さらなる広がりを目指していると言います。 「ウェディング業界内で差別化したり、競争し合ったりするのではなく、業界全体で手を取り合うことが非常に重要だと考えています。そのため、今後はより多くのウェディング事業者やSDGsに取り組まれている企業、公共団体、個人をつなげ、大きなチームとしてエシカルウェディングのムーブメントを起こしていきたいです。」 多様な価値観が広がる今、形式を重視するのではなく、自分たちやゲストが本当に望む結婚式を挙げたいと思っている人も多いのではないでしょうか。 どこかに負担のかかる結婚式ではなく、人にも地球にも社会にも優しいエシカルウェディングという選択肢が、結婚式のスタンダードになる日は遠くないかもしれません。 編集後記 「厳かなチャペルで式を挙げて、披露宴会場では多くの余興とともにフルコースのフレンチが次々と並べられる……」 これは今回の取材を行う前、筆者がウェディングに持っていた固定概念です。 しかし、パッケージ化されたウェディングスタイルのみが結婚式ではなく、場所、料理、余興、進行などすべての要素において、二人の願いをしなやかな発想で最大限に叶えられることを知り、エシカルウェディングは従来のウェディングと比べるととても自由であることに驚かされました。 また、華やかな舞台の裏側では、食品ロス、資材などの廃棄ロス、関わる人々の労働問題など、長年見て見ぬフリがされてきた現実があります。未来を見つめ持続可能性を探るエシカルな結婚式は、大量生産・大量消費に違和感を持つ人が多い現代、人々のニーズにもマッチしているのではないでしょうか。 お話を聞いた方 野口雅子さん 一般社団法人エシカルウェディング協会発起人&代表理事エシカルウェディングコンサルタントIWPA認定ウェディングコンサルタント自身の海外結婚式の経験がきっかけで自然との共生をコンセプトとした結婚式のプロデュースをスタート。2011年5月、日本初となる「エシカルウェディング」を手掛ける。プロデュース歴28年 経験組約1500組。 一般社団法人エシカルウェディング協会 公式情報サイトhttps://ethicalwedding.info
わたしたちがよりヘルシーに、心豊かに生き抜くためのキーワード「エシカル」。その定義は、曖昧でわかりにくいという方も多いかも知れません。そこで今回は、AIにエシカルについて質問。テクノロジーとうまく付き合うこともますます求められる時代、AIがわたしたちに教えてくれることとは? そもそも「エシカル」とは? 出典:pexels.com まずは、そもそも「エシカル」とはどんな概念なのか?エシカルについて聞いてみます。AIは、個人や企業の社会的責任が求められていることを的確に回答しています。 Q:エシカルとはどんな概念か詳しく教えてください A:エシカルとは、道徳的・倫理的側面から見た正しい行動を示す概念です。具体的には、商品の生産や発売、企業活動などにおける社会的責任や環境保護などが該当します。 企業がエシカルになることで、社会からの信頼感が高まり、企業倫理に基づく行動が取れるようになります。特に近年では、環境保護や人権問題などに対する社会意識が高まっており、エシカルな企業活動が求められています。 また、エシカルな行動は企業にとってだけでなく、個人としても大切です。倫理的な行動をとることで、社会に対して貢献し、自己実現や幸福感を得ることができます。教育機関としても、学生に倫理観を身に付けるよう教育を行うことが重要であると考えます。 以上、エシカルとは、倫理的な行動を示す概念であり、企業や個人が社会的責任を果たすために大切なものであるということが言えます。 エシカルで世界は変わる? 出典:unsplash.com それでは、エシカルな考え方が広まることで、本当に社会は良くなっていくのでしょうか。AIは以下のように見解を示しています。 Q:エシカルの力によって世界や社会を良い方向に変えることはできますか?またそのために必要なことは? A:はい、エシカルの力によって社会を良い方向に変えることはできます。以下はそのために必要なことです。 1. 意識して行動すること:エシカルな生活を送るには、自らが取る行動が大切です。自分が身近なところから変えていくことが、社会への影響力を高めることに繋がります。 2.企業や製品の選択:エシカルな製品やサービスを提供する企業に投資することで、社会的責任を果たしている企業の成長に貢献することができます。 3. ネットワークを活用すること:エシカルな取り組みを推進するためには、社会的なネットワークを活用し、情報の共有やコミュニティの形成を行うことが大切です。 4. 政治的な関与:社会を変えるためには、政治的にも積極的に関与することが必要です。有権者として投票することや、政治家への意見表明などが挙げられます。 企業にできることは? 出典:pixabay.com これまで2つの質問で「企業」に焦点を当てた回答がありました。企業には今何が求められているのでしょうか。 Q:企業にできるエシカルなアクションはありますか? A:企業は、以下のアクションを通じてエシカルを社会に広めることができます: 1. 透明性の確保:企業は、製品やサービスの生産にかかる環境的、社会的、労働条件に関する情報を公開することで、消費者に対して透明性を確保することができます。 2. コミットメントの公表:企業は、エシカルに関するコミットメントを公表することで、社会に対して自社に対する責任を示すことができます。 3. SDGs(持続可能な開発目標)に対する貢献:企業は、自社のビジネスをSDGsと関連づけることで、社会的貢献を明確化し、消費者に対してエシカルなビジネスを行っていることを示すことができます。 4. 意思決定プロセスへエシカルを取り入れる:企業は、ビジネスの意思決定プロセスにエシカルを取り入れることで、企業の行動が社会に与える影響を考慮し、持続可能なビジネスを実行することができます。 5. ステークホルダーとの協力、コミュニケーション:企業は、ステークホルダーとの協力やコミュニケーションを通じて、自社のエシカルな取り組みを広く伝えることができます。 これらのアクションを通じて、企業はエシカルを社会に広め、永続的な持続可能なビジネスを実現することができます。 エシカルなビジネス環境が作られるために必要なことは、法律や規制の整備、企業や組織の社会的責任の意識の向上、情報の透明性や公開性の確保などがあります。また、倫理的な意識が薄れがちな現代社会においては、教育や啓発活動も重要な役割を担っています。 エシカルに基づいた行動により、企業や組織が社会的に責任ある行動を取ることができれば、社会全体がより持続可能で調和の取れた方向に向かうことができます。 以上のように、ChatGPTは企業がエシカルに取り組むための基本的な姿勢や社内外におけるアクションまで提案しています。 個人にできるエシカルアクションは? 出典:pixabay.com 次に、わたしたち個人にできるエシカルな取り組みについてです。社会を良くしていくためにどのような行動ができるのか、聞いてみます。 Q:具体的に、個人はどのようなアプローチでエシカルを取り入れる方法が考えられますか? A:以下は個人がエシカルを取り入れるための具体例です。 1.フェアトレード製品の利用:フェアトレード製品は、生産者の労働条件や価格に配慮した商品であり、消費者がその商品を利用することで、生産者に対してエシカルな対応をしているという意識を持つことができます。 2.環境保護活動への参加:ボランティア活動やNGO団体への参加など、環境保護活動に積極的に参加することによって、自分たちの生活を取り巻く環境についての問題を正しく理解し、エシカルな視点を持つことができます。 3.リサイクル・節約の実践:資源を節約することや、使用済みの資源をリサイクルすることによって、環境保全に貢献することができます。例えば、不要になった衣類をリサイクルショップに持っていったり、水や電気の無駄使いをしないように意識することが挙げられます。 4. ソーシャルメディア上での情報収集:情報収集において、ソーシャルメディアを活用することで、エシカルな情報や、企業の社会的責任などに関する情報を得ることができます。これによって、自分自身の消費行動を見直すこと、商品やサービスを選ぶ際にエシカルな視点を持つことができます。 ChatGPTが提案するアイデアはとても具体的です。 「リサイクル・節約の実践」ではより踏み込んでサーキュラーエコノミーに関するアクションを起こしてみることもぜひ選択肢に入れてみると良いですね。 また、情報収集のひとつとして「ソーシャルメディア上での情報収集」が提案されていますが、加えて書籍やセミナーも活用するとより理解を深めることができます。 理想のエシカルなライフスタイルとは? 出典:pexels.com 最後にどんなライフスタイルがエシカルであり、サステナブルな未来に繋がっていくのか具体的なアイデアを聞きました。 Q:エシカルなライフスタイルを送るためのアイデアを具体的に教えてください。 A:以下はエシカルなライフスタイルを送るためのアイデアです。 1.フェアトレード製品の利用:フェアトレード製品は、生産者の労働条件や価格について配慮した商品です。コーヒーやチョコレート、衣類、バッグなど、さまざまな製品があります。 2. ビーガン食品の利用:ビーガンは動物製品を一切使わないライフスタイルです。そのため、ビーガン食品を利用することで、動物の権利や環境に対する配慮をすることができます。 3. 自然素材の衣服を選ぶ:化学繊維は石油由来の原料が使われており、石油化学産業から排出される二酸化炭素を増加させます。自然素材であるオーガニックコットンや麻、リネン、ウールなどを使った衣服を選ぶことで、環境に優しい選択をすることができます。 4.持続可能なエネルギーの利用:自分の家庭や外出時には、LED電球や節電器具の使用、太陽光パネルの導入などを考え、電力消費や温室効果ガスを削減することで、環境のためにエネルギー使用を改善することができます。 5. プラスチックの使用を控える:プラスチックは海洋汚染の大きな原因です。プラスチックの使用を控えたり、使い捨てをやめたり、継続利用可能な容器やバッグを使うことで、プラスチック問題への配慮ができます。 この質問では、個人がエシカルを取り入れるための具体例がより鮮明となりました。衣食住のバランス良くアクションが提示されています。 エシカルについて客観的に聞いてみた結果… 今回は、ChatGPTにエシカルにまつわる様々な質問を投げかけてみたところ、予想していたよりも深い内容で回答してくれました。 本文内では紹介しきれませんでしたが、エシカルを広めるための課題を聞いたところ「コストの高さ、意識の低さ」など人間が感じていることとリンクする内容が出力されたことも印象的でした。 膨大な情報を処理することができるAI。本当に豊かな未来に向かうために、AIの活用をはじめとしたテクノロジーの活用は必須なのかもしれません。
今、ブランドストーリーや商品の裏側にある想いに共感して買い物をする人が増えてきていると言われています。そんな時代にぴったりのイベントが2023年9月に東京・原宿で初開催。「未来の文化を売り買いする体験イベント、文化商店」とは?どんなイベントなのか詳しくレポートします! 商店街をイメージした空間デザインに高まる期待! 今回、文化商店が開催されたのは原宿駅すぐの施設。受付を済ませるとすぐ出迎えてくれる大きな暖簾をくぐり、こだわりのブランドが待つ会場へ。早くも、素敵なモノと人との出会いを予感させる、心地よいテンポの音楽が耳に入ってきます。 会場の中でもひと際目立つ、大きな暖簾! 今回の出展は全26ブランド。将来文化となっていくであろうブランドのみが揃い、お店の人とじっくり話しながら商品について知ることができるのが、この文化商店の大きな特徴です。世に出たばかりの商品や、こだわり抜かれた商品、ユニークなコンセプトを持つ商品やエシカルでサステナブルな商品などが並びます。 商店街の賑わいが表現された、明るく楽しい雰囲気の空間 素敵なストーリーを持つブランドが勢ぞろい まず目に止まったのが、緑と白を基調とした統一感のあるブース。ALL GREENは、日本全国から選び抜いた一番茶を、定期便で届けるサービスです。会場では、3種類のお茶を試飲して、気に入ったお茶に投票。顆粒タイプになっていてお水でも簡単に溶かすことができますが、その手軽さに相反し、どのお茶も上品で香り高く、奥深い味わい。改めて日本茶の魅力に気付かされます。 どれも本格的なのに手軽。どのお茶も同じくらい人気でした お酒好きなら見逃せないのが、Better life with upcycleのクラフトビール。こちらのクラフトビールは、なんとサンドイッチを作る際に切り落とすパンのミミを使用。老舗のパン屋さんが新たに立ち上げたブランドです。さらに、パンのミミを使用したラベンダー香るジンも発売。どのお酒も同ブランドから出ているラスクと相性抜群です! パンのミミをアップサイクルして作られたクラフトビールとラスク 色とりどりのお花が並ぶのは、アプローズ。アレンジメントや作品はすべて港区にある福祉事業所で手作りされているそう。お花の組み合わせが絶妙で可愛く、自宅用やプレゼント用に気軽に購入できる大きさが嬉しい!シーズンに合わせた商品も取り揃えていました。 センスの良いブーケなどが並ぶ FERMENSTATIONは、未利用資源と独自の発酵技術を組み合わせた製品を開発しているブランドです。中でも、オーガニック玄米からできたエタノールを使用したアウトドアスプレーとピロースプレー、栄養がたっぷり含まれた発酵由来の「米もろみ」を使用した洗顔石鹸は、品質の高さから愛用者が多い商品。他にも様々な企業と未利用資源を使ったコラボレーション商品を生み出しています。 大きな可能性を秘めた「発酵」を取り入れたプロダクトたち ・・・と、ここまでたくさんのブランドを見てきましたが、他にも魅力的なショップが目白押し。自分に合うお味噌汁をその場で栄養士さんが選んでくれるMISOVATION、サステナブルなファッションを提案するO0uやKAPOK KNOT、重くて焦げやすく扱いにくいという鉄のフライパンの概念を覆す岩鉄鉄器など、心惹かれるお店が立ち並びます。 一軒一軒じっくり見ていたら時間が足りないほど、どこも生産者とお店の人のこだわりと愛がこもった商品で溢れていました。 ”文化”を体験できる新感覚イベント 会場では、スタンプラリーも実施。気に入ったブランドのブースでお店のスタンプを4つ押すと、最後に大きなガラポンを一回引くことができます。出展しているブランドの商品など、内容も豪華! 回すだけで、つい笑顔になる巨大なガラポン! 会期中は、出展するブランドによるワークショップも開かれました。 次々と心ときめくプロダクトに出会えた今回の文化商店は、まだまだ見たかった…!というのが正直な感想。次回の開催は未定ということですが、こんなに盛況なら次回も開催されるはず、と期待しています。 「私たちの未来に残したい商品や文化、取り組みは?」そんなことを改めて考えさせられる魅力満載のイベントでした。
長かった夏も終わり、涼しい日が増えたこの頃。お出かけにぴったりの10月、関東近郊では、注目のイベントが多数開催されます。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 世田谷パン祭り2023 大人気のパンの祭典に、今年はロスパンのアップサイクルビールが登場! こよなくパンを愛する人々が集う、年に一度のパンの祭典が今年も開催。今年は、世田谷公園をメイン会場に、ベーカリー88店舗、パンのおとも38店舗、フードやドリンク28店舗が参加。今年は、過去最多となる2日間で266店舗が出店します。環境や社会が抱える課題に対してのアクションを毎年実施している本イベント。今年は新たな試みとして、余ってしまったパン(ロスパン)のアップサイクルビールを醸造し、イベント当日に発売します。限定パン、予約パンなどは前もってサイトでチェックを。 開催日時:2023年10月28日(土)~29日(日)11:00~16:00 場所:世田谷公園、せたがや がやがや館、三宿四二〇加盟店 入場料:無料 URL:https://setagaya-panmatsuri.com/ WILDERNESS TOKYOによる秋のイベント 東京の山間地域で、この秋「体験」「グルメ」「アート」を体験! 東京山間地域で活動する観光事業者のネットワーク「WILDERNESS TOKYO(ウィルダネス東京)」が、主に奥多摩町、檜原村、あきる野市、日の出町、青梅市、八王子市(高尾)でこの秋開催されるイベントを発表しました。銘酒「澤乃井」を醸造する小澤酒造による「澤乃井蔵開き」、現代芸術家による作品やプロジェクトを、様々な場所で展示する「あきがわアートストリーム2023」 、林業を行う会社によるきこり体験&学習机作りイベント「6歳になったら机を作ろうin東京・檜原村(各回4組限定)」など、大人も子どもも東京の大自然に親しめる催し物が満載。東京の一味違った魅力を味わいに行こう! 場所:奥多摩町、檜原村、あきる野市、日の出町、青梅市、八王子市(高尾) 入場料:イベントによって異なります ※詳細は下記をご確認ください URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000070613.html モノを売らないお店 今考えたい、モノの価値とライフサイクル。ビームスが開催する、人から人へとモノが繋がる体験型交換会 ビームスのスタッフやクリエイターがこの企画のためにセレクトした想い入れのあるアイテムが並ぶ本イベント。一般の参加者も、想い入れのあるアイテムを持参し、店内に並ぶほかの人の出品物と交換できます。 さらに、着られなくなった衣料品の回収に協力すると、BEAMSの経年在庫や店舗の装飾家具等の中から好きなものを選んで持ち帰ることが可能。回収した衣料品は、素材に応じてリユース・リサイクルされる仕組みです。 あなたが誰かに受け継ぎたい大切な洋服と一緒に、ここにしかないアイテムに出会いに行きませんか? モノを売らないお店開催日時: 2023年10月20日(金)15:00~20:00、10月21日(土)11:00~18:00、10月22日(日)11:00~16:00 場所:JOINT AROUND the CORNER 東京都渋谷区神宮前3丁目25−18 THE SHARE104 参加費:無料。要チケット ※「ビームス 新丸の内」と「ビームス 立川」の店頭、「ビームス 恵比寿」が出店する『恵比寿文化祭』イベント会場(アトレ恵比寿 本館 4階 フォンテーヌ広場)の3箇所にそれぞれ設置しているBRING™の衣料品回収ボックスへ衣料品を持ち込むと、「モノを売らないお店」でアイテムの引換券として使用チできるケットが受け取れます。 期間は9月29日〜10月18日(場所によって期間が異なるので詳細は公式サイトをご確認ください)。URL:https://www.beams.co.jp/news/3719/ オーガニックフェスタ in 井の頭公園 三鷹の魅力的なお店と人が集まる地元密着型イベント 循環型ライフスタイルや、地域に根差したお店が点在する東京・三鷹。その魅力に触れられるのが、本イベントです。コンセプトは「消費から循環へ〜子どもたちといっしょに、これからのライフスタイルを体験しよう〜」。 木々に囲まれた井の頭公園に、三鷹産の無農薬野菜や、量り売りのお店、素材にこだわった飲食店などが出展します。作る喜びを体感できるワークショップや、様々なゲストによる講演も開催。 マイカトラリーとマイバッグを持って、秋の井の頭公園に出かけてみよう。 オーガニックフェスタ in 井の頭公園開催日時:2023年10月28日(土)~29日(日)10:00~16:00 場所:井の頭公園 西園 文化交流広場 入場料:無料 URL:https://organicfesta.morinohito.net/ ※雨天決行 すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ “百年の祝福”をテーマに東京すみだエリアがアートの街に! 東京都墨田区北部の“向島地域”と呼ばれる京島・八広・文花はものづくりの町工場や個性的な商店、そして東京でもっとも多く戦前からの長屋が残るエリア。 毎年秋には、この地域に魅せられ集まったアーティストや多種多様な人々による、今を見つめ、未来に残すことを表現した作品が、街全体を舞台に展示。街に潜り込むようにして路地を散策しながら、個性豊かな景観に紐づいたアート作品と出会うことができます。 2023は関東大震災から100年の節目であることから“ 百年の祝福 ”がテーマ。地域の人々や表現者と触れ合いながら、大都会で独自の関係性を築いてきた、現代の長屋文化の魅力を体験してみては? すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ 開催日時:2023年10月1日(日)~30日(月) 10:00~18:00※一部の会場やイベントなど時間外コンテンツもあります。場所:すみだ向島エリア(墨田区京島・八広・文花 ほか)参加費:有料※詳細は主催者情報をご確認ください。URL:https://sumidaexpo.com 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn 大人気のビーガングルメを体験できるチャンス! ヘルシー、環境負荷を減らせる、動物愛護などのメリットから注目される食のスタイル、ビーガン。定期的に開催されているビーガン祭りが、この秋、木場公園で開催されます。 人気店は早めに売り切れてしまうこともあるため、お目当ての出店がある場合は早い時間帯の訪問がおすすめです。 約60店舗のフードやスイーツが集結するイベントで、次世代型のライフスタイルを体感してみませんか。 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn開催日時:2023年10月1日(日) 10:00〜16:00場所: 木場公園 イベント広場参加費:無料URL: https://vegefes.com/news/tokyo-vegan-fest-autumn-information/ Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023 2023年のテーマは「いざなうデザイン-Draw the Future-」 「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトとするデザインの祭典。国内外の第一線で活躍するデザイナーによる作品が、東京ミッドタウンに集まります。持続可能な社会を目指し、新しい価値や仕組みが生まれる今、イベントでは、デザインを通して、よりよい未来にするためのアイデアに触れることができます。注目の作品は、廃棄物として捨てられる土と自然素材の硬化剤を混ぜ合わせて造形された「土の群島」、風をモチーフとした無数のプロダクトによる花畑「風の庭」など。その他トークセッションや子どもを対象としたワークショップなども充実しています。 芸術の秋、デザイン×サスティナビリティの世界に触れてみては? Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023開催日時:2023年10月6日(金)~29日(日)場所:東京ミッドタウン各所入場料:無料 ※一部展示やワークショップは有料URL: https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/6647/ すみだガラス市 2023秋 日本で唯一のガラス器専門市で伝統文化に出会う 東京の墨田区、江東区、江戸川区周辺は古くからガラス産業が栄えてきた街。特に「江戸硝子」は国の伝統工芸品として認定され、16名の国の伝統工芸士が活躍しています。本イベントでは、国内のみならず海外からも高い人気と評価を得ているこの地域のガラス器が一堂に集結。 イベント当日は地域のガラス工場や工房が集い、江戸切子の実演販売や、チャリティーセールなどを予定しています。 グラス類や雑貨など、あなただけのお気に入りの一品を探してみませんか。 すみだガラス市 2023秋開催日時:2023年10月7日(土)、8日(日) 10:00~16:00場所:大横川親水公園「長崎橋跡イベント広場」入場料:無料URL:http://www.tobu-glass.or.jp/menu33.htm エコメッセ2023inちば 千葉県最大の、環境活動見本市で自然との共存を考える2日間 市民・企業・行政・大学などのパートナーシップのもと、「環境への気づきの場」をコンセプトに1996年から開催されている本イベント。今年のテーマを「PEACE:身近な暮らしからもう一歩!」とし、里山の探検や、自然の素材を使用した遊びなど、子どもに向けた催しなど、様々な方面から環境について考えます。 地元企業の取り組みや、ワークショップなどを通じて環境問題やSDGsへの理解を深めてみましょう。 エコメッセ2023inちば開催日時:【オンライン開催】2023年10月14日(土)10:00~、【会場開催】10月15日(日) 10:00~16:00場所:幕張メッセコンベンションホール参加費:無料URL: https://www.ecomesse.com/ 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会 世界食糧月間に、私たちにとって命そのものである種子を考える 横浜駅すぐの社会課題解決型スタジオ「with GREEN PRINTING」では、毎月第三金曜日に映画上映会と交流会を開催。ドキュメンタリー映画の上映を通じて、世の中で起きている社会課題の真実を知り、サステナビリティやSDGsに取り組む人々同士が繋がることで、社会課題に対する新たなアプローチを生み出すきっかけを提供しています。 10回目となる本イベントでは、10月の世界食料デー月間にあわせ、「シード~生命の糧~」を上映します。その94%が20世紀に消滅している種子。市場には遺伝子組換え作物が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになったことで、種子の多様性が失われています。作品では、在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るために活動する種の守り人=シードキーパーたちが登場。 映画を通して種子について知り、私たちにできることを考えてみませんか。 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会開催日時:10月20日(金) 18:00開場 18:30上映~終了後交流会(20:30終了予定)場所:with GREEN PRINTING横浜市西区高島2丁目14-12 ヨコハマジャスト2号館 3F参加費:1,500円 ※軽食・ソフトドリンク付お申し込み:http://ptix.at/6PgkCf
毎年9月21日は国連が定めた国際平和デー。世界では平和な世界を目指すため、敵対行為停止の呼びかけや記念行事が行われています。 今回は、国際平和デーに観たい、ドキュメンタリー作品をご紹介。リアルな映像を通して平和と戦争に関して考える機会を作ってみませんか。 平和って何だろう? 私たちは「戦争」をどのくらい身近に感じるでしょうか。日本に住んでいると戦争と関わることのない生活を送っており、報道で目にする戦争は自身とは別の世界の出来事と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。 しかし、戦争や紛争は現実に今この時も起きており、現在戦争が起こっていない地域もその可能性はゼロではありません。例えばRECNAによると2023年6月現在、地球上に存在する核弾頭の総数は推定12,520発にのぼります。80年代のピーク時と比較すると、核弾頭の総数は減少しているものの、ロシアがウクライナ侵攻で核兵器使用をちらつかせるなど、核兵器廃絶への目処は一向に立っておらず、平和への道のりはまだまだ遠いと言えます。 21世紀の今、なぜ人々は争うことを止めないのでしょうか。そして、SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」にも掲げられているような平和な世界は実現可能なのでしょうか。今年の9月は、映像から戦争と平和を考えてみましょう。 平和・戦争を考える映画3選 コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~ ラテンアメリカ国家であるコスタリカは、軍隊を廃止した平和国家として有名なことを知っていますか? 1948年軍隊の廃止を宣言したコスタリカは、大国アメリカや周囲の独裁国家の圧力にさらされながら今日までどのように歩みを進めてきたのでしょうか。本作は、軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェス、その他専門家のインタビューや、軍隊廃止によりゼロとなった軍事予算を教育、医療、環境保護などに当てて国民の幸福度を最大化する道を歩んだ軌跡が映し出されています。 「地球幸福度指数(HPI)」の世界ランキングで1位を獲得しているコスタリカが、「積極的平和国家」と評される理由を知ることができる作品です。 憲法9条改正や、隣国との関係など、日本の平和について、コスタリカの事例を知ることで今までとは違う視点を養ってみませんか。 “敵”の子どもたち イスラム武装勢力ISIS(イスラム国)は、日本や欧米の報道では外国人ジャーナリストの処刑場面など、その残虐非道な面で知られ「完全悪で撲滅すべき組織」と定義され報道されています。 作品では、ISISに引き裂かれたスウェーデンのある家族を中心に彼らのストーリーを映し出します。スウェーデンのミュージシャン、パトリシオ・ガルヴェスの娘アマンダはスウェーデンの悪名高きISISメンバーと結婚し、シリアへ渡りますが2019年のISIS掃討作戦によりアマンダ夫婦はあの世の人となりました。パトリシオは、アマンダの子ども、自信の孫にあたる1歳から8歳の7人の子どもたちが生き延びていることを知り、彼は単独でシリアへ渡航を決意しますが、救出は難航を極めます。 親がISIS参加者でEU圏をルーツとする子どもたちは、難民キャンプでも、親族が待つ国でも、市民の反感を買う、切り捨てられた存在です。今もなお難民キャンプには、紛争の中で、複雑な状況下に生まれた無実の子どもたちが行き場をなくしているのです。 シャドー・ディール 武器ビジネスの闇 ストックホルム国際平和研究所によると、2021年の世界の軍事関連企業大手100社による武器および軍事サービスの売上高は前年比1.9%増の5,920億ドル(約80兆円)にのぼります。武器ビジネスは巨額の金銭が動く「儲かるビジネス」であり、今日もなお戦争がなくなることのない理由の一つと言えます。 作中では、軍事会社、武器商人など関係者のコメントを通じ、政府の最高幹部を巻き込み、外交政策を動かすカギとなっている闇のビジネスに迫っていきます。戦争があるから武器業界もなくならない、武器があるから争いもなくならない。 主要メディアでは多く語られることのない、矛盾に満ちた国際武器ビジネスの現場を知ってみませんか。 出典:国際連合広報センター https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/1815/ NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230721/k10014137841000.html RENCA https://www.recna.nagasaki-u.ac.jp/recna/topics/43620
秋の足音が聞こえる季節になりました!関東近郊では、9月も注目のイベントが目白押し!「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 【SDGs週間】 HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK 国内最大級のSDGsフェスが全国4都市を巡る! 毎年9月のSDGs週間を盛り上げるイベントとして開催3年目となる今回は、東京・横浜・大阪・沖縄の全国4都府県で開催。1週間の期間中、様々な会場で、セミナー、ワークショップ、アースクリーンアップ、マルシェ、キャンプ、音楽ライブなど豊かな地球の未来を願った様々なコンテンツが実施される予定です。SDGs達成期限の2030年まで、あと7年。私たち一人ひとりにできることを改めて考える機会にしてみては? 【SDGs週間】HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK開催日時:2023年9月19日(火)~25日(月) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所: 東京・横浜・大阪・沖縄の4都府県 ※詳細は公式情報をご確認ください。 参加費:無料 ※プログラムにより事前申し込み制 URL: https://happyearth.jp/event/hef2023/ LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI ファッションを楽しみながら社会貢献ができるサスティナブルな買い物体験 「LIVE STOCK」をテーマに、経年在庫(DEAD STOCK)に新たな付加価値を与えて魅力的なアイテムとして販売する「LIVE STOCK POP UP」が丸の内エリアの12ブランドで実施。丸の内ワーカーから回収したアパレル製品の一部をアップサイクルして作ったオリジナルエコバックのプレゼント企画やB品となった靴下を利用して人形を作るワークショップなどのコンテンツも充実。新しいファッションの魅力を探しに、丸の内に出かけてみよう! LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI 開催日程:2023年9月14日(木)~9月18日(月・祝)場所:丸ビル1階マルキューブ、丸の内エリア内対象店舗 URL:https://www.marunouchi.com/event/detail/36243/ 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~ ピープルツリー開催、オーガニックについて知識を深められるチャンス 毎月1回、フェアトレード専門ブランドのピープルツリー自由が丘店やオンラインで開催されているフェアトレードの学校。フェアトレードや社会的な活動について楽しく学びながら、実践のためのアイデアを共有する場です。オーガニックセプテンバーである9月は、オーガニック繊維製品の国際的な認証基準を定める組織であるGOTS(Global Organic Textile Standard:オーガニック・テキスタイル世界基準)の地域代表・松本フィオナさんがゲスト。GOTS認証が目指していること、ピープルツリーがフェアトレードを通じて目指していることとの共通点などについて知ることができます。この9月は、オーガニックについて知識を深めてみては。 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~開催日時:2023年9月23日 (土・祝)10:00~11:30(9:45開場)参加費:1,000円 場所:ピープルツリー自由が丘店またはオンライン チケット申込:https://20230923ftgakko-organicseptember.peatix.com/ GOOD LIFEフェア 2023 人と地球が心地よく過ごすためのモノやコトが大集結する3日間! “心地よく豊かな暮らし”を提案するライフスタイルのイベントが東京ビックサイトにて開催されます。 ブースエリアには、コスメや食品、雑貨やファッションなど450を超える出展者が全国から集結。SDGsを掲げたブランドも多数あり、自分自身はもちろん、地球にやさしいプロダクトに出会えます。クラフトビールやクラフトコーラ、キッチンカーなど、食フェスコーナーも多彩なラインナップ。 アップサイクルやゼロウェイストをテーマにしたワークショップや専門家やタレントによるトークショーも要チェックです! GOOD LIFEフェア 2023開催日時:2023年9月1日(金)~3日(日) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所:東京ビッグサイト 東2・3ホール 参加費:大人 前売り¥1,000/当日¥1,300※事前登録制 (招待コードをお持ちの方と、ビジネスでの来場は無料)高校生以下 無料 URL: https://goodlife-fair.jp/ Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary この投稿をInstagramで見る Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary(@hotstuff_slow)がシェアした投稿 スローミュージックで楽しむ大人のフェスが4年ぶりに大田区・池上で開催 都内を中心に開かれてきた大人のためのミニフェス「Slow LIVE」が、4年ぶりにホームグラウンドである池上本門寺に戻ってきます。出演アーティストは大橋トリオ、BEGIN、EGO-WRAPPIN'など、夏の終わりに聴きたいスローな音楽が目白押し。 一般席の他ベビーカー席、車いす席など多様なニーズにも対応しているので、どんな人でも楽しめること間違いなしです。美味しいフード販売や、エコなモノづくりのお店『Slow LIVE リメイク・マーケット』も見逃せないポイント。 歴史ある日蓮宗の大本山で、上質な音楽とともに大人の時間を過ごしてみては? Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary 開催日時:2023年9月1日(金) 17:30 開場 / 18:30開演、2日(土)3日(日)14:00 開場 / 15:00 開演 場所:東京 池上本門寺・野外ステージ(東京都大田区池上1-1-1)参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL:https://www.red-hot.ne.jp/slow/ NEW ENERGY TOKYO どっぷりとクリエイティブに浸れる祭典が再び! 展示会、マーケット、メディアを掛け合わせたクリエイションの祭典「NEW ENERGY TOKYO」。今回も新宿住友ビル三角広場に、ファッションやライフスタイル雑貨、エシカル商品、ビューティー、フード、アート等、ジャンルを超えて、様々な分野から約250組のブランドやアーティストが参加します。買い物に加えて、パフォーマンスやワークショップも充実! 垣根を超えて集結するクリエイティブの世界を堪能しに行こう! NEW ENERGY TOKYO(ニューエナジー トーキョー)開催日時:2023年9月7日(木)~10日(日) 9月7日(木)10:00 ~18:00(BUSINESS DAY)9月8日(金)10:00 ~17:00(BUSINESS DAY)17:00~20:00(ナイトマーケット)9月9日(土)11:00~18:00(MARKET DAY)9月10日(日)11:00~17:00(MARKET DAY)場所:新宿住友ビル三角広場 参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL: https://www.new-energy.ooo/ 大丸有SDGs映画祭2023 SDGs17の目標をひもとく映画祭が今年も開催 大手町・丸の内・有楽町の最初の文字を取ってつけられた「大丸有」。東京の中心地である大丸有がエリアを挙げてサステナビリティな都市づくりに取り組むなかで、シンボル的イベントとなっているのが、大丸有SDGs映画祭です。 名前の通り、SDGsに通じるテーマの映画作品を集めた本イベントは今回で4回目。9月4日~21日の会期中、大丸有エリアの5か所の会場で9作品が上映されます。9作品中8作品は、映画上映に加えてゲストによるトークイベントも開催。チケットは1上映ずつ購入可能なので、都合の良い時間を見つけて参加できます。 映画鑑賞を通して、サステナブルな世界を想像してみては? 大丸有SDGs映画祭2023 開催日時:2023年9月4日(月)~9月21日(木)場所:大丸有エリア内の全5か所のスペース 参加費:1,000円※障がい者手帳をお持ちの方は500円(付添の方も1名まで500円)URL: https://act-5.jp/act/2023film/ 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 遊びながら川を知る!子どもと参加したいリバークリーンイベント 豊かな自然に触れることで、子どもたちに自然と地域を愛する心を育んでもらうことを目的としたリバークリーンイベントが埼玉・秩父で開催されます。 「教育×遊び×地域」をテーマとした本イベントでは、長瀞町を流れる荒川でのラフティング体験やゴミ拾い、地元の竹林整備で発生した竹を活用した竹あかりのワークショップ、マルシェなど、大人と子どもが一緒に学び、楽しめる工夫が満載。 夏の暑さが少し和らぐ9月、親子そろって長瀞を楽しもう! 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 開催日時:2023年9月9日(土)10:30〜16:00 ※ 雨天決行 場所:長瀞渓谷バーベキュー(勉強屋) 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1502参加費:無料 ※要事前申し込み制 URL: 【リバークリーンイベント】明治安田生命とWITH RIVERがタイアップ! (with-river.com) 文化商店 未来の文化を売り買い!?ブランド体験イベントが原宿・WITH HARAJUKUにて初開催 サステナブルファッションやクラフト酒、アロマなど、衣・食・住・遊にまつわる26ブランドが原宿にやってきます。 他の展示会と少し違うところは、製品やサービスを“未来の文化”とし、ブランドのストーリーをじっくりと知ることができること。ブランドとの対話やワークショップを通じて“文化を知る・めぐる・買う”という3つの楽しみ方を提案しています。 未来に残したいブランドたちに会いに、原宿に行ってみよう! 文化商店@原宿・WITH HARAJUKU 開催日時:2023年9月16日(土)11:00〜19:00、9月17日(日)11:00〜18:00 場所:WITH HARAJUKU 3F HALL / LIFORK 参加費:無料 ※一部ワークショップは有料 URL: https://bunka-shoten.com/
何かと贈り物をする機会が増えるホリデーシーズン! 企業やブランドからは多くのギフトが登場し街中のディスプレイもにぎわいを見せています。 今年は、「エシカル」をテーマに身近な人や自分にプレゼントを選んでみませんか? この記事では、身近な人に贈りやすい5000円~1万円前後のアイテムをピックアップ。贈り物の参考にしてみては。 厳選!おすすめエシカルギフト7選 NEMOHAMO ホリデーキット 7,260 円(税込) 植物まるごとの生命力を活かしたオーガニックコスメブランド「NEMOHAMO(ネモハモ)」から、フルバリア美容液(50mL)、エイジングケアローション モイスト(20mL)、プレミアム洗顔ソープ(7g)の3点セットのホリデーキットが登場。乾燥が気になる時期に嬉しいナチュラルな成分をたっぷり使った商品は、美容好きなあの人に喜ばれること間違いなし。カリグラフィー入りのオリジナル缶が、ホリデーシーズンを盛り上げます! https://nemohamo.com/shop/g/g880200003022/ ethica ボトルツリー 4,200円(税込) 廃棄となるはずだった「ロスフラワー」を使用したプロダクトを提供するethicaからは、オリジナリティあふれるボトルツリーが登場。卓上サイズのコンパクトなツリーは、レッドとホワイトの2色展開です。+500円でラベル文字の変更も可能。好きなメッセージを入れて送ることができるのも魅力です。 https://ethica.official.ec/items/80253695 ZIGEN オールインフェイスジェル 4,400円(税込) 美容に対する意識が高いのはもはや女性だけではありません。多くのメンズスキンケアが登場する中、おすすめはメンズコスメブランド・ZIGENのオールインワンジェルです。忙しい男性やスキンケア迷子の男性にもぴったりな保湿ジェルは、化粧水・乳液・美容液・クリーム・アフターシェーブローションが1本で完結!敏感肌にもうれしいアルコールフリー、合成界面活性剤フリーなど7つのフリー処方で使う人を選びません。 https://www.zigen-shop.com/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=GIFT_G100 VANILLABEANS ショーコラ&パリトロ・アドベントカレンダー 4,320円(税込) クリスマス当日まで一つずつ引き出しをあけたり、包みをあけるこの時期ならではのアドベントカレンダー。各ブランドから多くのアドベントカレンダーが登場する中、横浜発のフェアトレードチョコレートブランドVANILLABEANSからは、バニラビーンズの看板商品「ショーコラ」と「パリトロ」が詰め合わさった7日間用アドベントカレンダーがお目見え。“ピスタチオ”や“ストロベリーチーズケーキ”などのフレーバーがクリスマス限定で楽しめます。 https://www.vanillabeans.yokohama/view/item/000000000374?category_page_id=ct65 sobolon sobolo Xmas ---いびつ---【ブレスレット&ネックレス】 7,650円(税込) 「"可愛い" で地球を守る」をキャッチコピーに海洋プラスチックをアップサイクルしたジュエリーを販売するsobolon。クリスマス限定商品からは、ブレスレット&ネックレスのセットをご紹介!誕生石をイメージした12色展開の海洋プラスチックメイドのジュエリーは、一つひとつ丁寧につくられたもの。贈りたい人のイメージや、誕生月から選んでみてはいかがでしょうか? https://sobolon3695.thebase.in/items/79803842 BUSINESS LEATHER FACTORY 名刺入れ 4,949円(税込) ギフトの定番・名刺入れもこだわりのエシカルアイテムをチョイス!BUSINESS LEATHER FACTORYはバングラデシュの雇用やサステナブルな革製品つくりに取り組むブランドです。人気の名刺入れは、タイムレスに愛せるシンプルさでありながら、大容量などの機能性を兼ね備えた優れもの。豊富なカラー展開があり、プラス料金で名入れ刻印・手書き刻印サービスがある点もギフトに最適です。お仕事をがんばるあの人に贈ってみてはいかがでしょうか。 https://business-leather.com/item/10003/ ecostore ランドリースペシャルギフトセット 5,000円(税込) ニュージーランド生まれのナチュラルデイリーケアブランド「エコストア」からは、人気の洗濯用液体洗剤、柔軟仕上げ剤、酸素入り洗剤、ハンドタオルの4点のランドリーアイテムがセットになったキットがお目見え。こだわりの成分と自然な香りの日用品は、贈る人を選びません。人にもインテリアにも馴染むパッケージで、お洗濯が楽しくなります! https://ecostore.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=4589784682559
京都に本店を構える、日本初のゼロ・ウェイスト スーパーマーケット、斗々屋(ととや)。東京には国分寺に店舗があり、2023年10月には代官山店となる「CIRTY BIOSK by Totoya」が新たにオープンしました。 都会のライフスタイルと量り売りはどのように交わっていくのか? 斗々屋の新店舗の魅力をレポートします。 量り売り専門店「斗々屋」 斗々屋は、「地球1個分の暮らし」をミッションに掲げ2021年より京都本店をオープン。その後nue by Totoya国分寺店、今回訪れた代官山のCIRTY BIOSK by Totoyaを展開。店舗では、乾物や調味料、野菜、果物、納豆、お総菜など、普段私たちがスーパーマーケットで購入する食品を量り売りで購入することができます。 使い捨てのパッケージを使用せず、自宅から繰り返し使える容器を持ちこむ量り売り。海外では利用する人も多く、日本でも徐々に取り入れる店舗が増えてきています。ミニマムでエコな生活を提案する斗々屋は、そんな国内の量り売りブームの立役者になっています。 店内のラインナップは?おすすめ商品を聞いてみた 今回新オープンの「CIRTY BIOSK by Totoya」は、新業態として便利なキオスク×ゼロ・ウェイストがテーマ。代官山という、最新のトレンドに敏感な人やモノが集まる街に定着しそうなコンセプトです。 店舗が入るForestgate Daikanyamaは、代官山駅の改札を出てすぐ目の前。花屋、カフェなどのテナントを抜けるとすぐに見えてきます。 秘密基地を思わせるような建物は、コンパクトながらふらっと立ち寄りたくなるような外観です。 店内に入ると、棚スペースには野菜や果物がずらり。もちろんすべてパッケージレスのバラ売りで、欲しい個数・分量を購入することができます。「こだわりの生産者さんから集めた農産物です。基本的に季節のものを取り揃えているため、来る度に違ったラインナップを楽しむことができますよ!」と店員さん。 野菜には一言メモも。店員さんに調理法を聞いてみるのもおすすめ レジカウンター下にはお味噌や塩こうじなど調味料、お肉の加工品、サラダなどの冷蔵商品があります。余りがちなドレッシングなどを欲しい分だけ買えるのは嬉しい! 量り売りでは珍しい納豆もあります。納豆はこだわりの有機栽培のもので、その美味しさからファンが多いそう。「フムスも人気です。こだわりのフムスはミネラル、食物繊維などもたっぷりと含まれています。」と店員さんに教えていただきました。 量り売りの定番、ナッツ類やドライフルーツも充実。わかめやひじきなど乾物、ふりかけなども所狭しと並びます。中でも、お客さんから熱い支持を受けているのがグラノーラ。京都本店でも人気のフレーバーなど4種類のラインナップを揃えています。 オリーブオイル、ごま油、料理酒など、こだわりの調味料やオイル類も大きな瓶から移し替えます。「お手持ちの容器でも、店舗にて専用瓶を購入し量り売り購入することも可能です。」とのこと。少量購入して試せるのも量り売りの嬉しいところです。 デポジット制・リターナブル容器にて淹れたての飲み物やデリも販売。飲み物はコーヒーやスムージー、グラスワインなど平日から休みの日まで楽しめるメニュー。スイーツも充実しているので、手土産にも良いかも知れません。 購入方法はいたってシンプル。容器を持参しなくても良い商品も ここからは、実際に量り売り購入の方法について見ていきましょう。今回は、シリコンバッグのスタッシャー、空き瓶、空き缶、タッパー、ジップロックの計5種類の容器を持参しました。 まずは、野菜・果物コーナーからミニトマトとレモンをセレクト。普段は何気なくパック詰めされたミニトマトを購入していますが、いざ1つずつ自分で選ぶとなると個々の形・色合いの美しさや特徴に気がつきます。 購入方法は設置してあるザルに欲しい分を入れるだけ。バラ売りの商品は、レジにて店員さんが量ってくれます。 その他には、ポップコーンの種、チャイを1瓶ずつと布製ティーバックを購入しました。ミニトマトとレモンはタッパーに、ポップコーンの種はレジにてスタッシャーにそれぞれ詰め替えました。リターナブル瓶入りの商品も、持ち込んだ容器に詰め替えて持ち帰ります。 リターナブル瓶は、店舗で繰り返し使用されることを前提とした包装システム。購入時に商品価格とは別に100円が加算されますが、空になった容器を店舗へ返却すると100円が返却される仕組みです。(その場でマイ容器に詰め替えて持ち帰れば料金はかかりません。) 「リターナブル瓶商品を多く取り扱う理由は、都会で忙しい生活を送る人たちにゼロ・ウェイストを身近に感じていただきたいからです。容器を持参したり、店頭で量り売り購入をする行動はどうしても手間が増えたり、心理的にもハードルを感じてしまう人も多いかと思います。その点、リターナブル瓶であればサッと購入が可能です。」 リターナブル瓶の返却率は高いそうで、すでに都会でゼロ・ウェイストな循環が巡り始めています。 斗々屋で心地よいゼロ・ウェイスト生活を始めよう 量り売り購入に興味があっても、まだチャレンジしたことのない人も多いのではないでしょうか。都心は特に単身世帯や二人世帯などが多く、大容量を購入する世帯は少ない傾向にありますが、野菜などの食品のバラ売りや量り売り販売はまだまだ普及していません。 狭い間取りでミニマムに暮らす人々は、冷蔵・冷凍庫も小さいサイズを持つことも多い今。ゴミを減らすだけでなく、生活に必要なものを必要な分だけ購入するゼロ・ウェイスト生活をCIRTY BIOSK by Totoyaで始めてみては。
企業や組織、地域単位で、ここ数年で急速に広がっているSDGsの取り組み。しかし、残念ながら実態を伴っていないケースも多く見られます。今回は「SDGsウォッシュ」の概要と問題点など、SDGsに取り組むにあたって、基本知識として知っておきたいことを解説します。 SDGsウォッシュとは 出典:unsplash.com SDGsウォッシュとは、実態が伴っていない状況で、第三者に向けていかにもSDGsに取り組んでいるように見せかけることです。なお、SDGsウォッシュは、「ごまかし」や「粉飾」を意味する「ホワイトウォッシュ(whitewash)」とSDGsを掛け合わせた造語です。このワードが存在しているということは、SDGsに取り組んでいると宣言をしている企業や組織のなかにも、何らかの理由で実際には取り組んでいないケースもあるようです。 なぜSDGsをうたうのか 日本でもSDGsをうたい、それぞれのホームページでSDGsに関する宣言や取り組みについて掲載している企業や組織も増えています。なぜそのようなことをする必要があるのでしょう。 理由の一つとして挙げられるのが、SDGsをアピールすることで、取引先や就活中の学生を中心とした多くの層に向けて、好印象を与えることができるからです。なお、求人に関しては、人材募集がしやすくなります。 また、大手企業がSDGsを推し進める理由として挙げられるのが、新しいビジネスチャンスにつながる可能性が高いことです。SDGsが課題としているのは、いままさに世界が直面している問題です。これを解決することは、新たなビジネス開発の可能性を内包しているのです。そのほかに、課題解決に積極的な企業であるという認識を獲得することで、ステークホルダーとの関係性の向上も期待できます。 SDGsウォッシュを指摘されないために 出典:pexels.com 例えば、企業や組織がSDGs目標の5番「ジェンダー平等を実現しよう」を掲げても、実際には女性社員だけがお茶出しや掃除を任されるなど、社員に対して男女平等とは程遠い対応をしていたことが発覚した場合、各方面から信頼を失います。企業においては、業績が悪化するという現象も起きるかもしれません。 ここ数年の事例としては、かつてユニクロを運営するファーストリテイリングがウイグル自治区に住むウイグル人を強制労働させていると取り上げられたことがありました。ユニクロはホームページなどで生産過程における人権や労働環境への配慮を明言していたことから、SDGsウォッシュを指摘される事態となりました。このようなことが発覚すると、消費者を含めた各方面から信頼を失い、場合によっては業績が悪化する可能性すらあります。 ほかにも広告などで根拠を調べずに「環境に優しい」「女性に優しい」などの表現を使った場合も問題に発展することでしょう。 SDGsへの知識不足や、社内や組織内で起きているSDGsに相反する事柄を隠ぺいしてしまう体質も、SDGsウォッシュを引き起こす原因となりかねません。企業や組織で腰を据えてSDGsに取り組む場合、他者から問題点が指摘されないよう、SDGsウォッシュに相当する事例がどのようなものなのかリサーチが必要になるでしょう。 企業と私たちができること 出典:pexels.com 「SDGsを宣言すれば、消費者の共感を得られるだろうという軽い気持ちではじめても、何をどのように取り組むかが具体化されていないと達成への道は遠ざかります。それを回避するためには「SDGsの○○に取り組む」ということを明確化し、どのようなアクションを取るかという話し合いが必要です。入念な計画があってこそ、本当の意味でのSDGsが実現できるのです。そして、SDGsを目標とするなかで、取り残されている人がいないかどうか確認することも必要不可欠です。取り残されてしまう人を生み出さないこともSDGsの取り組みの一つとなります。 社会情勢は刻々と変化していきます。昨日までSDGsのために行っていたことが、明日には不正解になってしまう場面もあるかもしれません。「これをやっていればいい」というだけではなく、何のための行動なのか、そしてそれが課題解決につながっているのかを常に意識し、柔軟に対応できる姿勢も心がけることが大切になのです。
いよいよ年末が差し迫った12月。関東近郊では、エシカルなイベントやホリデーシーズンを彩るイベントが多数開催予定です。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 ARK HILLS CHRISTMAS 2023 六本木のアークヒルズで過ごす、サステナビリティあふれるクリスマス 2020年から「森とのつながり」をテーマとしたサステナブルなクリスマスに取り組むアークヒルズ。コンセプトを「慈~UTSUKUSHIMI~」とした今年は、子どもたちが作る東京都檜原村の間伐材を活用したオーナメントが飾られたツリーが登場するなど、森への慈愛を表現します。都会にいながら木とふれあい森を身近に感じることができるワークショップも開催。さらには、定期開催されているヒルズマルシェも11月と12月は身体や地球に優しいフードを取り入れたクリスマスマルシェに。子どもから大人まで楽しめる企画が満載です。 開催日時:2023年11月17日(金)~12月25日(月) 場所:アーク・カラヤン広場、アーク森ビル、アークヒルズサウスタワー 入場料:無料(ワークショップは有料) URL:https://www.arkhills.com/events/2023/11/0087.html つくば蚤の市 次の人へとバトンをつなごう。アンティークマーケットがつくばで開催 使わなくなったものを次の持ち主へと循環させていくことを目的とし、ヨーロッパで受け継がれてきた蚤の市。本イベントでは、国内外から集まったインテリアや、アクセサリー、食器などノスタルジーを感じるアイテムや、花材、一点もののリメイク品、陶器、ガラスなどの工芸品、芸術品など最大92店舗が軒を連ねます。TXつくば駅直結なのでアクセス良好な上に、近隣には駐車場も。一期一会の出会いを探しに足を運んでみては? 開催日時:2023年12月16日(土)、12月17日(日) 10:00〜16:00 場所:トナリエつくばスクエア前2階ペデストリアンデッキ広場 茨城県つくば市吾妻1-6-1 入場:無料 ※雨天決行、荒天中止 URL:https://ikinamarket.com/tsukunomi/ ヨコハマミライト CHRISTMAS FESTIVAL みなとみらい地区にエコなイルミネーションが登場 2024年2月11日まで、約35万球のブルーを基調としたグリーン電力を取り入れたLEDライトでみなとみらい地区を彩る「ヨコハマミライト」。期間中、2023年12月9日(土)、10(日)の2日間限定で行われる「ヨコハマミライトCHRISTMAS FESTIVAL」では、地域に根付いた出店者たちによる物販やワークショップを楽しめるクリスマスマーケットや、クリスマスならではのグルメを楽しめるキッチンカーの他、クリスマスムードを高めるライブパフォーマンスを予定。家族や友人、大切な人と、光と音にあふれる素敵なひとときを過ごしてみては。 開催日時:2023年12月9日(土)~10日(月) 11:00〜19:00場所:グランモール公園神奈川県横浜市西区みなとみらい3参加費:無料URL:https://ymm21-illumination.jp 国際有機農業映画祭 自然環境や国内外の農業、食の安全にまつわる作品が一挙上映 2007年から有機農業や自然環境などに関心を持つ市民グループにより開催されてきた国際有機農業映画祭。今回は、急速に温暖化が進むアフリカ・サハラ砂漠地域の植林計画を追う「グレート・グリーンウォール」や、イスラエルの占領下、苦しい生活を強いられるパレスチナの農民とそれを支援するNGOを追った「オリーブの木がある限り」などの作品が上映されます。農業をテーマとした作品から、自然の中での人間の在り方を模索してみませんか。 開催日時:2023年12月2日(土) 10:00~19:00 開場 9:30 開会10:00 場所:武蔵大学江古田キャンパス1号館 地下1階シアター教室 参加費: 前売り券 2,000円/当日券 2,500円/25歳以下 1,000円/中学生以下無料 ※25歳以下の方は、当日証明証が必要 URL:http://www.yuki-eiga.com/ 目黒街角クリスマス2023 目黒でエシカル&海外クリスマスの気分を味わおう! 「MERRY WELL-BEING」をテーマに掲げる目黒街角クリスマス。会場となるのは、海外の街並みを再現したスタジオ。心温まるキャンドルの光と生演奏、フォトジェニックな空間がホリデーシーズンの気分を盛り上げます。アップサイクルやオーガニックをテーマとした出店、ミツロウラップ作りや参加型ライブペイントのワークショップ、クリスマスコンサートなどのコンテンツが開催される予定です。マイバックやマイカトラリーを持ってエシカルクリスマスに参加しよう! 開催日時:2023年12月8日(土)~12月10日(日)8日 16:00〜21:00/9日 11:00〜20:00 /10日 11:00〜19:00 ※最終入場は終了時間の30分前 場所:STUDIO EASE 目黒東京都品川区西五反田3-1-2 EASE Village入場料:一般 ¥1,500(税込)/中学生以下 無料 URL:https://meguromachikado-christmas.com/ INCLUSIVE 年齢・性別・障がいの有無に関わらず、誰でも参加できる新感覚パーティー! 「多様性はあたりまえ」が合言葉のパーティーが東京で2回目の開催。インクルーシブという名前の通り、年齢も性別も障がいのあるなしに関係なく、音楽やお酒、人との交流を楽しみたい人が年末の渋谷の街に集まります。DJには元RIPSLYMEのSUさん、トークショーにはファッション界で注目を集める秋元剛さんや丸山敬太さんなどを招くなどゲストも豪華!この年末、最高にクールな夜を過ごせること間違いなしです。 開催日時:2023年12月9日(土) 16:00〜20:30場所:or TOKYO東京都渋谷区神宮前6-20-10 Miyashita Park or TOKYO 3F入場料:当日券3,500円/前売り券3,000円(ワンドリンク付き)/学生2,000円(ワンドリンク付き)/高校生以下無料※学生証の提示が必要インスタグラム: https://www.instagram.com/p/CzTMmjGr8LR/ Femtech Japan Femcare Japan 2023 フェムテックの最新事情を学ぼう! 最近よく聞くようになった「フェムテック」ですが、まだまだ生活に浸透していないのが現状です。そんな中、本イベントは女性特有の悩みにテクノロジーの力でアプローチするフェムテックやフェムケアに関するプロダクトやサービスを展開する約50の企業・団体が一挙に集結。多くの皆様の投票で決定した「第2回 Femtech Japan Award 2023」授賞式も開催。幅広い知識を習得できるセミナーも予定されているので、詳細は公式ページよりチェックしてみてください。 開催日時:2023年12月7日(木) 11:00~19:00場所:ザ ストリングス 表参道入場料:1,000円URL :https://femtech-japan.com/event/231207/ 「SDGsってなんだろう~今の私にできること~」 いまさら聞けない⁉SDGsを基本から知る機会に 新座市東北コミュニティーセンターで、市内在住・在勤の方向けにSDGsを学ぶ講座が開催されます。気候危機や戦争など多くの困難がある中、持続可能な社会を目指すことを掲げ、2015年、国連サミットにて採択されたSDGs。2030年を達成期限とするSDGsは今どうなっているのか? 個人ができることはあるのか? など生活と密着した事例紹介やワークを通して分かりやすく解説します。 開催日時:2023年12月12日(火) 13:00~14:30 場所:埼玉県新座市東北コミュニティーセンター 参加費:無料※事前申し込み制(15名・申し込み順) URL: https://www.city.niiza.lg.jp/site/kouminkankomisenkouza/20231020.html
コーヒー豆専門店として東京・銀座で2014年にオープンし、こだわりのある香り高いコーヒーから人々に愛されてきたトリバコーヒー。2022年秋に惜しまれながらも閉店しましたが、2023年6月、東京駅からアクセスの良い八重洲ヤンマー東京B1Fに移転オープンしました。 旧銀座店はコーヒー豆の販売が専門でしたが、新店舗はカフェスペースを併設し、コーヒーとともにフード、スイーツを店頭で楽しむことができるように。移転後も変わらず、都会のど真ん中にいてもどこか居心地の良いトリバコーヒー。実は、その秘密は、社を挙げて実践する、積極的なエシカルへの取り組みにありました。今回は、トリバコーヒーの魅力に迫ります! 居心地抜群。喫茶店のような落ち着いた雰囲気の店内 店舗は、入りやすい設計でありながらも、優しい光にほっとする店内。今どきというよりも、重厚感ある雰囲気で、落ち着いてコーヒーを楽しむことができます。複合ビルの中にあり、働く人を中心に、人通りも多い立地であるにも関わらず、店内はゆったりとした空気が流れています。その空間の背景にあるのは、前店舗のインテリアをできるだけ使用し、今ある物をうまく生かした店舗づくりです。 例えば、アンティークな雰囲気が漂うランプは、なんとコーヒーミルをアップサイクルしたもの。店内にはコーヒー機器を使用した照明がいくつもあり、個性豊か。 スタンディングテーブルにもエシカルな工夫が。旧店舗で使用していたテーブルの板部分だけを切り取り、短い脚をつけ直してリメイクしています。外枠の木材も不要になった素材をアップサイクルしたものです。 ブランドに大小の変化が加わる度に使用する食器類も一新すると廃棄が出てしまうため、あえて最初からどんな状況にも馴染むアンティーク食器を採用したそう。ひとつずつ違う絵柄がかわいい! どのお皿が使われるのかワクワクします。 すべてを刷新する必要はなく、足りない物だけを足していく。エシカルなスタンスでありながら、我慢ではなく楽しく工夫し、新店舗の準備にあたっていたそう。コンセプトを統一して新品を集めなくとも、アップサイクルやセカンドハンド品たちが温かみやオリジナリティを生み出しているのです。 絶品! トリバコーヒーおすすめのコーヒーとビーガングルメ コーヒーはもちろん、フードも充実しているトリバコーヒー。ランチや軽食の利用にもぴったりのメニューが揃っています。メニュー表は「V」はヴィーガン商品、「G」はグルテンフリー商品だとひと目でわかるよう工夫されています。ヴィーガンの人も、そうでない人も一緒に飲食を楽しむことができることはうれしいポイント! またミルク入りドリンクは牛乳以外に豆乳、オーツミルクに変更してもプラス料金がかからないので、植物性のミルクも気軽にオーダーできます。 マイstorjoを持ち込みました 訪問日の「本日のドリップ」(¥400)は、深煎りブレンド(レインフォレスト認証20%)は、バランスが取れた味わいで毎日飲んでも飽きない味。グルテンフリーかつ植物性の原料のみでつくられたオリジナルレシピの自家製カヌレ(¥400)と最高の組み合わせです。毎日店内で焼いているだけあり、外はカリっと中はもちもち!植物性であることを感じさせないしっかりとした満足感があります。 紅茶が定番のチャイですが、トリバコーヒーではありそうで中々見かけないコーヒーをベースにしたコーヒーチャイ(¥680)が提供されています。8つのスパイスを配合したオリジナルのコーヒーチャイは、ほろ苦いコーヒーにすっきりとしたスパイスが相性抜群でした。 サンドイッチからは、ヴィーガン仕様の3種のグリルきのこ&キャロットラぺ(¥900)を頂きました。グリルされたきのこがボリューム満点!しっかりとした旨味があり、お肉不使用でも満足感があります。 トリバコーヒーがエシカルな理由は? トリバコーヒーに根付くエシカルマインドの背景には、どんなストーリーがあるのでしょうか。その秘密は、社をあげて取り組む「エシカル宣言15カ条」と「エシカルミーティング」にあります。 社員自ら提案。「エシカル宣言15カ条」 トリバコーヒーでは、地球にやさしい未来をつくるため「エシカル宣言15カ条」を2021年からスタートしました。トップダウンではなく現場スタッフからの発案でエシカルな取り組みを始めるようになったそうです。 例えば、「エシカル商品の開発に取り組む」、「牛乳はアニマルウェルフェアなもののみ使用する」など、一つひとつ、本当にエシカルな意味があるのか、“ウォッシュ”になってしまわないか、じっくり考えられています。 運営する会社は、トリバコーヒーの他、飲食店7ブランドを運営していますが、それぞれの店舗でエシカル宣言15カ条を作成し、毎年達成状況などを振り返った上で、内容の見直しが行われています。 定期的なエシカルミーティングの開催 トリバコーヒーを運営する会社では、本社と現場スタッフが参加する「エシカルミーティング」が週に1度開催されています。初めの1年は、毎週担当者を決め、その担当者がテーマを持ち寄る形式で進められました。 例えば、「日本で起こっている環境問題について」、「飲食店業界と環境問題の関わり」、「飲食店としてエシカルを進める上での課題」、「トリバコーヒーとしてはどんなアクションプランが考えられるか」など、社員や飲食店を運営する一人として、様々な目線から会社が今できる取り組みを考えていったそうです。 そんなエシカルミーティングでは、社員からの意見がたくさん出ています。例えば、スタッフへのエコカップ「stojo」の配布、生ゴミを乾燥させ焼却時のCO2排出量を抑えることができるフードドライヤーの導入、まかないに週一回「ミートフリーデー」を設け環境負荷の高い肉を食べない日をつくるなどのアイデアは、実際に社員から出たアイデアが採用されたものだそうです。 居心地の良いエシカル空間で、豊かな一杯を 先導的に食品ロス問題や環境問題などに取り組んでいるトリバコーヒーですが、今後実現していきたいビジョンがまだまだあるそう。 店舗で出た生ゴミを自社の土地に還して作物を育て収穫し店舗のメニューに使用する循環サイクルの確立や、店舗から出るミルク類の紙パックを再生紙に戻し店内ポスターなどの販促物に活用するなど、アイデアは止まりません。実現すれば、自社内のサーキュラーエコノミーモデルが動き出すこととなる構想です。 コーヒーやフードの品質や、店舗デザインだけでなく、私たち消費者の見えない背景までこだわるトリバコーヒー。お店の想いを知れば、一杯のコーヒーがもっと美味しく感じるはずです。 お買い物や観光の合間に、仕事や家事の息抜きに、トリバコーヒーのエシカルな空気に癒されてみては? TORIBA COFFEE TOKYO住所:東京都中央区八重洲2丁目1−1 YANMAR TOKYO B1F公式HP:https://www.toriba-coffee.com/
厚生労働省の調査によると、日本の子どもの7人に一人が相対的貧困であることがわかっています。そのような現状の中、子どもたちに食事を無償または低価格で提供しようと各地で開かれているのが子ども食堂です。認定NPO法人全国こども食堂支援センター むすびえによると、2023年2月時点で全国にある子ども食堂は7,363箇所。その数は年々増加傾向にあり、子ども食堂を必要としている家庭が多いことを示していますが、ボランティアで行われていることが多いことから、継続的な運営が課題になっています。 今回は、2023年にスタートした「こどもごちめし」を運営するKids Future Passportを取材。継続的な子ども食堂を全国に広めるための新たな仕組み、こどもごちめしの背景にある想いを、代表の今井了介さんに伺いました。 子どもの成長を社会や地域全体で支える新たな仕組み 2023年にスタートしたこどもごちめしは、地域の飲食店を起点にこどもの居場所をつくり、食事を提供するウェブ上のサービスです。こどもごちめしのサイトに飲食店が登録し、子ども食堂としての役目を担います。中学生以下の子どもたちは提携しているお店から好きな場所を選んで食事をとることができ、その食事代は、企業や自治体、個人の寄付で賄われる仕組みです。 今井さんは、こどもごちめしの特徴を以下のように説明します。 「現在、日本に住むこどもの7人に一人が相対的貧困で、ひとり親家庭の相対的貧困は、48%以上と言われています。見た目だけではわからないケースも多いため「隠れ貧困」とも言われ、困窮する家庭が多いという現実が、まだまだ知られていないのです。そのような子どもたちを支援しようと、子ども食堂が各地にありますが、みなさんボランティアでやられていることがほとんどなので、資金面や運用面から、毎日の食事を提供することは難しいことを隣で見て感じていました。そこで、社会全体で、継続的に子どもの食をサポートしていけないかと考えたのが、こどもごちめしです。 こどもごちめしは、飲食店を利用した継続性の高い子ども食堂です。こどもたちは、行きたい日に行きたいレストランを選んでいくことができます。また、家庭の状況というのは大変繊細なものです。子ども食堂というと、周りの目が気になって利用できない方もいます。こどもごちめしはご飯を食べ終わったら、スマホ内のデジタルチケットを見せます。電子マネーで支払うのと動作が似ており、他の人から見ると、子ども食堂を利用したということがわかりにくいため、本人や家族は周りの目を気にせずに利用できるのも特徴です。」 サービスの使い方。わかりやすさを大切にしている こどもごちめしは、子どもが食事を無料(1,000円まで)でとれるだけでなく、子どもを持つ家庭や飲食店がサービスを使うハードルがとても低いことも特筆すべき点です。 「飲食店は登録料を必要とせず、既存のメニューを子どもたちに提供するので、コストがかかることはありません。利用したいご家庭は、ユーザー登録をすれば、誰でも1週間に3回利用することができ、生活保護を受給している家庭の子どもは毎日利用することができます。」 家庭と飲食店と寄付する団体や個人、三方が関わり合って、子どもたちの食を社会全体で支えていく。それをウェブのシステムで展開しているのがこどもごちめしなのです。 全国の子ども食堂と連携して広く深い支援を 子ども食堂の役割は、食事を提供することだけではありません。食の場を通して、地域の大人と子どもとの接点ができ、コミュニティが作られるという大きな意義も持ち合わせています。 「本人や親御さんからありがたいと言ってもらえるこどもごちめしのサービスですが、飲食店様からも、“地元の子どもと関われるきっかけができて嬉しい”という声をいただきます。」と今井さんは話します。 こどもごちめしに登録するTACO RICOのスタッフと今井さん(右下) また、今井さんは、全国の子ども食堂にもこどもごちめしのシステムを利用してもらい、連携していくことを大切にしていきたいと言います。 「相対的貧困に当てはまると言われている子どもたちが国内に200万人以上もいる中、こどもごちめしのサービスは、より多くの子どもたちに食を届けることができます。そして、各地の子ども食堂の役割は、地域コミュニティにとって大変重要です。多くの子どもの成長を見守っていくためには、地域の子ども食堂と伴走し、広く深く支援していくことが重要だと考えています。ふるさと納税の使途として“子どもを支援する”という選択肢を増やし、子ども食堂の食事代に充てていくという取り組みも少しずつ始まっています。例えば茨城県境町はその取り組みで、3年間で6万食以上を子どもたちに届けています。 最近は、子ども家庭庁の子どもの未来応援基金という補助金も新たに新設されました。そのような補助金とこどもごちめしのシステムを利用して、自治体や商店街ぐるみでの子ども食堂を開催いただけたら嬉しいです。」 相対的貧困の家庭の子どもたちに、毎日の食を提供するためには、現状の地域の子ども食堂に任せておくには負担が大きすぎます。こどもごちめしのようなサービスが、自治体や企業を巻き込んで社会全体で子どもたちを支えていくこと、そして地域の子ども食堂が子どもたちの居場所を作っていくことの、2つの方向からのアプローチが必要なのです。 食と一緒に子どもたちの夢を応援していきたい こどもごちめしでは、子どもたちが楽しめるイベントも企画しています。 「まだスタートして間もないですが、イベントも積極的に開催しています。例えば、先日はプロバスケットボールであるBリーグに所属するサンロッカーズ渋谷の選手をゲストに呼び、子どもたちとシュート体験を楽しみました。キッチンカーを呼び、そこで実際にこどもごちめしのサービスを体験できるような場所にしました。子どもたちにとって、プロのバスケットボール選手と間近で会えるのは、きっと思い出に残りますよね。スポーツや音楽に関連したアクティビティや、こどもごちめしのアンバサダーの方々に協力していただくイベントも開催していく予定です。子どもの食事だけでなく、夢を応援するサービスにしていきたいと思っています。」 スーパーマーケットの前で行われたイベントには多くの親子が訪れた©️ SUNROCKERS SHIBUYA 助け合いの循環ができる社会を目指して 子どもが毎日当たり前に食事をとれるよう、社会全体で見守ることを目指す、こどもごちめし。今井さんは最後にこう話してくださいました。 「こどもごちめしは、食事が終わってレジで画面を見せると、協賛する企業の名前が出てくるようになっています。それを見て“自分たちはこういう大人に支えられているんだ”ということを頭のどこかにでも置いておいてもらえたら、その子たちが大人になったときに誰かを支えよう、困っている人を助けよう、という循環が生まれてくれるのではないかと期待しています。子どもが大人に期待していないという話も聞いたりしますが、“絶対に君たちのことを見限ってないよ”“取り残されていないよ”というメッセージを強く伝えていきたいと思っています。」 自分が受けた善意を他の誰かに渡すことで、善意をその先につないでいくというPay it forwardのマインドを持つこどもごちめし。日本の子どもの未来を社会全体で支えていこうというエシカルな取り組みの今後に注目です。 お話を聞いた人:今井了介さん NPO法人Kids Future Passport 代表理事。Gigi株式会社 代表取締役。作曲家・音楽プロデューサー。2018年にGigi株式会社を立ち上げ、人とお店と地域にやさしいビジネスモデルを提案し、フードテックを使用した「ごちめし」などのサービスを展開。未来の子どもたちを支える支援の輪を広げていきたいと、2023年7月にNPO法人Kids Future Passportを設立、「こどもごちめし」をローンチした。 こどもごちめし公式HP:https://kodomo-gochimeshi.org/
着物は日本の日常的な衣服として着られていましたが、生活スタイルの西洋化に伴い、自分で着付けできる人が少なくなっています。着物を着る機会が減っている今日ですが、裁ち方や構造の観点などから洋服よりもリメイクがしやすく、サステナブルな衣服ともいわれています。本記事では着物がサステナブルである理由と概要を中心に、着物に関するお役立ちの情報を紹介します。 日本の伝統衣装、着物をおさらい 出典:unsplash.com 着物の原型が誕生したのは奈良時代といわれています。平安時代の上流階級にあたる貴族文化において、十二単など多様な装飾とスタイルがつくり出され、武家社会の鎌倉時代以降には、実用性を兼ねた簡略化されたスタイルが誕生、着物が日常的な衣服として定着していきます。江戸時代には、江戸や上方(今の大阪)を中心とした商人文化の発展によって、着物を作る技術がさら発展し、多様な柄や色も生み出されました。 明治維新後の文明開化によって、着物を着る機会自体は減っていますが、着物が日本の文化的および芸術的なシンボルであることは今も昔も変わりありません。特に海外では、「kimono」という名称で日本文化の代表として扱われることが多く、来日した外国人が浅草や京都などで着物を親しむシーンも見られます。 参考:https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000194/194781/kimonosenntei2.pdf 着物がサステナブルな理由 近年、着物の良さが見直されている理由の一つとして「サステナブル」であることが挙げられます。その主な理由を解説していきましょう。 作る工程で処分するゴミの量が少ない 着物は、一枚の布(反物)を直線裁ちすることによって、前身ごろや袖など8枚のパーツに切り分けられます。洋服のように型紙も使わないため、布の端部分が中途半端に余るということはほとんどなく、処分するゴミの量が少なく済むのです。 リメイクしやすい 1着の着物は縫製した部分をほどいて、8枚の布をつなぎ合わせることで反物の状態に戻すことができます。再度、体型に合った採寸を行えば、着物を仕立て直すことも可能です。もし、生地に取れないシミや汚れがあったとしてもその部分を避けた形で衣服やバッグなどにリメイクできます。 長い間、着られる構造になっている 女性の着物は身丈よりも、少し長めなっているものを選ぶのが基本です。腰の部分にベルトを入れるイメージで腰ひもを通し、裾が足首くらいの長さになるようたくし上げ、「おはしょり」というものを作ります。このおはしょりがあると、妊娠時などに体型が変化したり、身長が伸びたりしても調整をするだけなので、長い間、同じ着物を着られるのです。 お手入れ次第で子や孫に受け継がれる 着物は丁寧に保管を行っていれば、着物を所持している年数に関係なく、子や孫へ受け継ぐことが可能です。その一例が、母親の振袖を娘が成人式に着るといった、いわゆる「ママ振(ママ振袖)」であり、小物やヘアスタイルをアレンジしながら、今の時代に合わせたコーディネイトをします。 サステナブル×着物を知れる、おすすめのスポット 今日、サステナブルな観点から衣服のリサイクル活動が盛んです。ここでは、着物にまつわるおすすめのスポットを紹介します。 dual-mode dual-modeは愛媛県松山市に拠点を置く、着物アップサイクルを軸としたショップです。着物ドレスや、着物サルエルパンツ、リバーシブル仕様の帯バッグなど、職人が手作りしています。オンラインだけでなく、時期によって全国各地でPOPUPストアも展開しています。 この投稿をInstagramで見る dual-mode(@dualmode_813)がシェアした投稿 Kimono そのまんまセンター Kimono そのまんまセンターは、日本リサイクルセンター株式会社が運営しており、家庭で使わなくなった着物や帯を再び活かす専門店。千葉県木更津市に拠点を構えています。着物や帯の回収は、廃棄物や処分する際の温室効果ガスを減らすだけでなく、障がいがある方や貧困層の方の仕事を生み出すことにも一役買っています。 この投稿をInstagramで見る Kimonoそのまんまセンター(@kimono_sonomanma)がシェアした投稿 サステナブルな着物を見直そう 出典:unsplash.com 本記事では裁断やサイズの調整のしやすさなど、着物がサステナブルであるという理由に触れました。着物は帯や帯揚げ、下駄、小物などのカラーや素材を活かした多様なアレンジができる衣服です。着物の知識を深め、着付けやリサイクル活用を知ってみたいみたい方、これから着物を着てみたいという方は、こちらの記事を参考にサステナブルの要素を盛り込んだ着物ライフを取り入れてみてはいかがでしょうか。
秋も深まり、少し冬の足音も聞こえてきました。紅葉を楽しみながらお出かけしたい11月、関東近郊では、注目のイベントが多数開催されます。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 MoFF 2023 Autumn 五感で感じる!エシカルなお祭りが渋谷区北谷公園を中心に開催 アートやクリエイティブを強く意識したミュージアムのような空間で「伝える=tell」をテーマにしたイベントです。イベント当日は、買い物をするだけで「森」が増えるエシカル・オンラインマーケット「tells market」で一つひとつの品物に込められた作り手の想いや、豊かに循環する地球の未来に向けたメッセージなどに触れるお買い物体験ができます。他にも、トークセッション、音楽フェス、ワークショップなど多彩なコンテンツが展開予定。 日本中から集まる作り手に出会い、商品に触れながら、エシカルを知る2日間にしてみませんか。 開催日時:2023年11月18日(土) 10:00~20:00 19日(日)10:00~19:00 場所:1. 渋谷区立北谷公園(東京都渋谷区神南1丁目7-3) 2. コワーキングスペース SLOTH 2階(東京都渋谷区神南1-14-7 ワイズ神南ビル 2F) 3. Roasted COFFEE LABORATORY 渋谷神南店(東京都渋谷区神南1-6-3 フラッグ 1F) 入場料:無料※トークセッションは事前申し込みが必要です URL:https://tells-market.com/moff_2023 「ハーヴェイ・ミルク」第11回with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会 ゲイと公言して人権活動を続けたハーヴェイ・ミルク氏の半生を知る 横浜駅すぐの社会課題解決型スタジオ「with GREEN PRINTING」では、毎月第三金曜日に映画上映会と交流会を開催。ドキュメンタリー映画の上映を通じて、世の中で起きている社会課題の真実を知り、サステナビリティやSDGsに取り組む人々同士が繋がることで、社会課題に対する新たなアプローチを生み出すきっかけを提供しています。 11回目となる本イベントでは、11月16日国際寛容デー(UNESCO)、12月10日世界人権デーにちなみ「ハーヴェイ・ミルク」を上映。ゲイと公言して、全米初の公職(サンフランシスコ市市政執行委員)に選ばれたハーヴェイ・ミルクの活動と、その暗殺事件の裁判を記録した世界のドキュメンタリー映画史上に残る傑作です。希望を見出せる作品を観て、声を上げ続けることの重要性や多様性について語り合う夜を過ごしてみませんか。 開催日時:2023年11月17日(金) 18:00開場 18:30上映~終了後交流会(21:00終了予定) 場所:with GREEN PRINTING 横浜市西区高島2丁目14-12 ヨコハマジャスト2号館 3F(横浜駅徒歩3分) 参加費:1,500円 ※軽食・ソフトドリンク付 お申込み:https://peatix.com/event/3562036 本八幡 お着物交換会&1000円販売会 次の人へバトンをつなぐ、眠っている着物の交換イベント 譲りたい着物を持つ人と、着物が欲しい人とをつなぐ交換会が千葉県本八幡にて開催されます。着物の循環の輪を広げたいとの想いで企画された本イベントでは、着物を交換するほか、手ぶらで参加してお買い物だけ楽しむことも可能。 リユース着物ショップ「今昔着物 龍巳」からは着物、帯、帯締めなど全て1000円で販売され、アクセサリーやお菓子店の出店も予定です。着物初心者さんも、気軽に足を運んでみては? 開催日時:2023年11月23日(木) 12:00~15:00 場所:スタジオbuzz本八幡千葉県市川市南八幡4-1-7 本八幡駅南ビルB1(本八幡駅徒歩1分)入場料:500円 URL: https://blue047492.studio.site/ ケアリングマーケット 「介護」や「ケア」にまつわるモノとヒトが下北沢ボーナストラックに集合! 11月11日の介護の日、「ケアリングノーベンバー2023」の一環として開催される本イベントでは、さまざまな福祉施設やブランドが参加。商品の作り手、売り手と会話をしながら、商品のうまれた背景や作り手のこだわりに触れることができ、実演販売も予定しています。 また、マガジンハウスのオンラインメディア「福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉」によるおすすめの逸品を紹介するブースも登場!全国各地から作り手のこだわりのつまった素敵なプロダクトが集まります。ケアにまつわる一品を探しに訪れてみては? 開催日時:2023年11月23日(木) 11:00~18:00 場所: BONUS TRACK PARK(下北沢駅南西口徒歩 5 分 / 世田谷代田駅徒歩 5 分) 入場料:無料 URL: https://note.com/bonustrack_skz/n/n7256187715fa エシカルフェスタ2023 エシカルな生産や消費、ライフスタイルを考え、発信する一日に エシカルな生産や消費、ライフスタイルを考え、発信することを目的に2015年より開催されてきた本イベント。今年のテーマは“Are you ready for your regenerative journey? ”( 私たちの新しい旅のはじまり)です。リジェネラティブ(環境再生)に焦点を当てたコンテンツが予定されています。リジェラティブという考え方は、自然環境、つまり土壌や生態系の改善をすることではじめて私たちの暮らしや文化・ビジネスが持続可能になることを意味するもの。 リジェネラティブ領域で活躍するゲストによるクロストークやマーケット、ワークショップでのエシカルな消費を体験し、課題への理解を深め、解決のためのアクションをみんなで考えます。 開催日時:2023年11月23日(木) 11:00~16:00(最終入場15:45 予定)場所: 聖心女子大学4号館 聖心グローバルプラザ 入場料:無料 ※トークショーは、すべて無料ですが事前予約が必要です URL:https://ethicaljapan.org/article/event/5402 シェアウィーク2023 シェア文化を通じて持続可能性を考える1週間 社会課題の解決手段として注目を浴び続けるシェアリングエコノミー。そんな日本の未来の希望となるシェアを1週間で学び尽くせる『SHARE WEEK』が今年も開催されます。第一線で活躍するマルチセクターのリーダーが旬なテーマについて議論するトークセッションをはじめ、シェアリングエコノミーの最前線を知ることができるスタディツアー、ローカルプログラム、インド視察ツアーなどを開催予定。国内外で広がるシェアリングエコノミーの輪に参加してみませんか。 開催日時:2023年11月10日(金)~11月17日(金) 場所: オンライン・首都圏など 入場料:プログラムにより有料有り URL: https://sharing-economy.jp/ja/shareweek/sw2023 アートウィーク東京 都内50 の美術館・ギャラリーを舞台に国内外から注目される現代アートの祭典 日本の現代アートを国内外へ発信する一大アートイベント「アートウィーク東京」。2023年のアートウィーク東京には、11美術館と39ギャラリーが参加。東京国⽴近代美術館をはじめ、東京都現代美術館や森美術館といった⽇本のアートシーンを牽引する美術館が名を連ねます。また、銀座メゾンエルメス フォーラムや資⽣堂ギャラリーのような企業が運営するインスティテューションも。期間中は、麻布十番・京橋・六本木・清澄白河などのアートスペースを無料シャトルバス《AWT BUS》でたっぷり巡り堪能することができます。目玉企画となるのは、今回初の試みとなる「買える展覧会」《AWT FOCUS》。その他にも子供・学生向け企画やアートコレクター育成プログラム、オンライントークなど今のアートシーンを彩るラインナップが揃います! 開催日時:2023年11⽉2⽇(⽊)〜11⽉5⽇(⽇) 10:00〜18:00 場所:都内50の美術館/インスティテューション/ギャラリー 入場料:参加ギャラリーの⼊場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適⽤ AWT FOCUSの⼊場料:2,000円(お得な前売りチケットあり)、学⽣・⼦ども無料 URL: https://www.artweektokyo.com/ オーガニックシティフェスティバル2023 千葉県木更津市で「オーガニックなまちづくり」を体感! 平成28年より市を挙げてオーガニックなまちづくりに取り組む、木更津市。学校教育やセミナーなど様々なキャンペーンが実施される中、市が誕生した11月3日に合わせ「オーガニックシティフェスティバル2023」が開催されます。フェスティバルでは、「子どもたちの笑顔の花咲く種をまこう!」をテーマに、未来を生きる子どもたちに今、私たちができることは何かを考え、ワークショップやセミナー、ミュージックライブ、ファーマーズマーケットなど、家族みんなで楽しめるアクティビティなどが予定されています。東京からもアクセスの良い木更津潮浜公園に足を運んでみませんか。 開催日時:2023年11月3日(金・祝) 9:30~15:30 ※雨天決行・荒天中止(中止の場合は前日正午頃決定) 場所: 潮浜公園 入場料:無料 URL: https://www.k-organiccity.org/festival/ 第20回東京蚤の市 あなただけのお気に入りを探しに。日本最大級規模のアンティークマーケット 欧州に根付く、古き良きものを大切に受け継ぐアンティークマーケットの文化。東京でもその文化をつくりたいとの想いで2012年より開催されている日本最大級規模の蚤の市が、この秋も国営昭和記念公園で開催されます。北欧雑貨や古道具、花や古着からフードなど255の出店に加え、音楽ライブや大道芸などの27組のパフォーマンス、ものづくりのワークショップ、名物「物々交換の本棚」など参加型企画まで一日では周り切れないほどのコンテンツが揃います。休憩用のレジャーシートを持ち、ピクニック気分で参加してみては? 開催日時:2023年11月3日(金)~11月5日(日) 9:30~16:00 場所:国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン ゆめひろば 入場料:オンライン販売チケット1,500円 / 会場販売チケット2,000円 ※中学生以下はチケット不要 URL:https://tokyonominoichi.com/2023_autumn/ GTFグリーンチャレンジデーin 新宿御苑 新宿御苑にて地球に優しいアクションに加わろう! 企業・自治体・団体・市民ひとり一人の地球に優しい行動=「グリーンチャレンジ」を応援する日、GTFグリーンチャレンジデー。当日はステージ、ワークショップ、マルシェ・ショップ、環食(フード)、フォトコンテストなど、地球に優しいライフスタイルを提案するコンテンツが新宿御苑に集結。イベントのプログラムは、市民1人ひとりが日常の中で生物多様性とのかかわりを認識し、身近なところから行動を始めるための「MY 行動宣言」に沿って構成されています。この秋、楽しみながらグリーンチャレンジに参加してみませんか。 開催日時:2023年11月4日(土)〜11⽉5⽇(⽇) 10:00~16:00 ※雨天決行、荒天中止 場所:新宿御苑内 風景式庭園 入場料:新宿御苑入園料500円、中学生以下無料 URL: https://gtfweb.com/gcd2023/
環境省によると、一年間でごみに出される衣類は約50.8万トン。消費者が廃棄する衣類が膨大であるのに加え、売り切ることができずに在庫として残り、結果として消費者のもとに届く前に廃棄される衣類も多く存在します。 今回は、“衣類廃棄ゼロ”を目標に掲げ、最新のデジタル技術を取り入れたアパレル企業向けのプラットフォームを展開する、GOOD VIBES ONLYを取材。代表の野田貴司さんに、今のアパレル産業が抱える課題についてお聞きしました。 在庫ロスは生産量の30%以上が当たり前。多くのアパレル企業が抱える課題 出典:unsplash.com 本当に欲しいと思った洋服しか買わない、長持ちする素材を選ぶ、など消費者が衣服に関わる環境負荷を低減するためにできることは、大方想像がつくものです。しかし、企業がどのような問題を抱えているかは、なかなか知る機会がないもの。長年アパレル業界に携わる野田さんは、企業における衣類廃棄問題を以下のように話します。 「時代の流れもあり、現在は少しずつ在庫を減らしている企業さんは多いものの、生産量の30%以上は在庫として常に倉庫で保管しているというのが一般的です。機会損失を避けるため、売り切れを出さないよう、はじめから売れ残りを想定して、発注なども行っているところが多いですね。プロパーの在庫消化率70%だと、かなりいい方という印象です。在庫の処分方法はもちろん、倉庫の維持費もかさみ、実は課題があったのにもかかわらず、そのモデルが出来上がっている中で、なかなか改善されてきませんでした。」 GOOD VIBES ONLY代表の野田貴司さん そのようにして売れ残った在庫がたどる経路は様々です。 「企業として、在庫の処分を行う際は、サンプルセールなどを行う、焼却、バイヤーに買ってもらって海外に売る、バッタ屋(商品を格安で販売する店)に買ってもらって安く売るという選択肢があります。最終的には、海外に送られて埋め立てられるケースも多く、アパレルは生産だけでなく、廃棄の方法も問題になっています。」 なぜそんなに在庫をかかえているのかという質問に答えることができなかった 野田さんが初めて衣類廃棄について問題意識を持ったのは、他業界の人の何気ない一言でした。 「以前携わっていたアパレルブランドを売却するときに、今までアパレルには全く携わってこなかった業種の企業からの、デューデリジェンス(事前調査)がありました。当時20~30億円ほどの売上がある会社で4億円分の衣類が過剰在庫になっていることをお伝えしたのですが、そのときに“なぜ在庫が4億円分もあるのですか?”と驚かれて、そのときにはっとしました。」 アパレル企業では、その量の在庫を抱えることは極めて一般的であり、疑問に思うことがなかったため、その質問に答えられなかったと言います。 その出来事をきっかけに、野田さんは“衣類廃棄ゼロ”をミッションに掲げたGOOD VIBES ONLYを設立。アパレル企業が抱える課題を解決しながら衣類廃棄をなくすためのプラットフォーム“Prock(プロック)”の開発に着手しました。現場や企業の声を反映し、自社ブランドでのテストを繰り返しながら、およそ3年の歳月をかけて実用化にこぎつけたのです。 廃棄衣類ゼロを目指して開発、現場の課題解決にも繋がるツールの開発 Prockが提案する新しい洋服のサプライチェーン 「Prockでは、アパレル企業が行う企画・デザイン~販売までの管理をDX化し、業務の効率化を測りながら、余剰在庫問題をワンストップで解決することができるサービスです。大きな特徴の一つは、3Dデジタルサンプル技術です。試作品であるサンプルを実際に作らなくとも、特徴や質感など細かく数値化された生地を画面上で選び、リアルに限りなく近い質感の立体的なサンプルを確認することが可能になっています。洋服のサンプルはもちろん、生地屋さんから送られてくる生地のサンプルの廃棄も減らすことにも寄与しています。品質の高い日本の生地をデジタルサンプルとして海外に展開することも考えています。」 実際のデジタルサンプル。すでに大手のアパレルブランドでも取り入れられている Prockの二つ目の特徴として、AIによる需要予測があります。これまで現場の人の経験と勘で行ってきた発注作業を、AIを使用してどのくらいの需要が見込めるのかを判断することにより、正確で、売れ残りのない数の発注が可能になったのです。 「AIによる需要予測では、SNSに3Dサンプルを掲載した際の反応から、発注の段階で、販売数の見込みがわかります。必要以上の生産をしないことにより、無駄になってしまう衣服を生まないことに繋がります。Prockは、アパレル産業で長い間慣習化されてきたやり方を見なおし、課題を一つずつ解決しながら辿り着いた結果です。デジタルサンプルに置き換えるだけで、国内だけでも1600万着と言われるサンプルを削減することができます。また、アパレル業界全体の余剰在庫を10%削減すると、国内で2億着近くの在庫ロスをなくすことができると試算しています。」 課題解決と売上アップの両立を目指す 衣類廃棄ゼロを掲げProckを各アパレルメーカーに提案する中で、課題も見えてきています。 「現場の作業をより効率化し、同時に在庫管理を行えるツールとしてProckの導入をお勧めする中で、企業さんからは、課題解決も嬉しいけれど売上も伸ばしたい、という声が聞かれるようになりました。業務を効率化するだけでは、今のアパレル業界にアジャストできないと感じています。そんな中、私たちは、不特定多数の人にアプローチする販売方法ではなく、SNSの分析結果を利用したPRを行っています。その洋服を必要としている人に効率的に情報を届けることで、売上に繋げながらも、無駄になる衣服を減らしていくことを目指しています。」 結果、サンプルコストは80%削減し、プロパーでの利益率がアップした事例が出てきています。 また、NFTとしてデジタルサンプルを販売し、ゲームの中のキャラクターにリアルなアパレルメーカーの衣装を着させることができるような、新たな挑戦も。デジタルで洋服を売るという、アパレル企業にとって新しいビジネスモデルを提案しています。 そして、すべてがオンライン上のサービスであるからこそ、人の顔が見える機会を大切にしたいと、野田さんは言います。 「オンライン上で完結してしまう時代ですが、人との繋がりは、サステナブルな社会にリンクしていると思います。私たちがやっていることはデジタルだからこそ、リアルイベントなども行っていきたいと思っています。デジタルファッションを通じて、買う過程を楽しめるようなエンターテインメント性のあるものが良いですね。」 消費者の私たちにできることは? 出典:pexels.com メーカーでも細部まで把握しきれないほど、複雑になっている洋服のサプライチェーン。その中で販売される前に捨てられ、日の目を見ることのない洋服が大量にあるという現実。私たち消費者が洋服を購入するとき、どのようにブランドを選ぶのがよりエシカルなのでしょうか。 最後に、サステナブルな生産に配慮したブランドかどうか見極めるための方法をお聞きしました。 「サステナビリティを打ち出しているブランドさんは増えてきていますが、洋服を購入する際は、生産情報を開示しているかどうか、確認してみるのが良いと思います。販売員さんに、どのように生産されているのか直接聞いてみるのも良いと思います。売り場の販売員さんが生産の背景まで知っているブランドなら、信頼も高まります。オンラインのショップであればぜひ問い合わせしてみてください。消費者が変われば、その需要に応じて生産者も変わります。どちらか一方ではなく、両方の意識が、透明性の高いアパレル産業の実現には欠かせません。」 「アパレルが汚染産業であることから目を背けず、目を向けることが大切だと思っています。アパレル産業を含む社会全体もそうであってほしい。」と話す野田さんからは、アパレル産業を変革していくという強い意志を感じました。持続可能な社会へ大きく舵を切るためには、新しい技術を取り入れ、時代や社会のニーズに合った取り組みが不可欠なのではないでしょうか。 お話を聞いた人 株式会社グッドバイブスオンリー代表取締役 野田貴司さん 1992年、福岡県出身。大学を経て上京し、22歳からソーシャルメディアマーケティングに携わる。その後、D2Cの先駆けであるD2Cファッションブランド「eimyistoire」の立ち上げに貢献。2017年に同社を退社し、「廃棄衣類ゼロ」をミッションに掲げるGOOD VIBES ONLYの立ち上げに参画。これまでの経験を活かし、従来の洋服のサプライチェーンをより効率的かつサステナブルにするシステム「Prock」を開発。3DデジタルサンプルをはじめとするProckは、現在大手アパレルメーカーにも取り入れられている。
植物性ミルクとは、豆類や穀物など植物由来の原料からつくられたミルクのことです。 日本では、植物性ミルクと言えば豆乳がなじみ深いですが、近年は環境に優しい、ヘルシーかつ栄養価が高いなどの理由からアーモンドミルクやオーツミルクをはじめとした植物性ミルクが人気に。そんな植物性ミルクは、種類が多いゆえに、どれを選べば良いか迷ってしまうことも。 そこで今回は味や特徴、環境への影響などをご紹介。植物性ミルクを深堀りします! 植物性ミルクはサステナブル? 出典:unsplash.com CO2排出量は、全産業の約3~4%を占めると言われている酪農業。牛のゲップから排出されるCO2が問題になっているのに加え、乳牛を飼育するためには多量の穀物を必要とし、その穀物の栽培には多くの水を使用します。その他にも、アニマルウェルフェアの観点からも工業的な乳牛の飼育はエシカルではない面が多く見られます。 そのような背景があり、環境のことを考慮する場合には、植物性ミルクを選んだほうがサステナブルであると言えます。 しかし、すべての植物性ミルクであれば環境負荷が低いとは言い切れません。なぜなら各ミルクを原料から栽培する際に使われる資源、輸送にかかる燃料消費なども考慮されるからです。 BBCでは以下のような表を発表しています。このような報道や書籍を参考に、それぞれの植物性ミルクの特徴を見ていきます。 出典:Climate change: Which vegan milk is best? - BBC News 人気の植物性ミルク6つは環境にやさしい? 今回は、数ある中から6つの植物性ミルクをピックアップ。それぞれのミルクの特徴や、栽培・輸送にかかる環境負荷をチェックしていきましょう。 ソイミルク(豆乳) 色味は大豆本来と近いクリーム色です。慣れ親しんだ大豆の風味がしっかりと感じられる 大豆からつくられており、日本人に最も馴染みのあるミルクです。豊富なタンパク質、ビタミンやオリゴ糖などが含まれています。 大豆生産におけるCO2排出量、水資源利用量は少ないとBBCは報じています。しかし大豆の多くが工業的農地で栽培されていることから、グリーンであるとは言い切れません。さらに、他の植物性ミルクの原料となるナッツに比べて国産のものが多い印象がある大豆ですが、実は国内自給率は6%程度。北アメリカ・南アメリカ大陸からの輸入が大半であることから、輸送にかかる環境コストを考えると、国産のものを選ぶと良いでしょう。 アーモンドミルク すっきりとした白色。杏仁豆腐のような風味や甘さを感じる アーモンドを原料としてつくられたミルクです。カロリーや糖質が低く、ビタミンE、食物繊維が豊富で、近年はスイーツの材料やカフェドリンクとしても人気を得ています。 その人気の一方で、アーモンドの栽培には多量の水が必要で、1粒のアーモンドを栽培するのに3ℓもの水を使用します。さらに、アーモンドの木に使用する農薬はミツバチを危険にさらしており、2018年~2019年の間だけでもアーモンド産業で犠牲になったミツバチは500億匹と言われています。生産背景に責任を持っているメーカーを選ぶことが大切です。 オーツミルク ほんのりと香ばしさがある香る。ノンシュガーでも優しい甘味が感じられ、飲みやすい印象 穀物の1種であるオーツ麦を原料としてつくられたミルクです。最近は、アーモンドミルクに並び、カフェなどでも牛乳の代わりによく使われているオーツミルク。植物性ミルクの中でもカルシウムが多く含まれていることが特徴で、食物繊維も豊富です。 原料となるオーツ麦の生産におけるCO2排出量、水資源利用量は少ないとBBCは発表。生産に必要な水の使用は、牛乳のおよそ15分の1の量と言われています。日本における国内自給率は12%で、主にカナダ、オーストラリア、イギリスからの輸入頼りのため海外産オーツミルクの環境負荷は改善の余地があるものの、世界的に見ると、植物性ミルクの需要が高い北部の地域でも栽培が可能なため、農園から消費者までの輸送距離は短くて済むのが特徴です。 マカダミアミルク マカダミアナッツの香ばしさが口いっぱいに広がる。ナッツ特有の渋みや油分を感じた マカダミアナッツを原料としてつくられたミルクです。ナッツミルクの中でも、不飽和脂肪酸であるオレイン酸や、アンチエイジングにも寄与するパルミトレイン酸が含まれます。 マカダミアナッツは、オーストラリアを筆頭にアフリカ、ケニア、グアテマラ、コスタリカなどの生産地からの輸入が必須です。ただオーストラリア・マカダミア協会では農薬に頼らない外注除去など水、土壌、空気、在来の植生、野生動物の保護をうたっていることから、現地で消費する分にはサステナビリティへの貢献度が高いミルクと言えるでしょう。 ココナッツミルク ココナッツの果肉からつくられたミルクです。カリウムやマグネシウム、銅や鉄などが豊富です。ただカロリーは高めなので、摂りすぎには注意したいミルクです。 ココナッツの栽培には、水や化学物質をほとんど必要としない点で環境にやさしいと言えます。また、優れた炭素吸収能力があり、生きている間は二酸化炭素を吸収し続けてくれます。しかしナッツ同様、国産のココナッツは手に入らないので、輸送に環境負荷がかかります。 ヘンプミルク 健康・美容意識の高い人の間で話題となっている麻の実(ヘンプ)を原料としたミルクです。豊富な食物繊維のほか、ビタミンEや鉄分、亜鉛、銅、マグネシウムなど様々な栄養素を摂取することができます。 ヘンプは丈夫な植物で、農薬が無くても様々な地域で栽培できます。使用する水の量も比較的少なく、各部位に用途があるので、無駄なく使えるのも高ポイントです。 植物性ミルクはこれからより身近になる 出典:unsplash.com 健康志向の高まりや、環境保護の観点から普及しつつある植物性ミルクを、栄養素からだけでなく、環境負荷などから見てきました。植物性ミルクであっても、条件次第では必ずしもエコとは言い難い場合もあります。 今後ますます身近になることが予想される植物性ミルク。選ぶ際には、その生産国や生産背景を知って選んでみてはいかがでしょうか。 参考:ジョージーナ ウィルソン=パウエル.これってホントにエコなの?,東京書籍,2021 リンク
“エシカルな結婚式”と言うワードからどんなウェディングを想像しますか。環境に優しいナチュラルテイストの装飾?プラントベースのお料理? エシカルと聞くと、質素なものというイメージが先行するかもしれませんが、エシカルウェディングは、主役の二人や、式に関わる全ての人はもちろん、地球の未来を大切に考える要素を取り入れた結婚式。多種多様なスタイルと可能性に満ちたニューノーマルな結婚式の在り方です。 今、ウェディング業界に新しい風をもたらす一般社団法人エシカルウェディング協会代表の野口雅子さんと、これからの時代の結婚式に求められるものを考えていきます。 エシカルウェディングとは エシカルウィディングの一例として、米粉のマフィンで作られたウェディングケーキと 自然農園で育てられた花の装飾などを取り入れている エシカルウェディングとは、人と地球環境、地域社会、に配慮する“エシカル”な価値観を取り入れたウェディングのことです。 野口さんは、「大量消費の時代に生まれた従来の日本の結婚式・披露宴は、華やかである一方で、実は社会課題が多数存在しています。」と話します。 「エシカルウェディングは、まず、二人が本当に望む未来とは?結婚式とは?の本質的な意味をディスカッションすることで、必要のないものや無駄なことを省くことから始まります。 また、ウェディングの事業者さんと、体に優しい食材を使った料理や、フードロスがでない料理の出し方を工夫するアイデアをシェアしたり、デザイナーさんと資材を使い切る装飾方法を考えたりすることを積極的に行っています。他にも、自然素材で作られたドレスやフェアトレードや地域創生につながるギフトアイテムなどを選ぶなど、ひとつひとつエシカルな提案を行い、それが多くの人の選択肢となれば、結果として環境負荷を減らし、社会貢献に繋がると考えています。」 レースカーテンの残布で作られたドレスで前撮り。ドレス制作: KUMIKO TANI そんなエシカルウェディングを普及するために、野口さんが2021年に立ち上げたエシカルウェディング協会では、現在約30名のウェディングプランナーとクリエイターが活動。 ウェディングプランナーとクリエイターは、本質を大切にした結婚式を実現するために、常に情報のキャッチアップやアイデアの交換を欠かしません。協会では、個人向けにはもちろん、事業者向けにも具体的な情報やノウハウの提供も行っています。 エシカルウェディング協会2周年記念イベントにて みんなが少しずつ感じている“結婚式はこうあるべき”の違和感 新婦の祖母が遺してくれた毛糸や布でギフトを兼ねて装飾 エシカルウェディング協会による結婚式・披露宴に関するアンケート調査では、「結婚式を通じて環境や社会に貢献するアイデアを周囲の人に共有したい」と答えた人が約8割にのぼる結果に。また、同調査において結婚式・披露宴に持つマイナスイメージとして上位に挙げられた項目は「多額の費用がかかる」、「形式的でどれも同じテンプレートに感じる」などがあります。 そんな時代の流れの中、野口さんは、長年、多くのウェディングの現場に携ってきた経験から、従来のやり方にとらわれないウェディングにシフトしていくべきだと強く感じています。 「式場ではパッケージ化されたプランが一般的です。より深くお二人に寄り添いたいと思っても、実現するのが難しいという歯がゆさを感じてきました。」 エシカルウェディング協会では、あらゆる選択肢の中から、二人に寄り添ったウェディングスタイルを提案しています。 教会や神社、ゲストハウス、ホテル、レストランだけが結婚式の舞台ではありません。 「お二人のご希望をお聞きして、様々な場所をご提案します。場所の使用許可さえ取れればどんな場所でもウェディングは実現可能なんです。ゆかりのある場所、思い入れのある場所ならば、二人の母校や、ご自宅でも。ライブハウス、撮影スタジオ、キャンプ場、アーチェリー場、古民家、歴史的建造物、料亭、旅先の旅館、ワイナリー、無人島、農園、原っぱ、田んぼの真ん中など、考えもつかなかった場所が会場となり、二人の門出に最もふさわしい場所になるかもしれません。」 東京都主催TOKYO ETHICAL ACTIONのエシカルマルシェで模擬挙式を実演 結婚式を出発点に、社会全体が幸せに溢れたものに 進行についても、予定調和なスタイルだけが答えではありません。 「これまでも、ご家族全員からお二人への手紙を読んでいただく挙式、お二人がカフェ店員になってゲスト全員にドリンクを提供するウェルカムパーティ、アーチェリーのレクチャーを取り入れた結婚式、二箇所のメインブースを設けて過去と未来を行ったり来たりするかのように体験できるパーティスタイル、ライブハウスを貸し切って思いっきり音楽とサンバを楽しむパーティーなど、二人の夢や要望をとことんヒアリングし、それを形にしてきました。大切なのは、“なにをやるか”ではなく、“どうしてそれをやるのか”。その理由を明確にするからこそ、結婚式は、二人の心に深く刻まれる日となります。そして、そこから始まった家族の歴史は、やがて社会や未来に繋がっていくんです。結婚式というのは、そういう役割があると感じています。」と野口さん。 エシカルウェディング協会のウェディングプランナーやクリエイターは、結婚式当日だけでなく、その後ずっと続く未来も見据えて、二人の本当の幸せとはなんだろう?ということに想いを馳せ、一緒に結婚式を作り上げてくれます。 ウェディング業界自体は思い切った変革が必要 ロスフラワー®を使った装飾も積極的に取り入れている 高度経済成長期から続く慣習が根強く残ると言われる、ウェディング業界。 例えば、二人はもとより、ゲストもゆっくり食事をとる時間がない、といったケースも少なくありません。また、会場のバックヤードでは、ケーキや料理が大量に残ってしまい食品ロスになってしまう、せっかく作った席次表などのペーパーアイテムやお金をかけた装飾資材が廃棄されてしまう、などの問題が常に起きています。さらには、ウェディングを取り巻く環境においても、人手不足や労働環境、高い離職率など、悩みは尽きません。 「二人やゲストが幸せになる場の裏側で、地球や誰かに負担がかかってしまうことは一つでも減らしたい。結婚式だからこそ、本当にお二人の未来につながるあり方であってほしいと願っています。」と野口さんは話します。 SDGsの達成や循環型社会が叫ばれるなか、ウェディング業界も持続可能な方向へさらに大きくシフトチェンジしていく必要があるのです。 競争ではなく、手を取り合ってウェディングを変えていく TOKYO ETHICAL ACTIONのエシカルマルシェで協会活動を紹介する野口さん 「存在しないなら自分たちでつくるしかない」と新しい試みに対してもとても前向きな野口さん。 賛同するフリープランナーや事業者が増えているものの、エシカルウェディング協会の取り組みは発展途上であり、さらなる広がりを目指していると言います。 「ウェディング業界内で差別化したり、競争し合ったりするのではなく、業界全体で手を取り合うことが非常に重要だと考えています。そのため、今後はより多くのウェディング事業者やSDGsに取り組まれている企業、公共団体、個人をつなげ、大きなチームとしてエシカルウェディングのムーブメントを起こしていきたいです。」 多様な価値観が広がる今、形式を重視するのではなく、自分たちやゲストが本当に望む結婚式を挙げたいと思っている人も多いのではないでしょうか。 どこかに負担のかかる結婚式ではなく、人にも地球にも社会にも優しいエシカルウェディングという選択肢が、結婚式のスタンダードになる日は遠くないかもしれません。 編集後記 「厳かなチャペルで式を挙げて、披露宴会場では多くの余興とともにフルコースのフレンチが次々と並べられる……」 これは今回の取材を行う前、筆者がウェディングに持っていた固定概念です。 しかし、パッケージ化されたウェディングスタイルのみが結婚式ではなく、場所、料理、余興、進行などすべての要素において、二人の願いをしなやかな発想で最大限に叶えられることを知り、エシカルウェディングは従来のウェディングと比べるととても自由であることに驚かされました。 また、華やかな舞台の裏側では、食品ロス、資材などの廃棄ロス、関わる人々の労働問題など、長年見て見ぬフリがされてきた現実があります。未来を見つめ持続可能性を探るエシカルな結婚式は、大量生産・大量消費に違和感を持つ人が多い現代、人々のニーズにもマッチしているのではないでしょうか。 お話を聞いた方 野口雅子さん 一般社団法人エシカルウェディング協会発起人&代表理事エシカルウェディングコンサルタントIWPA認定ウェディングコンサルタント自身の海外結婚式の経験がきっかけで自然との共生をコンセプトとした結婚式のプロデュースをスタート。2011年5月、日本初となる「エシカルウェディング」を手掛ける。プロデュース歴28年 経験組約1500組。 一般社団法人エシカルウェディング協会 公式情報サイトhttps://ethicalwedding.info
わたしたちがよりヘルシーに、心豊かに生き抜くためのキーワード「エシカル」。その定義は、曖昧でわかりにくいという方も多いかも知れません。そこで今回は、AIにエシカルについて質問。テクノロジーとうまく付き合うこともますます求められる時代、AIがわたしたちに教えてくれることとは? そもそも「エシカル」とは? 出典:pexels.com まずは、そもそも「エシカル」とはどんな概念なのか?エシカルについて聞いてみます。AIは、個人や企業の社会的責任が求められていることを的確に回答しています。 Q:エシカルとはどんな概念か詳しく教えてください A:エシカルとは、道徳的・倫理的側面から見た正しい行動を示す概念です。具体的には、商品の生産や発売、企業活動などにおける社会的責任や環境保護などが該当します。 企業がエシカルになることで、社会からの信頼感が高まり、企業倫理に基づく行動が取れるようになります。特に近年では、環境保護や人権問題などに対する社会意識が高まっており、エシカルな企業活動が求められています。 また、エシカルな行動は企業にとってだけでなく、個人としても大切です。倫理的な行動をとることで、社会に対して貢献し、自己実現や幸福感を得ることができます。教育機関としても、学生に倫理観を身に付けるよう教育を行うことが重要であると考えます。 以上、エシカルとは、倫理的な行動を示す概念であり、企業や個人が社会的責任を果たすために大切なものであるということが言えます。 エシカルで世界は変わる? 出典:unsplash.com それでは、エシカルな考え方が広まることで、本当に社会は良くなっていくのでしょうか。AIは以下のように見解を示しています。 Q:エシカルの力によって世界や社会を良い方向に変えることはできますか?またそのために必要なことは? A:はい、エシカルの力によって社会を良い方向に変えることはできます。以下はそのために必要なことです。 1. 意識して行動すること:エシカルな生活を送るには、自らが取る行動が大切です。自分が身近なところから変えていくことが、社会への影響力を高めることに繋がります。 2.企業や製品の選択:エシカルな製品やサービスを提供する企業に投資することで、社会的責任を果たしている企業の成長に貢献することができます。 3. ネットワークを活用すること:エシカルな取り組みを推進するためには、社会的なネットワークを活用し、情報の共有やコミュニティの形成を行うことが大切です。 4. 政治的な関与:社会を変えるためには、政治的にも積極的に関与することが必要です。有権者として投票することや、政治家への意見表明などが挙げられます。 企業にできることは? 出典:pixabay.com これまで2つの質問で「企業」に焦点を当てた回答がありました。企業には今何が求められているのでしょうか。 Q:企業にできるエシカルなアクションはありますか? A:企業は、以下のアクションを通じてエシカルを社会に広めることができます: 1. 透明性の確保:企業は、製品やサービスの生産にかかる環境的、社会的、労働条件に関する情報を公開することで、消費者に対して透明性を確保することができます。 2. コミットメントの公表:企業は、エシカルに関するコミットメントを公表することで、社会に対して自社に対する責任を示すことができます。 3. SDGs(持続可能な開発目標)に対する貢献:企業は、自社のビジネスをSDGsと関連づけることで、社会的貢献を明確化し、消費者に対してエシカルなビジネスを行っていることを示すことができます。 4. 意思決定プロセスへエシカルを取り入れる:企業は、ビジネスの意思決定プロセスにエシカルを取り入れることで、企業の行動が社会に与える影響を考慮し、持続可能なビジネスを実行することができます。 5. ステークホルダーとの協力、コミュニケーション:企業は、ステークホルダーとの協力やコミュニケーションを通じて、自社のエシカルな取り組みを広く伝えることができます。 これらのアクションを通じて、企業はエシカルを社会に広め、永続的な持続可能なビジネスを実現することができます。 エシカルなビジネス環境が作られるために必要なことは、法律や規制の整備、企業や組織の社会的責任の意識の向上、情報の透明性や公開性の確保などがあります。また、倫理的な意識が薄れがちな現代社会においては、教育や啓発活動も重要な役割を担っています。 エシカルに基づいた行動により、企業や組織が社会的に責任ある行動を取ることができれば、社会全体がより持続可能で調和の取れた方向に向かうことができます。 以上のように、ChatGPTは企業がエシカルに取り組むための基本的な姿勢や社内外におけるアクションまで提案しています。 個人にできるエシカルアクションは? 出典:pixabay.com 次に、わたしたち個人にできるエシカルな取り組みについてです。社会を良くしていくためにどのような行動ができるのか、聞いてみます。 Q:具体的に、個人はどのようなアプローチでエシカルを取り入れる方法が考えられますか? A:以下は個人がエシカルを取り入れるための具体例です。 1.フェアトレード製品の利用:フェアトレード製品は、生産者の労働条件や価格に配慮した商品であり、消費者がその商品を利用することで、生産者に対してエシカルな対応をしているという意識を持つことができます。 2.環境保護活動への参加:ボランティア活動やNGO団体への参加など、環境保護活動に積極的に参加することによって、自分たちの生活を取り巻く環境についての問題を正しく理解し、エシカルな視点を持つことができます。 3.リサイクル・節約の実践:資源を節約することや、使用済みの資源をリサイクルすることによって、環境保全に貢献することができます。例えば、不要になった衣類をリサイクルショップに持っていったり、水や電気の無駄使いをしないように意識することが挙げられます。 4. ソーシャルメディア上での情報収集:情報収集において、ソーシャルメディアを活用することで、エシカルな情報や、企業の社会的責任などに関する情報を得ることができます。これによって、自分自身の消費行動を見直すこと、商品やサービスを選ぶ際にエシカルな視点を持つことができます。 ChatGPTが提案するアイデアはとても具体的です。 「リサイクル・節約の実践」ではより踏み込んでサーキュラーエコノミーに関するアクションを起こしてみることもぜひ選択肢に入れてみると良いですね。 また、情報収集のひとつとして「ソーシャルメディア上での情報収集」が提案されていますが、加えて書籍やセミナーも活用するとより理解を深めることができます。 理想のエシカルなライフスタイルとは? 出典:pexels.com 最後にどんなライフスタイルがエシカルであり、サステナブルな未来に繋がっていくのか具体的なアイデアを聞きました。 Q:エシカルなライフスタイルを送るためのアイデアを具体的に教えてください。 A:以下はエシカルなライフスタイルを送るためのアイデアです。 1.フェアトレード製品の利用:フェアトレード製品は、生産者の労働条件や価格について配慮した商品です。コーヒーやチョコレート、衣類、バッグなど、さまざまな製品があります。 2. ビーガン食品の利用:ビーガンは動物製品を一切使わないライフスタイルです。そのため、ビーガン食品を利用することで、動物の権利や環境に対する配慮をすることができます。 3. 自然素材の衣服を選ぶ:化学繊維は石油由来の原料が使われており、石油化学産業から排出される二酸化炭素を増加させます。自然素材であるオーガニックコットンや麻、リネン、ウールなどを使った衣服を選ぶことで、環境に優しい選択をすることができます。 4.持続可能なエネルギーの利用:自分の家庭や外出時には、LED電球や節電器具の使用、太陽光パネルの導入などを考え、電力消費や温室効果ガスを削減することで、環境のためにエネルギー使用を改善することができます。 5. プラスチックの使用を控える:プラスチックは海洋汚染の大きな原因です。プラスチックの使用を控えたり、使い捨てをやめたり、継続利用可能な容器やバッグを使うことで、プラスチック問題への配慮ができます。 この質問では、個人がエシカルを取り入れるための具体例がより鮮明となりました。衣食住のバランス良くアクションが提示されています。 エシカルについて客観的に聞いてみた結果… 今回は、ChatGPTにエシカルにまつわる様々な質問を投げかけてみたところ、予想していたよりも深い内容で回答してくれました。 本文内では紹介しきれませんでしたが、エシカルを広めるための課題を聞いたところ「コストの高さ、意識の低さ」など人間が感じていることとリンクする内容が出力されたことも印象的でした。 膨大な情報を処理することができるAI。本当に豊かな未来に向かうために、AIの活用をはじめとしたテクノロジーの活用は必須なのかもしれません。
今、ブランドストーリーや商品の裏側にある想いに共感して買い物をする人が増えてきていると言われています。そんな時代にぴったりのイベントが2023年9月に東京・原宿で初開催。「未来の文化を売り買いする体験イベント、文化商店」とは?どんなイベントなのか詳しくレポートします! 商店街をイメージした空間デザインに高まる期待! 今回、文化商店が開催されたのは原宿駅すぐの施設。受付を済ませるとすぐ出迎えてくれる大きな暖簾をくぐり、こだわりのブランドが待つ会場へ。早くも、素敵なモノと人との出会いを予感させる、心地よいテンポの音楽が耳に入ってきます。 会場の中でもひと際目立つ、大きな暖簾! 今回の出展は全26ブランド。将来文化となっていくであろうブランドのみが揃い、お店の人とじっくり話しながら商品について知ることができるのが、この文化商店の大きな特徴です。世に出たばかりの商品や、こだわり抜かれた商品、ユニークなコンセプトを持つ商品やエシカルでサステナブルな商品などが並びます。 商店街の賑わいが表現された、明るく楽しい雰囲気の空間 素敵なストーリーを持つブランドが勢ぞろい まず目に止まったのが、緑と白を基調とした統一感のあるブース。ALL GREENは、日本全国から選び抜いた一番茶を、定期便で届けるサービスです。会場では、3種類のお茶を試飲して、気に入ったお茶に投票。顆粒タイプになっていてお水でも簡単に溶かすことができますが、その手軽さに相反し、どのお茶も上品で香り高く、奥深い味わい。改めて日本茶の魅力に気付かされます。 どれも本格的なのに手軽。どのお茶も同じくらい人気でした お酒好きなら見逃せないのが、Better life with upcycleのクラフトビール。こちらのクラフトビールは、なんとサンドイッチを作る際に切り落とすパンのミミを使用。老舗のパン屋さんが新たに立ち上げたブランドです。さらに、パンのミミを使用したラベンダー香るジンも発売。どのお酒も同ブランドから出ているラスクと相性抜群です! パンのミミをアップサイクルして作られたクラフトビールとラスク 色とりどりのお花が並ぶのは、アプローズ。アレンジメントや作品はすべて港区にある福祉事業所で手作りされているそう。お花の組み合わせが絶妙で可愛く、自宅用やプレゼント用に気軽に購入できる大きさが嬉しい!シーズンに合わせた商品も取り揃えていました。 センスの良いブーケなどが並ぶ FERMENSTATIONは、未利用資源と独自の発酵技術を組み合わせた製品を開発しているブランドです。中でも、オーガニック玄米からできたエタノールを使用したアウトドアスプレーとピロースプレー、栄養がたっぷり含まれた発酵由来の「米もろみ」を使用した洗顔石鹸は、品質の高さから愛用者が多い商品。他にも様々な企業と未利用資源を使ったコラボレーション商品を生み出しています。 大きな可能性を秘めた「発酵」を取り入れたプロダクトたち ・・・と、ここまでたくさんのブランドを見てきましたが、他にも魅力的なショップが目白押し。自分に合うお味噌汁をその場で栄養士さんが選んでくれるMISOVATION、サステナブルなファッションを提案するO0uやKAPOK KNOT、重くて焦げやすく扱いにくいという鉄のフライパンの概念を覆す岩鉄鉄器など、心惹かれるお店が立ち並びます。 一軒一軒じっくり見ていたら時間が足りないほど、どこも生産者とお店の人のこだわりと愛がこもった商品で溢れていました。 ”文化”を体験できる新感覚イベント 会場では、スタンプラリーも実施。気に入ったブランドのブースでお店のスタンプを4つ押すと、最後に大きなガラポンを一回引くことができます。出展しているブランドの商品など、内容も豪華! 回すだけで、つい笑顔になる巨大なガラポン! 会期中は、出展するブランドによるワークショップも開かれました。 次々と心ときめくプロダクトに出会えた今回の文化商店は、まだまだ見たかった…!というのが正直な感想。次回の開催は未定ということですが、こんなに盛況なら次回も開催されるはず、と期待しています。 「私たちの未来に残したい商品や文化、取り組みは?」そんなことを改めて考えさせられる魅力満載のイベントでした。
長かった夏も終わり、涼しい日が増えたこの頃。お出かけにぴったりの10月、関東近郊では、注目のイベントが多数開催されます。「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 世田谷パン祭り2023 大人気のパンの祭典に、今年はロスパンのアップサイクルビールが登場! こよなくパンを愛する人々が集う、年に一度のパンの祭典が今年も開催。今年は、世田谷公園をメイン会場に、ベーカリー88店舗、パンのおとも38店舗、フードやドリンク28店舗が参加。今年は、過去最多となる2日間で266店舗が出店します。環境や社会が抱える課題に対してのアクションを毎年実施している本イベント。今年は新たな試みとして、余ってしまったパン(ロスパン)のアップサイクルビールを醸造し、イベント当日に発売します。限定パン、予約パンなどは前もってサイトでチェックを。 開催日時:2023年10月28日(土)~29日(日)11:00~16:00 場所:世田谷公園、せたがや がやがや館、三宿四二〇加盟店 入場料:無料 URL:https://setagaya-panmatsuri.com/ WILDERNESS TOKYOによる秋のイベント 東京の山間地域で、この秋「体験」「グルメ」「アート」を体験! 東京山間地域で活動する観光事業者のネットワーク「WILDERNESS TOKYO(ウィルダネス東京)」が、主に奥多摩町、檜原村、あきる野市、日の出町、青梅市、八王子市(高尾)でこの秋開催されるイベントを発表しました。銘酒「澤乃井」を醸造する小澤酒造による「澤乃井蔵開き」、現代芸術家による作品やプロジェクトを、様々な場所で展示する「あきがわアートストリーム2023」 、林業を行う会社によるきこり体験&学習机作りイベント「6歳になったら机を作ろうin東京・檜原村(各回4組限定)」など、大人も子どもも東京の大自然に親しめる催し物が満載。東京の一味違った魅力を味わいに行こう! 場所:奥多摩町、檜原村、あきる野市、日の出町、青梅市、八王子市(高尾) 入場料:イベントによって異なります ※詳細は下記をご確認ください URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000070613.html モノを売らないお店 今考えたい、モノの価値とライフサイクル。ビームスが開催する、人から人へとモノが繋がる体験型交換会 ビームスのスタッフやクリエイターがこの企画のためにセレクトした想い入れのあるアイテムが並ぶ本イベント。一般の参加者も、想い入れのあるアイテムを持参し、店内に並ぶほかの人の出品物と交換できます。 さらに、着られなくなった衣料品の回収に協力すると、BEAMSの経年在庫や店舗の装飾家具等の中から好きなものを選んで持ち帰ることが可能。回収した衣料品は、素材に応じてリユース・リサイクルされる仕組みです。 あなたが誰かに受け継ぎたい大切な洋服と一緒に、ここにしかないアイテムに出会いに行きませんか? モノを売らないお店開催日時: 2023年10月20日(金)15:00~20:00、10月21日(土)11:00~18:00、10月22日(日)11:00~16:00 場所:JOINT AROUND the CORNER 東京都渋谷区神宮前3丁目25−18 THE SHARE104 参加費:無料。要チケット ※「ビームス 新丸の内」と「ビームス 立川」の店頭、「ビームス 恵比寿」が出店する『恵比寿文化祭』イベント会場(アトレ恵比寿 本館 4階 フォンテーヌ広場)の3箇所にそれぞれ設置しているBRING™の衣料品回収ボックスへ衣料品を持ち込むと、「モノを売らないお店」でアイテムの引換券として使用チできるケットが受け取れます。 期間は9月29日〜10月18日(場所によって期間が異なるので詳細は公式サイトをご確認ください)。URL:https://www.beams.co.jp/news/3719/ オーガニックフェスタ in 井の頭公園 三鷹の魅力的なお店と人が集まる地元密着型イベント 循環型ライフスタイルや、地域に根差したお店が点在する東京・三鷹。その魅力に触れられるのが、本イベントです。コンセプトは「消費から循環へ〜子どもたちといっしょに、これからのライフスタイルを体験しよう〜」。 木々に囲まれた井の頭公園に、三鷹産の無農薬野菜や、量り売りのお店、素材にこだわった飲食店などが出展します。作る喜びを体感できるワークショップや、様々なゲストによる講演も開催。 マイカトラリーとマイバッグを持って、秋の井の頭公園に出かけてみよう。 オーガニックフェスタ in 井の頭公園開催日時:2023年10月28日(土)~29日(日)10:00~16:00 場所:井の頭公園 西園 文化交流広場 入場料:無料 URL:https://organicfesta.morinohito.net/ ※雨天決行 すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ “百年の祝福”をテーマに東京すみだエリアがアートの街に! 東京都墨田区北部の“向島地域”と呼ばれる京島・八広・文花はものづくりの町工場や個性的な商店、そして東京でもっとも多く戦前からの長屋が残るエリア。 毎年秋には、この地域に魅せられ集まったアーティストや多種多様な人々による、今を見つめ、未来に残すことを表現した作品が、街全体を舞台に展示。街に潜り込むようにして路地を散策しながら、個性豊かな景観に紐づいたアート作品と出会うことができます。 2023は関東大震災から100年の節目であることから“ 百年の祝福 ”がテーマ。地域の人々や表現者と触れ合いながら、大都会で独自の関係性を築いてきた、現代の長屋文化の魅力を体験してみては? すみだ向島EXPO 2023~百年の祝福~ 開催日時:2023年10月1日(日)~30日(月) 10:00~18:00※一部の会場やイベントなど時間外コンテンツもあります。場所:すみだ向島エリア(墨田区京島・八広・文花 ほか)参加費:有料※詳細は主催者情報をご確認ください。URL:https://sumidaexpo.com 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn 大人気のビーガングルメを体験できるチャンス! ヘルシー、環境負荷を減らせる、動物愛護などのメリットから注目される食のスタイル、ビーガン。定期的に開催されているビーガン祭りが、この秋、木場公園で開催されます。 人気店は早めに売り切れてしまうこともあるため、お目当ての出店がある場合は早い時間帯の訪問がおすすめです。 約60店舗のフードやスイーツが集結するイベントで、次世代型のライフスタイルを体感してみませんか。 東京ビーガングルメ祭り2023秋 / TOKYO VEGAN GOURMET FESTIVAL 2023 Autumn開催日時:2023年10月1日(日) 10:00〜16:00場所: 木場公園 イベント広場参加費:無料URL: https://vegefes.com/news/tokyo-vegan-fest-autumn-information/ Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023 2023年のテーマは「いざなうデザイン-Draw the Future-」 「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトとするデザインの祭典。国内外の第一線で活躍するデザイナーによる作品が、東京ミッドタウンに集まります。持続可能な社会を目指し、新しい価値や仕組みが生まれる今、イベントでは、デザインを通して、よりよい未来にするためのアイデアに触れることができます。注目の作品は、廃棄物として捨てられる土と自然素材の硬化剤を混ぜ合わせて造形された「土の群島」、風をモチーフとした無数のプロダクトによる花畑「風の庭」など。その他トークセッションや子どもを対象としたワークショップなども充実しています。 芸術の秋、デザイン×サスティナビリティの世界に触れてみては? Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023開催日時:2023年10月6日(金)~29日(日)場所:東京ミッドタウン各所入場料:無料 ※一部展示やワークショップは有料URL: https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/6647/ すみだガラス市 2023秋 日本で唯一のガラス器専門市で伝統文化に出会う 東京の墨田区、江東区、江戸川区周辺は古くからガラス産業が栄えてきた街。特に「江戸硝子」は国の伝統工芸品として認定され、16名の国の伝統工芸士が活躍しています。本イベントでは、国内のみならず海外からも高い人気と評価を得ているこの地域のガラス器が一堂に集結。 イベント当日は地域のガラス工場や工房が集い、江戸切子の実演販売や、チャリティーセールなどを予定しています。 グラス類や雑貨など、あなただけのお気に入りの一品を探してみませんか。 すみだガラス市 2023秋開催日時:2023年10月7日(土)、8日(日) 10:00~16:00場所:大横川親水公園「長崎橋跡イベント広場」入場料:無料URL:http://www.tobu-glass.or.jp/menu33.htm エコメッセ2023inちば 千葉県最大の、環境活動見本市で自然との共存を考える2日間 市民・企業・行政・大学などのパートナーシップのもと、「環境への気づきの場」をコンセプトに1996年から開催されている本イベント。今年のテーマを「PEACE:身近な暮らしからもう一歩!」とし、里山の探検や、自然の素材を使用した遊びなど、子どもに向けた催しなど、様々な方面から環境について考えます。 地元企業の取り組みや、ワークショップなどを通じて環境問題やSDGsへの理解を深めてみましょう。 エコメッセ2023inちば開催日時:【オンライン開催】2023年10月14日(土)10:00~、【会場開催】10月15日(日) 10:00~16:00場所:幕張メッセコンベンションホール参加費:無料URL: https://www.ecomesse.com/ 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会 世界食糧月間に、私たちにとって命そのものである種子を考える 横浜駅すぐの社会課題解決型スタジオ「with GREEN PRINTING」では、毎月第三金曜日に映画上映会と交流会を開催。ドキュメンタリー映画の上映を通じて、世の中で起きている社会課題の真実を知り、サステナビリティやSDGsに取り組む人々同士が繋がることで、社会課題に対する新たなアプローチを生み出すきっかけを提供しています。 10回目となる本イベントでは、10月の世界食料デー月間にあわせ、「シード~生命の糧~」を上映します。その94%が20世紀に消滅している種子。市場には遺伝子組換え作物が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになったことで、種子の多様性が失われています。作品では、在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るために活動する種の守り人=シードキーパーたちが登場。 映画を通して種子について知り、私たちにできることを考えてみませんか。 第10回 with GREEN PRINTING 映画上映会&交流会開催日時:10月20日(金) 18:00開場 18:30上映~終了後交流会(20:30終了予定)場所:with GREEN PRINTING横浜市西区高島2丁目14-12 ヨコハマジャスト2号館 3F参加費:1,500円 ※軽食・ソフトドリンク付お申し込み:http://ptix.at/6PgkCf
毎年9月21日は国連が定めた国際平和デー。世界では平和な世界を目指すため、敵対行為停止の呼びかけや記念行事が行われています。 今回は、国際平和デーに観たい、ドキュメンタリー作品をご紹介。リアルな映像を通して平和と戦争に関して考える機会を作ってみませんか。 平和って何だろう? 私たちは「戦争」をどのくらい身近に感じるでしょうか。日本に住んでいると戦争と関わることのない生活を送っており、報道で目にする戦争は自身とは別の世界の出来事と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。 しかし、戦争や紛争は現実に今この時も起きており、現在戦争が起こっていない地域もその可能性はゼロではありません。例えばRECNAによると2023年6月現在、地球上に存在する核弾頭の総数は推定12,520発にのぼります。80年代のピーク時と比較すると、核弾頭の総数は減少しているものの、ロシアがウクライナ侵攻で核兵器使用をちらつかせるなど、核兵器廃絶への目処は一向に立っておらず、平和への道のりはまだまだ遠いと言えます。 21世紀の今、なぜ人々は争うことを止めないのでしょうか。そして、SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」にも掲げられているような平和な世界は実現可能なのでしょうか。今年の9月は、映像から戦争と平和を考えてみましょう。 平和・戦争を考える映画3選 コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~ ラテンアメリカ国家であるコスタリカは、軍隊を廃止した平和国家として有名なことを知っていますか? 1948年軍隊の廃止を宣言したコスタリカは、大国アメリカや周囲の独裁国家の圧力にさらされながら今日までどのように歩みを進めてきたのでしょうか。本作は、軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェス、その他専門家のインタビューや、軍隊廃止によりゼロとなった軍事予算を教育、医療、環境保護などに当てて国民の幸福度を最大化する道を歩んだ軌跡が映し出されています。 「地球幸福度指数(HPI)」の世界ランキングで1位を獲得しているコスタリカが、「積極的平和国家」と評される理由を知ることができる作品です。 憲法9条改正や、隣国との関係など、日本の平和について、コスタリカの事例を知ることで今までとは違う視点を養ってみませんか。 “敵”の子どもたち イスラム武装勢力ISIS(イスラム国)は、日本や欧米の報道では外国人ジャーナリストの処刑場面など、その残虐非道な面で知られ「完全悪で撲滅すべき組織」と定義され報道されています。 作品では、ISISに引き裂かれたスウェーデンのある家族を中心に彼らのストーリーを映し出します。スウェーデンのミュージシャン、パトリシオ・ガルヴェスの娘アマンダはスウェーデンの悪名高きISISメンバーと結婚し、シリアへ渡りますが2019年のISIS掃討作戦によりアマンダ夫婦はあの世の人となりました。パトリシオは、アマンダの子ども、自信の孫にあたる1歳から8歳の7人の子どもたちが生き延びていることを知り、彼は単独でシリアへ渡航を決意しますが、救出は難航を極めます。 親がISIS参加者でEU圏をルーツとする子どもたちは、難民キャンプでも、親族が待つ国でも、市民の反感を買う、切り捨てられた存在です。今もなお難民キャンプには、紛争の中で、複雑な状況下に生まれた無実の子どもたちが行き場をなくしているのです。 シャドー・ディール 武器ビジネスの闇 ストックホルム国際平和研究所によると、2021年の世界の軍事関連企業大手100社による武器および軍事サービスの売上高は前年比1.9%増の5,920億ドル(約80兆円)にのぼります。武器ビジネスは巨額の金銭が動く「儲かるビジネス」であり、今日もなお戦争がなくなることのない理由の一つと言えます。 作中では、軍事会社、武器商人など関係者のコメントを通じ、政府の最高幹部を巻き込み、外交政策を動かすカギとなっている闇のビジネスに迫っていきます。戦争があるから武器業界もなくならない、武器があるから争いもなくならない。 主要メディアでは多く語られることのない、矛盾に満ちた国際武器ビジネスの現場を知ってみませんか。 出典:国際連合広報センター https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/1815/ NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230721/k10014137841000.html RENCA https://www.recna.nagasaki-u.ac.jp/recna/topics/43620
秋の足音が聞こえる季節になりました!関東近郊では、9月も注目のイベントが目白押し!「次の週末はどこへ行こうかな?」と思ったときには参考にしてみてください。 ※お出かけ前には、各イベントのWEBサイトにて最新の情報を確認してください。 【SDGs週間】 HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK 国内最大級のSDGsフェスが全国4都市を巡る! 毎年9月のSDGs週間を盛り上げるイベントとして開催3年目となる今回は、東京・横浜・大阪・沖縄の全国4都府県で開催。1週間の期間中、様々な会場で、セミナー、ワークショップ、アースクリーンアップ、マルシェ、キャンプ、音楽ライブなど豊かな地球の未来を願った様々なコンテンツが実施される予定です。SDGs達成期限の2030年まで、あと7年。私たち一人ひとりにできることを改めて考える機会にしてみては? 【SDGs週間】HAPPY EARTH FESTA 2023|GLOBAL GOALS WEEK開催日時:2023年9月19日(火)~25日(月) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所: 東京・横浜・大阪・沖縄の4都府県 ※詳細は公式情報をご確認ください。 参加費:無料 ※プログラムにより事前申し込み制 URL: https://happyearth.jp/event/hef2023/ LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI ファッションを楽しみながら社会貢献ができるサスティナブルな買い物体験 「LIVE STOCK」をテーマに、経年在庫(DEAD STOCK)に新たな付加価値を与えて魅力的なアイテムとして販売する「LIVE STOCK POP UP」が丸の内エリアの12ブランドで実施。丸の内ワーカーから回収したアパレル製品の一部をアップサイクルして作ったオリジナルエコバックのプレゼント企画やB品となった靴下を利用して人形を作るワークショップなどのコンテンツも充実。新しいファッションの魅力を探しに、丸の内に出かけてみよう! LIVE STOCK MARKET in MARUNOUCHI 開催日程:2023年9月14日(木)~9月18日(月・祝)場所:丸ビル1階マルキューブ、丸の内エリア内対象店舗 URL:https://www.marunouchi.com/event/detail/36243/ 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~ ピープルツリー開催、オーガニックについて知識を深められるチャンス 毎月1回、フェアトレード専門ブランドのピープルツリー自由が丘店やオンラインで開催されているフェアトレードの学校。フェアトレードや社会的な活動について楽しく学びながら、実践のためのアイデアを共有する場です。オーガニックセプテンバーである9月は、オーガニック繊維製品の国際的な認証基準を定める組織であるGOTS(Global Organic Textile Standard:オーガニック・テキスタイル世界基準)の地域代表・松本フィオナさんがゲスト。GOTS認証が目指していること、ピープルツリーがフェアトレードを通じて目指していることとの共通点などについて知ることができます。この9月は、オーガニックについて知識を深めてみては。 【フェアトレードの学校】オーガニックに暮らそう ~私も地球も健康であるために~開催日時:2023年9月23日 (土・祝)10:00~11:30(9:45開場)参加費:1,000円 場所:ピープルツリー自由が丘店またはオンライン チケット申込:https://20230923ftgakko-organicseptember.peatix.com/ GOOD LIFEフェア 2023 人と地球が心地よく過ごすためのモノやコトが大集結する3日間! “心地よく豊かな暮らし”を提案するライフスタイルのイベントが東京ビックサイトにて開催されます。 ブースエリアには、コスメや食品、雑貨やファッションなど450を超える出展者が全国から集結。SDGsを掲げたブランドも多数あり、自分自身はもちろん、地球にやさしいプロダクトに出会えます。クラフトビールやクラフトコーラ、キッチンカーなど、食フェスコーナーも多彩なラインナップ。 アップサイクルやゼロウェイストをテーマにしたワークショップや専門家やタレントによるトークショーも要チェックです! GOOD LIFEフェア 2023開催日時:2023年9月1日(金)~3日(日) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) 場所:東京ビッグサイト 東2・3ホール 参加費:大人 前売り¥1,000/当日¥1,300※事前登録制 (招待コードをお持ちの方と、ビジネスでの来場は無料)高校生以下 無料 URL: https://goodlife-fair.jp/ Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary この投稿をInstagramで見る Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary(@hotstuff_slow)がシェアした投稿 スローミュージックで楽しむ大人のフェスが4年ぶりに大田区・池上で開催 都内を中心に開かれてきた大人のためのミニフェス「Slow LIVE」が、4年ぶりにホームグラウンドである池上本門寺に戻ってきます。出演アーティストは大橋トリオ、BEGIN、EGO-WRAPPIN'など、夏の終わりに聴きたいスローな音楽が目白押し。 一般席の他ベビーカー席、車いす席など多様なニーズにも対応しているので、どんな人でも楽しめること間違いなしです。美味しいフード販売や、エコなモノづくりのお店『Slow LIVE リメイク・マーケット』も見逃せないポイント。 歴史ある日蓮宗の大本山で、上質な音楽とともに大人の時間を過ごしてみては? Slow LIVE’23 in 池上本門寺 20th Anniversary 開催日時:2023年9月1日(金) 17:30 開場 / 18:30開演、2日(土)3日(日)14:00 開場 / 15:00 開演 場所:東京 池上本門寺・野外ステージ(東京都大田区池上1-1-1)参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL:https://www.red-hot.ne.jp/slow/ NEW ENERGY TOKYO どっぷりとクリエイティブに浸れる祭典が再び! 展示会、マーケット、メディアを掛け合わせたクリエイションの祭典「NEW ENERGY TOKYO」。今回も新宿住友ビル三角広場に、ファッションやライフスタイル雑貨、エシカル商品、ビューティー、フード、アート等、ジャンルを超えて、様々な分野から約250組のブランドやアーティストが参加します。買い物に加えて、パフォーマンスやワークショップも充実! 垣根を超えて集結するクリエイティブの世界を堪能しに行こう! NEW ENERGY TOKYO(ニューエナジー トーキョー)開催日時:2023年9月7日(木)~10日(日) 9月7日(木)10:00 ~18:00(BUSINESS DAY)9月8日(金)10:00 ~17:00(BUSINESS DAY)17:00~20:00(ナイトマーケット)9月9日(土)11:00~18:00(MARKET DAY)9月10日(日)11:00~17:00(MARKET DAY)場所:新宿住友ビル三角広場 参加費:有料※詳細は公式サイトよりご確認ください URL: https://www.new-energy.ooo/ 大丸有SDGs映画祭2023 SDGs17の目標をひもとく映画祭が今年も開催 大手町・丸の内・有楽町の最初の文字を取ってつけられた「大丸有」。東京の中心地である大丸有がエリアを挙げてサステナビリティな都市づくりに取り組むなかで、シンボル的イベントとなっているのが、大丸有SDGs映画祭です。 名前の通り、SDGsに通じるテーマの映画作品を集めた本イベントは今回で4回目。9月4日~21日の会期中、大丸有エリアの5か所の会場で9作品が上映されます。9作品中8作品は、映画上映に加えてゲストによるトークイベントも開催。チケットは1上映ずつ購入可能なので、都合の良い時間を見つけて参加できます。 映画鑑賞を通して、サステナブルな世界を想像してみては? 大丸有SDGs映画祭2023 開催日時:2023年9月4日(月)~9月21日(木)場所:大丸有エリア内の全5か所のスペース 参加費:1,000円※障がい者手帳をお持ちの方は500円(付添の方も1名まで500円)URL: https://act-5.jp/act/2023film/ 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 遊びながら川を知る!子どもと参加したいリバークリーンイベント 豊かな自然に触れることで、子どもたちに自然と地域を愛する心を育んでもらうことを目的としたリバークリーンイベントが埼玉・秩父で開催されます。 「教育×遊び×地域」をテーマとした本イベントでは、長瀞町を流れる荒川でのラフティング体験やゴミ拾い、地元の竹林整備で発生した竹を活用した竹あかりのワークショップ、マルシェなど、大人と子どもが一緒に学び、楽しめる工夫が満載。 夏の暑さが少し和らぐ9月、親子そろって長瀞を楽しもう! 長瀞・荒川 リバサポキッズフェスティバル 開催日時:2023年9月9日(土)10:30〜16:00 ※ 雨天決行 場所:長瀞渓谷バーベキュー(勉強屋) 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1502参加費:無料 ※要事前申し込み制 URL: 【リバークリーンイベント】明治安田生命とWITH RIVERがタイアップ! (with-river.com) 文化商店 未来の文化を売り買い!?ブランド体験イベントが原宿・WITH HARAJUKUにて初開催 サステナブルファッションやクラフト酒、アロマなど、衣・食・住・遊にまつわる26ブランドが原宿にやってきます。 他の展示会と少し違うところは、製品やサービスを“未来の文化”とし、ブランドのストーリーをじっくりと知ることができること。ブランドとの対話やワークショップを通じて“文化を知る・めぐる・買う”という3つの楽しみ方を提案しています。 未来に残したいブランドたちに会いに、原宿に行ってみよう! 文化商店@原宿・WITH HARAJUKU 開催日時:2023年9月16日(土)11:00〜19:00、9月17日(日)11:00〜18:00 場所:WITH HARAJUKU 3F HALL / LIFORK 参加費:無料 ※一部ワークショップは有料 URL: https://bunka-shoten.com/